2014年9月28日日曜日

【予想の回顧】神戸新聞杯、オールカマー、大阪スポーツ杯(2014)

 今週は阪神で神戸新聞杯。
 ◎ワンアンドオンリーは予定通り後方から。3コーナーからマクって直線入り口で先頭に並びかけると、最後はサウンズオブアースの追撃を退けて貫禄を見せた。早めに動いて強引にねじ伏せにいった分、接戦になったが、着差以上の強さだったと言ってよいだろう。
 あまりゆっくりしていると前が残るし、今日のように早めに動くのもちょっと怖いし、本番での乗り方に注目したい。

 中山ではオールカマー。
 本命は◎フラガラッハだったが、馬券はボックスで勝負した。
「マイネル2頭が怖いなあ」
と思いつつそこまで手が伸ばせなかったが、そういう馬はたいてい来てしまう。マイネルラクリマが直線で抜け出して、見事に1着。
 ボックスで買った5頭の成績は、2、4、6、14、16着だった。パッとしないなあ。
 本命のフラガラッハは、ラスト1ハロンで怒濤の追い込みを見せたが4着まで。14番人気だったので頑張ったと言えるのだろうが、馬券には結びつかなかった。

 土曜の阪神メインは大阪スポーツ杯。
 本命の◎グレイスフルリープは単勝1.8倍の抜けた1番人気。1番人気だろうとは思っていたが、ここまでとは。
 レースでは2番手をガッチリキープ。直線に向いても手応え十分。後ろを確認して追い出す余裕があった。これは確勝かと思いきや、手応えほどは伸びず、ホクセツキングオーに差されて2着。勝った馬を褒めるべきなのかもしれないが、勝ちきれないなあ。
 馬券はホクセツキングオーを押さえておらず、ハズレ。

 今週は3戦0勝で、他のレースも散々。惨敗でした…。

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2014年9月27日土曜日

【予想と与太話】神戸新聞杯、オールカマー(2014)~夏の登り馬は絶滅寸前~

 今週は阪神で神戸新聞杯が、新潟でオールカマーが行われる。
 神戸新聞杯は、阪神が改装されて距離が2400 mに伸びた2007年以降、ダービーで掲示板に乗った馬が必ず連対している。対照的に、前走が条件戦だったのは昨年のマジェスティハーツのみ。その昔のメジロマックイーンやマンハッタンカフェのように、夏に条件戦を勝ち上がり、トライアルで権利を取り、その勢いで菊花賞を制して、その後もGI戦線で活躍するという馬がめっきり減ってしまった。少し寂しいが、時代の流れなのかもしれない。育成・調教技術の進歩によって、素質馬が2歳時から順調に使われるようになってきたのだろう。
 また、オルフェーヴル、ゴールドシップ、エピファネイアと、ここ3年連続して、このレースの勝ち馬が菊花賞も制していることも見逃せない。

 レースにいってみたい。
 今年はダービーで掲示板に乗った馬は1頭のみ。とはいえその1頭は、1着馬の◎ワンアンドオンリー。無理に逆らう必要はなかろう。ここは貫禄を見せてくれるはず。
 相手も春の実績馬を中心に。○ウインフルブルームが相手筆頭。ダービーは残念ながら取り消したが、出ていたらいい勝負をしていたはず(独断)。何度好走しても人気薄な馬がいるが、まさにその典型だ。この馬を推奨穴馬としておきたい。
 もう1頭はトーセンスターダム。ダービーではラチに突っ込んで自爆したが、そんなにクセのある馬ではないはず。まともに走れば勝ち負け。
 最後にヴォルシェーブを加え、ワンアンドオンリーからこの3頭に流す予定。

 オールカマーはどこからでも狙えそう。
 本命は◎フラガラッハ。前走はハンデが堪えたし、距離も短かった。調教で好時計を出したこの馬に期待。

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2014年9月26日金曜日

【予想と与太話】大阪スポーツ杯(2014)~人面魚や宇宙人が懐かしい~

 暑さ寒さも彼岸までというが、彼岸の中日を過ぎ、めっきり秋めいてきて、運動会シーズンの到来だ。今週は娘の、来週は息子の運動会が催される。よい場所とまでは言わないが、普通に見られる場所が確保できますように。
 お馬さんの運動会は年中行われているが、これからがシーズン本番だ。

 そんな土曜の阪神メインは大阪スポーツ杯。ご存じ(?)大スポを冠したレースである。昔は(半分エロ欄目当てで)よく買った。たまに思い出したように「人面魚」や「宇宙人」のネタが1面を飾っていた(けっこう好きだった)。いま思えば、ネタがないときにこれらの記事が1面に来ていたのかもしれない。

 レースにいってみたい。
 ダート1400 mの準オープン戦。けっこうハイレベルなメンバーが揃ったように思う。
 その中から本命は◎グレイスフルリープ。今春はオープンでも善戦していた馬で、降給初戦の前走は人気を裏切ったが、先行勢には厳しい流れの中、よく2着に踏ん張った。人気しそうだが、逆らえない。
 推奨穴馬は叩き2走目のフルヒロボーイ

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2014年9月24日水曜日

書評 梶よう子『一朝の夢』(文春文庫)

朝顔を媒介にした、架空の下級武士と歴史上の大人物との友情


 数々の変わった朝顔と、それを育てる主人公がいい味を出している。
 時代は江戸末期。主人公の中根は北町奉行に勤める下級武士だ。ひっそりと朝顔を作っていたい中根にも、時代の波は押し寄せる。中根もまた、幕末という激動の時代に翻弄される。
 中根の朝顔と人柄に惹かれ、さまざまな人物が集まってくる。時代を動かす志士たちと庶民との対比が面白い。激動の時代と言えども、そこに生きるのはほとんどが庶民であり、彼らの生活はどんな時代でもそれほど変わらないのかもしれない。

 物語の骨子を貫くのは、小学校の教科書にも載っている「桜田門外の変」。しかし、その事件を直接取り扱うのではないところが、普通の時代物とは違う。
「桜田門外の変の結末はみんな知っているのだから、オチの分かったミステリーを読むようなもんじゃないの?」
と思うかもしれないが、そうではない。教科書では「井伊直弼が殺害された事件」でしかないが、その背後にはさまざまな経緯があったことが分かる。歴史の勉強で丸暗記した知識が、生き生きとした物語として再生されるのだ。

 そして、その物語を支えるのが朝顔。江戸時代には朝顔栽培が大流行していたらしい。変わった朝顔が次々に登場して、ストーリーに色を添える。実はわが家でもちょっと変わった朝顔を育てており、たいへんタイムリーな小説だった。
 本書によると、ずっと頑張っていると、ご褒美に一生に一度だけ黄色い朝顔が咲いてくれるそうだ。娘が朝顔の観察(夏休みの宿題)を無事(?)に提出したので
「来年くらい、黄色い朝顔が咲かないかなあ」
と子どもと話していると
「頑張りが足りません」
と朝顔に叱られる夢を見た…。もっと頑張ります。



