◆出 発◆
7時からカーシェアリングを予約し、出発。早朝や深夜からでも利用できるのがレンタカーにはない利点だ。ただし、レンタカーより割高なのが悩ましい。
高槻から初めて新名神に乗り、山陽道へ。瀬戸大橋を目指す。
◆讃岐うどん◆
明石海峡大橋経由のほうが早いのだが、讃岐うどんを食べるために、瀬戸大橋から四国入りした。兵庫県を横断し、岡山、倉敷を通過して瀬戸大橋へ。子どもたちは人生初の四国だ。思ったよりも時間がかかった。
坂出インターを降りてすぐのうどん屋が目的地。セルフうどん麺太郎で讃岐うどんを満喫した。娘と妻と私はぶっかけうどんを、息子はカレーうどん(好きやなあ…)を注文。おでんとから揚げを追加して舌鼓を打った。子どもたちは初の讃岐うどんに
「硬い! 美味しい!」
との感想。たしかに、讃岐うどんの特徴を的確に表している。また食べよう。
セルフうどん麺太郎。四国新聞ウェブサイトより
◆松山城◆
坂出から松山までは約2時間。渋滞はなかったが、予定より1時間遅れで松山城に到着した。松山城は、江戸時代から残っているお城(現存天守12城)のうちの一つ。四国にはこの他に丸亀城、宇和島城、高知城もあり、12のうちの4つが四国のお城だ。四国は戦火が少なかったのだろう。
さっそくロープウェイでお城へ。猛烈な暑さだが、関西よりは少しマシかもしれない。汗だくになりながら天守閣に登った。東西南北、松山の町が見下ろせる。思ったよりもマンションなどが多い。仕事で何度か行った愛媛大学や松山大学もよく見えた。
松山城天守閣と子どもたち。超のつく猛暑だった
下りはリフトで
◆道後温泉本館◆
続いて道後温泉本館へ。「35 ℃を超える猛暑の日に銭湯って、どないやねん」という気もするが、松山に来てここのお湯に浸からないわけにはいかない。一番安い券を買って、息子と二人でドボンと浸かって『坊ちゃん』の雰囲気を味わった。平日の昼に加えて猛暑で、空いていたのはラッキー。
湯上がりに息子とコーヒー牛乳を飲んだ。後から知った娘が「ずるい~」と言ってきたが、そこまで平等に扱わなければならないのだろうか…。
お土産を買ってホテルへ向かった。
銭湯と言えばコーヒー牛乳
◆ホテルと晩ご飯◆
ほぼ予定通りの時刻にホテルへ。添い寝無料でなるべく安いホテルを探すと行き当たったのがホテルサンルート松山。レストランやビヤガーデンもあり、値段の割には立派なホテルだった。
スーパーに買い出しに行ってから夕食。ホテルの真向かいにある「たべもの市場Sai」に行った。(おそらく)地元のチェーン店で観光客向けではないが、やはり魚が美味しかった。愛媛の特産品にこだわらず、鰹や鯛などがメニューに並んでいる。特に鯛の刺身が美味だった。最初は
「オムライスで締めるで~」
と息子が張り切っていたが、結局、最初に頼んだ分で満腹になった(笑)。
たべもの市場Sai。キラキラnaviより
◆旧友と20数年ぶりの再会◆
高校・浪人時代の旧友が新居浜に住んでいることが判明。連絡を取ると「ぜひ会おう」ということになった。
仕事後にわざわざ松山まで来て宿泊してくれたお陰で、昔話や近況で盛り上がることができた。本人たちはそれほど変わらないが、取りまく状況はどんどん変わっていくことを実感。人生いろいろですなあ。ちょっと飲み過ぎたのはご愛敬。
◆そして、大事件勃発◆
日付が変わる前にホテルへ戻り、ドアをコンコンするが、誰も起きてくれない。ここまでは想定の範囲内だった。携帯に電話を入れればさすがに起きるだろうと高をくくっていたのだ。しかし、何度電話を鳴らしても、誰も起きない。妻にも、娘にも、息子にも何度もかけたが、無反応…。
これは想定外だ。蒸し暑い夜の松山に締め出されるとは、何という仕打ち…。車でごろごろしたが、もちろん熟睡できるわけもなく、明け方に妻が気づくまで放置された。自分がこんな扱いを受けたらブチ切れるだろうに…。おおいに反省してほしい。
◆淡路島で釣り◆
2日目は淡路島で釣り。松山から高松の間で釣り公園を探したのだが、よいところがなく、淡路島まで行って釣りをすることになった。行ったのは南あわじ丸山海釣り公園。道具がレンタルでき、料金も安い。
サービスエリアで昼食を取り、いざ釣り公園へ。竿2本とエサなどを合わせて、ざっくり7000円ほどだった。受付から釣り場まで10分ほどかかるのは、構造上仕方ないのかなあ。けっこうな距離だった。
いざ、釣り開始。子どもたちはサビキ釣り、私はズボ釣りにチャレンジ。両方の竿とも、ポツポツと魚がかかる。ズボ釣りのエサはゴカイを使ったのだが、慣れていないのでつけるのに時間がかかる。釣っているよりもエサをつけている時間のほうが長かったかも。
ベラなどの小物が十数匹ほど釣れ、塩焼きと南蛮漬けにして食べきった。前日はガシラやメバルなどが釣れたらしいのだが、この日はエサが底にたどり着くまでに、小魚が寄ってきてしまったのかもしれない。
やった~、釣れました~
◆四国よいとこ◆
釣りの後は明石海峡大橋を渡ってわが家へ。最後は寝不足でふらふらになったが、何とかたどり着いた。
一泊二日はやや慌ただしかったが、もう一日あるとちょっと退屈したかも。「少し物足りないなあ」と思うくらいでちょうどよい、ということにしておきたい。
娘も息子も、四国は気に入ったそうだ。機会があれば高知や徳島にも行ってみたいね。
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