2022年8月11日木曜日

【読書メモ】桜井美奈『殺した夫が帰ってきました』(小学館文庫)

 タイトルそのまま、殺したはずの暴力夫が帰ってきた。記憶をなくし、別人のように優しくなった夫。信じてよいのか…。
 奇妙な共同生活が続くうちに、徐々に大きくなる違和感。何かがおかしい。

 並行して語られるのが、主人公(夫を殺した妻)の過去。
 違和感がマックスに達し、主人公の過去と現在がつながるとき、すべてが明らかになる。

 ちょっと都合のよい展開が多いが、ページをめくる手を止めさせないドキドキ感はなかなかのもの。一気読み間違いなしのスリルサスペンス。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

殺した夫が帰ってきました [ 桜井 美奈 ]
価格:748円(税込、送料無料) (2022/8/11時点)






にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿

【読書メモ】東野圭吾『あなたが誰かを殺した』(講談社)

 加賀刑事シリーズ、最新第12作。娘が学校の図書館で借りてきてくれたので、文庫化前に読むことができた。  このところ、加賀の人生に絡んだ話が多かったが、シリーズの原点回帰。加賀は探偵役に徹して事件を推理する。いかにもミステリーなミステリー小説だ。  別荘地で起きた連続殺人事...