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2014年9月23日火曜日

健保組合の運動会に行ってきた~小1の娘と年少の息子を連れて~

 昨年に続いて、今年も健保組合の運動会に行ってきた。私の会社の入っている健康保険組合が、毎年、運動会を催しているのだ。

【今年は電車で】
 車の調子が悪いので、今年は電車でレッツゴー。電車を3本乗り継いで、最後はバスと、けっこう面倒くさい。それほど遠くはないのだが、アクセスが悪いのだ。
 そして最後のバスで、降りる場所を間違えた…。目指す場所は万博公園中央口である。バスは、まずは東口(日本庭園前)に停車。結果的にはここで降りておけばよかったのだが
「東口じゃなくて中央口やんなあ」
と思ってもう一つ次の停留所まで行くと、そこは西口(記念公園西口)。なぜ中央口にバスが停まらないのか…。近鉄バスには改善を望みたい。
 仕方なく西口で降りたのだが、その西口がどこか分からない。あれれと思っているうちに、何と北口に着いてしまった。あとから調べると、どうやら西口を通り過ぎていたようだ。入り口が分かりにくいよ。万博公園には改善を望みたい。
 などと、いろいろ悪条件が重なり、北口から中央口まで30分ほど歩く羽目になった。娘は
「ちゃんと調べといてよ(怒)」
とキレているが、すべて任されておいて一つ間違えたら「お前のせい」にされるこっちの身にもなってくれ。私も「もう勝手にせい」とキレて帰ろうかと思ったが、何とか我慢して中央口に向かった。

【まずは駆けっこ】
 手続きを済ませて運動会場へ。開会式は終わっていたが、ちょうどちびっ子駆けっこに間に合った。これに出られなければ、せっかく来た意味がない。
「よーい、ドン!」
スタートダッシュを決める娘と、のんびり立っている息子。年の差なのか、それとも性格の違いなのか。


この駆けっこは、途中にオモチャが置いてあり、一つ選んで持って帰れるのだ。今日の大きな目的の一つがこのオモチャをゲットすることだったので、何とか間に合ってよかった。しかし今年はちょうどオモチャの追加直前に当たってしまい、めぼしいオモチャがなかったのは、ちょっと残念だった。


【次はフワフワ】
 しばらくは参加できる競技はないので「ふわふわ」へ。子どもたちのためにふわふわが設置してあり、無料で楽しめるのだ。


家のベッドやソファーで飛び跳ねては怒られている子どもたちは、存分に飛んで楽しんだようだ。

【昼食後は障害物競走】
 昼食を食べて、少し遊んだ後は障害物競走。参加券を得るために並んだ。今年は私も参加するつもりで張り切っていたのだが、何とわが家の一つ前に並んでいた人で
「券がなくなりました」
とのこと…。あと二人のところでアウトになってしまった。十分に間に合うと思っていたのだが……。子どもたちも私も、ガッカリだった。残念。

【気を取り直して玉入れ】
 最後は気を取り直して玉入れに参加。これは受け入れ人数が多いので無事に参加できた。後ろに写っている着ぐるみが背負うカゴに玉を入れていく競技だ。


人数が多いので、投げる玉を確保するだけでもたいへんだった。息子は一球も投げられなかったらしい。
 参加賞の図書カードをもらった。

 以上で終了。今年は会場に着くまでに時間がかかったり、ギリギリで競技に参加できなかったり、何だかアンラッキーな展開だった。
 しかし無料でお菓子(参加賞)、オモチャ(駆けっこ)、図書カード(玉入れ)をいただけたのだから、文句は言えまい。タイミングが合えば、また行こう。

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2014年9月21日日曜日

【予想の回顧】ローズS、セントライト記念、オークランドRCT、阪神ジャンプS(2014)

 ローズSの本命は◎レッドリヴェール。道中は中団の前あたりにつけると、直線でもスムーズに前が開き
「どれだけ伸びるか」
と思っていたのだが、不発に終わり6着。本番を見据えた仕上げということだったのか、それとも成長がないのか。本番での取捨選択が難しい。
 勝ったのはヌーヴォレコルト。3番手からスイッと抜け出して1馬身4分の1差の完勝。本番の1番人気は確定か。
 2着のタガノエトワールには驚いた。こりゃとれん。

 新潟ではセントライト記念。
 ◎イスラボニータトゥザワールドを見る位置どり。直線では少し窮屈になりかけたが、外の馬をはじいて前が開くと、グイグイ伸びてこちらも1馬身4分の1差で完勝。次は菊か盾か。
 馬券は馬連をとった。いちおうプラスになった。

 土曜の京都メインはオークランドRCT。◎ノボリドリームは7番人気。美味しく映った。レースでは逃げたブルーチッパーを積極的に追走し、直線半ばまで食い下がったが、最後はドドッとかわされて9着。強い馬を追いかけただけに、やむを得なかったか。
 勝ったのはブルーチッパー。好位の馬が失速するのを尻目に、危なげなく逃げ切った。揉まれたときにどうかだが、自分の競馬ができればオープンでも通用しそうだ。

 阪神ジャンプSは◎アラタマユニバースが後ろから差を詰められず、6着。相手が強かったというしかないのか。

 今週は4戦1勝で、その1勝も大本命馬券ではトータルはマイナス。調子が上向かない…。

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2014年9月20日土曜日

【予想と与太話】ローズS、セントライト記念(2014)~朝日は格下げ?~

 今週は阪神でローズS、中山でセントライト記念が行われる。春の実績馬が登場し、GIが近づいてくるのが感じられる。
 ローズSに一線級が出走するのはいつものことなのだが、今年はセントライト記念も豪華メンバーとなった。皐月賞1、2着馬が登場する。
 セントライト記念にクラシックホースが登場するのは、いつ以来のことなのだろうか。気になったのでザッと調べたところ、もしかすると1989年のサクラホクトオー(朝日杯の勝ち馬)以来かもしれない。
 ところで、今年からセントライト記念には「朝日」という冠がついた。暮れの朝日杯FSのレース名変更に伴い、冠がこちらに移ってきたのだろう。朝日はGIからGIIへ格下げになったということか。そういえば、朝日新聞と競馬って、あまり接点がないような。

