新米医師の諏訪野良太が研修医として各科を回る。精神科、外科、皮膚科、小児科、循環器内科の順に、五つの科での患者との交わりが描かれた連作集だ。
それぞれの科の特徴が巧みに散りばめられるところは、さすが現役の医師ならでは。現場を知る者にしか描けない臨場感だ。
主人公の良太が患者と真摯に向き合う姿がすがすがしい。元気をもらえる作品だ。
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加賀刑事シリーズ、最新第12作。娘が学校の図書館で借りてきてくれたので、文庫化前に読むことができた。 このところ、加賀の人生に絡んだ話が多かったが、シリーズの原点回帰。加賀は探偵役に徹して事件を推理する。いかにもミステリーなミステリー小説だ。 別荘地で起きた連続殺人事...
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