織田信長と石山本願寺の戦いの一つである、木津川合戦を扱った物語だ。舞台は大阪湾。毛利と村上海賊が瀬戸内から押し寄せ、泉州の眞鍋水軍がこれを迎え撃つ。小早川隆景や鈴木孫一などの有名武将も登場するが、それらわ脇役。主役は荒くれの海賊どもと、海賊衆の姫だ。
史実にたくみにフィクションをまじえた、手に汗握る攻防。村上方と眞鍋方の双方ともキャラが立っており、どちらの側も応援したくなる。和田小説の真骨頂だ。
噂に違わぬエンタメ小説だった。戦国好きには外せない一冊。

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2017年7月、45歳を目前に、突如ランニングを始めた。現在は52歳。 2020年12月の神戸トライアルマラソンでサブ3を達成! 自己ベストは2024年3月のびわ湖マラソンの2時間54分台。 ◆総 評◆ いよいよびわ湖マラソン。昨年(2024)に自己ベストを出した、...
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