2013年9月21日土曜日

2013 神戸新聞杯、オールカマー オレの予想を聞いてくれよ

 サンマの値段も徐々に下がってきて、秋を感じる今日この頃である。先週にローズSが行われ、今週は神戸新聞杯。競馬カレンダーも秋本番だ。
 一方、今年の私の馬券成績は、1年中真冬のままだ。浮き沈みがあるのはギャンブルの常だが、これほど長期間沈んだままというのは経験がない。神頼みをしたくなる気持ちが分かる気がする。

 さてレース。
 皐月賞馬が中距離路線に向かい(その後、戦線離脱)、ダービー馬は海外遠征中。となれば、春の二冠レースで連続2着の◎エピファネイアが抜けた人気になるのも頷ける。ダービーの2着も、折り合いを欠いてのもの。ピタリと折り合えばこの馬が一番強いのでは、と思わせる内容だった。ここは、よほど暴走しない限り通過点にしてくれるだろう。
 相手はダービー残念組のタマモベストプレイテイエムイナズマを。推奨穴馬は、これも春の実績組からカシノピカチュウ。距離が保てば。

 オールカマーは◎メイショウナルト。推奨穴馬はアスカクリチャン

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2013年9月20日金曜日

2013 大阪スポーツ杯 オレの予想を聞いてくれよ

 先週は月曜の競馬が中止になり、火曜に競馬が行われるという、たいへん珍しい日程になった。火曜がレースだと、次週の想定が出るのが水曜日で、木曜に追い切り、金曜に枠順発表と、あっという間にレースになる。ただの馬券オヤジでもそう感じるのだから、現場の人々はなおさらだろう。息つく暇もないとはこのことか。

 そんな阪神の土曜メインは大阪スポーツ杯。ご存じ(?)大スポを冠したレースである。大スポの芸能欄とエロ欄の充実ぶりは他の新聞の追随を許さないものがある。これからもこの路線で頑張ってほしいものだ。

 さてレースに行ってみたい。
 10頭立てと少頭数になった。ここは、人気だろうが◎タイセイシュバリエで堅いだろう。叩き3走目でこのクラスは卒業したいところ。
 相手は8枠の2頭か。推奨穴馬にはこの8枠からローヴドヴールを挙げておきたい。気持ちは、枠連1-8の1点勝負。

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2013年9月16日月曜日

書評 E. シュレーディンガー『生命とは何か』(岩波文庫)

 生命は、原子という部品が組み合わされてできた機械なのか、それとも原子という部品を組み合わせただけでは生命にはならないのか。この究極とも言える問いに、量子力学を生み出した科学者が答えた本。

 半世紀以上前に著された本だが、まったく陳腐には感じなかった。
 明言こそしていないが、シュレーディンガーは
「生命も、結局は原子で組み立てられた機械だ」
という考えを持っていることが分かる。
 本書では「遺伝」が純粋に原子の入れ替えであることが予言されている。そう、本書が書かれた時代には、遺伝子のセントラルドグマ(転写・翻訳・複製)は、まだはっきりとは解き明かされていなかったのだ。
 後にワトソンとクリックがDNAの構造を明らかにし、それをもとに遺伝が物理的・化学的な現象であることが解明された。シュレーディンガーの予言の一部が証明されたのだ。

 とはいえ「生命は機械なのか、それとも魂は存在するのか」という問いには、本書が書かれてから50年以上経ったいまでも結論は出ていない。
「生命は機械か否か」
本書はこの問いに、哲学ではなく科学でもって答えようとした、初めての書籍と言えるのかもしれない。

 惜しむらくは、上にも書いたが、本書が執筆された時代には、まだ遺伝の仕組みが明らかにされていなかったことだ。シュレーディンガーがそれらの知見を知っていれば、どういう考えを巡らせただろうか。是非、聞いてみたかったところである。

 ちなみにシュレーディンガーは、20世紀初頭に量子力学という分野を確立した物理学者の一人で、その第一人者といえる人物である。同時代にはアインシュタインもいた。アインシュタインの相対論が宇宙を舞台にした「巨大なもの」を扱った学問であるのに対し、量子力学は原子・分子サイズの「微細なもの」を扱った学問である。
 ひらたく言えば、原子・分子サイズでは、われわれが目にするようなサイズの物の理論(ニュートン力学)は成り立たず、また別の理屈で物が動いているということを明らかにしたのが量子力学である(ひらたくないかな…)。
 その量子力学の理論を生命に当てはめるとどうなるか。それを量子力学の第一人者が語ったのが本書であると言えよう。



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2013年9月15日日曜日

2013 セントライト記念 オレの予想を聞いてくれよ

 三日連続開催の最終日の中山メインはセントライト記念。菊花賞トライアルではあるが、来週の神戸新聞杯に比べるとずいぶん地味なレースである。ただ、昨年はダービー2着のフェノーメノがこのレースに参戦し勝利。その後、春の天皇賞を制するなどGI戦線で活躍している。久々にこのレースから大物が登場した。今年もフェノーメノに続く馬が出るだろうか。

 さて今年のレース。ダービー3着馬が回避し、ただでさえ薄かったメンバーが薄々になった。このメンバーならケイアイチョウサンが一枚上か。前走のラジオNIKKEI賞はすべてがうまくハマったが、それでも1着は立派。重賞勝ちの実績を信頼したい。
 もう一頭の重賞勝ち馬、ヒラボクディープはまだ仕上がり途上か。評価を下げる。
 推奨穴馬は前走重馬場で完勝のユールシンギングと、重馬場得意な子が多いステイゴールド産駒のドラゴンレジェンド

