2013年4月23日火曜日

息子が3歳になった おめでとう

 先日、息子が3歳の誕生日を迎えた。おめでとう。お姉ちゃん(5歳半)が3歳になったときとは、また違う感慨がある。
 昨年、2歳の誕生日のときにも書いたのだが、二人目の子の成長は早い。
「いつの間にこんなに大きくなったんだろう」
と思うことばかりだ。

 先月の、ノロウイルスで入院するという大事件も、頑張って乗り越えてくれた。一週間、ベッドの上でよく我慢したよな。偉かった。
 夜もお姉ちゃんと二人で寝てくれて、助かってるぞ。寝かしつけの手間がかからないのは、本当にありがたい。

 お姉ちゃんが3歳になったときは、成長過程をもっとリアルタイムで把握していたように思うのだが、息子の場合は
「いつの間に、こんなことできるようになったん?」
なことばっかりだ。
「もっと手をかけてあげられずに、すみませんなあ」
という気持ちもあるが、二人目ということの「慣れ」や、二人の子どもがいると息子にばかり手をかけられないという事情があり
「まあ、しゃあないな」
というところに落ち着いている。

 でも、それはそれでよいのだろう。二番目の子のほうが大物に育つという俗説(正しいかどうかは分かりません)があるのも、なるほどだ。いい意味で、親の干渉から逃れられるのだろう。
 今後も、親の干渉をくぐり抜け(笑)、大物に育っていってください。

 お誕生日ケーキは、お母さんの作った仮面ライダーウィザードケーキ。悪戦苦闘したのだが、それなりのものになった。お母さん、よく頑張った。


 さあ、ロウソク消しタイムだ。


 ふーーっ。


 うまく消えないので、お姉ちゃんも加勢。


 やりました!


 最近、かんしゃく泣きが増えてきたのは気になるが、面倒見のいいお姉ちゃんにも見守られつつ、大きく育っていってください。
 でも、お父さんもお母さんも、細かいことにうるさいよなあ…(反省)。大きく育つかどうかは、お父さんとお母さんにかかっているのかもしれないね。

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書評 円城 塔『Self-Reference ENGINE』(ハヤカワ文庫JA)

 円城氏については、伊藤計劃氏の遺作を共著として書き継いだ(屍者の帝国)と知ったときから、作品を読みたいと思っていた。そんなところに、昨年、円城氏が直木賞を受賞した(道化師の蝶)。ますます興味が高まり、まずはデビュー作を読んでみた。
 う~ん、難解、前衛的。でも、知らず知らず引き込まれてしまった。

 本書は連作集。「イベント」という出来事が起こった後の世界を舞台とした作品が20作、収められている。「イベント」とは、時間が一方向に流れるのをやめ、てんでバラバラに時を刻み始めた瞬間を指す。過去と未来と現在がごちゃ混ぜになり、その区別が意味をなさなくなった世界がさまざまな切り口から描かれる。

 内容はかなり難解だ。連作集全体としても、それぞれの連作自体も、ストーリーがあるようでないような、独特の前衛的な世界観が展開される。
 しかし、難解ではあるが、なぜか引き込まれてしまった。これが円城氏の筆力ということなのか。

 連作を通して登場するのが「巨大知性体」と称されるコンピュータ。コンピュータが自らを進化させる機能を得て、自律的に進化していった結果、巨大知性体と呼ばれる存在になったという設定だ。
 この巨大知性体が、とても人間くさいところが面白かった。鬱状態に陥るコンピュータなど考えられないが、進化の行き着くところは、意外とそんなところなのかもしれない。

 私が購入した本のオビには「文学が、円城塔に追いついた。」とある。なるほど、言い得て妙だ。難解な円城ワールドに文学界の評価が追いつき、直木賞受賞という結果につながった、という意味なのだろう。
 だが、直木賞を受賞したのは本作品ではない。おそらく円城氏のほうからも、文学界に近づいていったのではないだろうか、と想像する。
 その想像が当たっているかどうかは、受賞作品を読んで確かめてみたい。



2013年4月21日日曜日

2013マイラーズC、フローラS、福島牝馬S、錦S 予想の回顧

 今週は日曜の福島競馬が降雪で中止となった。この時期に降雪とは、驚いた。

 日曜の京都メインはマイラーズC。◎カレンブラックヒルは先団を見る位置取り。ハイペースの流れを積極的に追いかけ、直線半ばで先頭に立つが、最後は止まってしまった。前哨戦としては上々というところなのだろうが、馬券はハズレ。もうひと踏ん張りしてほしかった。
 1着はグランプリボス。流れが向いたにしてもいい勝ちっぷりだった。

 東京ではフローラS。◎イリュミナンスは5番手と絶好の位置取りに見えたが、直線ではまったく反応せず、12着。力不足だったということか。どうも、今年のフェアリーSとクイーンCは、レベルが低かったようだ。
 1着のデニムアンドルビーと2着のエバーブロッサムは併せ馬のかたちで、外を猛然と追い込んできた。本番でも楽しみだ。

 土曜の福島メインは福島牝馬S。◎オールザットジャズは中団のインを進む。直線でも内を突き、ジワジワと伸びて前の馬をかわし、後ろの追撃もクビ差抑えて見事に1着。このレース連覇を果たした。
 2着争いは、推奨穴馬のピュアブリーゼが粘るところにマイネイサベルが猛然と追い込んできて、クビ差かわしてゴール。
 馬券は、安かったが馬連を獲った。ピュアブリーゼが2着に粘ってくれたらけっこうな高配当だったのだが、競馬は当たってナンボ。よしとしておきたい。

 土曜の京都メインは錦S。◎ショウナンラムジはフタを開けてみれば1番人気。スタートは普通に出るが、中団から。直線は外に出すがまったく伸びず、10着。なんてこった。道中、少し揉まれたにしても、情けない結果だった。揉まれ弱いのか、前につけられなかったのが応えたか。

 今週は4戦1勝。その1勝も本命サイドの馬券。パッとしませんなあ。

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2013年4月20日土曜日

2013マイラーズC、フローラS オレの予想を聞いてくれよ

 京都・東京開催の開幕週は、西でマイラーズC、東でフローラSが行われる。
 マイラーズは、昨年、京都に移ってきたレースだ。先週のアンタレスSと入れ替わりで京都に来たのだが、どういう意図があるのだろうか…。JRAのこの手の日程変更についていくのは、もう諦めた。
 意図のよく分からない日程変更は、やめてもらいたいなあ。レースの持つ雰囲気とかイメージを、もっと大事にしてもらいたいものだ。

 オッサンの繰り言はこれくらいにして、レースにいってみたい。
 京都の開幕週なら、芝は前有利が定石。となれば人気でも◎カレンブラックヒルを本命に。芝1600~1800 mでデビューから5連勝。前に行ける脚質も有利。
 私が◎に抜擢すれば来るし、本命から外せば来ない。馬券的相性も抜群の馬だ。今回も、頼みまっせ。
 相手筆頭も前に行く馬から○シルポートを。
 推奨穴馬はエーシンメンフィス。前走は後ろからの競馬だったが、それまではずっと逃げていた馬。今回は前に行きたい。

 フローラSは◎イリュミナンス

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2013年4月19日金曜日

2013福島牝馬S、錦S オレの予想を聞いてくれよ

 今週から京都・東京開催がスタート。前開催で記録的な大負けを喫した私としては、気分一新、巻き返しを図りたい。
 そんな京都の初日のメインは、錦S。錦とは、京都の有名な市場のことだ。魚屋、漬物屋、卵屋、乾物屋などが軒を連ねる、約400 mの長さのアーケード街である。
 私は、京都に一人暮らしをしていたころは、この市場に歩いて行けるところに住んでいたのだが、ついぞここで買い物したことはなかった。モノはよさそうなのだが、高いのだ。最近は観光客向けの店も多い。私も含め、近隣住民が日常の品を調達する場所ではない。
 しかし、錦市場は知っていても、錦ステークスというレースには記憶がない。「はて?」と思って調べてみると、昨年できたレースだった。JRAがなぜ昨年になって錦に関心を示したのかは、特別レース名解説を見ても分からなかった。何の気まぐれなのだろう。また。、錦Sの創設により、どのレースが消えてしまったのかも気になるところだ。

