2017年1月7日土曜日

【中央競馬予想と与太話】シンザン記念、フェアリーS(2017)~シンザン記念が出世レースになった理由~

 今週は京都でシンザン記念、中山でフェアリーステークスと3歳の重賞が組まれている。今年は3日間開催ではないので、久しぶりにこの二つの重賞が同日に行われる。
 当日は京都でライブ観戦の予定。気持ちよく当てたいところだ。

 シンザン記念はオルフェーヴル、ジェンティルドンナの両三冠馬を輩出するなど、すっかり出世レースになった。これは、一線級の馬のローテーションが変わってきたことが原因の一つだろう。
 ひと昔前は、2歳秋にデビューして二つほど勝って賞金を確保し、冬は休んで春にトライアルを使ってクラシックへ、というのが王道だった。ところが今は、2歳の早い時期に一つ勝って、1~2月ごろに賞金を確保してクラシックへ直行する馬が増えてきた。そのため、シンザン記念、共同通信杯、きさらぎ賞のレベルが上がり、トライアルの比重が下がっているのだろう。昨年の牡馬三強のうち、ディーマジェスティとサトノダイヤモンドがトライアルを使わなかったのは、その好例である。

 レースにいってみたい。今年もクラシックを賑わす馬がいるのだろうか。
 本命は◎ペルシアンナイト。ここまでの成績は2-1-0-0で、2走前にソウルスターリングの2着になったのが唯一の黒星。有利な内枠を引いたのも好材料。今の京都は内が有利。インを抜けてきてほしい。
 推奨穴馬も内枠からブレイヴバローズ。すんなり先行できれば。

 フェアリーSも内枠が有利。本命は◎アエロリット。前に行けそうなのもいい。

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2017年1月6日金曜日

【中央競馬予想と与太話】淀短距離ステークス(2017)~羅生門か羅城門か~

 成人の日の3連休は恒例の3日間開催…と思っていたら、今年は通常の2日間開催だった。JRAも、木、土、日、月と1週間で4日も施行するのはやりすぎと考えたのだろうか。個人的にも、ローカルの開催を削って祝日にあてるよりも、このほうがよいと思う。

 そんな土曜の京都メインは淀短距離S。この時期のメインに定着しているレースだ。
 そして準メインは羅生門S。羅生門は京都の南の玄関に当たる門で、現在の京都駅の近くにあったそうだ。羅城門と表記するのが正しく、たいていはそのように表記される。芥川の小説が羅生門というタイトルのため、こちらも広まったのかもしれない。JRAはなぜ羅生門のほうの表記を選んだのだろうか。

 レースにいってみたい。
 淀短距離Sはフルゲートの18頭が揃った。近走の着順が悪い馬が多く、しかも有力馬が外枠に回り、混戦模様だ。
 本命は◎アットウィル。堅実に駆ける馬で、2、3走前も着順こそ悪いがそれほど負けていない。前走はハナを切って3着に粘ったが、ハイペースの見込まれるここは控えて差してほしい。金杯を見ても、この時期の京都は内枠が非常に有利。内に潜り込みたい。
 推奨穴馬はサドンストーム。展開が向きそう。内をさばければ。

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2017年1月5日木曜日

【お父さんの週末料理】2016年クリスマス、年の瀬の食卓~なぜ塩鮭?~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小3)、息子(年長組)の4人である。

 2016年の年の瀬のわが家の食卓をまとめておく。

 12月23日(金・祝) 

◆晩ご飯◆
 翌日のクリスマスイブは祖父母の家に行くため、この日にプチクリスマスパーティー。ニワトリ一匹をローストチキンにした。わが家のオーブンは少しパワーが弱いので、高めの温度でローストしたら、なかなかの好仕上がり。もも肉は子どもたちがかぶりついた。もちろん大好評。
 下の写真は豆苗。妻が水に漬けたら、ぴゅーっと生えてきた。得した気分。

ローストチキン。こんがり焼けた

豆苗。水だけで育ちます

 12月29日(木) 

◆晩ご飯◆
 この日は昼まで実家にお邪魔したので、晩ご飯のみ。実家からいただいたハタハタを煮たのだが、おじいちゃん・おばあちゃんの家でオヤツを食べ過ぎた子どもたちは食が進まない。久々に父親(私のこと)の雷が落ちた…。

ハタハタの煮物

 12月30日(金) 
◆晩ご飯◆
 昼は外食した。
 晩ご飯は、子どもたちは初めてのアンコウ鍋。タラ鍋にしようと思ったところに、タラを好まない娘が「こっちがええなあ~」とアンコウを指名した。結果は、娘も息子も
「グー!」
と意外な高評価。好物が増えたのはよいことだ。また食べよう。