 予想はローズSを中心に。
 先述したように、このレースは毎年、春の実績馬が登場する。阪神が改装されて1800 mになってからは、これらの実績馬が人気に応えるケースが多い。重馬場になった2008年と昨年以外は、オークスで掲示板に載った馬が必ず連対している。
 今年も例年通り横綱級が登場。ハープスターに先着した2頭(この2頭しかいない)が出走してきた。この2頭が揃って連を外すことはないだろう。
 本命は◎レッドリヴェール。ハープスターには阪神JFで先着し、桜花賞でも肉薄した。休み明けのほうがむしろ走るし、阪神の外回りは最適の舞台。オークス馬には一目置くが、破壊力ならこちらが上と見た。
 人気でも○ヌーヴォレコルトは押さえざるをえない。
 推奨穴馬はヒルノマテーラ、と思っていたらそこそこ人気しているようだ(現在5番人気)。それならもう一頭、ダンツキャンサーを挙げておきたい。距離さえ保てば面白い。

 セントライト記念も、順当に実績馬で決まると見た。本命は◎イスラボニータ

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2014年9月19日金曜日

【予想と与太話】オークランドRCT、阪神ジャンプS(2014)~オークランドはどこの国~

 太平洋高気圧も退き、すっかり秋めいてきた。娘も息子も、運動会の練習に打ち込んでいる。それとともにGI馬がレースに復帰。運動会もGIも楽しみだ。

 そんな土曜の阪神では、メインにオークランドレーシングクラブトロフィーが、8Rに阪神ジャンプステークスが組まれている。
「オークランドRCTの予想をエントリーしたことはなかったような」
と思って調べてみると、今年からメインレースに昇格したようだ。以前(私がダビスタにハマっていたころ)は芝のレースだったのだが、いつの間にかダート1800 mで定着している。
 オークランドRCはどの国の競馬団体なのか、例によってJRAの特別レース名解説で調べてみると

オークランドレーシングクラブは、オークランド・ジョッキー・クラブとオークランド・ターフ・クラブとの合併により、1874年に設立されたニュージーランド最大の競馬クラブ。オークランドにあるエラズリー競馬場で開催が行われている。特に、3月に行われる『ニュージーランドダービー』『オークランドカップ』は、それぞれ3歳馬および3歳以上馬における最高峰の競走である。また、交換競走として『JRAトロフィー』が行われている。

ニュージーランドとは知りませなんだ。そういえばJRAにはニュージーランドトロフィーというレースもあるが、オークランドRCTとは何か関係があるのだろうか。これは来年までの宿題としておきたい。

 レースにいってみたい。
 2連勝中の4歳馬vs.このクラスの上位常連馬という構図。本命は後者から◎ノボリドリーム。ダートの通算成績が4-5-0-8と安定して走る馬で、現在2戦連続で2着。先週の競馬を見ていると阪神ダートはかなり前が残るのもこの馬には有利。夏休み明けがちょっと心配なので、馬体重などには注意したい。
 相手筆頭は、これも前に行くであろうブルーチッパー。人気しそうだが、この2頭の馬券を中心に。
 推奨穴馬はピンとくる馬がいない。人気どころで決着すると見た。

 阪神ジャンプSは◎アラタマユニバースが本命。

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【魚釣りリベンジ編】海釣り公園みかたに行ってきた~初心者ファミリーに超オススメ~

 先月の白浜旅行で釣り堀に行ったのだが、釣果はたったの一匹。それも娘(小1)の釣ったもので、父・母ともにボウズ。この屈辱を晴らさなければならないと、さっそくリベンジの機会を作った。

 大津市のわが家から最寄りの海は若狭湾。その辺りで、素人でも大丈夫な釣り場がないか探してみると…ありますがな。小浜の奥に「海釣り公園みかた」という釣り堀を発見。結論を言うと、釣りがビギナーや素人ファミリーには超オススメの釣り堀だった。

【上級コース、ですか?…】
 朝はほぼ予定通りに出発。道路もガラガラで、スムーズに到着した。しかし、ここで大問題が発生。団体の予約が入っているので、ファミリーコースは1時間待ちとのこと。なんてこった…。釣り堀の人は
「上級コースならすぐに入れますよ。今日はけっこう釣れてますねえ」
と勧めるのだが、6歳と4歳の子どもを連れた素人家族が上級コースって…。迷ったが、竿は1本のレンタルでよいというし、釣り堀の人が勧めてくるのだから迷惑がられることもないだろうと、上級コースにチャレンジすることにした。

【いざスタート】
 竿をレンタルしてエサを買い、いざ釣り堀へ。釣り場から海面までけっこうな高さがあり、ちょっと怖い。ライフジャケットもなく、子どもたちが落ちないか心配だ。子ども連れの方は、念のためライフジャケットを用意しておくほうがよいだろう。

海釣り公園みかた、上級者コース、子ども連れ、初心者

 なお、この釣り場には係の人が常駐しており、世話を焼いてくれる。常連の客とは挨拶を交わし、素人の客が来ればあれこれ教えてくれる。これは心強い。素人のわれわれは勝手もよく分からないし、仕掛けが外れたりすればお手上げなのだが、この人のお陰で何の不安もなく釣りを楽しめた。これだけでも、釣り堀代を払った価値はあった。

 この前と違い、竿はリールとウキがついていて、子どもたちが魚を釣り上げるのはちょっと無理だ。それでも張り切って釣り糸を垂らす娘と息子。しかし
「今日は釣れるといいなあ」
という思いも虚しく、時間が過ぎていく。前回の悪夢が頭をよぎる。周囲の釣果も、ポツポツといったところだ。
 そこへ船が来て、大量の魚(タイ)を釣り堀に投入。魚はたくさんいるはずなのに、どうしてうちのエサを食べてくれないんだろうか…。

【場所替えが転機に】
 そうこうするうちに、周りで魚が釣れだした。四角形の釣り堀の特定の一辺で、次々に魚が上がっている。
「またあっちやなあ…」
とボソッとつぶやくと、係の人が聞いていたらしく
「あっちに行ってみますか」
と提案してくれた。
「はいはい、もちろんそうします」
と、いそいそと移動するわが家族。恥も外聞もないが、しかしこれが運命の分かれ道だった。

 場所を確保するため、私が竿を持って先に移動して家族を待っていると、何と家族が到着する前にいきなりヒット!
「来た来た」
と魚と格闘していると、娘が
「このジュースの空き缶、どうすればいいのよっ」
とKYな発言を浴びせながら近づいてきた。そのせいかどうか分からないが、無理に竿を立ててしまったのか、バレてしまった。千載一遇のチャンスを逃した…。何でやねん。

