きさらぎ賞はすっかり出世レースになった。トライアルを使わずに、このレースや共同通信杯からクラシックへ直行する馬が増えたのが理由の一つだろう。土曜日の中京のメインで1年半の休み明けの馬が勝ったように、最近は休養明けの馬がよく走る。調教技術の進歩により、初戦から力が出せるようになってきたのだろう。
かつて、このレースは2000 mで行われていた。2000 m時代の最後の勝ち馬がハクタイセイ。初勝利までに5戦を要したが、そこから4連勝で迎えたのがきさらぎ賞だった。1番人気に応えて見事に勝利。次の皐月賞も勝って6連勝まで伸ばした。
そして迎えたダービーは武豊騎手を鞍上に迎え、ダービー初戴冠が期待されたが5着に破れた。武豊騎手のダービー勝てないジンクスの始まりだった。ダービーが最後のレースになってしまったのは残念。
ハクタイセイ。JRA-VANより
レースにいってみたい。
頭立ての少頭数だが好メンバーと言ってよいだろう。本命は◎アガラス。前走の東スポ杯はかなりレベルが高かったと見てよいだろう。そのレースで出遅れも何のその、最速の上がりでハナ差の2着まで追い込んだ。差しの決まりだした京都で、ズバッと突き抜けてほしい。
少頭数なので推奨穴馬はナシ。相手は絞りたい。
東京新聞杯は人気でも◎インディチャンプ。昨春はブラストワンピースなどと差のない競馬をしていた馬が本格化。
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