2016年1月7日木曜日

【映画評】白夜行(2011)

魔性の美女の妖艶さと、殺人事件の謎との豪華2本立て


 東野圭吾氏原作の小説の映画化。原作はずいぶん前に読んだ。このところ、読んだ本の内容はほとんど忘れてしまうが、本書は例外だ。事件の顛末もよく覚えている。それだけ印象に残る名作だった。

 原作が名作であればあるほど「映像化してガッカリ」となってしまいがちだが、本作はそのハードルを見事にクリア。原作の雰囲気を見事に表すことに成功した。
 主人公は堀北真希演じる魔性の美女。妖艶な色気がグーだ。欲を言えば、もう少し「陰のある」美しさがほしかったが、人気若手女優に陰を望むのは酷かもしれない。
 もう一方の軸である殺人事件の顛末も、しっかりと描き切れていた。誰が何のために殺したのか。その切ない理由が最後に明らかになる。

 原作を読んでいても、読んでいなくても、十分に楽しめる良作。



白夜行 [ 堀北真希 ]
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