今週のメインレースはエリザベス女王杯。もう知らない人も多いのかもしれないが、昔は3歳牝馬限定戦だった。そこへ秋華賞を新たに設置し、そちらを3歳牝馬限定にして、このレースを古馬牝馬も出走できるようにした。それまでは、牝馬のGIは3歳限定のものしかなかったのだ。
「牝馬はさっさと繁殖に上がればいいやん」
という時代だったのだろう。
話は変わるが、このレースの名前は、もちろん英国の女王様の名前なわけだが、相変わらずお元気だよなあ。皇太子さんのほうが、先に亡くなっちゃったりするんじゃなかろうか。
余計な話はこれくらいにして、予想に向かいたい。
このレース、かなり堅く収まる傾向にある。2年前(クィーンスプマンテ、テイエムプリキュアの逃げ残り)を除くと、ここ10年間、必ず1番人気か2番人気(またはその両方)が連対している。相手も7番人気(フサイチパンドラ)が一度あるだけで、その他の連対馬はすべて5番人気以内だ。今年もこの傾向は続くと見て、無理な穴狙いは避ける。
本命◎はアヴェンチュラ。秋華賞でお世話になった馬を、もう一度◎に推す。器用に立ち回るこの馬にとって、1番枠は願ってもない好枠だろう。包まれる危険性がなきにしもあらずだが、岩田騎手ならぬかりないだろう。
おそらく1番人気になるだろうスノーフェアリーは、大外枠、虫刺され、ハードなローテーションと、心配な要素が散見される。特に気になるのが虫刺されだ。初めて聞いたぞ、競走馬の虫刺されなんて。競走馬は基本的には屋外にいるのだから、虫にはしょっちゅう刺されているのではないのか。それが治療を要するほど悪化するというのは、体調に問題ありということではなかろうか(勝手な憶測です)。よって、ここは評価を下げる(完全に外す勇気まではありませんが…)。
推奨穴馬は、ホエールキャプチャ、アニメイトバイオ、ブロードストリート。この3頭の共通点がすぐに分かる方は、かなりの競馬通だ。正解は、この3頭は、今年、去年、一昨年のローズSの勝ち馬なのだ。もう一つ言うと、惜しいところでGIを逃しているのも共通点。この3頭のボックス馬券など、面白いかもしれない。
もう一頭は、レディアルバローザ。前走(府中牝馬S)は2番人気だった馬だ。そのレースで8着だったとはいえ、0.6秒差。いくら何でも評価を下げすぎではないだろうか。鞍上の武豊も虎視眈々と狙っているに違いない。土曜のダノンバラードのヘマ(そして、オレの馬券代)を取り返してほしい。
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