2019年9月11日水曜日

【読書メモ】松原隆彦『宇宙に外側はあるか』(光文社新書)

 書名にもなっている「宇宙に外側はあるか」という疑問の答えは、「ない」という説が現在では有力らしい。

「ないってどういうこと? じゃあ、宇宙の外側には何があるの?」
「だから、外側はないんだよ」
「ないっておかしいよね。宇宙の境界の向こうには何があるの?」
「だから「境界の向こうはない」んだよ」

というやりとりがエンドレスで続きそうだが、その疑問にもたとえを用いて分かりやすく答えてくれる。

 この疑問は本書のごく一部であり、現在の宇宙論全体を、一般向けに易しく解きほぐした本だ。量子論の誕生により、宇宙についてこの100年でかなりいろいろなことが理解されたが、それでもまだまだ謎だらけだということがよく分かった。先日も「135億年前の銀河を観測」というニュースがあったが、本書を読めば、それがどういう意味を持つ成果なのかを実感できるだろう。

 だいたんな比喩で、一般人にも分かりやすい記述が光る。宇宙論の入門書に最適。

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2019年9月9日月曜日

【お父さんの週末料理】2019年9月7・8日~珍しく娘がバカ食い~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小6)、息子(小3)の4人。

 今週はずっと家で食べた。

 9月7日(土) 
午後はいつも通り息子の野球の練習。

◆朝・昼ご飯◆
 朝と昼はいつも妻が作ってくれる。今週は野菜炒めを出してくれた。土曜の午前が楽なのはありがたい。

◆晩ご飯◆
 「今週の魚」はチダイ。立派な鯛が1匹480円とお買い得。オーブンで塩焼きにした。ホロホロで美味。頭は娘と私で分け分けした。息子も「鯛の鯛」を見つけて喜んでいた。
 他はサラダ、豚レバー、スープ、ご飯。

チダイの塩焼き。「鯛の鯛」を見つけた

 9月8日(日) 
午後は娘も息子も用事あり。

◆朝・昼ご飯◆
 朝は冷凍食品を使った。ホタテの醤油焼きと、エビのすり身の揚げ物だ。簡単で美味。他はサラダ、レバー、卵かけご飯。
 昼はさば缶の卵とじ。ちょっと汁が多くなってしまったが、ご飯にかけて雑炊風にしたら美味しかった。他はサラダ、レバー、ご飯。

さば缶の卵とじ。ちょっと汁しるになった

◆晩ご飯◆
 久しぶりに巻き巻き大会。鶏むね肉をオーブンで焼き、サンチェとレタスで巻いた。葉っぱで巻くと、シャキシャキ美味しく食べられる。特製甜麺醤ソースもグー(自画自賛)。珍しく娘がモリモリとバカ食いした。鶏肉が好きなのか聞くと
「豚肉のほうが好きだけど、今日は何だかたくさん食べられた」
だそうだ。成長期にさしかかっているのかもしれない。
 他はナスとゴーヤのお浸し、スープ、ご飯。

鶏むね肉を巻き巻きした

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2019年9月8日日曜日

【読書メモ】東川篤哉『謎解きはディナーのあとで』(小学館文庫)

 2011年のベストセラー。小6の娘に買ってあげたら、喜んで読んだ。
 2011年当時は「こんな薄っぺらな本がベストセラーになるなんて…」という声もちらほらあったが、私はこんなノリもけっこう好きだったりする。

 ミステリーとしてはツッコミどころがいろいろあるのだろうが、それでよいのだ。主人公のお嬢様刑事と、執事や上司とのやりとりを堪能するのが本書の正しい楽しみ方である。
 こんな絵にしやすい小説が映像化されていないわけがなく、テレビドラマと映画も作られ、主人公は北川景子が務めた。なるほど、意外にお馬鹿な美人は適役かも?

