2024年6月3日月曜日

【読書メモ】雨穴『変な家2―11の間取り図―』(飛鳥新社)

 映画化もされたベストセラーの続編。11の家(間取り図)にまつわる話が順に語られた後、「筆者」と栗原氏の2人による解決編へ。解決編では、11の家の謎がすべて繋がり、一つの絵として完成する。広げた話をきちんと着地させる手腕は、相変わらずお見事だ。
 話が細切れで読みやすいのに、一つの大きなストーリーを読み切った満足感が得られる。これが、ネットで短い文章を読み慣れている世代にウケている理由だろう。
 揚げ足をとるなら、解決編は2段階になっていなくてもよかったような?

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