2024年2月7日水曜日

【読書メモ】中山七里『魔女は蘇る』(幻冬舎文庫)

 中山氏の作品は初めて読んだ。
 バラバラの肉片に解体された死体が見つかる。いったい、誰が何のためにこのような惨殺を実行したのか。一方、被害者とその雇用主であった製薬会社の正体は。二つの謎が解けたと思ったら、ときすでに遅し? 最後は大活劇で幕を閉じる。
 徐々に謎が積み重なり、頂点まで達したと思ったらあとは一直線。ジェットコースターのような小説だった。最後は一気読み間違いなしだ。
 話の展開や薬物のディテールには突っ込みどころがたくさんあるが、それも含めて楽しむ作品ということにしておきたい。

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