本屋大賞に輝いた、戦国エンタメ小説。一気に読み終えた。小4の息子が戦国時代にハマっており、タイミング的にもバッチリだった。
織田信長と石山本願寺の戦いの一つである、木津川合戦を扱った物語だ。舞台は大阪湾。毛利と村上海賊が瀬戸内から押し寄せ、泉州の眞鍋水軍がこれを迎え撃つ。小早川隆景や鈴木孫一などの有名武将も登場するが、それらわ脇役。主役は荒くれの海賊どもと、海賊衆の姫だ。
史実にたくみにフィクションをまじえた、手に汗握る攻防。村上方と眞鍋方の双方ともキャラが立っており、どちらの側も応援したくなる。和田小説の真骨頂だ。
噂に違わぬエンタメ小説だった。戦国好きには外せない一冊。
にほんブログ村
登録:
コメントの投稿 (Atom)
【読書メモ】深木章子『殺意の構図』(光文社文庫)
初めて読んだ深木作品。なるほどよく組み立てられたストーリーだ。「構図」という言葉をタイトルに使いたくなるのも頷ける。 一人称を変えることにより、さまざまな角度から事件に光が当たる。 「なるほどそうか」「確かにそうだよね」「そうか、この人だったか」 と納得しているうちに...
-
さて、いよいよ「なんば」の謎に迫っていこう。 といっても「なんば」の意味自体は謎でもなんでもなく、要するにネギのことである。いったい、前回の長い前振りは何だったのだろうか…。 要するに、「鳥そば」といえば鳥肉入りのそば、「鳥なんばそば」といえば鳥肉とネギの入ったそばを意味す...
-
娘は小学1年生。いま、初めての「夏休みの宿題」に取り組んでいる。主な宿題は、ひらがな・計算のプリント、計算カード(毎日)、絵日記、それとアサガオの観察だ。アサガオの観察には2枚の用紙があり、1枚は花を、もう1枚は種を観察することになっている。 そして夏休みに入った。計算プ...
-
2017年7月、45歳を目前に、突如ランニングを始めた。2018年2月の初マラソンでサブ4を、3月の2度目でサブ3.5を達成。2018~19シーズンのサブ3.15を目標にトレーニング中。 ◆総 評◆ 月間走行距離は251.1 km。初の250 km超えだ。とはいえ、24...
0 件のコメント:
コメントを投稿