スプリンターズSは当初はGIではなかったのだが、1990年の第24回からGIに昇格した。記念すべきGI昇格初戦の勝ち馬はバンブーメモリー、その鞍上は武豊騎手、そして管理する調教師は武邦彦師。武親子コンビによる最初で最後のGI制覇だった。
バンブーメモリーは遅咲きの馬で、(いまで言う)4歳で条件戦を卒業すると、オープン特別3着を経てGIの安田記念に挑戦した。オープン勝ちのない馬が人気するはずもなく、10番人気も当然の評価か。しかし、その低評価を覆して1馬身半差の完勝劇。2着にも12番人気のダイゴウシュールが入って大万馬券…と思いきや、当時は枠連しかなく、その枠連はなんと880円。予想は完敗だったが馬券は取ったという人も多かっただろう。
そして、その翌年、5歳のときにスプリンターズSを勝って二つ目のGIをとったのだった。
バンブーメモリーのスプリンターズS制覇。JRA-VANより
レッドファルクス、セイウンコウセイの両GI馬が人気を集めているが、伏兵勢も虎視眈々。馬券的には面白い。
本命は◎レッドファルクス。昨年の勝ち馬だ。休み明けだが、昨年もそうだったので問題なかろう。芝1200 mは3-0-1-0で3着もGIの高松宮記念でのもの。中山に戻って、連覇達成を期待。
推奨穴馬はフィドゥーシア。前走は崩れたが、1200 mも対応可能。
阪神ではポートアイランドS。本命は◎サトノラーゼン。阪神に戻って。
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