続編にありがちなフレーズだが、本書を一言で表すならこれしかなかろう。前作『カラスの親指』で大暴れした4人に、その息子と新たな少女が加わり、総勢6名で大ペテンを仕掛ける。
誰が誰を騙していていて、どこからが本当でどこからが茶番なのか、二転三転どころか、四転五転。ようやく「なるほどねえ」とオチが見えたところで、すべてがひっくり返って幕を閉じる。またも道尾氏にしてやられた。
いつも通り、やめられない止まらない、道尾小説。寝不足のときに読み始めないように注意。

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2017年7月、45歳を目前に、突如ランニングを始めた。現在は52歳。 2020年12月の神戸トライアルマラソンでサブ3を達成! 自己ベストは2024年3月のびわ湖マラソンの2時間54分台。 ◆総 評◆ いよいよびわ湖マラソン。昨年(2024)に自己ベストを出した、...
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