2022年5月6日金曜日

【読書メモ】東野圭吾『マスカレードゲーム』(集英社)

 珍しく、中3の娘から
「なあなあ、お父さん」
と声をかけてきた。何かと思ったら
「マスカレードシリーズの新しいのが出るらしいで」
だそうだ。要するに「買ってよ」ということらしい(笑)。
 しかし、わが家には「文庫が出るまで待つべし」という家訓があるため
「買うのは文庫が出てからやで。2年後くらいかなあ」
という返事に娘はしょんぼり…。
 そんなところに、おばあちゃん(私の母)が娘を買い物に誘ってくれた。娘は「これはチャンス!」と、本書を買ってもらったのだった。おばあちゃん、いつもありがとうございます。娘がおばあちゃんに買ってもらった本をさっそく読む父親も、何だかなあやけど…。

 閑話休題。
 マスカレードシリーズ第4弾。刑事の新田とホテルウーマンの山岸のコンビが、今回もホテル内での殺人事件を防ぐべく、大奮闘。殺人を企てる犯人だけでなく、そのターゲットもなかなか明らかにならないのが、本シリーズのキモだ。いったい、誰が誰を殺そうとしているのか。
 最後はしっかり話しも閉じ、満足の読後感。揚げ足をとるなら、舞台がホテルでなくてもよかったような、ということくらいか。

 本作は、間違いなくキムタク主演で映画化されるだろう。前作は娘と見に行ったが、次は一緒に行ってくれるだろうか…。

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