2024年2月20日火曜日

【読書メモ】雨穴『変な絵』(双葉社)

「変な家」に続く「変な」シリーズ第2弾。絵に隠された謎が解けるたびに、新たな事実が明らかになる。よく組み立てられたストーリーだ。
 短い話で区切られており、テンポがよく、たいへん読みやすい。にもかかわらず、全体としてはストーリーがきちんとつながっていて、最後は話が閉じる。お見事。
 スマホ世代は長い文章を読むのが苦手な人が多いのかもしれないが、それは「長いストーリーを求めていない」ということではないのだろう。本書が売れているのがその証拠だ。本書はまさに、長い文章が苦手な人にも楽しめる、長いストーリーだ。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

変な絵 [ 雨穴 ]
価格:1,540円(税込、送料無料) (2024/2/19時点)




アマゾンへのリンク
https://amzn.to/49CFFrR

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿

【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...