 ここで「代わってよ」という妻と交代。すると、すぐにヒット! バラすことなく見事に釣り上げた。よくやった。
 これが契機になり、その後は次々と竿がしなる。娘も息子も、魚をヒットさせた(釣り上げたのは親ですが)。釣り上げるコツも分かってきて、どんどん釣果が上がっていく。当然だが、わが家だけでなく、周囲でも釣れていた。
 不思議なもので、釣れるときは釣れるものだ。時間帯や潮の流れなど、魚がエサを食べるタイミングがあるにちがいない。「まずめ」とはこういうことを言うのだろう。
 結局、6匹のタイを釣った。上級コースだけに、どれも大きい。大満足の結果になった。運とタイミングに恵まれた。ビギナーズラックとも言えるかもしれない。

【釣った魚は美味しくいただきました】
 帰りは白鬚神社近辺で渋滞に巻き込まれたが、夕方には到着。6匹のうち、2匹はご近所に分けることになった。
 6匹の大きなタイをさばくのはけっこう骨が折れたが、みんなで釣った魚だと思うと、ちょっと楽しかった。鱗をとって、内臓を除いて、2枚、3枚におろした。たびたびこういう機会があるなら、出刃包丁がほしくなるなあ。
 その日の晩ご飯はタイづくし。刺身、カルパッチョ、潮汁、ムニエルのフルコースだ。美味しくいただきました。意外にも、親だけでなく子どもたちにも、潮汁が好評だった。
 次の日は塩焼き、その次の日は煮物と、3日間タイを楽しんだ。それでもまだ、一匹分が冷凍されている。

【また行こう】
 やはり釣りは、釣れないと面白くない(当たり前か)。けっこうお金がかかるし、子どもたちもまだ釣り竿を十分に使えないので、本格的な趣味にするにはまだ早いが、ちょくちょく行くようなら道具を揃えてもよいかもしれない。
 来年になるかもしれないが、また行こう。

【釣り公園はありがたい】
 今回の釣りが楽しかった一番の理由は、もちろんたくさん釣れたことなのだが、それを支えてくれたのは「海釣り公園みかた」のスタッフの方々だった。特に、釣り場に係の人が常駐しているのはありがたかった。仕掛けが外れても無料ですぐに交換してくれるし、釣れるようにアドバイスしてくれる。
 未経験の人がいざ釣りをしようとすると、道具を買い揃えたり、釣り場を探したり、いろいろハードルが高いが、釣り公園なら手ぶらでも面倒を見てくれる。初心者には、ぜひ海釣り公園みかたを推薦したい。

2016年5月に再び訪れました。次回はファミリーコースに挑戦!


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2014年9月18日木曜日

書評 安生正『生存者ゼロ』(宝島社文庫)

爆発的に感染して人を死に至らしめる猛ウイルスが北海道を襲う。
君は生き延びることができるか。


 未知の猛ウイルスが発生して人々がパニックに陥るという、SFにありがちな設定なのだが、ウイルスの生態やそれを防ごうとする科学者たちの奮闘ぶりがリアルに描かれており、一気に読み終えてしまった。
 粗筋はこんな感じ。

【粗 筋】
 北海道東部の沖合で、海上施設がウイルスの餌食になった。施設の住人たちは皮膚からおびただしく出血し、無惨な死を遂げていただけでなく、バリケードを築いた跡もあり、何かから必死で逃げようとした痕跡が残っていた。どんな悪魔が彼らを襲ったのだろうか。
 続いて、ウイルスは北海道に上陸。道東のある町が全滅した。ウイルスの生態も、感染経路も不明。未知の恐怖が北海道を襲う。そしてついに、ウイルスは札幌へ。北海道民は、いや日本国民はパニックに陥る。
 ウイルスに立ち向かうのは、廻田という自衛官。精神に破綻をきたした天才ウイルス学者や、気の強い女性昆虫学者らとともに、パンデミックを阻止しようと命を投げ出す。廻田は北海道を救うことができるのか。

 この手のパニックものが好きな人にはお薦めの一冊。
 一つ気になった点を挙げるなら、リアルさに差があることだ。ウイルスの生態や感染経路は科学的に描かれており、かなりリアルに感じた。これが本作の売りだろう。一方でストーリーの骨子は、首相を含む日本の首脳陣がとんでもないアホばっかりだったり、神のお告げが出てきたり、非科学的・非リアルな部分が多く、このギャップが目についた。
 小説だから非科学的・非リアルでもよいのだが、そのバランスが悪いと非リアルな部分が目についてしまうのかもしれない。

 よくあるストーリーなのだが、それを読ませる筆力があるので飽きさせない小説だった。本作を読んで、むかし見た「スピード」という映画を思い出した。ストーリーは似ていないのだが「息をつかせぬ」という共通点が、その映画を連想させたのだろう。




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2014年9月17日水曜日

息子(年少組)の保育園の夏祭り~新園舎で父親の浴衣を着て~

 もう半月ほど経ってしまったが、8月末に息子の保育園の夏祭りがあったので、備忘録代わりに残しておこうと思う。
 息子はいま年少組(4歳)。昨年までのごまめ扱いではなく、今年からは行事にも本格的に参加している。その息子の通っている保育園が、今年の春に新園舎に移った。家から遠くなってしまったのは痛かったが、新築の園舎は園庭も広く、子どもたちは喜んでいることだろう。

 その新園舎で初めての夏祭りがあった。父兄と先生が屋台を出し(お疲れ様です)、お祭り気分を盛り上げている。張り切って早く行きすぎたので、ちょっと時間をもてあましたが、ようやく息子の盆踊りの時間になった。


ジーッと立っている子や、お母さんに抱きついて離れない子もいる中、上手に踊れました。息子は4月生まれなので、お友達よりも頭半分ほど背が高い。

 娘は昨年までこの保育園の本園に通っていたので、OGとして参加。昨年の担任の先生にも会えて、楽しかったようだ。姉弟揃ってお菓子釣りにチャレンジした。


 先生のお陰もあり、息子は毎日嫌がらずに保育園に通っている。「保育園大好き~」とまではいかないようだが、嫌がらずに通ってくれるだけでも十分だ。このまま卒園まで楽しく過ごしてください。

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2014年9月16日火曜日

白浜でアドベンチャーワールド、エネルギーランド、魚釣りに行ってきた 三日目~小1(6歳)と年少(4歳)の子どもと一緒に~

 三日間の旅もいよいよ最終日。娘と息子が人生初の魚釣りに挑戦した。その前にまずは、二日目の続きから。

→一日目へ
→二日目へ

【二日目の夕食はバイキング】
 アドベンチャーワールドから戻り、ひと風呂浴びて晩ご飯。この日はホテルのバイキングを予約していた。アルコールの飲み放題が1000円程度だったので、迷わずオーダーする。たくさん汗をかいたのでビールがうまい。
 料理は和・洋・中各種に加え、魚の湯引きとあぶり焼きの有人コーナーがある。どれもおいしいのだが「これはっ」と印象に残った料理はなかった。海の幸(寿司・刺身)の種類が少なかったのも少し残念だった。
 ただ子ども連れには、バイキングは気を遣わなくていいのがありがたい。

