2022年6月25日土曜日

【読書メモ】伊与原新『月まで三キロ』(新潮社文庫)

 表題作を含む8話が収められた短編集。いずれも科学を絡めたストーリーになっているのが特徴だ。その科学も、数学や物理学などといった「いかにも」なものではなく、ちょっとひねった分野なのが一ひねりきいている。
 たとえば天文学、気象学、地層学(?)など、科学の中でもさらになじみのない分野が物語を彩る。それが自然な形で人と人とを結びつけ、心の架け橋となるところがニクい。普段は身近にない科学が、無理なく物語に溶け込んでいるのだ。うーん、うまい。
 次は長編を読んでみようかな。

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2022年6月23日木曜日

【読書メモ】瀬尾まい子『傑作はまだ』(文春文庫)

 一度も会ったことのない息子が、25歳になっていきなり訪ねてきて、共同生活が始まる。現実にはあり得ないだろうが、そのあり得ない設定の下で、人情の機微をはんなりと描いていくのが瀬尾小説だ。
 現実にあり得るとかあり得ないとか、そんなのはどちらでもよい。父と息子のやりとりをしみじみと楽しめれば、それでよいのだ。今回も、ほのぼのと心が温まった。

 最後の予定調和はいらない気もしたけど、オチとして必要だったのかな。映画化するなら、主演は岸谷五朗でどうだろうか。

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2022年6月22日水曜日

【お父さんの週末料理】2022年6月18・19日~今月の餃子大会~

 わが家では土曜、日曜の晩ご飯は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(アラフィフ)、母(年齢非公表)、娘(中3)、息子(小6)の4人。

 父の日だったが、特に何もなし…。娘が餃子を包んでくれたのが、父の日のサービスだったのだろうか?

 6月18日(土) 

 娘は夜に塾。息子は朝から野球。午前中は栄養指導を受けたそうだ。私は午前に歯医者。

◆朝・昼ご飯◆
 妻が朝は食パンと卵フィレを、昼は豚肉弁当を作ってくれた。お陰で歯医者とランニングができた。

◆晩ご飯◆
 今週の魚は鰹(かつお)。立派なのを3枚に下ろしてもらい、半身をガーリック焼きにした。ちょっとパサついて、いまいち不評。娘は
「全部、刺身とタタキでええのに」
だそうだ。
 他はサラダ、ポテサラ、クリームコロッケ、スープ、五穀米。フレスコに、少し安いクリームコロッケが新登場(たぶん)。けっこういけた。

鰹のガーリック焼きと頭

 6月19日(日) 

 息子は朝から夕方まで練習試合。少年野球は拘束時間が激しく長い…。娘はヒマ人。一歩も外に出ず、靴すら履かず、幸せな1日だったそうだ…。君たち姉弟、ちょっと極端すぎませんかね。

◆朝・昼ご飯◆
 朝は鰹ガーリック焼の残りと、クリームコロッケまたはメンチカツ。息子がコロッケではなくメンチカツを選んだのは意外だった。験を担いだのだろうか。
 他はトマトと五穀米。
 昼は妻の作ってくれたうどんを、息子はグランドで、娘と私は家で食べた。ご馳走様でした。

◆晩ご飯◆
 今月の餃子デー! 今回は控えめに50個を焼いた。小食の娘も餃子はよく食べる。
 他は鰤刺身、鰹タタキ、サラダ、スープ、酢飯。鰹の残りはタタキにした。もちろん瞬殺。
 息子が前日の食育で「米をたくさん食べろ」と教えてもらったそうで、餃子よりも酢飯をたくさん食べた。よいことだ。
 また、フライパンがくっつき気味だったので、急遽、新しいのを買いにいった。わが家は、安いフライパンを比較的短期間で買い換える派だ。

今回もパリッと美味しく焼けた

刺身とタタキも美味かった

2022年6月21日火曜日

【サブ3を達成して燃え尽き気味】滋賀のおっさんランナーの練習週報:2022年6月13~19日の記録

 2017年7月、45歳を目前に、突如ランニングを始めた。現在は49歳。
 2020年12月の神戸トライアルマラソンでサブ3を達成! 続く2021年3月のなにわ淀川マラソンで2回目のサブ3を達成したが、やや燃え尽き気味…。

◆総 評◆
 5000 m記録会の後、1週休んでポイント練を再開した。閾値走、激坂ダッシュ、プチトレイルロング走の3本立て。暑さが厳しかった。
 思うところがあって、改めて最大心拍数を測ってみた。
 週間走行距離は50 km+バイク10 km。

