G.W.前半は好天に恵まれ、天皇賞・春は絶好の競馬日和となりそうだ。よいことだ。
そんな天皇賞前日の土曜は、東京で青葉賞が、京都で天王山Sが組まれている。
青葉賞は、NHK杯がNHKマイルCとしてGIに昇級したのに伴い、メインのダービートライアルとなった。しかし、このレースをステップにダービーを勝った馬はまだいない。昨年の勝ち馬のアドミラブルが、ダービーで1番人気となったが、結果は3着。今年はジンクスを破る馬が出るだろうか。
青葉賞は今回で25回目の節目を迎えるが、重賞になってから25回目であり、それ以前はオープン特別として行われていて、今で言うプリンシパルSのような位置づけだった。
1994年、重賞になって最初の勝ち馬がエアダブリン。妹・弟にダンスパートナー、ダンスインザダーク、ダンスインザムードをもつ、超良血馬だ。青葉賞を1番人気で快勝してダービーへ向かったが、ナリタブライアンの壁は厚く、5馬身差の2着。これが青葉賞ジンクスの始まりだった。
その後も堅実に走るのだが勝ちきれないレースが多く、ついにGIは勝てないまま引退してしまった。
「みんなと一緒に走るのが楽しすぎて、抜かそうとしない」
という岡部騎手のコメントを聞いたような記憶がある。何だかほほえましい、愛されホースだった。
レースにいってみたい。
18頭立てのフルゲートになった。本命は◎サトノソルタス。10月に新馬戦を勝ち、2月に共同通信杯で2着に入った後、ここまで待機。誤算があったわけではないらしいので、堀厩舎の仕上げに抜かりはないだろう。ここ10年で1頭しか連対していない8枠を引いてしまったのは痛恨だが、それを跳ね返してほしい。
推奨穴馬はダブルフラット。穴を開けるとすれば、内枠の先行馬か。
天王山Sは◎テーオーヘリオスが本命。前走は人気を裏切ったが、速い流れを中途半端に追いかけて脚が溜まらなかった。逃げ馬不在のここはチャンス。
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