【ホテルで宝探し】
 娘の熱もぶり返さなかったので、夜は宝探しにレッツゴー。ホテルが用意しているイベントに参加した。用紙に書いてあるヒントを頼りに、ホテル内の宝箱を見つけ、キーワードをゲットして、答えを出すというもの。
 その途中、ホテルの本館から新館に移動する際に、息子が突然
「あった!!!」
と叫んだ。
「何があるねん??」
と息子の指す先を見ると、小さい宝箱がポツンと置かれている。これは用紙には書かれていない宝箱(隠れ宝箱?)だったので、両親も姉もまったく気づかなかった。よく見つけた。
 息子はこの出来事が相当うれしかったらしく、いまだに
「あのときは僕が小さい宝箱を見つけたなあ」
などと自慢する。

 二人とも正解し、お菓子をもらった。私も子どもの頃はこの手のイベントは大好きだった。子どもたちもおおいに楽しんだようだ。写真は賞品のお菓子。



【意外とよかった平草原公園】
 二泊目もグッスリ寝て、いよいよ旅行も最終日。
 ホテルをチェックアウトした後、時間があったので近くの平草原公園に行くことにした。
「ちょっと時間ができたし、どこか寄るところないかなあ」
と、ガイドブックで見つけた公園だったのだが、これが意外と当たりだった。

 周回コースに10個のアスレチックがある。10歳程度の子どもを想定したもののようだ。うちの子どもたちにはややハードルが高かったが、娘は半分以上クリアできた。
 ただ、施設はあまり手入れされておらず、クモの巣も目立つ。壊れて使用できないものもあった。
 写真は9番目のアスレチック「モンキーブリッジ」。要するに雲梯(うんてい)だ。娘は小学校の雲梯は得意なのだが、ここのはかなり高さがあったのでビビリ気味。


しかし、勇気を出してスタートすると、落ちることなく見事にゴール。頑張りました。


 後から調べると桜の名所らしいが、真夏の平日は人もまばらだった。

【とれとれ市場で昼食と魚釣り】
 最後はとれとれ市場南紀白浜へ。かなりの混雑ぶりだった。GWに行った敦賀の市場(日本海さかな街)も混んでいたし、この手の施設はどこも人気があるようだ。
 お母さんの提案で、まずは少し早めの昼食をとった。食べている間にどんどん人が増えてきたので、早めに食べておいて正解だった。お母さん、ナイス判断でした。

 続いて、隣接する「カタタの釣り堀」に向かった。子どもたちは人生初の魚釣りだ。小物釣りコースで竿2本を借り、いざ釣り堀へ。リールもウキもない竿で、エサはエビだ。息子は早くも飽き気味だが、娘はなかなかサマになっている。


ところが…いつまで経っても釣れない。周りではボツボツ釣れているのだが、わが家のエサには食いついてくれない。なぜだ…。
「場所が悪いに違いない」
と移動しても効果なし。エサの付け方が悪いのか、日頃の行いが悪いのか、それとも他に原因があるのか…。
 そんなとき、けっこう調子よく釣っていた大学生らしきグループが退却した。残り時間も少ないし、もう恥も外聞もない。すかさず、よく釣れていた場所に移動する。しかし、エサがなくなりはするものの、針にはかからない。アワセが必要なのだろうか。


 残り30分を切った。父(私のこと)は諦めモードだったのだが、まだ諦めていない人物がいた。小1の娘である。最後まで粘って釣り糸を垂らしていた。「偉いなあ」と感心していると
「来た来た~」
娘の竿がしなっている。
「おおっ」
と思ったところでバレた。何と残念。それにもめげずに再び釣りはじめる娘(偉いぞ)。すると
「釣れたーっ」
という声とともに娘が竿を立てると、スポーンとアジが海面から上がってきた。よく頑張りました。最後まで根気よく頑張ったご褒美やな。あまりの出来事に、写真を取り忘れたのが残念だった。
 この日の釣果は、もちろんこの一匹のみ。釣り堀の人も見かねて、タイを一匹お土産に入れてくれた。ありがとうございました。
 娘は最後に釣れたのがとても嬉しかったらしく、すっかり釣り好きになった。旅行から帰ってからも
「どうしてあの日は、わたしだけ釣れたんやろうなあ」
などと、間接的に自慢を繰り返していた。一方、ボウズに終わった両親は、さっそくリベンジの機会を企画中である。

 その後、もう一度とれとれ市場に寄って、お土産を買ってから白浜を後にした。

 天気にもまずまず恵まれたし、楽しい旅行になった。白浜は、アドベンチャーワールドをはじめとする施設も豊富だし、もちろんマリンレジャーは満載だし、魚は美味しいし、温泉もあるし、関西圏の旅行先としては鉄板だ。子どもから大人まで、夏でも冬でも楽しめる。関空からはそれほど遠くないし、ぜひ東日本の人たちにも訪れてほしい場所だ。
 また行こう。

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2014年9月14日日曜日

【予想の回顧】セントウルS、京成杯オータムH、エニフS(2014)

 日曜の阪神メインは◎セントウルS。
 ◎エピセアロームは好発を切ったが、行きたい馬がたくさんおり、中団から。ペースはかなり速そうだ。内で脚をためて直線ではリトルゲルダの後を追うように伸びたが、3着に上がったところがゴール。力は出せたと思うのだが、前2頭を褒めるしかないのだろうか。
 勝ったリトルゲルダは北九州記念のレベルが低いと見て軽視していたのだが、強い勝ち方だった。だが、本番(スプリンターズS)への上積みはなさそう。

 新潟メインは京成杯オータムH。
 ◎ブレイズアトレイルは予定通り後方から。直線入り口で窮屈になったが、うまく進路すると、外をグイグイ伸びてきた。
「差せ、差せ~」
という声に応えて、見事に2着。津村騎手も好騎乗だった。馬券は1点勝負だった複勝をとった。
 勝ったのはクラレント。58 kgも何のその。突き抜けた。疲れさえなければ天皇賞・秋、マイルCSでも楽しみだ。

 土曜は阪神でエニフS。
 ◎ワイドバッハは中団後方の内を追走。直線入り口で外の馬をはじくようにして進路を確保すると、グイグイ伸びてきた。
「差せ~」
という声に応えて伸びてきたが、逃げた馬を捕まえきれず2着まで。頑張ってくれたののだが、1着の馬を押さえておらず、馬券はハズレ。なんてこった。
 1着は逃げたポアゾンブラック。ここ2走が散々だったのでまったくノーマークだったのだが、ダートに戻って一変した。距離が伸びてすんなりハナを切れたのもよかったのかもしれない。買えない馬券ではなかったかなあ…。

