◆総 評◆
月間走行距離は244 km。ペース走(閾値走)を減らして短い距離のトレーニングを増やしている割にはまずまずか。2.5時間走を2回やったのが大きかったかもしれない。
コロナウイルスの影響で、フルマラソンはもちろん、すべての大会や練習会が中止。目標がなく、モチベーションを保つのが難しいが、できることをやっていこう。ただ、元々ほとんど一人でトレーニングしていたので、練習環境はそれほど変わっていない。あまり追い込まず、緩めに、楽しく走ることを心がけた。
今年は、トレーニングの「期分け」をしようと思う。スピード、持久力、スタミナを満遍なく訓練するのではなく、どれかを重点的に鍛えることを意識してみたい。春はスピードに重点を当てる。
ポイント練習は週3回。そのうち2回をスピード練に、1回をロング走にあてることを基本とした。
◆インターバル走◆
スピードを鍛えるべく、ペース走(閾値走)を減らして、その分をインターバル走やダッシュにあてた。
インターバル走は、芝生グランドを約900 m×6本。芝のグランドでインターバル走ができる環境にある人は、あまりいないだろう。常時使えるわけではないが、ありがたい話だ。
今月は2回。ペースはキロ3:40~45とガーミンでは出ているが、そこまでスピードは出ていないような。小回りなので、ガーミンのGPSが距離を長くカウントしすぎているのかもしれない。
気温が上がったため、心拍数がすぐに上がり、ガーミンのグラフもきれいな形になった。心拍数が上がると、追い込めたように感じるが、実際はどうなのだろうか。
◆坂ダッシュ◆
今月から取り入れたのが坂ダッシュ。自宅から2 kmほどのところに、いい感じの坂があるのだ。傾斜は7%程度。この坂を、300 m×10本、350 m×6本、400 m×4本など、バリエーションをもたせた。
今月の坂ダッシュは合計で5回。そのうち3回は、子どもたち(中1の娘と小4の息子)を強制連行して、一緒に走った(笑)。子どもたちは交互に走るので、私の半分だ。
テレワークが導入されたので、昼休みにダッシュをしたときもあった。テレワーク中は、意識して体を動かさないと、本当に運動不足になる。通勤が意外によい運動になっていることを再確認した。子どもたちも休校で超運動不足。親子でダッシュして運動不足を解消しよう。坂ダッシュは短時間で負荷をかけるには絶好のトレーニングだ。
昼休みランは、慌ただしいのでアップとダウンがおろそかになりがち。故障には気をつけたい。
◆閾値走とペース走◆
上記のようにペース走を減らしてスピード練にあてているので、今月は1回。心拍数155(85%の強度)を目処に10 kmを走った。
気温が上がった分、ペースは落ちて、楽に感じる。
◆ロング走◆
スピードを鍛錬する時期とはいえ、ロング走はある程度やった。今月は毎週日曜日に4回。
2回はびわ湖岸の平坦コースを2.5時間。だいたい30 kmになる。ゆっくりでも、これだけ走ると最後はバテる。
1回は峠越えコース。二つ峠を越えて約2時間。脚作りにとてもよい。
もう1回は、希望が丘のクロカンコースを2時間。車でわざわざ走りに行った。時間がないとできないが、希望が丘の不整地コースはそれだけの価値あり。娘がついてきてくれたのも嬉しかった。時間が取れれば、また行きたい。
家族で希望が丘に行った。写真はアスレチック
◆フォーム◆
私はかなりのピッチ走法。小股のチョコチョコ走りで、ダイナミックさ欠けているという自覚はあった。以前にストライドを広げようとして失敗したので、それ以来「ピッチ走法上等」でやってきたが、もう少し大きな走りを目指したい。
そんなときに読んだクリールの5月号の特集が「ランニングフォーム改造計画」だった。確かにフォームを見直すにはよい時期だ。
記事の中で最も参考になったのが「肩甲骨を狭める」という意識(中島靖弘氏の記事)。肩甲骨を狭めると、肘が後ろにいき、胸が張る。そうすると、体が反って後傾したように感じるが、おそらくそれは間違い。胸を張ってヘソを突き出すと、骨盤は前傾する。マイケル・ジョンソン選手のフォームを想像してもらえばよいだろう。
前傾を意識すると、腰が引けて、逆に骨盤が後傾している初・中級者は多いと思う。スピードが出れば、自然に姿勢は前傾する。初・中級者は、前傾よりも、胸を張ってヘソを突き出して、むしろ「反る」感覚で走るのがよいのではないだろうか。
肩甲骨を狭めることを意識してから、まだ1週間ほどなので、手探り状態。来月、よい効果が出ているといいなあ。
◆まとめ◆
コロナウイルスのため、フルマラソンのシーズンがブツッと終わってしまって、あまりやる気が出ないが、緩めにトレーニングを続けていきたい。
「それほど追い込まず、緩めてもよいか」と思うと、「しんどくない程度に走っとこか」と、気楽に走れることを発見した。
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