 予想は、重賞ということで福島をメインに。
 福島のメインは今年で10回目を迎える福島牝馬S。ローカルの牝馬限定のハンデ重賞。荒れないわけがない。事実、これまでの9回は、馬連万馬券が3回、50~100倍が3回、30~50倍が2回と荒れに荒れている。昨年、馬連1100円と初めて堅く収まった。
 今年も荒れそうなメンバー構成だ。半分は各上挑戦の馬なのではないか。
 ところが、本命は◎オールザットジャズ(なんでやねん)。本命サイドの馬だ。でも、昨年の覇者が54 kgで出てくるのだから、逆らう必要はないだろう。ヒモ穴に期待したい。
 推奨穴馬は多め。前走中山牝馬S組のアカンサスアラフネ。前に行けそうなサンシャインピュアブリーゼ

 錦Sは◎ショウナンラムジ。京都の開幕週は、前に行く馬を狙うに限る。

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2013年4月18日木曜日

書評 白河三兎『プールの底に眠る』(講談社ノベルズ)

 心に傷を負った少年と少女の恋物語。
 ある夏、「僕」は自殺を図ろうとしていた少女と出会う。「イルカ」「セミ」と呼び合うことにした「僕たち」は恋に落ちていく。その恋愛の様子を描いた一週間と、13年後に「僕」が留置所に入れられている様子が並行して描かれる。

 決して甘酸っぱいだけの恋愛小説ではない。「僕」の一人称を通して、傷を負った者どうしの心の交流が伝わってくる。とはいえ重苦しさは全くなく、「イルカ」と「セミ」のやりとりは軽妙でさえある。
 ここに「イルカ」と幼なじみの曲利という少女も加わり、三角関係が形成されるのだが、ドロドロ感はまったくない。
 この3人の立ち位置ややりとりは、どことなく村上春樹氏の小説の雰囲気を感じさせる。

 また、なぜ「僕」は留置場にいるのかをはじめとする謎があり、ミステリーの要素も付け加えている。
 さりげなく随所に伏線がちりばめられており、それが最後にはきちんと回収されるところも見事である。「おお、そういえば」と、前のページに戻ることが多々あった。
 結末もよかった。

 主題はひと夏の恋なのだが、ミステリーの要素も含むなど、単なる恋愛小説に留まらない作品。完成度が高い。



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2013年4月16日火曜日

競馬ブックweb 使用レポート

 今年の正月、週刊競馬ブックの新年号クロスワードで「競馬ブックweb2ヶ月間無料使用権」が当たった。使用期間が4月14日で終了したので、使った感想を書いておきたい。

 私はここ20年ほど、競馬ブック当日版(土・日)と週刊競馬ブックをほぼ毎週欠かさず買っている、競馬ブックのお得意様だ。
 ここ数年は、子供が生まれたりしたこともあり、家でI-PATで馬券を買い、テレビで観戦するというスタイルが定着。競馬場に行くのは、年に数回となってしまった。
「それなら、紙媒体ではなくてもよいのでは」
と考え、「当日版+週刊競馬ブック」を「競馬ブックweb」ですべて置き換えられないかと、試行錯誤してみた。

結論
 結論は以下の通り。

・「当日版」をやめるのは厳しい。
・「週刊競馬ブック」は、一部のコンテンツを読むのを諦めるなら、置き換え可能。

競馬ブックwebは当日版の代わりになるか
 「結論」でも書いたように、現時点では、代わりにはならない。
 競馬ブックwebでは、レースの馬柱が提供されている(競馬ブックでは「能力表」という呼び方をしているが、これはいわゆる「馬柱」のことだ。なぜ能力表などと呼ぶのか分からないが、本エントリーでは従来通り「馬柱」と書くことにする)。しかし、これがまったく使い物にならない。
 競馬ブックwebで提供される馬柱はHTMLベースのものなのだが、これがひどい。「印刷用」のページを印刷しても、枠がないので見づらくて仕方がない。肝心の馬名も見にくい。通算成績や、競馬場別の成績欄もない。こんなのは馬柱とは言えない。JRAの出馬表(無料)のほうがよほど有用だ。
 苦情が殺到したのか、競馬ブック社も馬柱のダメっぷりは承知しているらしく「今後、徐々にバージョンアップしていきます」とのこと。頼みまっせ。
 「当日版」と同じ馬柱もPDFで提供されているのだが、有料サービス。でも有料で馬柱をだけ手に入れるなら、最初から当日版を買えばよい。当日版が買えない人(離島、海外)にはよいサービスかも。

印刷の手間
 競馬ブックに限らずすべてのweb版競馬新聞に言えることなのだが、書き込みに難がある。したがって、どうしてもプリントアウトして使うことになるのだが、家庭用のインクジェットでレース分の馬柱をプリントするのはけっこうな手間だった。しかも家族に「うるさい」などと言われる始末。
 この点からも、当日版の価値は高い。

では、週刊競馬ブックの代わりにはなるのか
 一部のコンテンツを諦めるなら、代わりになる。
 具体的には、競馬ブックwebでは読み物系がかなり割愛されている。著作権の問題もあるのだろう。個人的には、毎週楽しみにしていた、金沢氏の「八方破れ」が読めなくなるのは悲しいが、予想に欠かせない情報というわけではない。
 レース結果、騎手のコメント、短評はウェブ版でも読める。次週の展望も、ほとんど載っている。予想に関する情報のみを必要としている人なら、競馬ブックwebで十分にまかなえる。

情報として不満な点
 週刊競馬ブックには必ず載っている、重賞レースの「傾向」と「勝ち馬一覧」。これが、web版(PDFで提供)では載っていたり、いなかったりするのだ。これは是非、全レース載せてほしい。

じゃあ、どうするのか
 結局、私は、当日版は従来通り土・日とも購入し、週刊競馬ブックを買うのをやめて、競馬ブックwebライトを申し込むことにした。競馬ブックwebライトは1カ月1050円だから、2週間で元が取れる。しばらくこれでやっていこうと思う。

当日版を買わなくてもよいのでは
 「馬柱だけが必要なら、競馬新聞を買わなくても、スポーツ紙で代用すればいいじゃん」という意見もあるだろう。確かにそうだ。最近は、スポーツ紙の馬柱も充実していて、専門紙とほぼ変わらない情報が載っている。
 しかし私にとって、専門紙は「前日に売っている」ところがありがたい。レースの前日に新聞を買い、印をつけて、おおかたの馬券を買っているのだ。当日に予想して馬券を買う時間があれば、スポーツ紙に乗り換えられるのだが、いまのライフスタイルでは、それはなかなか難しい。
 そんな事情で、前日に入手できる新聞が必要なのだ。予想はちょっとでよいから、ちゃんとした情報の載った廉価な馬柱が前日から売っていればいいのだが。誰か作ってもらえないだろうか。

馬券成績は?
 1カ月ほど当日版なしで競馬をしたのだが、その間の馬券の成績はそれほど悪くなかった。ところが、当日版を再び買い出してから、馬券成績が急降下。大スランプに落ち込んだ。
 情報があるからといって当たるわけではないようだ…。

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2013年4月14日日曜日

2013皐月賞、アンタレスS、中山GJ 予想の回顧

 土曜の阪神はアンタレスS。◎ホッコータルマエニホンピロアワーズを見る位置から。3コーナーから徐々に上がっていき、直線ではニホンピロとの一騎打ちに。これを外からねじ伏せて快勝。2 kgの斤量差のお陰もあるだろうが、強い勝ち方だった。
 もう一頭の軸○バーディバーディはハナではなく3番手から。直線では粘りがきかず、6着に終わった。やはりハナを切るほうがよさそうだ。
 馬券は2頭軸で買っていたため、ハズレ。

 中山GJは◎バアゼルリバーが後方のまま伸びず、6着に完敗。どこかで飛越に失敗でもしていたのだろうか。見せ場がなかった。
 勝ったブラックステアマウンテンは前走から一変の内容だった。イギリスの障害馬の底力を見せつけられた。

 日曜は皐月賞。
 ◎タマモベストプレイは中団の後方から。有力馬を見る位置取りでレースを進める。3コーナーから仕掛けて、カミノタサハラと併せ馬のかたちで差してきたが、5着まで。もうひと伸びが足りなかったが、健闘したと言えるのだろう。馬券はハズレ。
 勝ったロゴタイプは中団のインから、直線は馬場の半ばに持ち出して突き抜けた。お手本のような競馬で優勝。次走のダービーは距離との戦いになりそうだ。
 結果は、1~4着に1~4番人気が人気順に入り、堅く収まった。荒れるという前提で予想したのだが、その前提が間違っていたのだからトホホである。皐月賞は、本命サイドのレースに変わってきているようだ。