 今週は3戦1勝だが、ハズれた2戦も本命は2着と3着。最終馬連の恩恵も受け、惨敗は免れた。

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2014年9月13日土曜日

【予想と与太話】セントウルS、京成杯オータムH(2014)~~

 秋競馬開幕週は阪神でセントウルステークスが、新潟で京成杯オータムハンデが行われる。ここに朝日杯CCがないのは寂しいが、誰もそんなことには気づいていないのかもしれない。

 セントウルSがGIIに格上げされたのが2006年。それ以降はスプリンターズSのメイン前哨戦の地位を固めている。昨年、一昨年はロードカナロアがここをステップに本番を制したのは記憶に新しいところ(このレースは負けてるんだけど)。
 なお、このレースと本番(スプリンターズS)を連勝した馬はビリーヴしかいないらしい。そのビリーヴが連勝を達成したのが2002年。このときは今年と同じく、スプリンターズSが新潟で行われた年だった。さて、今年もこのレースを制した馬が、新潟での本番も勝つのだろうか。

 レースにいってみたい。サマースプリントを狙う馬と、スプリンターズSへ向けてひと叩きの馬が混在している。どちらを取るべきか。
 本命は◎エピセアローム。前走は崩れたが、内の先行馬が残る展開で、出遅れたのでは仕方なかった。本番へ向けて弾みをつけてほしい。
 相手はハクサンムーンエーシントップに絞りたい。両馬とも外枠を引いたのは誤算だが、このメンバーなら。
 北九州記念は、上にも書いたように特殊なレースだったので、上位馬の評価を下げる。マヤノリュウジンは展開が、トーホウアマポーラは一頓挫あったのが心配。
 推奨穴馬はフォーエバーマーク。着順ほど負けていない。

 京成杯オータムHは思い切って◎ブレイズアトレイルが本命。いつも差のない時計で走る。展開が向いてほしい。

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2014年9月12日金曜日

白浜でアドベンチャーワールド、エネルギーランド、魚釣りに行ってきた 二日目~小1(6歳)と年少(4歳)の子どもと一緒に~

 旅行2日目。今日は本旅行のメインイベント、南紀白浜アドベンチャーワールド。夏休み最後の日曜日ということもあり、混み具合が心配だ。また、昨晩熱を出した娘は、ホテルで留守番となってしまうのか。

→一日目へ

【娘の容態は?】
 せっかくの旅行なのに、初日の夜に熱を出してしまった娘。
「アドベンチャーワールドに行くのは無理かなあ」
と諦めモードだったのだが、朝起きたら熱が下がっていた。ちゃんと布団を着て、少し汗をかきながらグッスリ寝たお陰だろう。よく治した。偉い。

【いざアドベンチャーワールドへ】
 ホテルのバスでアドベンチャーワールドへ。開園直後に到着。混み具合は、ほどほどというところか。思ったほどの混雑ではない。
 さまざまなオプションツアーがあるのだが、今回はそれらはパスした。子どもたちがもう少し大きくなって、こういうツアーのありがたみが分かるようになったら、行ってもいいかなあ。
 なお、これらのオプションツアーはインターネットで事前予約できるため、申し込みに長蛇の列ができているようなことはなかった。便利な時代になったものだ。

【ゾウさんとパンダさん】
 まず、いるのがゾウさん。鎖につながれているのがちょっと可愛そうだが、やはりゾウさんは目を惹く。大きいなあ。ちょうどエサの時間だった。

アドベンチャーワールド、ゾウ

 まっすぐ進むと、人だかりが。パンダさんだ。5年前に来たときはもっと混んでいたし、屋外ではなかったように思うのだが。当時は双子が生まれた直後で混んでいたのかもしれない。今回は、外でパンダがグータラしていた。

アドベンチャーワールド、パンダ

 パンダと聞けば最初はワクワクするのだが、実は見ていてそれほど楽しい動物ではない。「白と黒」というよりも「茶色と黒」だし、モシャモシャ笹を食べているか、ゴロゴロ寝ているかのどちらかなので「ちょっと、なんだかなあ」なのだ。
 それほど繊細なようには見えないが、飼育は難しいのだろう。アドベンチャーワールドには、これからも日本有数のパンダ飼育施設として成果を上げてほしい。

【これは外せない「ケニア号」】
 続いて、無料で乗れるケニア号へ。サファリパークに来たからには、これに乗らない手はないだろう。事前に
「ライオンとかチーターが襲ってきたら、どうする?」
と娘をからかっていたら、本当に怖がってしまったのは、ちょっとやり過ぎだったかもしれない。すんません。
 しかし、サファリパークの動物が襲ってくるはずもなく、ライオンもクマものんびりしたものだ。

アドベンチャーワールド、ライオン

アドベンチャーワールド、クマ

【結局、これが一番よかった】
 お次はマリンウェーブへイルカショーを見に行った。

アドベンチャーワールド、イルカ、イルカショー

ジャンプしたり、人を乗せて泳いだり、よく訓練されている。イルカは哺乳類だということがよく分かる。やっぱ、イルカショーは鉄板ですな。結局、今日の中で、私はこれが一番よかった。

【ヤル気がないのが丸見えですよ…】
 その後は、動物ショーやホッキョクグマを見て、昼食をとって(まあ、普通でした)、イヌと写真を撮って、ふれあいコーナーへ。

アドベンチャーワールド、イヌ、写真撮影

上は、イヌとの写真。イヌたちは飼育員さんたちが言うから、仕方なく写真に収まっているのが丸見えだ。全くヤル気なしですな…。お仕事、ご苦労様です。

【最後はお馬さん】
 そしてペンギンの行進を見た後は、お馬さんに乗った(別料金)。競馬好きの私の影響(悪影響?)を受けてお馬さん好きな娘と息子は、ニコニコだ。娘はサラブレッドに、息子はポニーに乗った。

アドベンチャーワールド、馬

アドベンチャーワールド、ポニー

 以上でアドベンチャーワールドを後にした。昨晩に熱を出した娘も、ぶり返すことなく楽しんだし、いい思い出になっただろう。

 アドベンチャーワールドは、大人も子どもも楽しめる、いいテーマパークだ。パンダで有名だが、実のところは、パンダで客を呼んでおいて、他で楽しませるということなのかもしれない。
 和歌山じゃなく、滋賀にあったらよかったのになあ。

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【予想と与太話】エニフS(2014)~ペガサスかペガススか~

