2020年8月26日水曜日

【読書メモ】湊かなえ『境遇』(双葉文庫)

 いつも通り、一人称が入れ替わりながら話が進んでいく。一人称を担当するのは2人の女性。一児の母と独身新聞記者の組合せだ。2人は親友で、共通点は孤児であること。生まれてすぐに施設に入り、誰が親か分からないという同じ「境遇」なのだ。
 2人が親友なのは、同じ境遇だからなのか。それとも、境遇は違っても、親友になれたのか。違う境遇で育っても、私は私なのだろうか。
 最後のどんでん返しが「境遇」の持つ意味を際立たせる。

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【読書メモ】山本太郎『感染症と文明 ─共生への道─』(岩波新書)

 2011年の出版だが、いまこそ読むべきときだ。人類と感染症との歴史が分かりやすく解説された名著。

 人類が農業を始めて文明を興すのと同時に、感染症の「蔓延的な流行」が生じた。インフルエンザに代表されるような、蔓延的な流行が生じるには、一定以上の人口密度が必要なのだ。
 マラリアや天然痘から、HIVやSARSまで、人類の歴史は感染症との戦い抜きには語れない。新大陸(アメリカ大陸)があっという間に征服されたのに、アジアやアフリカはそうならなかったのは、感染症の存在がその理由の一つだった。

 微生物に関する知見を深め、抗生物質を発見し、天然痘を撲滅するなど、人類は感染症を制圧することに成功した。なんて思っていたところにやってきたのが新型コロナ。感染症は過去のものではないことを突きつけられた。
 本書を読めば、この新ウイルスの歴史的な位置づけがよく分かる。新ウイルスを闇雲に怖がるのではなく、正しく恐れることができるようになるだろう。

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2020年8月25日火曜日

【お父さんの週末料理】2020年8月22・23日~肉祭り!~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代後半)、母(年齢非公表)、娘(中1)、息子(小4)の4人。

 娘も息子も、土・日とも何か用事があった。成長の証なのだろうか。
 私の誕生日プレゼントに、母(おばあちゃん)がお肉を送ってくれた。ありがとうございます。

 8月22日(土) 
娘は早朝から部活。電車に乗って、別の中学と合同練習をしに行った。息子はいつも通り、午後から野球。

◆朝・昼ご飯◆
 妻が、朝は食パンを、昼は納豆炒飯を作ってくれた。お陰で少し走れた。

納豆チャーハン

◆晩ご飯◆
 取り寄せた牛タンが半分残っていたので、それを焼こうと思っていたところに、母から高級牛タンをいただいた。2種類の牛タンを堪能。多すぎて残ると思っていたら、食べ尽くした。牛タンをお腹いっぱい食べられるとは、何という贅沢。
 他は簡単サラダ、ツバス刺身、豚レバー、焼きうどん。

取り寄せたタン。厚切りがグー

母からいただいた高級タン

 8月23日(日) 
息子は朝から夕方まで練習試合。この猛暑のなか、ちょっとやり過ぎのような…。娘は午後から浜大津で座学。

◆朝・昼ご飯◆
 ツバスが1匹で500円。2枚に下ろしてもらって、一部を刺身にし、残りはあっさり煮付けた。頭はいつも通り娘と私が担当。朝と昼で食べ尽くした。
 他はご飯、簡単サラダ、豚レバー、砂ずり
 息子の昼ご飯は、グランドで弁当。

ツバスの刺身。とろとろ

◆晩ご飯◆
 私(お父さん)の誕生日プレゼントに母(おばあちゃん)が送ってくれたステーキを焼いた。ヘレ肉2枚とモモ肉2枚。ウェルダンが好みの息子と妻にそれぞれ1枚、レアが好みの娘と私にそれぞれ1枚を焼き、分け分けした。
 ひと口食べるなり、妻が「美味しいで~」と感激。息子もそれに続いた。少し遅れて、レア好みの娘と私もほおばった。うーん、美味すぎる。贅沢させていただいた。
 他はサラダ、スープ、食パン、砂ずり。

豪華ステーキ。左がヘレ、右がモモ

焼く前。左がモモ、右がヘレ

◆作り置き◆
 ハンバーグを作るつもりだったが、母がソーセージも送ってくれたので延期。今週はソーセージをいただこう。
 写真は娘からもらった誕生日プレゼント。ありがたいことだ。

