2020年12月15日火曜日

【祝 サブ3達成!!】神戸トライアルマラソン2020に出場した(滋賀のおっさんランナー)

 2017年7月、45歳を目前に、突如ランニングを始めた。2019年12月の大阪マラソンでサブ3.05(3時間05分)を達成。現在(48歳)はサブ3を目標にトレーニング中。
 2020年12月12日の神戸トライアルマラソンでサブ3を達成した!!
 3週間前の明石城公園マラソンは、まさかの激坂難コースで失速。ダメージが少なかったので、急遽、この大会の出場を決めた。

◆調整とコンディション◆
 上記の経緯で急遽エントリーしたので、調整が難しかった。
 3週前が失速したフルマラソン。2週前に15 kmの、1週前に10 kmのペース走を入れた。2週前はいつもなら20 kmを走るのだが、前の週にフルを走ったばかりだったので、今回は減らした。約10日前に400 m×10本を、3日前に1 km×2本を走るのはいつも通り。うまく調整できただろうか。
 痛いところや気になるところがないのはありがたい。体調も良好だ。

 会場は三ノ宮から徒歩で20分程度のところ。迷わずに到着できた。エントリーが300人強ともともと少ないところに、大阪在住者の出場を控えるようお達しがあったので、密にならなかったのはラッキーだった。
 1.25 kmを17往復するコース。折り返しは180°ぐるっと回るので、地味にダメージが蓄積される。
 90分前にパンを、60分前にバナナを、30分前にゼリーを摂って、いざレースへ。

◆序 盤◆
 9:30から順次スタート。レイトエントリーだったので、最後尾のスタートだ。ただ、ウェーブスタートでネットタイムのみの計測なので、全く焦る必要はない。同じく最後尾スタートだった男性の後ろについた。サブ3ペースで走っているようだ。

 序盤は、いつもはペースの上げすぎに気をつけねばならないくらいなのに、今回はそこまで余裕がない。やはり3週間前のフルのダメージが残っているのか、それとも調整の仕方を誤ったか。10 kmでややきつくなり始めたときには「今日はダメかも」と弱気になった。しんどくなるのが早すぎる…。
 とはいえ15 kmを63分かからずに通過し、1分弱の貯金を作った。

海沿いを17往復する

◆中 盤◆
 キロ4:10~15のペースを維持し、ハーフを89分を切るタイムで通過。貯金は1分強に増えた。
 しかし昨年の大阪マラソンや10月のロケットマラソンのときと比べて、明らかにしんどい。いつもは中間点にはスイスイ到達して「30 kmから、どれくらいペースを上げられるだろう」と妄想できるくらい余裕があるのに…。
 しかも、時間が経つにつれて、復路の向かい風がきつくなっていく。

◆終 盤◆
 25 km以降は少しペースが落ちたが、まだ4:15以下をキープ。30 km通過時点で、1分以上の貯金がある。すでにかなりきついが、心拍数は思いのほか上がっておらず、前半と大差ない。「いけるはず」と自分に言い聞かせる。

 いよいよ残り10 km。ここからはきつくて当たり前。しかし、きつくなるのが早かった分、大阪や土山のときよりもしんどく感じる。
 ラスト10 kmで1分以上の貯金があるので、キロあたり5秒遅れても3時間は切れる計算だ。復路の向かい風区間は4:20ペースまでは許容範囲とした。
 このあたりで女性ランナーに追いつかれたので、後ろにつかせてもらった。最もきついところで引っぱってもらい、向かい風区間は風よけにもなってもらい、めちゃめちゃ助かった。
 30~35 kmはさらにペースが落ちたが、なんとか4:15ペースで乗り切った。

◆ラスト5 km◆
 1分の貯金を保ったまま、ラスト5 kmを通過。残り2往復だ。いける。
 最後の5 kmは毎回、必死のパッチ。あと2往復と思えば脚を動かせる。引っぱってくれた女性はやや失速。最後は単独走になった。本当にありがとうございました。
 ラスト2周の向かい風区間(40 km手前)はキロ4:30まで落ちたが、まだ1分以上貯金がある。スタート地点に戻り40 kmに到達。残り1往復! 追い風区間でキロ4:12まで上げることができ、サブ3を確信した。
 最後の1 kmは向かい風のなかを4:20でまとめて、2時間58分台で見事にゴール! さすがにしばらく動けず、へたり込んだ。
 途中で引っぱってくれた女性もほどなくゴール。お礼を申し上げ、健闘をたたえあった。

サブ3達成!!

◆シューズ◆
 サブ3達成の影の立役者はホカオネオネのカーボンロケット(新発売のロケットXではない)。アディゼロプロが残念ながら足の甲に痛みが出るので、今回はこちらで走った。
 早々にきつくなっても粘り切れたのは、シューズのお陰も大きかったと思う。軽くて接地感と安定感がよく、ピッチ走法の私にあうのだろう。ヴェイパーフライのような「ビヨーン」と跳ねるシューズではないのがよかったのかもしれない。

◆まとめ◆
 きつくなり始めるのが早く、ラスト10 kmはいままでで最もしんどかった。そのわりに心拍数がドリフトしなかったのは、閾値走やロングジョグの効果だろうか。
 前半からきつかったのが逆によかったのか、それとも3週前の疲れが残っていたのか。どうも後者のような気がするので、疲れのない状態で走れればもう少しタイムを縮められるかもしれない。
 さすがに体にダメージがあり、左脚に腸脛靱帯炎が出ている。しっかり休んで、違和感がなくなってからランニングを再開しよう。

 走り始めて約3年半。当初は夢のまた夢だったサブ3を達成できた。家族のみんな、周囲の方々には、ありがとうございました。
 ただ、これでゴールではない。今後はフルマラソンのタイムを追求するばかりではなく、他のことにも挑戦していきたい。

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