2021年8月17日火曜日

【読書メモ】東野圭吾『魔力の胎動』(角川文庫)

 『ラプラスの魔女』の前日譚。「魔女」の羽原円華が、物体・流体の動きを読めるという自らの魔力を駆使して物事を解決する短編が五つ収められている。
 円華の小悪魔ぶりと、各話に登場する流体力学とが巧みに絡みあい、テンポよく読ませるのはさすが東野小説。
 今回、円華の相棒を務めるのは、鍼灸師の工藤ナユタ。このコンビでさまざまな人を救っていき、四話目は意外なと人物が救われる。最後の五つ目は『ラプラスの魔女』につながる一話で締めくくられる。
 『ラプラスの魔女』を読んだら、こちらを読まない手はないだろう。

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