 12月31日(金) 

◆昼ご飯◆
 おせち作りの合間に作った、今年最後の昼ご飯は皿うどん。具だくさんにして食べた。来年も、何度もお世話になるだろう。

◆晩ご飯◆
 今年最後の食事は、なぜか塩鮭。息子がチョイスした。「なぜ大晦日に塩鮭?」という気がしないでもないが、美味しかったのでよしとしよう。年越しそばも晩ご飯に組み込んだ。
 今年も一年、無事に過ごせて何よりでした。2017年も健やかに美味しいものを食べましょう。

鮭の塩焼きとブリの刺身

年越しそば

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【中央競馬予想の回顧】京都金杯、中山金杯(2017)

 この日まで正月休みだったので、子どもたちを連れて朝から京都競馬場に突撃した。トランポリンや乗馬体験を楽しみ、金杯ぜんざいで舌鼓を打ち、ライブのレースに大興奮。競馬場はあまりに楽しいので、「競馬を好きになりすぎてはいけません」的な話になってしまうのが難点だ。

 9Rを観た後に競馬場を後にしたので、金杯は帰宅後に映像で確認した。
 京都金杯の本命は◎マイネルハニー。内のペイシャフェリスを行かせて2番手に収まる。1000 mは57.6秒とややハイペース。4コーナーで前に並びかけていったんは先頭に立ったが、ラスト1ハロンでどどっとかわされて5着まで。ペースがきつかったか、それとももう少し距離があるほうがよいのか。おそらく、その両方なのだろう。
 勝ったのはエアスピネル。菊花賞から一気の距離短縮をもろともせず、正攻法で押し切った。マイルの適性はかなり高そうだ。

 中山金杯の本命は◎ドレッドノータス。二つ目の馬群から進め、4コーナーでツクバアズマオーと一緒に上がっていったが、手応えの差は歴然で、ねじ伏せられた。結果は10着。外から被されるとだめなのか。
 勝ったのはツクバアズマオー。中団から外を回って差しきった。重い馬場が合うのだろう。

 出だしから2戦2敗。他もさっぱりで初日から躓いた…。

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2017年1月4日水曜日

【中央競馬予想と与太話】京都金杯、中山金杯(2017)~京都と中山で回数が違うわけ~

 2017年の中央競馬が開幕。昨年はボックス買いで回収率の向上を図ったが、結果はいま一歩。今年はまた軸馬からの流し馬券に戻すと同時に、単複の割合を増やそうと思う。

 そんな開幕初日は例年通り東西で金杯が行われる。
 金杯というレース名は、正月の雰囲気が伝わるよいネーミングだと思う。いったい誰が考えたのだろうか。今週もJRAの特別レース名解説に聞いてみると、中山金杯のレース名の由来は以下の通りだそうだ。

本競走は、昭和27年に『金杯』の名称で創設された重賞競走。当初は2600 mのハンデ戦で実施されていたが、29年から負担重量が別定に変更され、36年に2000 mのハンデ戦となり現在に至る。平成8年からは東西で行われる金杯を区別するため、名称が『中山金杯』となった。『京都金杯』と並んで、新年の競馬を飾る名物競走として定着している。

 一方、京都金杯のほうは次の通り。

本競走は、昭和 38 年に創設された『迎春賞』を前身とする重賞競走。41年に『スポーツニッポン賞金杯』と改称するとともに、別定重量戦となった。その後、56年にハンデ戦となり、平成 年から東西で行われる金杯を区別するため、現在の競走名に改称された。また、12年には距離が2000 mから1600 mに短縮された。

 由来は分からなかったが、「金杯」の名称は中山のほうが元祖で、京都はそちらに合わせる形で始まったレースだったのだ。だから中山は今回が66回目、京都は55回目なのである。今週も勉強になりました。

 レースにいってみたい。予想は京都のほうを中心に。
 年始の変則日程で荒れ傾向なのかと思いきや、意外に順当に収まっている。過去10年で馬連が万馬券になったのは、昨年のみ。1~3番人気が揃って連を外したのも2回だけ。今年も人気の馬が連に絡むと見た。
 本命は◎マイネルハニー。前走で初重賞勝ちを飾った。前にいた馬で上位に残ったのはこの馬だけで、決して恵まれた勝利ではなかった。今回は楽に行けそうな組み合わせで、ハンデも1 kg増にとどまった。久々の1600 mに戸惑わなければ。
 推奨穴馬はテイエムイナズマ。前に行きたい。