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【中央競馬予想の回顧】セントウルS、京成杯オータムH、紫苑S、エニフS(2019)

 今週はセントウルS。
 ◎タワーオブロンドンはGI馬を差し置いて1番人気。レースでは中団からズドンと突き抜けて1分6秒7の驚愕のレコード勝ち。これは強かった。スプリンターズSには出ないのだろか。
 2着に推奨穴馬のファンタジストが残って見事に的中…のはずだったのだが、馬券を絞っていたのでファンタジストは勝っておらず、ハズレ…。

 中山では京成杯オータムH。上記のような馬券の外し方をすると、たいていは運が逃げてゆく。
 ◎プロディガルサンは意外に人気していて3番人気。レースでは中団から大外を回して前を追う。よく伸びたのだが、前残りのレコード決着では4着まで。阪神も中山もかなりの高速馬場だ。
 勝ったのはトロワゼトワル。軽量を利して見事な逃げ切り勝ち。

 土曜は紫苑S。
 ◎レッドベルディエスはモサッと出て後方から。結果的にはこれが痛かった。よく差してきたが4着まで。前につけないとノーチャンスだった。
 勝ったのはパッシングスルー。好位からひと押しして、ハナ差でしのいだ。

 阪神ではエニフS。
 ◎ヴァニラアイスは中団からジリジリ伸びて前を捉えたが、人気のエアアルマスの差し脚に屈して2着。馬券は単勝勝負がハズレ。

 今週は4戦0勝。セントウルSが痛すぎる…。

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2019年9月7日土曜日

【中央競馬予想と与太話】セントウルS、京成杯オータムH(2019)~直千大好き牝馬~

 秋競馬開幕週は阪神でセントウルステークスが、中山で京成杯オータムハンデが組まれている。朝日CCがなくて寂しいなあなんて思ってる人は、もうほとんどいないのかな…。

 セントウルSは今回でぞろ目の33回目。前回のぞろ目の第22回の勝ち馬がカノヤザクラ。サクラバクシンオーを父に持つ快速牝馬で、このレースを含めて重賞を三つ勝った。このレース以外の2勝はいずれもアイビスSDという、直千大好きホースだった。
 3連覇を狙った2010年のアイビスSDで故障して予後不良。残念ながら子を残すことはできなかった。
 そういえば最近「カノヤ」の馬を見ないなあと思っていたら、もう一頭も登録されていないようだ。神田薫氏が馬主をやめたのだろう。

 レースにいってみたい。
 セントウルSはサマースプリントSの最終戦と、スプリンターズSの前哨戦という、二つの顔を持つレースだ。本命は人気でも◎タワーオブロンドン。藤沢師が珍しく中1週で重賞を使ってきた。もちろんサマースプリント王者を狙ってのことだろう。勝ってシリーズチャンピオンへ。
 推奨穴馬はファンタジスト。1200 mに戻って。

 京成杯オータムHは◎プロディガルサンが本命。休み明けは得意。

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2019年9月6日金曜日

【中央競馬予想と与太話】紫苑S、エニフS(2019)~暗黒のオープン特別時代~

 朝晩は少し涼しくなってきたが、日中は真夏の暑さだ。早く気温が下がってほしい。
 中央競馬は今週から阪神・中山開催。秋が近づいている。

 そんな開幕初日の土曜は阪神でエニフステークスが、中山で紫苑ステークスが組まれている。
 紫苑Sは重賞に格上げされてから今回で4回目。レベルが上がったのか、過去3回ともGI馬を出している。しかし、それ以前のオープン特別時代は、本番の秋華賞ではほとんど「消し」状態だった。
 その流れを作ったのが、第2回の勝ち馬のレディパステル。その年のオークスを制した馬だ。オークス馬がこのレースに参戦したのはこの例だけなのではないだろうか。その紫苑Sはクビ差の辛勝。次走の秋華賞ではテイエムオーシャンの3着に敗れた。これ以降、紫苑S組はほとんど秋華賞では活躍しなくなってしまった。
 母としては今のところパッとしないが、2歳にロードカナロア産駒がいるようだ。ブレイクなるか。