 今週から秋競馬が開幕。中山が工事中のため東は引き続き新潟開催だが、西は阪神に競馬が帰ってきた。今週末は天気も良さそうだし、久々の中央開催で盛り上がってほしいものだ。

 ところで、今週から10月19日までの6週間、また「最終馬連」が行われる。私の持論は「払い戻し率アップに勝るファンサービスなし」なので、今回も張り切って参加する予定だ。とはいえ馬券購入金額は増やせないので、各場のメインレースの馬券代を最終レースに回すことになる。競馬をさせてもらえるだけでもありがたいので、贅沢は言えません。

 そんな秋競馬初日の阪神メインはエニフステークス。ダートのオープン特別だ。
 エニフは星の名前で、ベガスス座で最も明るい星である。あまりメジャーな星ではないと思うのだが、ペガススが馬(の親戚)だからレース名に抜擢されたのかもしれない。
 でもなぜ、星座の名前はペガサス座ではなくペガスス座なのだろうか。

 レースにいってみたい。
 オープンで実績のある馬やイキのいい登り馬がおらず、難解な一戦。本命は◎ワイドバッハ。前走は重賞の壁に跳ね返されたが、着順ほど負けていない(0.4秒差)。追い込み一手の脚質がやや心配だが、この相手なら突き抜けてくれないか。流れが向いてほしい。
 推奨穴馬は、ピンとくる馬がいないが、しいて挙げるならメイショウノーベル

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2014年9月11日木曜日

白浜でアドベンチャーワールド、エネルギーランド、魚釣りに行ってきた 一日目~小1(6歳)と年少(4歳)の子どもと一緒に~

 今年の夏の家族旅行は、白浜へ行ってきた。
 娘が1歳のときにも行ったのだが、娘(いまは小1の6歳)はそのときのことは覚えていないと言うし、当時はまだ生まれていなかった息子(いまは年少で4歳)もパンダを見てみたいと言うし、5年ぶりに再訪した。

【出鼻をくじかれる】
ほぼ予定通りの時刻に出発。高速道路を乗り継いで、約3時間の予定だ。ところが出発してすぐ、ラジオで交通情報が入った。
「阪和道で火災が発生。渋滞10 km」
とのこと…。いま、まさにそこを目指して走っているのに、何てこった。後で調べると、トラックが炎上し、阪和道が通行止めになっていたらしい。

阪和道下り線で車両火災 和北IC~和歌山IC間が一時通行止め

 そこへ着くまでに渋滞が解消されていることを期待したのだが、そうは問屋が卸さず、見事に渋滞に巻き込まれた。久しぶりに大きな渋滞に巻き込まれた。小学生以来かもしれない。火災現場では、真っ黒なトラックが横たわっていた。いったい、何が原因だったのだろう。

【海の幸で昼食】
 30分以上ロスしたが、ようやく白浜に到着して昼食。海鮮問屋丸長という店で寿司や刺身を堪能した。値段はそれなりにしたが、さすが白浜、海の幸が美味い。
娘が選んだのは手巻き寿司セット。


 自分で手巻き寿司を作って食べるという、なかなか楽しそうなメニューだ。ところが、娘のテンションがいまいち上がらず、食が進まない。申し訳なかったが、少し残して店を後にした。

【エネルギーランドへ】
 続いて、白浜エネルギーランドへ。関西電力関連のミニテーマパークなのだが、ここがなかなか面白い。まずは「トリックアートハウス」へ。


 板の上を歩いているように見えないだろうか。でも実はこれ、すべて平面なのである。落ちそうになっている息子が平然としているのも、そのためなのだ。立体的に見えるのは目の錯覚なので「トリックアート」というわけだ。

 続いて体力測定コースへ。写真のような遊具(?)をいくつクリアできたかで、体力を測定するというもの。



体力測定というよりも、アスレチックに近い感覚だった。10歳くらいの子どもなら存分に楽しめるだろう。4歳の息子には、ちと早かったようだ。

 そしてミステリーゾーンへ。写真はわが家のものではなく、エネルギーランドのウェブサイトに載っていたもの。


人が傾いているように見えるだろうが、そうではなく、建物のほうが傾いているのだ。写真の人は笑っているが、これがなかなか気持ち悪い。平衡感覚が狂わされて、フラフラしてしまう。娘は
「もうイヤや~」
と半泣きだったし、息子はバランスを失って派手に転んでいた。また行きたいとは思わないが、人には
「けっこう面白いで。行ってみたら?」
と勧めたくなる施設である。

【夕食はホテルでコース料理】
 たっぷり遊んだ後はホテルへ。さっそく大浴場で気持ちよく汗を流した。
そして夕食。当初は外で夕食の予定だったのだが
「ホテルで食事をしてくれる方を優先的に予約します」
ということだったので、渋々ホテルのレストランを予約していた。足下を見てるなあ(怒)。
 ただ食事は美味しかった。フレンチとイタリアンをミックスさせたコース料理で、前菜からメインまで、どれも絶品。特にエビを使ったパスタは美味だった。もし近辺に住んでいたら、間違いなく行きつけにするのになあ。ご馳走様でした。


【最後にまたアクシデントが】
 一日目も無事に終了し、ネンネタイム…と思っていたら、どうも娘の様子がおかしい。熱があるようだ。昼食が進まなかったのも、エネルギーランドで「もう帰りたい」とか言い出したのも、このせいだったようだ。気づかなくて悪かったね。
 明日はメインイベントのアドベンチャーワールドなのに、娘はホテルで静養かも…。

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2014年9月9日火曜日

書評 佐々木譲『人質』(ハルキ文庫)

携帯電話OK、トイレも自由に行けるという、ちょっと変わった監禁もの


 札幌のレストランで起きた人質監禁事件と、政治家が不法に得た大金を奪い取ろうとする恐喝事件。この二つの事件が背後で絡み合いつつ、息詰まる駆け引きが繰り広げられる。
 人質事件を担当するのは、北海道警の佐伯や津久井のチーム。佐々木氏の作り出した名キャラクターたちが、今回はどのように事件を解決するのか。佐々木氏お得意の、緊迫スリルサスペンス。

 人質事件では、犯人たちが人質に携帯やスマホを使わせるのが、本作品の特徴。武器や暴力で威嚇するわけでもなく、人質にはあくまで「協力」という形を取らせるのだ。しかし、決してユルイわけではない。現場の緊張感がビシバシ伝わってきて、ページをめくる手が止まらない。謎解きやどんでん返しがあるわけではないが、あっという間に読み終えてしまった。
 限定された空間を設定し、そこで起こる事件の緊迫感を書ききる手腕には「毎度お見事」としか言いようがない。