 中山金杯は◎ドレッドノータスが本命。ダートの前走は度外視。

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2016年12月25日日曜日

【中央競馬予想の回顧】有馬記念、阪神C、中山GJ、六甲アイランドS(2016)

 有馬記念の本命は◎サウンズオブアース。予定通り中団の後ろからレースを進めると、3、4コーナーでスルスルと前に接近。
「さあ、伸びてくれ」
という願いをかけた直線だったが、さっぱり伸びず、8着。前が残る流れだったにしろ、見せ場はなかった。中山は向くと見込んだのだが、むしろ軽い馬場のほうがいいのか。それとも疲れがあったか。
 レースはすんなり番手をとったキタサンブラックの直後にゴールドアクターがつけ、向こう正面で2頭の真横にサトノダイヤモンドが並びかけるという流れ。直線はこの3頭の激しい叩き合いになり、最後はサトノダイヤモンドがグイッとクビ差かわしたところがゴール。勝負強さを見せた。向こう正面ですすっとキタサンブラックに並びかけたのが勝因だが、簡単そうに見えて、簡単ではないだろう。それができるのなら、みんなやっている。それをすすっとやってしまうのが、サトノダイヤモンドとルメールだったということなのだろう。
 2着は寸前まで粘ったキタサンブラック
 馬券はハズレ。

 土曜は阪神で阪神C。
 ◎ミッキーアイルは快調にハナを切ったが、直線では力尽きて5着。2着馬にピッタリマークされたとはいえ、物足りなかった。
 勝ったのはシュウジ。5、6番手からズバッと突き抜けた。脚質に幅が出てきたのは好材料。来年が楽しみ。
 馬券は2着のロゴタイプを押さえておらず、ハズレ。

 土曜は中山GJ。
 ◎オジュウチョウサンは悠然と3番手から。最終週で逃げるアップトゥデイトに迫り、楽々とこれをかわすと、最後は9馬身差の独走。ジャンプ王の座を確たるものとした。
 馬券は久々に3連単が当たったが、何と890円…。

 阪神では六甲アイランドS。
 ◎キングハートは中団で4コーナーを回ったが、さっぱり伸びず9着。ここは敷居が高かったのか。
 馬券はボックスでスナッチマインド-テラノヴァの馬連が的中。3-2番人気の馬連が20倍以上ついたのは美味しかった。

 今週は4戦2勝。しかし、他がいまいちでトータルはマイナス。1年を締めくくることができなかった。

 今年もいまいち調子が上がらなかったが、大きな病気もなく1年間競馬を楽しませてもらった。ありがたいことだ。
 また来年(すぐに金杯ですが)。

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2016年12月24日土曜日

【中央競馬予想と与太話】有馬金(2016)~ブービー人気の激走~

 今週は有馬記念。今年もあっという間の1年だった(まだ終わってないけど)。このまま大きな事故や病気がなく新年を迎えたい。その前に、まずは正月のモチ代を稼がなくては。

 有馬記念ウィークということで、スポニチで「【有馬記念】五輪イヤーの記憶」という連載が組まれた。オリンピックのあった年の有馬記念を振り返るという趣旨の記事だ。オリンピックと有馬記念はあまり関係ないような気もするが、面白く読ませてもらった。
 その3回目として取り上げられたのが1992年のメジロパーマー。いったん障害入りしたが平地に復帰し、その年の宝塚記念を9番人気で勝利と。その秋は京都記念、天皇賞・秋と惨敗して迎えた有馬記念。ブービーの15番人気はいくら何でもその年の宝塚記念勝ち馬には失礼だったか。あれよあれよと逃げ切って、大穴を開けた。人気がないときに激走するので
「競馬新聞が読める馬」
などと書かれた馬だった。障害を走った後にGIを制したのは、先にも後にもこの馬だけだ。

 レースにいってみたい。
 ジャパンカップのメンバーに菊花賞馬が加わったという構図。それならジャパンカップで上位の馬を狙えばよいかというと、そう簡単にはいかないのが有馬記念。
 本命は◎サウンズオブアース。前振りを無視して、ジャパンカップ2着のこの馬を狙う。秋初戦の京都大賞典は人気を裏切ったが、2走目のJCでは中団から鋭く伸びて2着に差し込んだ。中山への馬場適性が二強よりも上と見ての本命抜擢。鞍上にも期待。
 推奨穴馬はミッキークイーン。中山があえば一発も。
 キタサンブラック、サトノダイヤモンドの二強は、中山よりも京都・府中のほうがよさそう。相手まで。ゴールドアクターは陣営のコメントが弱気なのが気がかり。前走も太くは見えなかった。残念だったのはマリアライト。本命も考えていたのだが、痛恨の大外枠を引いてしまった。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...