2021年7月19日月曜日

【読書メモ】理化学研究所脳科学総合研究センター『つながる脳科学 「心のしくみ」に迫る脳研究の最前線』(講談社ブルーバックス)

 日本の、いや世界の脳研究の最前線機関である理研の脳科学総合研究センターが、一般読者に自分たちの研究を紹介した書籍。脳研究、もっと言うと心の研究がどこまで進んでいるかがよく分かる。
 近年、いままでなかなか見ることができなかった脳内の神経回路のオン・オフを見る技術が一気に発展した。その技術を駆使して、記憶、感情、精神病、親子のつながりなどが「見える」ようになった。その研究内容を記した一冊だ。近い将来「心のしくみ」はかなりの部分まで明らかになるのだろう。
 ただし本書はかなり難しい。生命科学に一定以上の知識と関心がないと、理解できないかもしれない。

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