◆閾値走◆
 週中に鴨川で久々の閾値走。心拍を85%の強度(私の場合155が目安)に保って10 km走る設定だったが、大失敗。3kmで早くも心拍が160を超えたのでペースを緩めたが、心拍は上がり続け、最後は170まで到達してしまった…。
 気温が高くなったとはいえ、キロ4:20程度までペースを落としても心拍が下がらないとは、やはりVO2Maxがずいぶん落ちているようだ(涙)。

このペースでも心拍数はほぼマックス…

閾値走としては失敗…

◆閾値走の設定◆
 上記のように、今回は閾値走としては失敗。ただ、ジャックダニエルズによると、Tペースは「40分程度は走れるペース」なので、このペースで正解なのだろうか? しかし、心拍は明らかに上がりすぎだ。閾値走の設定は難しい。
 なお閾値走は、もう少しペースを速めて、90%を超える強度で25分程度走るのが一般的なやり方だが、この85%×10kmもけっこうお勧めだ。

◆激坂ダッシュ◆
 今週の閾値走だそうだったように、最近、心拍数がすぐに上がるように感じる。常識には反するが、走り始めて5年経ち、最大心拍数が上がったので、高い心拍数がすぐに出るようになったのではなかろうか? じゃあ確かめてみようというわけで、改めて最大心拍数を計測すべく、最大10%以上の傾斜の激坂を3本走った。
 1、2本目は、かなり追い込んだが、心拍数は165止まり。最後の1本は、助走を付けて距離を伸ばし、オールアウトするまで走りきったら、ようやく175に到達した。やはり最大心拍数は175でよいようだ。
 しかし、ペース走で心拍が170を超えるときと、どうも感覚にずれがあるような。今回の坂ダッシュのほうが、明らかにゼーゼーするのに、心拍数はそれほど変わらない。こういうものなのだろうか。それとも腕に付ける心拍計の限界なのだろうか。

激坂。矢印のあたりが最もきつい箇所

最後の最後にようやく175に到達

◆ロング走◆
 久しぶりに坂本の山道へ。涼しくて走りやすかった。ランニング前の踏台昇降とあわせて135分ほど。ちょうどよい時間になった。「踏台+山道」の組合せで、翌日はふくらはぎがパンパンになった。


◆まとめ◆
 気温はまだ30℃程度だが、暑さに慣れていないため、キツい。熱中症には気をつけて、暑熱順化をはかっていきたい。

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2022年6月14日火曜日

【お父さんの週末料理】2022年6月11・12日~またホッケ焼きました~

 わが家では土曜、日曜の晩ご飯は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(アラフィフ)、母(年齢非公表)、娘(中3)、息子(小6)の4人。

 日曜の夜はうん十年ぶりの食べ放題。

 6月11日(土) 

 娘は午前に部活、昼はオンライン説明会、夜は塾と多忙な一日。寝坊して部活に遅れたそうだ(笑)。
 息子はいつも通り午後に練習。

◆朝・昼ご飯◆
 妻が朝は食パンと卵フィレを、昼は豚肉を出してくれた。お陰でロング走に行けた。

◆晩ご飯◆
 今週の魚はホッケ。安くて美味しいので、つい買ってしまう。一人半匹を食べた。写りが悪くてすみません。
 他はサラダ、ポテサラ、スープ、五穀米。このところポテサラが好評で、すぐになくなる。

ホッケ。写りは悪いが美味しかった

 6月12日(日) 

 息子は朝から練習試合。その後、チームメイトとそのお父さんと私と4人で焼き肉を食べに行った。
 娘はヒマ人。前日の疲れを癒やしたそうだ(笑)。

◆朝・昼ご飯◆
 朝は麻婆ナス。ご飯によく合う。他はトマトと五穀米。
 昼は妻の作ってくれたうどん。息子と私はグランドで、娘は家で食べた。

◆晩ご飯◆
 息子の野球のチームメイトと、そのお父さんと焼き肉を食べに行った。祝勝会に参加できなかった残念組で食べに行くことになったのだ。
 私はうん十年ぶりの食べ放題。息子もチームメイトもモリモリ食べて、みんなお腹がはち切れた。また行こう。

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2022年6月13日月曜日

【サブ3を達成して燃え尽き気味】滋賀のおっさんランナーの練習週報:2022年6月6~12日の記録

 2017年7月、45歳を目前に、突如ランニングを始めた。現在は49歳。
 2020年12月の神戸トライアルマラソンでサブ3を達成! 続く2021年3月のなにわ淀川マラソンで2回目のサブ3を達成したが、やや燃え尽き気味…。