 ちょっと早いが、ダービーの展望を。
 ロゴタイプは上にも書いたように、距離との戦いになりそう。とはいえ3歳のこの時期なら、こなせてもおかしくない。
 エピファネイアコディーノも、折り合いに難があり、距離延長歓迎のタイプではなさそうだ。
 そうすると浮上するのが4着のカミノタサハラか。上位馬では唯一この馬だけが、距離が伸びてよさそうだ。といっても、まだ2000 mまでしか走ったことがないのだから、いざ走ってみると「アレレ」ということもありそう。
 誤算だったのがレッドルーラー。皐月賞でも、最後まで本命にするかどうか迷った馬で、ダービーでは是非狙いたいと思っていたのだが、皐月賞で最下位に終わってしまった。なんぼ何でも、皐月賞最下位からの巻き返しはないだろう。
 現時点で本命候補を挙げるならカミノタサハラだが、別路線組にもチャンスがありそうだ。

【追記】
 レッドルーラーはレース中に故障していたらしい。

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2013年4月13日土曜日

2013皐月賞 オレの予想を聞いてくれよ

 今週は牡馬クラシック第一弾、皐月賞。ここ何年か、馬券が当たった記憶がない。アグネスタキオンが勝ったときに当たったのは覚えている(何年前の話やねん…)が、それ以降、的中の記憶がないのだ。
 ヴィクトリーを見事に本命に抜擢したときも、2着馬が抜けてハズレ。昨年も、迷ったあげくにゴールドシップを本命にせず、ハズレ。どうも相性が悪い。
 それに加えて、ここ3週間ほど、馬券の調子がさっぱりである。今開催の収支は、30%台という超低空飛行。
 そんな低空飛行オヤジの予想を公開する意味があるのかどうか、われながら疑問だが、「こいつと同じ本命は避ける」という使い道もあるかもしれない。

 さて皐月賞。かなり荒れるイメージなのだが、意外にも、ここ3年は馬連が1200円台。堅い決着が続いている。この流れが続くと見るか、そろそろまた荒れると見るか、難しいところだ。
 私は後者と見て、穴っぽいところを抜擢する。

 このレースは、トライアルで権利を獲った馬がかなり優勢である。その中から、本命は◎タマモベストプレイ。まだ4着以下になったことのない堅実派で、前走、前々走と1800 mの重賞で1、2着。人気の盲点になっている。距離延長が心配されているが、中山の2000 mならこなせないか。
 推奨穴馬も、トライアルで権利を捕ったのにさっぱり人気のないミヤジタイガクラウンレガーロ

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2013年4月12日金曜日

2013アンタレスS、中山GJ オレの予想を聞いてくれよ

 明日の皐月賞で、阪神・中山開催も終了。その前日は阪神でアンタレスS、中山で中山グランドジャンプが行われる。

 アンタレスとは星の名前で、サソリ座の中でキラリと輝く一等星だ。赤く輝く、インパクトの強い星である。
 グーグル先生に、より詳しく聞いてみると…太陽の600~800倍もある大きな星で、めちゃめちゃ明るいそうだ(だから赤く見えるのか)。また、非常に珍しい実視伴星(目で伴星が見える星)とのこと。天文観測では人気者のようだ。
 ところで、アンタレスと聞くと「あんたバカよね~おバカさんよね~」という歌が思い浮かぶのは私だけだろうか(何の歌だっけ?)。

 星の話はこれくらいにして、レースにいってみたい。
 昨年、京都から阪神に移ってきて今年で2回目。この手の番組変更には、もう頭がついていかない。
 本命は◎ホッコータルマエ。ダートでは、3歳冬から4歳春頃の馬は古馬の壁にぶち当たることが多いが、この馬はそんな壁も感じさせず、一線級の馬と常に接戦を演じている。前走、前々走と交流重賞を圧勝し、さらに力をつけた印象。GI馬がいるが、2 kgの差があれば逆転可能。
 相手本線は、○バーディバーディ。前残りに期待。
 推奨穴馬はグラッツィア。いつも差のない競馬をする堅実派だ。

 中山GJは◎バアゼルリバー。昨年暮れの中山大障害の2着馬だ。1着馬がリタイヤで不在なら、順番が回ってこないか。

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2013年4月8日月曜日

書評 新田次郎『孤高の人 上・下』(新潮文庫)

 こんな山男が本当にいたのか。
 昭和初期、第二次大戦間近の日本に、当時の常識を覆す山男がいた。その名を加藤文太郎。パーティを組んで登山をするのが常識だった時代に、単独行で数々の冬山を制覇したスーパー登山家を描いた作品だ。

 しかし本作品を読んでいると、このスーパー登山家が、普通の人に見えてくる。普通の人が、どんどん山にのめりこんでいくうちに、いつの間にか注目を集める登山家になってしまうのだ。
「僕、そんな大したことはしてないんですけど」
という、加藤のつぶやきが聞こえてくる。
 大人物になってしまった普通の人。このプレッシャーに押しつぶされる人は、いまでもたくさんいる。そういう人たちの心の動きが伝わってくる作品だ。

 また、加藤の残した功績はもう一つある。それは、当時、セレブの趣味だった登山を、庶民、とくにサラリーマンへと広げたことだ。
 加藤はサラリーマンであり、仕事はきちんとこなしつつ、有休を使って登山を行っていた。これは当時としては珍しいことであり、登山の普及に大いに貢献したのだそうだ。

 しかし山男たちは、どうして山に登るのだろう。
「それは、そこに山があるからだ」
という、有名な台詞では説明がつかない何かがあるにちがいない。その「何か」が少し見えた気がした。



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2013年4月7日日曜日

2013桜花賞、阪神牝馬S、NZT 予想の回顧

 土曜の阪神メインは阪神牝馬S。
 ◎アイムユアーズは好発を切り、先頭集団を見る好位置でレースを進める。よい手応えで直線を向き、一瞬伸びかけたのだが、直線半ばで失速して10着。外差しで決まるレースだったにしても、物足りなかった。早熟だったのか。
 1、2着を8枠の差し馬が占めたように、いまの阪神は外差しの決まる馬場のようだ。

 中山メインはNZT。
 ◎ゴットフリートはスタートが決まらず後方から。これが最後まで響いた。
 道中は腹をくくって後方からレースを進め、3、4コーナーで外をマクっていったが、直線では息が続かず失速して9着。中山の1600 mで前が残るレース。外を回ってはノーチャンスだった。
 勝ったエーシントップは、3番手につけて抜け出すというお利口さんな走りで見事に1着。本番の1番人気は決定か。

 日曜は桜花賞。
 ◎クラウンロゼは好スタート。逃げる1番人気を見る絶好の位置につける。4コーナーでは逃げた馬が空けた最内をついたが伸びを欠き、下から3番目の16着。内が荒れていて外差しの決まる馬場だったので、どこかで外に出したかった。とはいえ負けすぎだなあ…。
 レースは、終わってみれば、ディープ産駒、デムーロ兄弟のワンツー。後方から外に出して差してきた馬が上位を占めた。そんな中、逃げて4着に粘ったクロフネサプライズはさすがだった。
 オークスは、展開一つで順位が入れ替わりそうだ。

 今週は3戦3敗。馬場の傾向に泣かされた2日間だった。
 他のレースも散々で、2週連続の大負け。今年の収支はついに70%を切りそうだ。トホホ…。

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2013年4月6日土曜日

2013桜花賞 オレの予想を聞いてくれよ

 今週は桜花賞。このレースを迎えると
「さあ、今年も始まるぞ」
という気持ちになるのは私だけではないだろう。
 毎年しつこいが、やはりGIはこの桜花賞からスタートするのがよいと思う。ちょっと悪いが、フェブラリーSと高松宮記念には時期を移ってもらってはどうだろうか。JRAの番組変更には批判的な私だが、この移動案にはぜひ賛成だ。でも、フェブラリーSが2月でなくなるのは、ちとマズイか。