娘からの誕生日プレゼント。ありがとう

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2020年8月23日日曜日

【中央競馬予想の回顧】北九州記念、札幌記念、佐世保S(2020)

 今週は北九州記念。
 ◎トラヴェスーラは3番人気。そんなものか。
 レースでは飛ばす前を見る位置。いい感じに見えた。4コーナーで差を詰め、前に並びかける…ところまではいかず、最後は同じ脚色になって6着。これが重賞の壁か。
 勝ったのはレッドアンシェルトラヴェスーラの後ろをついて行き、これを一気にかわして、逃げたモズスーパーフレアも捉えた。

 札幌では札幌記念。
 ◎ラッキーライラックは、想定通り抜けた1番人気。
 レースでは逃げたトーラスジェミニの番手につけ、早めにこれをかわして堂々と抜け出した。これは確勝と思いきや、伸びを欠いてノームコアペルシアンナイトにかわされて3着。スローペースだったが、差し馬が台頭するレースになった。

 土曜は佐世保S。
 ◎カレンモエも抜けた1番人気。3番手から抜け出して独走態勢に入ったが、外から飛んできたフェルトベルクにかわされて2着。勝った馬を褒めるしかなかろう。
 最低人気のフェルトベルクは全くのノーマークで馬券はハズレ。

 今週は3戦0勝。他もダメでトータルもマイナス。何週連続で負けているのだろう…。

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【中央競馬予想と与太話】北九州記念、札幌記念(2020)~二大都市を比べてみた~

 今週は小倉で北九州記念が、札幌で札幌記念が組まれている。例年通り、北海道と九州を代表する都市の名を冠したレースが同日に行われる。

 というわけで、北九州市と札幌市を比べてみた。
 北九州は1963年に五つの市が合併してできた。当時は福岡市よりも人口が多く、九州最大の都市だったらしい。現在も100万人こそ割り込んだものの、90万人以上の人口をかかえる、九州第2の都市だ。
 一方の札幌は人口190万人だから、北九州よりも100万人多い。さすが、北の大都会だ。もちろん北海道最大の都市で、北海道の人口の約35%が札幌に集中している。
 全然違うのは、当たり前だが気温。年平均気温は北九州の20℃に対して、札幌は13℃。夏だけ札幌で過ごしたいものだ。

 レースにいってみたい。
 予想は北九州記念を中心に。フルゲートの18頭が揃い、1番人気の単勝が5倍以上つくという混戦模様だ。馬券的には非常に面白い。
 本命は◎トゥラヴェスーラ。約1年の休みから、今年の2月に復帰すると、4、4、2、1着と常に上位争いを演じている。スプリンターの血が目覚めたか。鞍上に武豊騎手を迎え、内目のよい枠を引いたここは、重賞制覇のチャンス。
 推奨穴馬はメイショウキョウジ。休み明けの前走は度外視。

 札幌記念は◎ラッキーライラックで仕方なかろう。今年は例年よりメンバーが落ちるような。

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2020年8月22日土曜日

【お父さんの週末料理】2020年8月18~20日~久々のヒット作~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代後半)、母(年齢非公表)、娘(中1)、息子(小4)の4人。

 8/18(火)~20(木)は夏休みをとった。

 8月18(火) 
娘は午前に部活。妻は出勤。

◆朝・昼ご飯◆
 朝は妻が作り置きを使ってトマーボー丼を出してくれた。
 昼はイカと野菜のぶっかけそば。サッと茹でたイカと野菜をそばに添えて、つゆをぶっかけた。「ちょっと味が薄い」だそうだが、ツルツルと完食。
 他はメンチカツ。息子のチョイス。

ぶっかけそば

◆晩ご飯◆
 何か作りたい料理があるか聞くと、息子が「グラタンを作ってみたい」と言うので、娘も一緒に3人で作った。まずはナス、ジャガイモ、人参を切って焼き、マカロニを茹でる。グラタン皿に(私が作った)ミートソース、マカロニ、焼いた野菜、コーン、トマトを重ね、ホワイトソース(市販)と溶けるチーズをのっけてオーブンへ。こんがり上手にできた。また作ろう。娘の
「ホワイトソースを舐めたい」
は却下された…。
 他はスープとサラダ。

