2015年8月10日月曜日

【映画評】『鑑定士と顔のない依頼人』

気になっている人は、ネタバレ情報が耳に入る前に、早く見るべし


 親の遺品の整理を頼んでおきながら、決して顔を見せない依頼人。
「なぜ顔を見せないのか」
「遺品にも何か謎が隠れているのでは」
これらの謎は、どのように解き明かされるのか。ミステリアスな展開…と思わせておいて、中盤からはモードチェンジ。
「あれ、いったい何の映画を見ているのだろう」
とグイグイ引き込まれているうちに、ラストシーンへ。そして圧巻の結末に、唖然。
 何を書いてもネタバレリーナなので、なるべく予備知識がない状態で見ることをお勧めする。気になっている人は、ネタバレ情報が耳に入る前に、早く見るべし。

 見終わるまで知らなかったのだが、監督は『ニュー・シネマパラダイス』も監督したジュゼッペ・トルナトーレだった。なるほど、知って納得。




にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿

【読書メモ】東野圭吾『あなたが誰かを殺した』(講談社)

 加賀刑事シリーズ、最新第12作。娘が学校の図書館で借りてきてくれたので、文庫化前に読むことができた。  このところ、加賀の人生に絡んだ話が多かったが、シリーズの原点回帰。加賀は探偵役に徹して事件を推理する。いかにもミステリーなミステリー小説だ。  別荘地で起きた連続殺人事...