娘に買ってあげた本を、娘から借りて読んだ。実業之日本社から1969年に出版された本の復刻版だ。何と私が生まれる前に書かれた本だとは。やや男尊女卑で少々バイオレンスだが、時代のせいだということにしておきたい。
娘が「めちゃ面白い~」と食い入るように読んだ。たしかに子どもの気持ち、特に親や社会への反抗心が上手に描かれている。山中氏は子どもの気持ちをよく分かっているというか、子どもの気持ちを忘れずにいた人なのだろう。
「あばれはっちゃく」をまた見たくなった。いまや
「父ちゃん、情けなくて涙が出てくらあ」
と言われる立場ではなく、言う立場だとはねえ…。
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【読書メモ】東野圭吾『あなたが誰かを殺した』(講談社)
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