2017年7月、45歳を目前に、突如ランニングを始めた。現在は49歳。
2020年12月の神戸トライアルマラソンでサブ3を達成! 続く2021年3月のなにわ淀川マラソンで2回目のサブ3を達成したが、やや燃え尽き気味…。
◆大会の雰囲気◆
大阪マラソンが約10日前に急遽中止に…。せめてもう少し早く決めてほしかった。
代わりを探したところ、大阪マラソンの3週後に淀川エコマラソンを見つけた。大会というよりも、練習会の延長程度の小規模な催しだったので不安もあったが、チップでタイムも計ってくれるというし、参加を決めた。
行ってみると、アットホームな大会で好印象だった。主催者の顔が見えると応援したくなる。
大会は良くも悪くも小規模。単独走になったり、応援がなかったりというデメリットはあるが、トイレにすぐ行けたり、スタートのロスがなかったりというメリットはある。
一つ残念だったのはコースが分かりにくかったこと。途中に1カ所、横に入っていくところがあった(らしい)のだが、よく分からなかった。走った後でも、どれが正規のコースだったのかよく分からない…。次回は改善してください。
そのため距離が400 mほど足りず、ガーミンはフルマラソンとは認めてくれなかった(涙)。
こぢんまりしたよい大会だった
◆スタート前◆
レースへ向けては、プチカーボローディングもやって、距離も落として、順調に調整できたと思う。
会場へ着くと、ちょうど受け付け開始。ほとんど並ばずにゼッケンをもらい、後はスタートまでフリー。大規模大会のように、30分前から整列などしなくてよいのは楽ちんだ。主催者のドイツ人の方の音頭で、ジャパササイズでウォーミングアップ(笑)。なかなか楽しかった。
◆前 半◆
キロ4:10~15で淡々と距離を重ね、ラスト10 kmからペースを上げるプラン。前半を89分、後半を88分の2時間57分が目標だ。
スタート直前にトイレに行ったので、やや後ろからのスタートとなったが、特に問題なし。スタートのロスは数秒で、混雑もなく、すいすい前に出られた。
しばらくすると、前方に4人の集団が見えた。徐々に差を詰め、2 km地点あたりで追いついた。どうやら私の設定と同じペースで走っているようだ。後ろについた。
先頭を引っ張ってくれた人は10 kmの部だったので、5 km地点で離脱。次に、(たぶん)最も若い大学生らしきランナーが10 km手前で脱落。若者に引っ張ってもらおうと思っていたのに…。さらにハーフ手前で1人脱落して、集団は早くも私ともう1人になった。
そして、最後の1人もハーフを過ぎた直後にペースダウン。残り半分を単独走とはキツいなあ…。これが小規模大会のつらいところだ。
◆中 盤◆
しかし、同じペースで1人でやった30 km走(しかも2回)と一緒と思えばなんてことない。たまに応援がある分、元気もわいてくる。
1人になっても淡々と4:10~15をキープ…のはずだったが、いつの間にかペースが落ちていた。もう一度まき直したが、頑張らないとペースを保てなくなってきた。何とか数キロは粘ったが、29 kmでついに4:15を大きく割り、失速。練習でもこんなところでタレたりしないのに、何で?…
◆終 盤◆
30 km以降は徐々にペースが落ちていき、最後は5:10まで失速。35 kmあたり(だったと思う)で、ハーフまで一緒に走っていた人に追いつかれたが、もちろんついて行くのは無理。最後は左の腸脛靱帯炎も出た。乱れたフォームで走ると故障も出やすいのだろう。
ヘロヘロだったが、ゴールで写真を撮ってくれると、手を上げてゴールしてしまうのはランナーの性(さが)か(笑)。タイムはギリギリ3時間5分を切ったが、先にも書いたように距離が足りてないので、3時間7~8分といったところだろう。
エネルギー切れで朦朧(もうろう)としたわけではなく、足が売り切れたタイプの失速だったような。筋肉の持久力が足りなかったのかなあ…。
29 kmで失速…
◆敗 因◆
目標の2時間57分には遠く及ばず、サブ3も2回で途切れた。
走った直後は残念・ガッカリ・悔しい思いが強かったが、今はむしろ失速が不可解で気持ち悪い。だって、練習で1人でびわ湖岸を30 km走ったとき(2回走った)よりも遅いなんておかしいだろう。単独走、無給水の練習でも30 km手前で売り切れることなんてないのに、なぜ本番では30 km保たなかったのか。調子に乗ってペースを上げすぎて失速したなら分かるんだけど。
練習不足・実力不足として片付けるのは簡単だが、それでは解決にならないと思う。決して無理なペース設定ではなかったはずだ(少なくとも30 kmまでは)。ハッキリした原因を究明するのは無理でも、自分なりに考えたことをまとめておきたい。可能性が高いと思う順に、上から並べた。
1.大阪マラソン中止の影響
大阪マラソンが中止になり、急遽、本番が3週間ずれた。その影響でテーパリングに狂いが生じ、失速につながったという可能性が最も高そうだ。
しかし、テーパリング期間中もそれほど抜いていた訳ではなく、結果的には30 km走と20 km走を2回ずつ実施したし、スピード練も続けていたし、それなりに負荷はかかっていたはず。それに、3週間で急にスタミナが落ちたりするだろうか。
逆に、負荷がかかりすぎて疲労が蓄積してしまったために失速したのかもしれない。そのほうがあり得るような?
2.コロナワクチンの影響
大会の11日前に、午前に400 m×10本を走って、午後に3回目のコロナワクチンを接種した。副反応は長くても3日程度で収まるだろうし、影響はないだろうと考えていた。実際、副反応は翌日に微熱が出た程度だった。
しかし、熱やだるさのような分かりやすい副反応は3日で消えても、スポーツで全力を出すときのパフォーマンスには、もう少し長期間、影響が残るのかもしれない。
青学の原晋監督が、選手たちのワクチン接種の影響を公表していた。それによると、1週間以上、支障が出た選手もいたらしい。また、巨人の丸選手が、ワクチン接種後にしばらく調子を落としていたような気もする。それらを考えると、11日後のフルマラソンに影響した可能性は否定できないかなあ。
3.暑さによる発汗でミネラル不足
4週前に30 km走をした頃はまだ冬の気温だったのに対して、当日は10 ℃前後とそれなりに気温があった。さらに、エイドの給水にスポーツドリンクがほとんどなく、電解質を補給できなかった。そのため筋肉が保たなかった可能性はあるかもしれない。
ただ、練習の30 km走は無給水で大丈夫だったし、当日も汗だくになるような気温ではなかった。走った後に足がつることもなかった。
多少は影響したかもしれないが、30 kmも保たないほどのダメージがあったとは考えにくいかなあ。
どれもパッとしないが、今のところはこれくらいしか思いつかない。夏の間にゆっくり考えよう。
◆まとめ◆
初めてマラソンで「外した」。調整なしの練習と同じペースで走れなかったとは想定外だった。ハッキリした理由が分からないのが気持ち悪い。
リベンジは来シーズンだ。もうワンランク上の力をつけて、まずは今回の設定を軽くクリアしたい。
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