2020年2月11日火曜日

【読書メモ】梨木香歩『f植物園の巣穴』(朝日文庫)

 いつもの日常生活を送っていたはずなのに、いつの間にやら人ではない世界に。梨木小説の得意技だ。どこが始まりでどこが終わりか分からない梨木ワールド。脈絡があるような、ないような異世界を堪能するのが正しい楽しみ方だ。
 ところが、気づかないうちに話は進み、ちゃんと話は閉じる。いつものごとく、しみじみと染み渡るような読後感だ。

 本作は梨木ワールド指数がかなり高めだ。慣れていない人は、別の作品から入るのがよいかもしれない。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿

【GW後半の記録】滋賀のおっさんランナーのランニング週報:2024年4月29~5月5日の記録

 2017年7月、45歳を目前に、突如ランニングを始めた。現在は51歳。  2020年12月の神戸トライアルマラソンでサブ3を達成! 自己ベストは2024年3月のびわ湖マラソンの2時間54分台。 ◆総 評◆  GW後半も、息子の野球の送迎などをこなしつつ、予定のポイント練...