レディパステル。(c)Umayado Oji

 レースにいってみたい。
 春の実績馬はオークス2着のカレンブーケドールのみ。この馬に人気が集中しそうだが、外枠に入った。あえて他を狙ってみる。
 本命は◎レッドベルディエス。休み明けの前走は、前残りの流れのなか、中団から抜け出して2勝目をあげた。2走前のクイーンCではカレンブーケドールに1馬身3/4差をつけられたが、枠の利を生かして逆転がないか。
 推奨穴馬はクールウォーター。右回りが向けば。

 エニフSは紅一点の◎ヴァニラアイスが本命。52 kgは恵まれた。

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子どもたちの夏休み後半戦【小6の娘と小3の息子】

 夏休み後半も、札幌旅行、祖父母の家にお泊まり、甲子園8/12、キャンプ、練習試合と盛りだくさん。
 札幌旅行はこちらにまとめた。

札幌へ家族旅行へ行ってきた【小6の娘と小3の息子】

◆祖父母の家へお泊まり◆
 札幌から帰ってきた翌日から、さっそく祖父母宅へ。東京から従兄弟一家(私の妹の一家)が来ており、ワイワイと楽しんだようだ。
 猛暑のため、楽しみにしていたひらパーは中止になったが、この暑さでは仕方あるまい。その代わりに、花火をしたそうだ。
 11歳から3歳まで、大勢の子どもの世話はたいへんだろう。おじいちゃん、おばあちゃんには、いつもありがとうございます。

◆甲子園◆
 山の日の祝日に、妻と息子が高校野球観戦。内野自由席の券を持っていたのだが、超人気のため、午前中は外野席へ。午後から内野席に入れたそうだ。
 猛暑のなか、智辯学園-八戸学院光星の好カードを観戦。息子は大喜びだった。妻の高校野球好きも相当だ。

八戸学院が打ち勝った

◆キャンプ1発目◆
 お盆の週は、娘のキャンプ。台風で電車が止まったが、お陰で送迎バスがわが家の最寄り駅まで来てくれるという幸運に恵まれた。台風の影響もそれほど受けず、楽しんだようだ。大学生から小学生まで、同じ部屋で寝泊まりして、仲良くなったそうだ。
 最終日にはソーラーボートの大会に参加。びわ湖で無人のソーラーボートを走らせ、そのタイムを競う大会だ。

びわ湖クルーレス・ソーラーボート大会

 第23回という老舗大会なのだが、参加チームは少ない。娘の参加したカテゴリーはたったの2チーム。しかし、唯一のライバルチームは何と東大生! 東大の学生さんたちが、わざわざびわ湖まで参加しに来てくれたのだ。娘によると、まあまあ健闘したらしいが、やはり東大生にはかなわなかったそうだ。
 前日の懇親会でも東大生と同じテーブルになり、いろいろ話したらしい。将来は、東大生チームとして参加してください(笑)。

東大チームの映像はこちら

◆キャンプ2発目◆
 翌週には、びわこ成蹊スポーツ大学の先生が主催するキャンプにも参加。いま思うと、どちらか一方でよかったかもしれない。昨年は息子も参加したのだが、びわ湖で泳ぐのが気持ち悪かったらしく、今年は不参加…。
 小学生が対象のキャンプなので、娘は最年長。いつの間にやら、リーダー格だ。

◆息子の野球◆
 今年は野球の練習試合が何度かあった。息子は投手や捕手もやらせてもらうなど、4年生以下のチームの主力なのだそうだ(息子基準)。息子は親に似て筋肉質なタイプで、けっこう筋肉がついた。今はそれが有利に働いているが、早熟傾向は否めない。このリードをいつまで保てるだろうか。

投手もやらせてもらっている

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...