 さてレース。
 前哨戦で有力馬が凡走し、大混戦である。しかし、昨年のジェンティルドンナのように、終わってみれば実は強い馬がいるのかもしれない。
 このレース、けっこう荒れているイメージだったのだが、過去10年間で馬連が万馬券になったのはレジネッタが勝った5年前のみ。阪神コース改修により、実力馬が力を発揮しやすいレースに変わったということなのだろう。
 データからは、その年の最多勝馬が好成績を残している。その他のファクターとしては、トライアルでの入着、1600 m実績が挙げられる。そうすると、浮かび上がってくるのが◎クラウンロゼ。父ロサード、母父ヒシアケボノという、超シブシブ血統の馬だ。
 ここまで3戦3勝だが、アネモネSをステップにした馬がここ10年連対していないことが嫌われているようで、4番人気にとどまっている。確かに中山の1600 mと阪神の1600 mでは要求される能力が違うのだろうが、初戦で東京の1600 mを勝っているこの馬には心配無用。阪神に変わっても連勝を伸ばしてほしい。
 相手筆頭には○メイショウマンボ。こちらは1600 m実績がないためか5番人気だが、父が天皇賞春を勝ったスズカマンボならスタミナの心配はなかろう。この馬が1番か2番人気になると思っていたので、この人気は美味しく見える。シブシブ血統どうしのワンツーがないか。
 推奨穴馬は多め。トライアルで上位に来たのに印がない馬がたくさんいる。データからは完全に「消し」なのだが、今年は1勝馬にもチャンスがあると見る。アネモネS2着のジーニマジック、フィリーズRで2、3着のナンシーシャインティズトレメンダス、チューリップ賞2、3着のウインプリメーラアユサン

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2013年4月5日金曜日

2013阪神牝馬S、ニュージーランドT オレの予想を聞いてくれよ

 今週はいよいよ桜花賞。春本番だ。その前日の土曜日は阪神牝馬Sとニュージーランドトロフィーが行われる。

 阪神牝馬Sは、かつては阪神牝馬特別というレース名で、阪神牝特と略称されていた(懐かしい)。暮れの阪神開催で行われていた別定GIIで、牝馬の頂上決戦の一つだった(昨年も同じことを書いたような)。
 それがいつの間に桜花賞の前日になったのだろうかと調べてみると、ヴィクトリアマイルの創設に伴い、その前哨戦としてこの時期に移ってきたのだそうだ。なるほど。

 今年も、ヴィクトリアマイルを狙う馬が顔を揃えた。
 その中から、本命は◎アイムユアーズ。前走、前々走と掲示板を外したが、両方ともGIで、牡馬相手のマイルCSが0.7秒差、ジェンティルドンナの勝った秋華賞が0.3秒差なら悪くない。ポン駆けも得意だし、器用なレースぶりは内枠も歓迎。雨予報はなんともいえないが、それは他馬も同じだろう。
 推奨穴馬は道悪・鉄砲ともに得意のアスカトップレディ。桜花賞で1番人気になりそうな武豊が、その前日に穴をあけないか。

 ニュージーランドTは◎ゴットフリートが軸。相手筆頭は○レッドアリオン

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2013WBC(ワールドベースボールクラシック)雑感

 今さらだが、WBCの雑感をまとめておきたい。

 まず、やっぱり楽しい。NPBのトップ選手が一緒のチームで戦うのも新鮮だし、一発勝負のトーナメントもリーグ戦とは違った緊張感がある。
 現時点では問題点もたくさんあるようだが、大きな大会に育ってもらいたいものだ。

内川の走塁ミスは「敗因」だったのか?
 プエルトリコに負けた試合での、内川選手の走塁ミスが「敗因」であったかのように報じられている。しかし、あれは決して「敗因」ではない。強いて言うなら「負けが決まった瞬間」だ。あの瞬間に負けが決まった、と言うことはできるだろう。しかし、それは「敗因」とは別物だ。


 では敗因は何だったのか。敗因は、打てなかったことに尽きる。7回まで0点で勝とうというのがムシが良すぎる。序盤のチャンスに点を取れなかったことが敗因だ。内川選手のあのプレーは確かに走塁ミスだが、それを敗因として捉えるのは間違っている。
 また、盗塁のサイン自体についても、一発勝負のトーナメントなんだから、おおいにあり得る作戦だった、と私は思う。それに、台湾戦の鳥谷の盗塁は批判せず、結果的に失敗に終わったこちらだけをあげつらうのはおかしい。

采配ミスは別の場面だった
 采配ミスは別の試合にあったと思う。それは、二次ラウンドの台湾戦。今大会で最も熱かった試合だ。その8回裏の台湾の攻撃の場面。
 0-2のビハインドの6回裏から登板した田中投手が、6、7回の2イニングをパーフェクトに押さえた。打者6人から4三振を奪う、完璧な内容だった。そして8回表に日本が2点を取り同点に追いつき、迎えた8回裏。


 田中が先頭打者、次の打者に連打をあび、無死一・二塁のピンチ。ここで采配ミスがあったと思う。結果的に、田中はここで勝ち越しのタイムリーを打たれ、マウンドを降りるのだが、結果論ではなく、ここは投手を替えるべきだった。
 終盤の8回で2-2の同点。バッターは左打者。ここで森福を使わずに、何のために森福をベンチに入れているのか。ここは、森福への交代の一手だった。

大会後に突如わき出た首脳陣批判
 日本チームの結果は、ご存じの通り、ベスト4敗退。最低限の目標は達成したと言ってよいだろう。
 しかし敗退が決まるやいなや、采配その他について、マスコミによる首脳陣への批判が噴出した。大会中は(申し合わせでもあったのか)表に出てこなかった批判が一斉にわき出てきたのだ。特にコテンパンに叩かれたのが東尾コーチだった。私も当初から、投手総合コーチが東尾氏というのは疑問だった。
 しかし、大会が終わってから「待ってました」とばかりにマスコミが批判し始めるのには違和感がある。娘と一緒にイベントに出るのを怪しからんと思うなら、大会中であろうと、その時点でしっかり批判してほしかった。

首脳陣の功績 その1
 敗退が決まると、上記に加えて、「練習している選手がいるのに映画や競艇に行っていた」とか「毎晩、酒盛りをしていた」とか、おおいに批判されている今大会の首脳陣だが、功績もあったと思う。
 それはメンバー選考についてだ。
 一つ目は、事前の予想を覆して角中と本多を残し、大島と聖沢を選ばなかったこと。この決定の直後には疑問の声が上がったし、私も「足のスペシャリスト」を選ばなかったことに疑問を感じた。
 しかし、大会を通じて
「大島か聖沢がいたらなあ」
と思う場面があっただろうか。今大会のメンバーは、走攻守兼備の選手が多く、代走があるとすれば、どうしても1点がほしいときに阿部に代走を出すという場面だけだっただろう。それを見越して、足のスペシャリストよりも打力を優先した人選はヒットだったのではないか。
 ただ、せっかく残した本多がほとんど使われなかったのは残念だった。2塁の守備固めとして使う手はあったように思うのだが。


首脳陣の功績 その2
 二つ目は中田翔選手を選んだことだ。中田を選ぶことに否定的なコーチもいたようだが、山本監督の一存で選んだのだという。
 結果的には、中田はレギュラーとして活躍した。本人にとっては、またとない経験になっただろう。首脳陣にはおおいに感謝してほしい。奔放な中田については批判の声も多いが、今回の経験をどう生かすのか、注目していきたい。
 また、お目付役の稲葉選手を、ちゃんとメンバーに入れていたところも見逃せない。



 以上、感じたところをザッと書いてみた。いまから次回が楽しみだ。
 日本代表を常設するなら、サッカーのように外国人を監督に呼んでみてはどうだろうか。サッカーと同様に、長期間、腰を据えて指揮できる環境を整えれば、アッと驚くような人選など、日本球界に新しい風を吹き込んでくれるように思う。
 ヒルマン氏とかマニエル氏(現フィリーズ監督、元近鉄)なんかどうですかね。不動の三塁手モッカ氏(元アスレチックス、ブルワーズ監督、元中日)もいいなあ。

2013年4月1日月曜日

もうすぐ3歳の息子がウイルス性腸炎(ノロ、ロタ)で入院した

 もうすぐ3歳(2歳11カ月)の息子が、一週間入院した。ノロウイルスに代表される、ウイルス性の腸炎だ。いわゆる食中毒である。

 おそらくノロかロタかだと思うのだが、ウイルスの特定はしていないため、正確には分からない。ウイルスを特定するのに4~5日かかり、結果が出る頃には回復していることが多く、またウイルスがどれであっても治療法は同じなので、ウイルスの特定はしないのが普通なのだそうだ。詳細はこちらを。

 どうやら一家4人(父、母、娘、息子)とも感染していたようなのだが、最も年下で、少し前に風邪を引いて抵抗力が弱っていた息子が重症化してしまったということらしい。
 症状がひどくなると、水分を取ってもすぐに上(嘔吐)か下(下痢)から出てしまうので、点滴をしなければならない。自宅では点滴は無理なので、入院ということになってしまうわけだ。
 備忘録もかねて、経過などを記しておこうと思う。