グラタン。こんがり上手にできた

 8月19(水) 
妻は出勤。他の3人はドラ映画(のび太の新恐竜)を見に行った。当初は釣りを計画していたが、危険な猛暑のため、映画に変更。

◆朝・昼ご飯◆
 朝は妻が納豆卵ご飯を作ってくれた。困ったらこれ。
 昼は映画の後に外食した。かつ麦で揚げ物三昧。息子は名物の富士山から揚げ定食、娘はエビフライ定食、私はローストンカツ定食にとろろをトッピング。みんな全部は食べきれず、残りは持ち帰った。お腹いっぱいになった。
 危険な猛暑のなか、前後左右が空席の広々した涼しい映画館でドラ映画を鑑賞し、揚げ物に舌鼓。贅沢なひとときを過ごした。

持ち帰ったエビフライ、トンカツ、から揚げ

◆晩ご飯◆
 鱧(ハモ)を湯引きにした。梅肉とポン酢はさっぱりで好評。夏にグー。
 他は昼の揚げ物の残り、サラダ、スープ、ご飯。サラダは息子が、スープは娘が作ってくれた。

鱧の湯引き。さっぱり

 8月20(木) 
娘は午前に部活、息子は夜に野球、妻は出勤。

◆朝・昼ご飯◆
 朝は妻が作ってくれた。お陰で寝坊できた。
 昼は牛たたきの冷製だし茶漬け。牛ステーキ肉を焼き、アルミホイルで包んで、あら熱が取れたら冷蔵庫へ。十分冷えたら薄く切って、野菜や海苔と一緒にご飯にのせて、冷たいだしでお茶漬けに。
「美味しい~」「明日もこれがいい~」
と久々のヒット。また食べよう。
 他は簡単サラダ。

牛たたきの冷製だし茶漬け。久々のヒット

◆晩ご飯◆
 息子の野球があるので、サッと食べられる天津飯。久しぶりに作ったら
「やった~」「楽しみ~」
と食べる前からワクワク。2人ともトロトロの餡が大好物なのだ。
「この餡って何からできてるん?」
と聞くので、意外に簡単に作れることを説明した。次は一緒に作ろう。
 他はサラダとスープ。サラダは息子が担当。キャベツを上手に千切りにできた。

みんな大好き天津飯

◆作り置き◆
 鶏ササミが安かったので、蒸し鶏にして、2種類の棒々料理を作った。
 一つはわが家の定番、棒々キムチ。蒸し鶏とモヤシキムチを和えたもの。娘の好物。
 もう一つは棒々昆布のネギ味噌和え。蒸し鶏に刻み昆布を和えて、ネギ味噌でまとめた。明日から食べて下さい。

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【中央競馬予想と与太話】佐世保ステークス(2020)~金髪(?)の快足牝馬~

 「危険な猛暑」が続くが、週末は少しマシになるらしい。私の予想もマシになればよいのだが。

 そんな土曜の小倉メインは佐世保S。この時期のメインレースに定着しているレースだ。
 まだ準メインだった2006年の勝ち馬がモンローブロンド。金子氏の所有馬でデビューから2連勝し、3戦目のファンタジーSでラインクラフトの2着に入った。クラシックでの活躍が期待されたが、3歳時は壁にぶち当たり、3着に1回入っただけに終わった。
 4歳夏になって、降級した1000万条件戦を勝って迎えたのが佐世保S。武豊騎手を背に、好位から抜け出して2番人気に応えた。その後は6回走ってすべて2桁着順だったように、オープンでは力が足りなかったが、快足ぶりが印象に残る馬だった。
 現在もサーブルオールを初めとする子どもたちが活躍中。大物が出てほしいものだ。

モンローブロンド。netkeiba.com

 レースにいってみたい。
 本命は人気でも◎カレンモエ。モンローブロンドと同じ安田隆行師の管理馬だ。ここまで3-0-2-1の安定株で、小倉1200 mは新馬勝ちの舞台だ。半年ぶりだが、社台ファームの馬ならむしろプラスだろう。ここは通過点にしてほしい。
 推奨穴馬はワールドフォーラブ。叩き2走目で。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...