2022年7月9日土曜日

【読書メモ】夏川草介『神様のカルテ』(小学館文庫)

 大ヒットして映画化もされた、夏川氏のデビュー作。
 高度な最先端医療を扱う大病院ではなく「おらが町」の病院で、患者ひとり一人と向き合い、ときにはその最期を看取る。ろくに休みも取らず「患者ファースト」の生活を送る医師を描いた医療ドラマだ。

 「医療とは技術ではなく仁術である」を体現するような医師の物語は、昔から定番のネタだ。「こんなお医者さんにいてほしい、診てもらいたい」という庶民の思いは、昔も今も同じということなのだろう。医師がちょっと変人なのもお約束だ(笑)。
 シリーズ化も納得の、心暖まる良作。夏川氏の読書愛がにじみ出ているのもグー。

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