◆総 評◆
 5000 m記録会を走った直後で、リカバリーの週。バイクも交えながら、ジョグでつないだ。梅雨入り前で気持ちよい季節だ。週間走行距離は55 km+バイク14 km。

◆帰宅ジョグ◆
 仕事帰りに2駅手前で降りて7 km走る。今週は火~木に実施した。3日連続はかなり珍しい。
 5000 mのダメージが特になかったのは何より。失速したので、ダメージは少ないのかもしれない…。
 体が重く感じるわりにはペースがやや上がり、心拍数はあまり上がらないという珍しいパターンが3日続いた。強い負荷をかけた後は、こうなるのだろうか。

◆ロング走◆
 土曜は不整地の公園でロング走。バイクで20分かけて公園まで行き、80分走って、またバイクで帰って、合計約2時間。この日は曇りで気温も高くなかったので、もう少し長めでもよかったか。
 ロングジョグ用に買ったアディゼロジャパン6を下ろしたら、左の小指に少し痛みが出た。キツいのではなく、逆に緩くて足が動くため、擦れて赤くなっているような。それほど激しく痛むわけではないので、もう少し様子を見ようと思う。



三つ合わせて約120分

◆焼き肉食べ放題◆
 日曜は息子の野球の練習試合に朝からつきあい、会場から約10 kmを走って帰った。日差しがあり、けっこう暑かった。暑熱順化が進んだと思いたい。腹ごなしの意味もあった。
 夕食は息子と、野球のチームメイトと、そのお父さんと焼き肉を食べに行った。祝勝会に参加できなかった残念組で食べに行くことになったのだ。珍しい組合せで、楽しかった。
 焼き肉食べ放題がうん十年ぶりなら、ビールなしの焼き肉はそれ以上のうん十年ぶり。その分、腹一杯食べた。たまにはこういうのもよいが、次はビールで乾杯しようと意見が一致した(笑)。
 息子もチームメイトもモリモリ食べて、みんなお腹がはち切れた。また行こう。

◆まとめ◆
 5000 mのダメージもなく、いい感じでつなげたような。翌週からは梅雨入りの気配。天気も見つつ、ポイント練を再開しよう。

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2022年6月8日水曜日

【お父さんの週末料理】2022年6月4・5日~久しぶりのイカ~

 わが家では土曜、日曜の晩ご飯は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(アラフィフ)、母(年齢非公表)、娘(中3)、息子(小6)の4人。


 6月4日(土) 

 娘は午後から模試と講義。息子が「こんなに長い時間、勉強するんや…」と感心するとともに、3年後を心配していた(笑)。
 息子は午後から練習。

◆朝・昼ご飯◆
 妻が、朝は野菜炒めを、昼は牛肉を出してくれた。お陰で買い出しに行けた。他はご飯やトマト。

◆晩ご飯◆
 今週の魚はイカ(魚じゃないけど)。ピーマンと炒めてカレー風味にした。魚は苦手だがイカは好きな息子が喜んだ。
 他はサラダ、スープ、五穀米。
 娘は模試と講義の間にコンビニ弁当。

イカとピーマンのカレー炒め

 6月5日(日) 

 娘は午前に部活。息子は朝から練習試合。私は陸上の記録会で5000 mを走った。

◆朝・昼ご飯◆
 朝はかぼすチーズちくわと枝豆天ぷら。簡単で美味。かぼす風味のちくわは娘が気に入った。他はトマトとご飯。
 昼はバラバラになった。娘は家でハンバーグ。ご飯は用意しておいたので、おかずだけ自分で調達した。揚げ物は避けるように指示したらハンバーグになった。あるあるやな。
 息子はグランドで弁当。野球の合間の弁当はどうしても簡単なものになる(チームからも食べやすいものという指示がある)のだが、食べ盛りの小学生がこれでよいのだろうか。
 私は走ったあとに、近江八幡でオムライスを食べた。感じのよい店で、味もよかった。

朝ご飯のちくわと枝豆天

◆晩ご飯◆
 走ったあとに、疲れた体をむち打って(大げさ)豚肉を炒めた。味付きの豚肉が目の前で半額になったので、すぐさま購入。ピーマンと炒めた。息子が「うめえ」と気に入った。
 他はサラダ、スープ、五穀米。

豚肉とピーマン

◆作り置き◆
 トマーボーを作り置いた。トマトの美味しい季節だ。明日から食べてください。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...