◆木曜日◆
 息子が朝食後に嘔吐。しかしこの日は熱もなく、保育所に行き、普通に帰ってきた。朝ご飯を食べ過ぎたのか、ちょっとした風邪か、くらいに思っていた。
 ただ、娘がこの日から下痢気味になり、私も胃腸が少しむかつき、妻もちょっと気分が悪いと言っていた。いまから思うと、4人とも感染していたのだろう。おそらく、水曜日の食事が感染源と思われる。
 生の肉や生の貝は食べていないので、何かの拍子に生で食べる食材にウイルスがついてしまったのだろう。生で食べるもの(サラダ、刺身など)の調理にはもっと気を配る必要があると、改めて痛感した。

 この日の夜から、息子が熱っぽくなる。しかし、嘔吐や下痢の症状はなかったので、おそらく風邪だろうと思っていた。

◆金曜日◆
 息子が熱っぽかったので、妻が息子を病児保育に預けてくれた。近所に病児保育があり、とても助かる。
 息子は、微熱はあるものの機嫌もよく、昼ご飯もたくさん食べた。帰宅後も、微熱はあるがそれほどしんどそうでもなく、このまま直ってくれそうだなあ、という雰囲気だった。

◆土曜日◆
 この日は、ある意味クライマックスだった。
 息子の熱が上がってきて、少ししんどそう。私は、薬を飲んでいればそのうち治るだろうと思っていたのだが、妻が小児科に予約を入れてくれた。あとから思うと、この行動は大正解だった。
 そこへ、小児科から電話があった。前日の血液検査の結果が悪いので、すぐに来院するようにとの指示。小児科の先生は、こちらが予約を入れていたことは知らなかったのだが、息子を小児科に連れて行くという妻の判断は正しかったわけだ。お母さん、さすがです。
 小児科に行くと、点滴をされた。そして「昼にもう一度来なさい」という指示。しかし、下痢や嘔吐はまだなかったので、この時点でも風邪だと思っていた。点滴はけっこう好きな先生なので、点滴という治療法には「いつものこと」という感覚だった。

 昼に再び小児科へ。ここから事態が急変する。先生の見立ては
「これは相当に悪い。紹介状を書くから大きな病院へ行くように。たぶん入院になるから、用意をしていくこと」
というものだった。
「入院、マジで??」
というのが正直なところだった。
「先生、それはちょっと大げさなのでは?」
とも思っていたが、失礼千万、先生のこの判断が後にわれわれを救ってくれたのだった。先生、ごめんなさい。
 この時点では、息子もそれほどひどい状態ではなく、私も妻もまだ半信半疑だった。息子もしっかりしていたので、私と娘は予約を入れていた歯医者に行って、それが終わってから病院へ行き、診察を終えた妻と息子と合流ということにした。だが、これは失敗だった。
 私と娘が歯医者を終えて病院へ向かう途中、妻からメールが。
「やはり、入院になりました」
とのこと。この時点では、まだ嘔吐も下痢もなかったので、何か重大な病気ではないかという心配もした。
 病院で妻と息子と合流すると、大惨事だったらしい。要するに、下痢がダダ漏れになってしまったのだ。待合室とトイレを行ったり来たりして、トンデモ状態だったそうだ。のんきに歯医者に行って、すみませんでした…。

 息子はそのまま入院となる。息子が部屋に入った頃は、すでに夕方だった。入院に必要なものを買い足しに行き、娘を連れて家に帰った。その日は妻が付き添いをしてくれた。
 いま思うと当たり前なのだが、初日の付き添いが最もしんどかった。あとから思うと、この日は私が付き添ったほうがよかったかもしれない。ごめんなさい…。

◆日曜日◆
 娘の世話をしてくれるために、おばあちゃん(私の母親)が来てくれた。幼児が二人いて、別々の場所にいると、大人が二人では足りない。子どもが幼稚園や小学校に行っていて、なおかつ奥さんが専業主婦でも、二人では回らないと思う。上の子が、少なくとも4~5時間程度は一人で留守番できないと厳しい。ちなみに、私の娘は5歳だ。4~5時間の留守番は、まだちょっと不安である。それが何日も続くとなると、なおさらだ。

 わが家は共働きで、入院中は交互に休みを取って、一日おきに出勤した。もしおばあちゃん(3人目の大人)の助けがなければ、おそらく二人とも入院中は全休しないと無理だったと思う。
 子どもが一人だけなら、大人二人でも何とか交互の出勤できるだろう。しかし子どもが二人なら、入院中は父母とも全休を覚悟しなければならない。これも、今回学んだことの一つだった。おばあちゃん、ありがとうございました。

 息子はというと、点滴をつけられて動きが制限され、お腹も痛く、たいへんだったようだ。夜もよく眠れるはずもない。個室(感染する恐れがあるので、必然的に個室になる)だったのは、不幸中の幸いだった。

◆月曜~木曜◆
 娘の世話はおばあちゃんがしてくれた。
 息子には、私と妻が一日おきに付き添った。5時半に仕事を切り上げ、夕飯をさっさと済ませ、病院へ行き、交代する。
 翌日は、息子に丸一日付き添ったあと自宅へ帰り、娘と顔を合わせる。娘も、両親とあまり会えず、非常事態という雰囲気も重なり、ストレスを感じているようだ。
 風呂、夕飯のあとは翌日の用意。息子の着替えなど、普段と違う準備が必要なので、いろいろと気を遣う。会社に息子の着替えや自分の一泊分の用意を持って行かなくてはならないのもストレスだった。
 その他もろもろ、ハードな一週間だった。そういう状況を是認してくれる会社でよかった。みなさん、ご協力ありがとうございました。

 息子は徐々によくなり、水分や食事もだんだんと摂れるようになっていった。だが、点滴がずっとついたままだったのは、本人も親もつらかった。
 水分と食事が摂れるようになったら、点滴は外してもよいように思うのだが…。担当医に聞く機会がなかったので、外れなかった理由はいまも分からないままだ。なぜずっと点滴が必要だったのだろう。

◆金曜日◆
 2回目の血液検査。まだ炎症反応が残っているが、退院の許可が出た。よかった。
 会社で妻からのメールを読み、ガッツポーズをしていたのは、相当に怪しかったと思う。隣席のみなさん、驚かせてすみませんでした。

 これを書いているのは日曜の夜なのだが、息子はすでに食欲も完全に回復し、元気に過ごしている。日常が戻ってきて、私も妻も、肩の力が抜けた週末だった。
 息子も六泊七日、点滴をつけたままでよく頑張った。3歳前の幼児が、ベッドの上で一週間過ごすとは、たいへんなストレスだっただろう。

◆不幸中の幸い◆
 このように、たいへんな入院生活だったのだが(もちろん、最もつらかったのは息子だった)不幸中の幸いだったことも、いくつかあった。忘れないうちに書いておきたい。

(1) 入院が土曜日だったこと
 これが平日だったら、慌ただしさ百倍だっただろう。仕事中に子どもが緊急入院するなんて、考えたくないシチュエーションだ。
 週末だったので、まだ余裕を持って対応できたのだと思う。

(2) おばあちゃんが来てくれたこと
 おばあちゃんが娘の世話をしてくれなければ、今回のことは成り立たなかった。上にも書いたが、おばあちゃんが来てくれなければ、おそらく私も妻も、仕事は全休となっただろう。

(3) 近所の小児科医の診断
 近所の小児科の先生が、適切な診断と指示をしてくれたお陰で、症状が悪化する前に入院できた。
 金曜日に小児科に行かなかったら、いったいどうなっていただろうか。自宅でダダ漏れ状態になり、そこで慌てて小児科なり大きな病院なりに連れて行くことになったのだろう。そうならなかったのは、事前に小児科に連れて行った妻と、そこで適切な診断をしてくれた先生のお陰だ。

(4) 息子が3歳近くになっていたこと
 息子が3歳近くだったのも、不幸中の幸いだった。これが去年(2歳手前)だったらと思うと、ゾッとする。
 3歳近くになると、点滴をつけていても、数十分なら一人にしておける。
「お父さんは、いまから売店で買い物をしてくるから、少し待っててね」
という言葉を理解し、待ってくれるのだ。その間に、点滴を自分で抜いてしまうようなこともしない。
 これは、たいへんにありがたかった。もし1年前だったら、数分も目を離していたら、点滴をむしり取ったり、ベッドから落ちたりして、たいへんなことになっていただろう。