 今回も、佐伯の「男っぷり」がいい味を出している。初期の頃よりも、ハードボイルド指数がかなりアップしているように感じるのは私だけだろうか。




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映画評『四十九日のレシピ』

共感できないシーンや、ストーリーのつながらないところはたくさんあるのに、なぜかポロポロと涙がこぼれてくる


 威張っているくせに、妻にはおんぶに抱っこだった初老の男。その妻とは血のつながっていない娘。そこへ天然ボケのメイド風ギャルと、日本語のあまり話せない日系ブラジル3世の青年が加わって、奇妙な共同生活が繰り広げられる。なんとなく、ありがちな設定なのだが、そこがいい。

「これはないやろう」
「なんか話がよくわからないなあ」
と思っていると、突然、不意を突かれて涙がポロポロ落ちてしまう。ありがちな設定で油断させられるため、そうなってしまうのかもしれない。
「こんな太陽のような、すべてを包んで背後から優しく見守ってくれる人なんているわけないやん」
と思いつつ、その女性の生前の姿が蘇ってくる度に、涙腺が熱くなってしまうのだ。
 普通なら「ありがちやなあ…」としらけてしまうのに、そうならないところが不思議な映画だった。

 一つ苦言を呈しておきたい。見る前には知らなかったのだが、本作は原作小説を映画化した作品である。なるほど、だから腑に落ちない展開がたびたび見られるのだろう。時間の制限もあるのだろうが、そこはもう少しうまく処理するなり、割愛するなりして、ストーリーに整合性を持たせてほしかった。




2014年9月7日日曜日

【予想の回顧】小倉2歳S、新潟記念、札幌2歳S、北九州短距離S(2014)

 日曜の小倉メインは小倉2歳S。◎セカンドテーブルは後方から。逃げるとは思っていなかったが、ここまで後ろとも思わなかった。3コーナーから差を詰めて、馬群を縫うように差してきたが7着まで差を詰めるのが精一杯だった。結果論だが、外を回したほうがよかったのかもしれない。
 勝ったのは大外を回ったオーミアリス。15番人気で単勝万馬券。やはりこの時期の2歳戦は難しい。国分優作騎手は重賞初制覇だったらしい。まだ勝っていなかったとは意外だった。

 新潟では新潟記念。◎マーティンボロは1番人気。人気するだろうとは思っていたが、1番人気とは…。このレース、1番人気が10年以上勝っていないのだ。
 マーティンボロは好発を切るが、スッと下げて中団から。直線入り口では内に押し込められ、直線半ばではかなり窮屈になったが、狭いところを抜けてきて見事に差しきった。なかなかの勝負根性だ。ローウィラー騎手の手綱さばきも冴えた。欧米の騎手は狭いところでも強引に抜けてくる。1番人気連敗のジンクスもストップさせた。
 馬券は2着のクランモンタナを押さえており、馬連を取った。

 土曜は札幌で札幌2歳S。
 本命◎ミュゼエイリアンは行き脚がつかず、後方から。しかしこれは想定内だ。3コーナー過ぎから仕掛けて、4コーナーでは大外へ。
「いくら何でも外を回しすぎやろ」
と諦めかけていたら、グイグイ伸びてきた。
「差せ~」
という声とともに突っ込んできたのだが、アタマ差の4着。ワイドで流していたので惜しかった。
 勝ったのはミュゼエイリアンと同じようなコースを走ったブライトエンブレム。2着争いを尻目に、1馬身4分の1差の完勝。今後が楽しみだ。

 北九州短距離Sは◎ロードガルーダがいい位置で直線を向いたのだが、前にはつき離され、後ろには差されて6着。人気(3番人気)の馬でこういう結果だと、ヘコみますなあ…。

 今週は4戦1勝だが、他がまずまずだったのでチョロ負けで済んだ。札幌2歳Sが惜しかったなあ…。

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2014年9月6日土曜日

【予想と与太話】小倉2歳S、新潟記念(2014)~新人騎手の重賞制覇へ~

 小倉の最終日を飾るのは、例年通り小倉2歳S。同じ頃に行われる新潟2歳Sや札幌2歳Sがクラシックにつながるレースなのに対し、こちらはさっぱり結びつかない。1200 mという距離のためだろう。
 しかし、小倉2歳Sはそれでよいのだ。クラシックには結びつかない、夏の2歳チャンピオン決定戦として、これからも続いていってほしいものだ。

 レースにいってみたい。
 本命は◎セカンドテーブル。前走は2番手につけて、直線で抜け出すと、0.8秒差をつける圧勝劇。血統的にも早熟の短距離馬で、まさにこのレース向け。今回は減量の恩恵がなく、斤量が3 kg増えるのは心配だが、新人である義騎手の重賞初制覇に期待したい。
 推奨穴馬はタムロダイチ。前走で馬券を取らせてもらった。

 新潟記念は◎マーティンボロが本命。前々走、前走と続けて馬券を取らせてもらった。ハズれるまでは追いかけるのが筋だろう。

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2014年9月5日金曜日

【予想と与太話】札幌2歳S、北九州短距離S(2014)~差し脚に期待~

 今週で小倉と札幌は終わり、来週からは阪神開催がスタート。秋競馬の開幕である。今年はサンマが遅れているが、もう夏も終わりだ。秋のGI戦線を前に軍資金を確保しておきたい。

 ところで、来週からまた「最終馬連」がスタートする。私は
「払い戻し率アップ(控除率ダウン)に勝るファンサービスはない」
と考えているので、この手のキャンペーンは大歓迎だ。CMにお金をかけるよりも、こういう方面にもっと資金を回してほしいものだ。
 とはいえ、馬券を当てないことには恩恵にはあずかれない。ビシバシ当てていきたい。

 レースにいってみたい。
 夏競馬最終週の土曜日は、札幌で札幌2歳Sステークスが行われる。このレースが1800 mになったのが1997年のこと。それ以降はジャングルポケットとロジユニヴァースのダービー馬を初め、数々のGI馬を送り出した。1200 mの時代にもニシノフラワーやビワハイジを出しており、昔から出世レースだったが、距離が伸びてクラシックに直結するレースになったと言えるだろう。今年も出世する馬が出るのだろうか。

 今年も1戦1勝の馬ばかりで、どこからでも狙えそうだ。本命は◎ミュゼエイリアン。前走は福島の新馬戦を後方から差しきった。前走で逃げ・先行で勝った馬が多く、差しの決まる展開にならないか。父スクリーンヒーロー、母父エルコンドルパサーというJC勝ち馬の組み合わせも渋い。
 本命が人気薄なので、推奨穴馬はナシ。手広く流したい。

 北九州短距離ステークスは◎ロードガルーダが本命。ハンデ55 kgは恵まれた印象。1200 m二走目で前進。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...