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2013年9月14日土曜日

2013 ローズS オレの予想を聞いてくれよ

 三日連続開催の二日目の阪神メインはローズS。ご存じ秋華賞のメイントライアルレースである。今年はオークス1~3着が勢揃いし、豪華メンバーとなった。本番もここを使った馬の争いになるだろう。まさに前哨戦だ。

 阪神の改装に伴い距離が1800 mになってからは、オークスで掲示板に載った馬が優勢である。紛れのないコースといえるだろう。
 今回のメンバーで、この舞台が向きそうなのは、◎レッドオーヴァル。オークスでは人気を裏切ってしまったが、その前の桜花賞ではズバッと切れて2着に差し込んできた。桜花賞と似通った舞台である阪神1800 mで巻き返すと見た。
 これといった登り馬もいないので、オークス組の争いになりそうだ。あえて挙げるなら推奨穴馬はウリウリ。前走がきっかけになれば。

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2013年9月13日金曜日

2013 エニフスS、阪神ジャンプS オレの予想を聞いてくれよ

 今週は三連休で、三日間とも競馬が行われる。競馬オヤジとしては三日とも競馬が楽しめるのは嬉しいのだが、北海道や小倉の開催を削ってこちらへ持ってくるというのがどうも解せない。短期的には売上が増えるのだろうが、長い目で見ると地方のファンを減らすことにつながらないか。心配だ。
 開催を削る代わりに、せめて小倉にもビッグレースを作ってはどうか。札幌記念がGIIになって一流馬が北海道のレースに出走するようになった。小倉にも同レベルのレースを作ってスターホースの出走を促し、九州のファンの目を引いてほしいものだ。スプリンターズSを小倉に持ってくるとか、3歳のダートGIを小倉で行うという案は非現実的だろうか。

 そんな土曜の阪神では、メインにエニフSが、8Rに阪神ジャンプSが行われる。
「エニフって何やねん」
が気になったので、例によってJRAの特別レース名解説で調べてみた。

エニフは、ぺガスス座を構成する星。同星座の鼻の部分にあたり、構成する恒星の中で最も明るい星である。アラビア語で「馬の鼻」を意味する「アル・アンフ・アル・ファラス(Al Anfal Faras)」が語源。

ということらしい。星の名前シリーズでしたか。こんな星があるとは知らなかった…と思いきや、昨年も同じことを調べたことを思い出した。なんじゃそりゃ。

 さてレースにいってみたい。
 ダートのオープン特別の常連が揃った。特にこれといった新顔もいない。それなら◎エアウルフでなんとかならないか。阪神1400 mはベストの舞台。ここをステップに重賞戦線に突撃してほしい。
 推奨穴馬はトラバント。前走は惨敗したが、もともと走るときち走らないときの差が激しい馬。今回が「走るとき」なら。

 阪神ジャンプSは◎ビッグウィーク。人気しそうだが、障害3走目でまだ上積みも見込めそう。

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2013年9月12日木曜日

書評 藤井純一『監督・選手が変わってもなぜ強い? 北海道日本ハムファイターズのチーム戦略』(光文社新書)

「中の人」が書いた本だとは知りませなんだ。日本ハムファイターズがファンに愛され、かつ強いチームである秘訣が明かされる。

 2004年に北海道に移転後、北海道日本ハムファイターズは道民の圧倒的な支持を受けるチームになり、また優勝争いの常連となった。かつての
「東京の、何だか冴えないチーム」
からの変貌には、どのような秘密が隠されているのか。それを最もよく知る人物である前球団社長みずからが、チーム運営・チーム経営の秘訣を著したのが本書である。

「赤字は本社(日本ハム)に補填してもらえばよい」という旧弊を葬り去り、黒字経営を達成するために藤井氏が行った構造改革・意識改革の具体例が次々と披露される。
 藤井氏は、収入を増やすために必要なのは、その場しのぎの一発イベントではなく、何度も球場に足を運んでくれるファンを増やすことであるという原則を徹底する。それを「Fan Service 1st」という標語にして全社員で共有する。分かりやすい目標を立て、その目標を達成すべく、全員で突き進んでいく様子が伝わってくる。
 私が特に印象に残ったのは、次の2点だ。

・社内の垣根を低くする(セクショナリズムの廃止)
・コアなファンを増やし、大事にする(広く浅くとは逆の方向)

このようにまとめてしまうと「当たり前やん」と思われるかもしれないが、自分の属している組織を顧みても、意外に簡単ではないことが分かる。この「当たり前だけど、簡単ではないこと」を達成するためのヒントが随所に散りばめられている。

 直接には「スポーツチームの運営論・経営論」の本なのだが、スポーツチームにとどまらず、すべての組織に当てはまる事例がたくさんあった。私も、自分の仕事に応用できそうなヒントをいくつももらった。

 ただし、あくまでも「球団」の運営論の本であり、個々の選手の管理・育成にはあまりページが割かれていない。そちらはそちらで、GMを中心に一貫した体制が敷かれているのだろう。ダルビッシュをはじめ、中田翔、糸井らの選手が、なぜ次々に台頭してくるのかなどは、本書の主題ではない。

 本書の袖には「最強のスポーツビジネス論」という言葉が書かれているが、それも納得。いや、それを越えて、スポーツにとどまらない最強ビジネス論が展開されているとまで言ってもよいのかもしれない。



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【読書メモ】東野圭吾『あなたが誰かを殺した』(講談社)

 加賀刑事シリーズ、最新第12作。娘が学校の図書館で借りてきてくれたので、文庫化前に読むことができた。  このところ、加賀の人生に絡んだ話が多かったが、シリーズの原点回帰。加賀は探偵役に徹して事件を推理する。いかにもミステリーなミステリー小説だ。  別荘地で起きた連続殺人事...