 ウイルス性腸炎でもこれだけたいへんなのだから、もっと大きな病気なら、推して知るべしだ。改めて、健康のありがたさを感じた一週間だった。

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2013年3月31日日曜日

2013大阪杯、ダービー卿CT、コーラルS、船橋S 予想の回顧

 土曜の阪神メインはコーラルS。
 本命◎アドマイヤサガスはスタートがひと息だったが、押して前へ。先頭集団の3頭を見る位置につけると、直線では間を割って抜け出す。ゴール前はマルカフリートにいったん交わされたが、差し返す勝負根性を見せて見事に1着。よく頑張った。
 馬券は、1-2番人気の組み合わせだが、馬連を本線でゲット。

 船橋Sは◎ミッドナイトクロスが大外を回されてジ・エンド。いいと思っていた外枠が、むしろあだとなってしまった。

 日曜の大阪杯は、オルフェーヴルが3コーナー過ぎからひとまくりして突き抜けた。普通に走ればこんなものか。普通に走らないことを期待したのだが、そうはいかなかった。お見事。
 ◎ヴィルシーナは3コーナーからウチパク騎手の手が激しく動き始めるが、これはいつものこと。しかし直線は伸びを欠き、6着に沈んだ。今後が心配になる凡走だった。どうしたことか。

 ダービー卿CTは◎ダイワマッジョーレが出負けして中団後方から。4コーナーは大外をブン回す強引な競馬で
「こりゃ届かん」
と思ったのだが、グイグイ伸びてきて2着に突っ込んだ。力をつけている。GIでも楽しみだ。
 馬券は、勝ったトウケイヘイローを押さえておらず、ハズレ。これは痛い。

 今週は4戦1勝。ダービー卿CTを押さえておきたかった。

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2013年3月30日土曜日

2013大阪杯、ダービー卿CT オレの予想を聞いてくれよ

 昨日のエントリーで「京都は桜が散り始めている」と書いたのだが、気象庁の情報によると、まだ満開前とのこと。私の会社の近辺だけ早咲きなのだろうか??

 そんな日曜の阪神メインは大阪杯。横綱級の馬が開幕戦に選ぶレースだ。
 今年は、オルフェーヴルがここから始動する。現時点での単勝オッズは1.2倍だが、それも当然か。
 しかし、みなさん忘れていないだろうか。あのトンデモレースがあったのはほぼ1年前。レースこそ違うものの、オルフェーヴルの年明け初戦だった。今年も、アッと驚く凡走があるならここではないか。
「もう大丈夫やろ」
と思った頃に何かをやらかすヤンチャぶりに望みをかけ、オルフェーヴルを馬券から外す。
 馬券は、2~4番人気のボックスで勝負。順番をつけるなら、本命は◎ヴィルシーナ。ジェンティルドンナの陰に隠れているが、この馬の勝負強さも特筆もの。ウオッカの陰に隠れていたが、実は相当に強かったダイワスカーレットを思い出す。

 ダービー卿CTは◎ダイワマッジョーレファルコンとのダイワ丼に期待。

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2013年3月29日金曜日

2013コーラルS、船橋S オレの予想を聞いてくれよ

 京都はすでに桜が散り始め、葉桜になりかけている。阪神競馬場の桜は、果たして来週の桜花賞までもつのだろうか。
 例年なら京都の桜は来週が見頃なので、高い料金で京都旅行を予約した人はガッカリしているかもしれないが、そういう方はぜひ大津(滋賀県)まで足を運んではどうだろうか。大津の桜は京都より約1週間遅いので、ちょうど見頃になっていると思われる。琵琶湖と桜という組み合わせもなかなかいいですゾ。

 そんな土曜の阪神メインはコーラルS。動物(コーラル(珊瑚)は動物です)の名前がレース名になっているのは非常に珍しい。他にもあるのだろうか。
 ダートのオープン特別常連組と、準オープンを勝ち上がってきた新鋭が入り混じったメンバーとなった。その中から、本命は◎アドマイヤサガス。休み明けの前走を制し、さらに上積みも見込める。いまの前残りの馬場も味方に粘り込んでほしい。
 推奨穴馬はトラバント。行った行ったがないか。

 船橋Sは◎ミッドナイトクロス。中山芝1200 mは外枠がいい。

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2013年3月23日土曜日

2013高松宮記念、マーチS オレの予想を聞いてくれよ

 ちょっと事件が起こって多忙により、簡単に。
 明日はGI高松宮記念。1200 mのGIというのにも違和感がなくなってきたが、夏の中京2000 mで行われていた頃が懐かしいのは変わりない。真夏の尾張チャンピオン決定レースだったなあ。

 さてレース。本命は◎ロードカナロアで仕方あるまい。前走で1400 mを克服し、いい枠も引いた。競馬に絶対はないが、絶対に近い本命。
 相手はマジンプロスパーエピセアロームを厚めに。
 推奨穴馬はハクサンムーンロードがゆっくり仕掛けてくれれば前々走の再現があるかも。

 マーチSは新鋭◎ジョヴァンニを狙う。

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2013年3月22日金曜日

2013毎日杯、日経賞 オレの予想を聞いてくれよ

 春本番とはいかないが、気温も上昇してきた。例年、高松宮記念のときはもう少し寒いように思う。桜の開花も早いというし、気温は高めなのかもしれない。

 そんなGI前日の土曜日は、西で毎日杯、東で日経賞が行われる。
 毎日杯といえば、かつては「東上最終便」と呼ばれ、皐月賞への最終切符をかけたレースだったのだが、近年はNHKマイルCやダービーと縁の深いレースとなっている。かつてくはテイエムオペラオーが毎日杯を勝って皐月賞も制したが、それ以来、ここをステップに皐月賞を制した馬は出ていないのではないだろうか。

 今年は、NHKマイルCやダービーをにらんだ馬ではなく、皐月賞の切符を取り損ねた馬が顔を揃えた印象。本命は、人気だが◎キズナ。前走、前々走と期待を裏切ったが、阪神外回りに変わり、この相手なら何とかなるだろう。ただ、人気ほどの信用はおけないという印象。
 推奨穴馬はラブリーデイオメガキングティー。両馬とも穴というほどではないかもしれないが、1勝馬が過半数のここ、一発があるなら2勝馬か。

 日経賞は◎フェノーメノ。OGGの三強の一角を崩せるならこの馬か。ここは通過点にしてほしい。

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2013年3月20日水曜日

またまた 京都水族館へ行ってきた

 昨年の12月以来、通算3度目となる京都水族館訪問。もうすぐ息子が3歳になり、有料になってしまうので、それまでにもう一度行こうとなったわけだ。初めていったときに、私と娘(5歳)は年間パスポートを買った(入場料2回分の値段で1年間フリー)のだが、元は十分にとったことになる。
 まずは玄関で記念撮影。慣れたものだ。



 最初の水槽は「京都の魚」コーナー。オオサンショウウオが主役なのだが、こんなに積み重なっていると、あまりありがたみがないなあ…。



 階段を上がると、次はほ乳類コーナー。オットセイが可愛らしい。個人的にはここが一番好きだ。どうも魚類よりもほ乳類に惹かれてしまう。



 次がメインの「日本の海」コーナー。「日本の海を再現」というコンセプトらしい。こうして見ると、なかなかの迫力だ。娘はサメが気に入ったそうだ。



 そして、ペンギンコーナーを過ぎると、小さな水槽にいろいろな魚がいるという、従来型の展示。ここに、前回はいなかった(と思う)大きなタコがいた。なかなかの人だかりで写真が撮れなかったのが残念。息子はこのタコが怖いけど気に入ったらしい。いったんは
「怖いよ~」
と逃げ出したのだが、しばらく経つと
「また見たいから、ついてきてよ~」
と戻ってもう一度見る羽目になった。怖いのか見たいのか、どっちやねん。

 最後はイルカコーナー。ショーとショーの合間だったので、イルカさんたちも休憩中。楽しそうに泳いでいた。水槽の近くに立っていると、ザブーンと水をかけられる。本人(イルカ)たちは遊んでいるつもりなのだろう。



 この日はひな祭りだったので、晩ご飯はお母さんの作ったケーキ風オシャレちらし寿司。みんなで美味しくいただきました。



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2013年3月17日日曜日

2013阪神大賞典、スプリングS、若葉S、ファルコンS、フラワーC 予想の回顧

 土曜阪神は若葉S。馬券は6枠から流していた。その6枠の一頭である◎レッドルーラーがしぶとく伸びて見事に1着。しかし、2着のクラウンレガーロの7枠を押さえておらず、ハズレ…。
 レッドルーラーは、皐月賞よりもダービーで狙ってみたい。

