2012年2月18日土曜日

2012フェブラリーステークス  オレの予想を聞いてくれよ

 昨日のダイヤモンドSの予想のエントリー、何とブログのタイトルを「京都記念」とする大ボケをかましてしまった。
「こいつ、なんで先週のレースの予想なんかしてるんや?…」
と不審に思われた方もいたかもしれない。ごめんなさい。

 閑話休題。
 早くも今年のGI第1戦だ。フェブラリーSがGIに昇格してからGI初戦がこの時期になったわけだが、いまだに少し違和感があるなあ(いつの話やねん)。昔のように、GIは桜の時期に桜花賞で開幕するのがよいと思うのは、オッサンのノスタルジーなのだろうか。

 さて今年のレース。トランセンドに人気が集中しているが、仕方ないだろう。私の本命◎もトランセンド。とくに目立つ新勢力がいるわけでもないし、今回のメンバーとは勝負付けが済んでいる。東京のダート1600 mは外枠も有利。ここは確勝と見た。

 まさかのシーンがあるとすれば、絡まれてハイペースになったときか。そこで鍵を握るのがエスポワールシチーと武豊の出方だ。トランセンドより内の枠を引いたし、少々無理をしてでもハナを取りにいくかもしれない。
 しかし、どちらがハナに立つにしろ、武豊と藤田伸二がガリガリとやり合うシーンは考えづらい。それほどの乱ペースにはならないということにしておきたい。

 ◎が大本命馬なので、相手を絞る必要がある。内からシルクフォーチュン、ワンダーアキュート、ダノンカモン、テスタマッタ。この4頭で勝負。推奨穴馬はこの4頭からテスタマッタを挙げておく。折り合えば切れる。

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2012年2月17日金曜日

2012ダイヤモンドステークス、山城ステークス  オレの予想を聞いてくれよ

 今週ははやくもGIウイーク。このチョー寒いのにGIというのも気分が出ないが、今年最初のGIだし、しっかり当てたいところ。

 その前に、土曜は東京でダイヤモンドステークス。3400 mのマラソンハンデGIIIである。
 長丁場のレースは、騎手の駆け引きが見えて面白いので私は好きなのだが、どんどん軽視されている。寂しい限りである。
 また、関西圏には3000 m超の重賞は天皇賞と菊花賞しかない。関西圏にも長丁場のGII、GIIIを作ってもらえないかなあ。レース名は「メジロマックイーン記念」と「ライスシャワー記念」でどうだろう。

 今年のレース、GIホースも2頭出走するなど、まずまずの顔ぶれが揃った。しかし、近走がピリッとしない成績の馬がほとんどで、混戦模様である。
 そんな中から、私の本命◎はスマートロビン。前走の日経新春杯でも◎に推した馬である。その前走は、ハナを切ったものの直線は踏ん張りきれず5着。太め残りだったように思う。今回は前走よりメンバーも軽くなるし、絞れていれば今度は粘り込んでくれるだろう。ハンデも据えおきの55 kg。逃げ馬の直後で脚をためられれば。
 相手は、人気どころだがヤングアットハート、ビートブラック、トパンガ、ギュスターヴクライ。この4頭に絞って勝負。

 山城Sも本命馬だけ挙げておく。人気だろうがアグネスウイッシュ

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2012年2月16日木曜日

布引ハーブ園、ホテル舞子ビラ、明石大橋、グリコピア神戸へ行ってきた

「ちょっと小旅行でもするか」
ということで、日、月と会社(と幼稚園)を休んで、一泊二日で神戸方面へ行ってきた。昨年はメリケンパークに泊まって王子動物園に行ったのだが、今年はちょっと趣向を変えて舞子方面まで足を伸ばした。

 初日は9時半頃に出発。妻の運転で神戸に向かう。カーナビの指示通りにいったつもりが、西神のほうへ抜けるトンネルに入ってしまうというアクシデント…。無駄以外の何物でもない30分と200円(有料トンネルとは…)を浪費して、ようやく新神戸周辺の駐車場に到着。
「じゃあ、布引ハーブ園に行く前に、昼ご飯にするか」
ということで、新神戸オリエンタルアベニューへ
 すると、何だかとんでもない人だかりが…。韓流アイドルグループ「SHU-I」のイベントがあるらしい。韓流アイドルとは縁のないわれわれは、そそくさとレストラン街へ。もう何年かすれば、娘(今は4歳)もこんなんになるんだろうか…。今から憂鬱だ。

 そして蕎麦を食べて布引ハーブ園へ。まずはケーブルに乗って山頂へ向かう。高所恐怖症の私を無視して楽しむ妻と娘。いや、マジ苦手なんですよ、高いところ…。
http://www.kobeherb.com/
 ハーブ園では石けんを作り、足湯を楽しんだ(写真がない…)。

