2024年7月26日金曜日

【読書メモ】東野圭吾『ブラックショーマンと名もなき町の殺人』(光文社文庫)

 東野作品に新たなシリーズが誕生。新探偵はマジシャンだ。手品のように人の心を読み、殺人事件も解いていく。金にセコいのが玉に瑕という、いまどきの(?)探偵だ。
 捜査が進むにつれ、容疑者はある中学の同級生に絞られていく。一人、また一人と容疑者が減っていき、最後に残ったのはなんと…。これだけ容疑者を絞ってもらっても、犯人を当てられない自分が悔しい(笑)。ミステリーらしいミステリーだった。
 気になるのは、映像化されたときに誰がブラックショーマンを演じるのか。長身のニヒルなマジシャン探偵にふさわしいのは、伊藤英明か、それとも玉木宏か。東野氏はきっと誰かをイメージしながら書いたに違いない(笑)。




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