 中京のファルコンSは、◎モグモグパクパクが中団から外に出して差してくるが、前を捉まえきれず4着。休み明けの分か、それとも距離か。
 2着のカシノピカチュウには驚いた。

 中山のフラワーCも7枠から流していた。◎カラフルブラッサムが失速した時点で諦めムードだったのだが、◎エバーブロッサムが猛然と追い込み、2着に突っ込んでくれた。安かったが枠連を獲った。

 日曜は阪神大賞典。◎ゴールドシップは3コーナー手前からまくっていく、いつもの競馬。この相手なら楽に突き抜けて完勝。
 一方、○ベールドインパクトは◎が来るのを待って、併せ馬のようにして一緒に上がっていったが、直線ではついていけず、4着まで。勝ちにいく競馬をしただけに、仕方のないところか。自分の競馬に徹したデスペラードが2着に来たのとは対照的な結果だった。

 スプリングSは◎アクションスターが、中団につけるが直線は失速して10着。馬体を減らしていたのが応えたようだ。結果論になるが、本命を変更すべきだった。
 勝ったロゴタイプは、前の3頭を見る位置でピタッと折り合い、直線で抜け出して1馬身半の差をつけた。本番の1番人気はこの馬になりそうだ。

 今週は5戦1勝で、その1勝も300円台の枠連。当然、収支はマイナス。先週のプラス分がふっとんだ…。

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2013年3月16日土曜日

2013阪神大賞典、スプリングS オレの予想を聞いてくれよ

 日曜は、西で阪神大賞典、東でスプリングS。冬休みだった主役級が登場する時期になってきた。
 今年も、ゴールドシップという横綱が阪神大賞典から始動する。とはいえ、それ以外のメンバーはというと、重賞未勝利の新顔か、むかし重賞を勝ったことのあるロートル。頭数も9頭と、寂しいメンバー構成だ。長距離レースがどんどん衰退していくのは悲しいが、時代の流れということなのだろう。
 本命は◎ゴールドシップで仕方あるまい。昨年のようなハプニングでもない限り、連を外すことは考えられない。2本脚で走っても勝つかも。
 対抗も○ベールドインパクトでしょうがない。展開利があれば逆転の目も。
 馬券は、面白くも何ともないが、この2頭の馬連1点勝負か、この2頭軸の3連単で。
 推奨ヒモ穴は、コスモヘレノス。スイスイと逃げられれば。

 スプリングSは◎アクションスターをもう一度狙う。前からでも後ろからでも堅実に走る。中山は向きそう。

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2013年3月15日金曜日

2013若葉S、ファルコンS、フラワーC オレの予想を聞いてくれよ

 先日、ローマで、新法王を決めるコンクラーベなるものが行われた。そういえば昔、コンクラーベという競走馬がいた。
「たしか牝馬で、長く現役を続けた馬だったような…」
と思って調べてみると、1993年に(いまでいう)2歳でデビューし、5歳の夏に引退。その間に37戦したというタフな牝馬だった。準オープンで入着したり、しなかったりで、オープンには上がれなかったが、馬主孝行な馬だったといえるだろう。
 当時、私はコンクラーベという馬名は「根比べ」をもじったものだと思っており
「なかなかセンスのいいネーミングやな」
などと一人で感心していたのだが、全くの勘違いだったようだ…。

 さてレースにいってみたい。今週は土曜に二つ、日曜に二つと、合計四つの重賞が行われる。GIシーズンが近づいてきた。
 土曜は中京でファルコンS、東でフラワーC、西で若葉Sが行われる。この中から、若葉Sを中心に予想する。
 皐月賞で穴を開ける馬は、若葉Sをステップにした馬が多いという印象。今年もそれっぽい馬が揃った。有力馬が明日のスプリングSに回ったためか、やや手薄な感がある。
 狙いたい馬が同じ枠に入った。6枠の◎レッドルーラーと◎アドマイヤドバイだ。レッドは前走の末脚が見事だった。外回りコースのほうが向きそうだが、このメンバーなら。アドマイヤは堅実さがウリ。前走は後方からの競馬となってしまったが、今回は前につけたいところ。馬券は枠連で勝負する。
 推奨穴馬はダンツアトラスナリタパイレーツ。前残りが怖い。

 ファルコンSは◎モグモグパクパク。休み明けと距離延長がやや不安だが、いい枠を引いた。

 フラワーCは1勝馬がほとんどで、まるで条件戦。私が馬主なら、持ち馬を何とかして出走させたいところだ。こんな美味しいレースはめったにないのでは。本命は◎カラフルブラッサム

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2013年3月14日木曜日

書評 中島京子『小さいおうち』(文春文庫)

 昭和初期、東北から出てきた女中と、その奉公先の一家との交わりを描いた小説。昭和初期から第二次大戦に至るまでの、「普通の人たち」の暮らしぶりと、戦争へ至るまでの世相の変化が伝わってくる。

 東北から出てきた女中が記した、東京郊外に「小さなおうち」を構える一家に奉公した様子の手記というかたちで話は進む。小説の中の人物が手記を書くという二重構造になっている。
 女中という、現代社会ではほとんどなくなってしまった職業を語り部におくことにより、その時代の雰囲気がよく伝わってくる。女中とその奉公先一家との、ほのぼのと心暖まる交わりが本書の骨格である。主人公である女中が、奉公先の「奥様」や「ぼっちゃん」を慕っている様子が心地よい。

 しかし本書の主題は、その交流そのものではない。そこから透けて見える、戦前の世相が主題である。
 昭和初期、第二次大戦に至るまでの十数年間は、決して暗い時代ではなかったことがよく分かる。特殊な状況が戦争という結末を招いたわけではなかった。普通の人たちにとっては、知らず知らずのうちに、戦争へと進んでいってしまったのだ。

 読み口は軽いが、読後は何だか少し考えさせられるという不思議な小説だ。普通の人たちが、いかにして戦争に巻き込まれていったのか。重いテーマを、ほのぼのとした語り口で読ませる作品といえるだろう。




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書評 矢野恒太記念会『日本のすがた2013 「日本国勢図会」ジュニア版』

 副題にもあるように「日本国勢図会」のジュニア版だ。日本を知るためのデータブックで、グラフや表が満載。そこへ、小・中学生にも分かるような解説も付されている。
「ジュニア版を読むくらいなら、通常版を読めばいいじゃん」
という声が聞こえてきそうだが、おそらくそれは間違いだ。ジュニア版といって侮ることなかれ。大多数の人にとっては、ジュニア版で十分だ。いや、コンパクトにまとまっていて易しい解説がついている分、むしろジュニア版のほうがよいとさえ思う。

 本書は次の8章で構成されている。
1 国土と人口
2 経済と財政
3 農林水産業
4 日本の工業
5 商業と貿易
6 交通と通信
7 国民の生活
8 世界のすがた
この八つの切り口から、さまざまなデータが示される。パラパラと読んでいると、いろいろな発見がある。豆知識として持っておくのもよいし、仕事や趣味に活かせるデータも見つかるかもしれない。
 たとえばこんな感じ。

原油の多くとれる国
→中東を差し置いてロシアが第1位。4位中国、7位メキシコというのも意外。

風力発電量の多い国
→アメリカがダントツのトップ。2位の中国の2倍以上だ。アメリカで風力発電が盛んとは知らなかった。

米の多くとれる国
→1位中国。そりゃそうか。「じゃあ日本は?」。これが、意外にも中国の5%にも満たないという少なさ。順位もランク外。

世界のパソコン生産台数
→1位は中国。「それは知ってる」。でも、その割合をご存じだろうか。中国が占める割合は、何と98%

 もちろん、これはごくごく一部のデータであり、見れば見るほど発見がある。一家に一冊おいておきたい本だ。これで1000円はお得。

 最後にもう一つデータを紹介したい。

人口の多い国
→1位中国、2位インド、3位アメリカ。ここまではご存じの方も多いと思うが、さてその次は? ロシアかカナダあたりだろうと思っていたのだが、答えはアジアのあの国でした。




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2013年3月10日日曜日

2013フィリーズレビュー、中山牝馬S、中日新聞杯、ポラリスS、アネモネS 予想の回顧

 土曜の重賞は中日新聞杯。ボックス馬券で勝負していたが、馬券対象外のサトノアポロアドマイヤタイシで決まり、ハズレ。ただ、ボックスで選んだ4頭のうち3頭が3~5着を占め、読みの流れは悪くないということにしておきたい。

