今週は朝日杯フューチュリティステークスが行われる。阪神に舞台を変えてから、4年目だ。3年前、はじめて阪神で行われたときに「2000 mのホープフルSよりも、むしろこちらのほうがダービーとの結びつきが強くなるだろう」と書いたが、今のところまったくのハズレ…。今年も、ホープフルSが強力メンバーなので、また予想は外れてしまいそうだ。それを覆すような大物が出るだろうか。
前回、今年と同じ12月19日にこのレースが行われたのは、1989年(第41回)。まだ朝日杯3歳ステークスだった時代だ。勝ったのはアイネスフウジン。初勝利をあげるのに3戦を要したが、1勝馬の身でこのレースに滑り込むと、2番手から抜け出して2馬身半差の完勝。翌年の皐月賞はハクタイセイの2着に惜敗したが、ダービーは気迫の逃げで1番人気のメジロライアンを振り切った。
そしてゴール後にわき起こったのが「ナカノ」コール。10万人を超える観衆が、鞍上の中野栄治騎手を称えた。騎手の名がコールされたのは、これが初めてのことなのだそうだ。
レースにいってみたい。
重賞勝ち馬が5頭と、まずまずのレベルと言ってよいだろう。本命は人気でも◎ダノンプレミアム。前走はやや重馬場でレコードを叩きだした。レコードが連発されるような馬場設定でもなかったし、相当の能力と見た。最内枠は少し心配だが、川田騎手の手腕に期待したい。ダービーにつながるような走りを見せてほしい。
推奨穴馬はケイアイノーテック。前走のデイリー杯は、超ハイレベルだった可能性あり。
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