 ハーブ園をあとにし、宿泊先のシーサイドホテル舞子ビラ神戸へ。大浴場があり、和室があって、子どもフレンドリーなホテルを探したところ、ここを見つけた。これが、思いのほか大当たりだった。値段もまずますリーズナブルで、部屋も広く清潔で、夕食のバイキングもなかなかよかった。
 部屋は和洋室を選択。


 寝たふりのつもりらしいが、バレバレやで…。


とても広い部屋で、息子(もうすぐ2歳)がハイテンションになって走り回っていた。


 子連れで神戸に旅行に行こうという方にはお薦めのホテルだ。神戸の西の端っこだが、神戸中心部まで30分もかからないだろう。

 翌日は、興奮しすぎで夜中に何度も泣いた息子のせいで寝不足だったが、朝ご飯を食べて明石大橋の舞子海上プロムナードへ
 正直、午前中の時間つぶし程度に想っていたのだが、一見の価値ありの施設だった。明石海峡大橋に登って、海や神戸の街を見ることができるのだ。


 高所恐怖症の私はオシッコをちびりそうだったが、子どもたちは平気なようだ。


 それはともかく、よくこんな橋を造ったものだ。近くへ行った際には、是非訪れてみてはどうだろうか。

 次は、昼食と見学をかねて、神戸ワイナリーに向かう。ところが、何と臨時休園。ガビーン。
「お父さん、ちゃんと調べとかなアカンやんか」
と娘に叱られる始末…。仕方なく近くの施設で昼食をとり、最終目的地のグリコピア神戸へ。
 工場見学は、子どもよりも大人のほうが楽しかったりするものだが、ここもそうだった。子どもよりも親が楽しんでしまった。たまには、そういうのもいいいよね。
 自分たちは大きな声で
「あ、これもグリコか」
「こんなに大きいコロンがあるで~」
とはしゃいでいるにもかかわらず、子どもたちには
「こら。静かにしいや!!」
と注意するオバサンたち(もちろん目の前でオバサンなんて言おうものなら抹殺されますが)と一緒に工場を見学。この工場ではポッキーを作っているようだ。


 それにしても、ものすごいオートメーションっぷりだった。しかし考えてみると、これくらいオートメーションで大量生産できないと、あの値段でポッキーは作れないようなあ。「資本の集積」のパワーや恐ろしさを改めて実感した。おみやげにキャラメルとプリッツを頂戴し(サービスええなあ)、帰路へ。
 大人も子どもも満足した小旅行となった。めでたしめでたし。

2012年2月14日火曜日

書評 綾辻行人『人形館の殺人〈新装改訂版〉』(講談社)

 綾辻さんの作品を初めて読んだ。『十角館の殺人』から読み始めたかったのだけど、ひょんな事情からこの『人形館』を最初に読むことになった。

 初の綾辻作品の感想をひと言で述べるなら
「いかにもミステリーらしいミステリー」
ということになるだろう。ホームズ、ルパン、ポワロなどの古典的(?)ミステリーを思い起こさせる雰囲気がある。これらの古典からミステリーに入った私など
「やっぱミステリーはこうでなくっちゃ」
と思ってしまう。

 舞台は京都市左京区。はっきりとは書かれていないが、北白川通りを東に入った住宅街が舞台である(天下一品の本店が近くにあったり、京都のラーメン街の周辺ですな。北パチってまだあるんやろか)
 そこにある「人形館」を相続し、そこに越してくることになった飛龍想一という男が主人公。定職はもたず、病弱な絵描きである。この男の一人称で物語は進む。

 人形館という、いかにもミステリーな舞台を設定し、そこへいかにもミステリーな住人を集め、物語は進む。命を狙われる想一。そしてついに起こる殺人。さて犯人の正体は…。
 というのが粗筋。
 結末にはアッと驚かされた。おそらく賛否両論あったであろうこの結末。ちなみに、私の意見は「否」だ。

 しかし、それはそれとしてストーリーは存分に楽しめた。昨今、ミステリーにも(ミステリーにこそ?)舞台設定やストーリー展開に「リアル」さが要求される風潮があるが、そればかりでは面白くない。本作のような「いかにもミステリー」なミステリーを求めている人は、私も含めてたくさんいることだろう。少年・少女時代に、ホームズやポワロをドキドキワクワクしながら読んだときの興奮を思い出したい方には、綾辻作品はお薦めである。