 ポラリスSは◎トウショウカズンがいったんは先頭に立つも、最後はつかまって3着。ハナを切りたかった。

 アネモネSは◎クラウンロゼが突き抜け、2着に相手本線のジーニマジックが入り、馬連をゲット。配当は安かったがそこそこ浮いた。

 日曜は西でフィリーズR。◎メイショウマンボは好発を切ったが控えて中団の後方に。次から次へと◎の外を馬が上がっていくなど、揉まれているように見えたので心配したが、直線で前が開くとスパッと切れて完勝。1400 mよりも1600 mのほうがよさそうだし、本番が楽しみな内容だった。
 2着のナンシーシャインを押さえており、馬券は馬連を獲った。20倍を超えたのは美味しかった。

 東は中山牝馬S。◎はサンシャインの予定だったのだが、休み明けで大きく馬体を減らしており本命を変更。◎スマートシルエットを軸に馬券を買った。スマートシルエットは2番手から。直線は外によれ気味になりながらもしぶとく2着を確保。1着のマイネイサベルとの馬連を押さえていた。こちらは40倍を超えた。ラッキー。

 今週は5戦3勝で、収支も大幅にプラス。続けていきたいものだ。

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2013年3月9日土曜日

2013フィリーズレビュー、中山牝馬S オレの予想を聞いてくれよ

 今週は西でフィリーズレビュー、東で中山牝馬ステークスが行われる。
 フィリーズRは桜花賞のトライアルで唯一のGIIなのだが、なぜだか本番に結びつかない。ここをステップに本番を制した馬は、5年前のレジネッタまでさかのぼるらしい。おそらく距離(1400 m)のせいではないか。チューリップ賞(GIII)と格付けを入れ替えるべきだと思うのは私だけではないだろう。
 今年のメンバーは、この流れを変えられるか。

 さて予想にいってみたい。
 本命は◎メイショウマンボ。2戦目のGIこそ10着と崩れたが、新馬勝ち直後では荷が重かった。前走は牡馬相手に見事な差しきり勝ち。前残りの馬場はやや気がかりだが、この相手なら突き抜けないか。
 推奨穴馬はハイマウンテン。無理なく先行できれば面白い。

 中山牝馬Sは◎サンシャイン。前走で馬券を獲らせてもらった恩返しの意味も含めての◎印だ。もう少し内の枠を引きたかったが、スッと前に行ければ。

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2013年3月8日金曜日

2013中日新聞杯、ポラリスS、アネモネS オレの予想を聞いてくれよ

 クラシックのトライアルが始まるとともに気温も上昇。春が近づいてきた。
 そんな土曜の中京メインは中日新聞杯。夏になったり春になったりしているレースらしいが、これといった印象がない。
「何だか前にも同じようなことを書いたような…」
と思って調べてみると、昨年の7月に
「印象の薄い重賞だ」
と書いた記事を発見。そのレースは中京記念だった。どうも私にとって、中京の芝中距離重賞は印象が薄いようだ。なぜなんだろう。

 予想にいってみたい。
 中京競馬場が新装されて直線が長くなったが、なぜか前がよく残る。開幕週の今週は、その傾向に拍車がかかるだろう。前に行く馬を狙いたい。そこで今回は、前に行く馬のボックス馬券で勝負する。
 内から順に、トウカイパラダイス、パッションダンス、ドリームセーリング、ゲシュタルト。この4頭をボックスで。アドマイヤタイシが怖いが、5頭ボックスは予算オーバーなので、泣く泣く切った。

 ポラリスSはトウショウカズン、アネモネSはクラウンロゼ

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2013年3月3日日曜日

2013弥生賞、大阪城S、チューリップ賞、オーシャンS 予想の回顧

 今週はクラシックのトライアル2レースを含む、三つの重賞が行われた。
 土曜の阪神メインはチューリップ賞。◎ローブティサージュは中団の後ろからレースを進めたが、それほど切れる脚を持っている馬でもなく、9着に惨敗。展開もあったが、外々を回る王道の競馬をして勝ちきるほどの力はなかったということだろう。外枠もあだになったか。この馬は、内をついて抜け出す競馬があっているように思う。ちょっと自信を持って乗りすぎた印象。

 オーシャンSは、直線で◎ダッシャーゴーゴーと○サクラゴスペルが抜け出し、一騎打ちのかたちに。馬券はこの2頭を軸とした3連複で勝負しており、3着争いに目を移すと、ノーマークのポアゾンブラックが粘っている。
「何か差してこいっ」
と、わけの分からない声を上げると、それに応えてくれたのかツルマルレオンが差してきて、無事に3連複をゲット。やはり、3頭を当てるというのはたいへんだ。

 日曜は弥生賞。◎バッドボーイは2番手。エピファネイアと併せ馬のかたちで、いい手応えで直線を向く。
「よしっ」
と思ったのも束の間、もたれて失速し、2桁の10着に終わった。もたれ癖があるのか、スタミナ切れか。いずれにしろ、惜しくも何ともないハズレだった。
 勝ったのはカミノタサハラ。2着にも人気薄が入り、2強は3、4着に敗れた。皐月賞戦線は一気に混沌としてきた。

 阪神メインは大阪城S。◎サクラアルディードが最後に差してきて2着を確保。馬連を獲ったが、1着のエアソミュールはチラッとしか押さえておらず、トリガミ。

 今週は4戦2勝。トータルの収支もプラスを計上した。月が変わってツキも変わったか。この勢いを持続していきたい。

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2013年3月2日土曜日

2013弥生賞、大阪城S オレの予想を聞いてくれよ

 今週は弥生賞。今年で50回の節目を迎える、トライアル中のトライアルだ。過去の49頭の勝ち馬のうち、何と22頭がGIホースとなっているらしい。すごい割合だ。これはもう、GIに格上げしてもよいのではないか、と思ってしまう。でも、そうするとトライアルじゃなくなってしまうか…。

 与太話はこれくらいにして、レースにいってみたい。
 現時点で今年のクラシックの主役と目されている東西横綱が早くも顔を合わせる。しかし、その2頭を差しおいて、本命は◎バッドボーイ。1着候補という意味ではなく、馬券の軸という意味での◎印だ。
 1勝馬ということが理由で人気を下げているが、2走前はエピファネイアの0.1秒差の2着。前走も重賞で0.2秒差4着と、堅実に走る。陣営の話によると、前走、前々走のようなスローでヨーイドンの競馬よりも、淀みのないペースのほうがよいとのこと。今回はラジオNIKKEI杯のような極端なスローにはならなさそうだし、流れも向きそうだ。
 ◎が人気薄なので推奨穴馬はナシ。手広く流す。

 大阪城Sは◎サクラアルディード。適鞍で一押し。

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2013年3月1日金曜日

2013チューリップ賞、オーシャンS オレの予想を聞いてくれよ

 今日は友人と飲みに行くので、早めに予想をアップしておく。

 3月最初の土曜日は、西でチューリップ賞、東でオーシャンステークスと、二つの重賞が行われる。クラシックのトライアルもスタートし、寒さも少し緩んできた。春近しを感じる今日この頃だ。

 チューリップ賞は本番との結びつきが最も強いトライアルだが、GIII。一方で来週のフィリーズレビューは、GIIなのに本番との結びつきが弱い。「何でこうなるの」状態である。チューリップ賞は、最も格の高いGIIIだと独断しておきたい。

 そのチューリップ賞には今年も2歳女王が登場。阪神改装後、このレースには欠かさず2歳チャンピオンが出走している。そして、その成績は3-2-1-0。逆らわないほうがよさそうだ。
 本命は◎ローブティサージュ前走の阪神JFで◎印に応えてくれたこともあり、ここは応援し続けるのが筋というものだろう。昨年、2歳女王の連続連対がとぎれた(ジョワドヴィーブルが3着)のは少し気になるが、また元の流れに戻ることを期待したい。
 相手は、こちらも人気するだろうがレッドオーヴァルは押さえざるをえまい。雨模様の天候で、重馬場適性をすでに示しているのも心強い。
 推奨穴馬はベアトリッツ。重馬場の鬼かも。

 オーシャンSは◎ダッシャーゴーゴーで仕方あるまい。○サクラゴスペルとの2頭軸で。

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【GW後半の記録】滋賀のおっさんランナーのランニング週報:2024年4月29~5月5日の記録

 2017年7月、45歳を目前に、突如ランニングを始めた。現在は51歳。  2020年12月の神戸トライアルマラソンでサブ3を達成! 自己ベストは2024年3月のびわ湖マラソンの2時間54分台。 ◆総 評◆  GW後半も、息子の野球の送迎などをこなしつつ、予定のポイント練...