今回の一人称は、映画監督と脚本家。映画監督の幼少期からの人生をたどる「エピソード」と、脚本家の現在を描いた「章」が交互に配置される。
最初は全く関係なかった二つの話が、徐々に絡み合い、最後にはすべてが結びついて大団円。見事に話しが閉じる。
湊小説にしては、ブラック指数は控えめ。とはいえ、これだけブラックでも「控えめ」の評価になるところが、湊小説の恐ろしさかもしれない…。
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加賀刑事シリーズ、最新第12作。娘が学校の図書館で借りてきてくれたので、文庫化前に読むことができた。 このところ、加賀の人生に絡んだ話が多かったが、シリーズの原点回帰。加賀は探偵役に徹して事件を推理する。いかにもミステリーなミステリー小説だ。 別荘地で起きた連続殺人事...
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