2021年1月17日日曜日

【中央競馬予想と与太話】日経新春杯、京成杯(2021)~社台ブランドの晩成馬~

 今週は中京で日経新春杯が、中山で京成杯が組まれている。両レースとも、60回を超える長い歴史を持つ。その長い歴史のなかで、日経新春杯が中京の左回りで行われるのは史上初だ。新たな歴史が刻まれるというのは大げさだろうか。

 日経新春杯が京都以外で行われたのが1980年と1994年。そのうち、1994年の勝ち馬がムッシュシェクル。当時、フランスにかぶれていた友人が肩入れしていた馬だ(笑)。
 父リアルシャダイ、母父ノーザンテーストの社台ブランドの馬で、3歳夏と遅いデビューになった。古馬になって力をつけ、本格化したのは5歳の冬。格上挑戦のアルゼンチン共和国杯を10番人気で制すると、ひと息入れて日経新春杯に出走。マーベラスクラウンやメジロパーマーを退けて重賞連覇を飾った。
 次走の阪神大賞典も完勝し期待が高まったが、天皇賞・春はビワハヤヒデ、ナリタタイシンにはかなわず、3着だった。
 晩成タイプの代表と言ってもよい馬だろう。もっと長い期間活躍していたように思っていたが、重賞で勝ち負けしていたのはほぼ半年間だったようだ。オッサンの記憶はアテにならない…。

ムッシュシェクル。競走馬のふるさと案内所より

 レースにいってみたい。人気の2頭が5枠に同居した。何かのサインなのか。
 本命はその2頭よりも斤量を背負う◎ダイワキャグニー。明けて7歳だが、追い切りで坂路を爆走したように、まだまだ元気。去勢の効果も出ている。内の先行馬が有利な中京の馬場を利して、粘り込みを期待。
 推奨穴馬はワセダインブルー。もうひと押しがあれば。

 京成杯は◎タイソウが本命。内を回りたい。

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