日曜の京都メインは京都記念。伝統の別定GIIである。特にここ数年は、ローテーションの多様化もあってか、ここから始動する有力馬も増えてきたようだ。以前は、実績のある馬はたいていこの時期はお休みだったのだが、そういう傾向も変わりつつある。お馬さんたちも冬休みが少なくなり、たいへんだなあ(そういう問題か?…)。
また、このレースと中山記念が近年注目を浴びている。というのは、ドバイへのステップにちょうどよいのだ。GIを勝っている馬でも58 kgで出走できるし、レース間隔もちょうどよい。事実、一昨年はブエナビスタがこのレースをステップにドバイへ向かっている。アドマイヤムーンもここからドバイに向かったような記憶がある。
今年は、ドバイへ行く馬こそいないようだが、GIを狙えそうな馬が4頭出てくる。小頭数でもあるし、それらの馬で堅く収まると見た。
その4頭とは、ダークシャドウ、トーセンラー、ウインバリアシオン、ヒルノダムール。さて、どれを本命にするか。各馬とも、休み明けや距離など不安点があるが、私の本命◎はダークシャドウ。おそらく1番人気になりそうだ。このレースは1番人気の成績がよいこともあり本命に抜擢する。距離の不安がささやかれているが、2000 mのGI(天皇賞)で2着に来ているし、1ハロンの延長ならこなしてくれるだろう。ここをステップに、宝塚記念へと駒を進めてほしい。
相手はウインバリアシオンを本線に。
「春の天皇賞までにもう1回使えるから」
などの発言も聞こえ、仕上がり途上ではありそうだが、格好はつけてくれないか。
トーセンラーは、菊花賞でウインに0.3秒負けている。逆転まではどうか。ヒルノは、作春の状態に戻っているかどうか、やや疑問。というわけで、この2頭はよりもウインを上に見る。
気持ちとしては1-7一点勝負なのだが、強いて推奨穴馬を挙げるなら、おそらく逃げるであろうスイートマトルーフ。有力馬が牽制しあっているうちに…なんてシーンがあるかもしれない。
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