「びわスポキッズプログラム」とは、びわこ成蹊スポーツ大学主催の子ども向けスポーツ体験プログラム。わが家の子ども二人が参加させてもらった。きっかけは、娘が小学校でパンフレットをもらってきたこと。
「行きたい?」
と聞くたら
「行きたい~」
と答えるよな。というわけで、小2の娘と年中組の息子を連れて行ってきた。
びわこ成蹊スポーツ大学には初めて行った。比良駅からバスで10分弱。周りには何にもない。駅周辺にも何にもない。勉学とスポーツに集中するにはよい環境だが、学生さんには物足りないだろう。「でも、こういう環境で青春時代を過ごすのも悪くないよ」というのはオッサンの独り言。女子学生が多かったのが意外だった。
受付を済ませた後は、フリータイム。親としては体力の消耗が心配だが、子どもたちはそんなことお構いなし。ボールやフラループでさっそく大喜びだ。
そして開会式。学長の嘉田氏(前滋賀県知事)があいさつしてくれた。滋賀県知事を退任後、この大学の学長に就任したのだ。これからも滋賀県のために尽力してほしいものだ。よろしくお願いします。
プログラムは学年別に分かれて行われる。年齢は年少組から小学3年生までだ。
息子は年中組。「忍者になって、冒険の旅に出て、敵をやっつける」というストーリー。写真はゾウに化けているところだ。ニンニンジャーの影響で忍者にあこがれている息子は大喜び。夢中で走り回っていた。
娘は小学2年生。こちらは鬼ごっこ、リレー、ボールを使った遊びなど、もう少し競技性の強いメニューだ。写真はリレーの様子。娘のチームは(娘も含めて)遅く、なかなか勝てなかったが、最後の最後に1着になった。
あっという間に2時間が経ち、閉会式。抽選会が行われた。総勢約300名の参加者の中から、10名が当選する。まあ当たらないだろうと思っていたら、なんと娘が2位に当選!! これは驚いた。Tシャツ、水筒入れ、折り紙などをいただいた。くじ運のよい血統ではないと思うのだが、こんなこともあるんだなあ。
当日は学園祭も行われており、解散後は学園祭の屋台で昼食を取った。ラーメンをゲットするのに1時間もかかったのはゲンナリだったが、子どもたちは楽しかったようだ。
初めて参加したのだが、素晴らしい催しだった。大学生たちが(先生の助けは借りているのだろうが)自らプログラムを考え、運営していた。プログラム中は、先生がサポートすることもなく、学生たちだけで取り仕切っていた。
スポーツ大学なので、将来、インストラクターや体育の先生になる学生たちも多く、よい経験になるだろう。参加した子どもたちも、みんな大喜び。まさにwin-winの関係だ。長く続いていってほしいものだ。
少し心配なのは、安全面。思いっきり体を動かすのだから少々の怪我はつきものだというのは分かるが、少々ではない怪我が起こらないかちょっと心配。学生たちは、スポーツ大学に進学するくらいだから運動神経のよい人ばかりなのだろうが、参加する子どもたちはそういう子どもばかりとは限らない。そのあたりのギャップが、少しあるように感じた。
とてもよい催しだと思うので、ぜひ長く続いていってもらいたい。学生の皆さん、頑張ってください。
とことで、運動不足のオッサン(とオバサン)向けのプログラムはないのかなあ。キッズプログラムの裏で「中年プログラム」も併催すれば人気沸騰すると思うんだけど。ご検討ください。
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