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2012年2月13日月曜日

2012京都記念、クイーンC  予想の回顧

出先からなので簡単に。
 土曜はクイーンC。本命◎のイチオクノホシは、勝ち馬(ヴィルシーナ)にこそかなわなかったものの、直線でぐいと伸びて2着を確保。2番人気-1番人気の決着とはいえ、本線で的中。競馬当たってナンボ。よしとしたい。

 日曜は京都記念。本命◎ダークシャドウは思ったよりも前の位置から進出。早めスパートのトレイルブレイザーにはしてやられたが、ヒルノダムールとの競り合いを制して2着。しかし、トレイルブレイザーを押さえておらず、馬券は外れ…。武豊にしてやられた。

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2012年2月11日土曜日

2012京都記念  オレの予想を聞いてくれよ

 日曜の京都メインは京都記念。伝統の別定GIIである。特にここ数年は、ローテーションの多様化もあってか、ここから始動する有力馬も増えてきたようだ。以前は、実績のある馬はたいていこの時期はお休みだったのだが、そういう傾向も変わりつつある。お馬さんたちも冬休みが少なくなり、たいへんだなあ(そういう問題か?…)。
 また、このレースと中山記念が近年注目を浴びている。というのは、ドバイへのステップにちょうどよいのだ。GIを勝っている馬でも58 kgで出走できるし、レース間隔もちょうどよい。事実、一昨年はブエナビスタがこのレースをステップにドバイへ向かっている。アドマイヤムーンもここからドバイに向かったような記憶がある。

 今年は、ドバイへ行く馬こそいないようだが、GIを狙えそうな馬が4頭出てくる。小頭数でもあるし、それらの馬で堅く収まると見た。
 その4頭とは、ダークシャドウ、トーセンラー、ウインバリアシオン、ヒルノダムール。さて、どれを本命にするか。各馬とも、休み明けや距離など不安点があるが、私の本命◎はダークシャドウ。おそらく1番人気になりそうだ。このレースは1番人気の成績がよいこともあり本命に抜擢する。距離の不安がささやかれているが、2000 mのGI(天皇賞)で2着に来ているし、1ハロンの延長ならこなしてくれるだろう。ここをステップに、宝塚記念へと駒を進めてほしい。
 相手はウインバリアシオンを本線に。
「春の天皇賞までにもう1回使えるから」
などの発言も聞こえ、仕上がり途上ではありそうだが、格好はつけてくれないか。
 トーセンラーは、菊花賞でウインに0.3秒負けている。逆転まではどうか。ヒルノは、作春の状態に戻っているかどうか、やや疑問。というわけで、この2頭はよりもウインを上に見る。
 気持ちとしては1-7一点勝負なのだが、強いて推奨穴馬を挙げるなら、おそらく逃げるであろうスイートマトルーフ。有力馬が牽制しあっているうちに…なんてシーンがあるかもしれない。

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2012年2月10日金曜日

書評 パトリック・ジュースキント『香水―ある人殺しの物語』(文春文庫)

 強烈な小説だった。胃袋が匂いで満たされ、夢にまで匂いが出てくるような話。

 舞台は18世紀のパリ。並外れた、異様な嗅覚をもつ男が主人公。その男の名はグルヌイユ。そのグルヌイユの一生を描いた話だ。

 あらゆる匂いをかぎ分け、またそれらを組み合わせて自由に匂いを作り出す能力をもつグルヌイユ。その一生は底辺から始まる。嗅覚という異能を用い、その底辺から徐々に這い上がっていく。そして自らの夢、いや欲望である「究極の匂い」を追い求める過程が、どぎつい内面の描写とともに語られる。
 そして、ついに究極の匂いにたどり着くグルヌイユ。ラストは
「なんだ、結局こう終わるのか」
と思わせておいて…というのが粗筋。

 18世紀のパリというと、革命の直前で華やかなイメージだが、実際は相当に悪臭の漂う街だったようだ。よく考えてみると、下水がないんだから当たり前だよなあ。グルヌイユはそのパリで生を受け、一生を終える。

 何が強烈って、グルヌイユの匂いを求める執念が強烈に描かれているところだ。それがグルヌイユの一人称ではなく、三人称で語られるところが、強烈さをさらに増強する。
 どんより重いが、かといって不快ではない小説。匂いの世界にどっぷり浸かって、トリップしてみたい方は、ぜひ手にとっていただきたい。



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【読書メモ】東野圭吾『あなたが誰かを殺した』(講談社)

 加賀刑事シリーズ、最新第12作。娘が学校の図書館で借りてきてくれたので、文庫化前に読むことができた。  このところ、加賀の人生に絡んだ話が多かったが、シリーズの原点回帰。加賀は探偵役に徹して事件を推理する。いかにもミステリーなミステリー小説だ。  別荘地で起きた連続殺人事...