2015年3月15日日曜日

【予想の回顧】フィリーズレビュー、中山牝馬S、中日新聞杯、仁川S(2015)

 今週は阪神でフィリーズR。
 本命◎ムーンエクスプレスは逃げた馬の直後から。直線入り口で先頭に並びかけると、いったんは抜け出したのだが、外と内から差されて3着。差しの決まる流れのなかでよく頑張ったのだろうが、馬券は馬連を買っていたのでハズレ。
 勝ったのはクイーンズリング。馬体が20 kg減っているのを見たときには「シメシメ」と思ったのだが、もろともせず外から一気に差しきった。桜花賞ではこの馬が2番人気になるかもしれない。

 中山では中山牝馬S。
 ◎パワースポットは最後方から。なんぼなんでも、ちょっと後ろすぎないか。4コーナーでは大きく広がった馬群の一番外に持ち出す。外ラチのほうが近いほどの大外だ。
「こりゃ厳しい」
と諦めモードだったのだが、グイグイと伸びて3着まで突っ込んだ。もちろん上がりは最速。外が伸びる馬場のお陰もあっただろうが、いい末脚だった。
 馬券はワイドで買っていたのが正解で、1-3着と2-3着のワイドを取った。

 土曜は中京で中日新聞杯。◎デウスウルトは先行集団の中でピタリと折り合う。よしよし、いい感じだ。以前は折り合いに懸念があった馬とは思えない。直線入り口で少し外に持ち出して前に並びかける。残り400 mから追い出すと、いったんは飲み込まれそうになったが、勝ち馬と併せ馬の形でジリジリと伸びた。最後は粘る逃げ馬を捉えて2着に浮上。重賞初制覇こそ逃したが完全に一皮むけたようだ。次走も追いかけたい。
 勝ったのはディサイファデウスウルトの一列後ろから、グイッと伸びて差しきった。叩き2走目できっちり変わった。
 馬券は馬連をチョロッと取った。

 阪神では仁川S。本命◎マルカプレジオは単勝1.8倍。中団から外に出して追い込むが、前がなかなか止まらない。これは厳しいかと思ったが、最後はクビ差かわして1着。人気ほどの勝ちっぷりではなかったが、期待に応えた。
 馬券はメイショウイチオシとの馬連1点勝負だったのでハズレ。

 今週は4戦2勝で外れた二つも本命馬は1、3着。最終馬連の恩恵もあったのだが、トータルはややマイナス。馬券の買い方は難しい。

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2015年3月14日土曜日

【予想と与太話】フィリーズレビュー、中山牝馬S(2015)~超新星はいるのか~

 今週は阪神でフィリーズR、中山で中山牝馬Sが行われる。
 フィリーズRは桜花賞の前哨戦なのだが、本番とほとんど結びつかない。その原因が距離にあることは明らかなのだが、かといって1600 mにするとチューリップ賞と同じになってしまう。思い切って1800 mにするのもよいかもしれない。

 レースにいってみたい。
 今年は、ここをステップに本番でも活躍する超新星が隠れているだろうか。何だか今年もいないような気がする。
 本命は◎ムーンエクスプレス。阪神JFで0.3秒差の4着に頑張った馬だ。賞金が足りないため、桜花賞に出走するにはここでで権利を取る必要がある。久々でもきちんと仕上げてきた。先週のチューリップ賞や弥生賞を見ると、新興勢力よりも2歳から結果を出してきた馬が優勢。ここもその流れが続くと見た。
 推奨穴馬はノーブルヴィーナス。前走は牡馬相手に健闘。距離短縮も好材料。

 中山牝馬Sはいかにも荒れそうなメンバー。本命は◎パワースポット。内に入れたい。

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2015年3月13日金曜日

【予想と与太話】中日新聞杯、仁川S(2015)~オッサンの星~

 もうすぐ春だなあと思っていたら、今週は寒さがぶり返した。週末はまた暖かくなるようだし、三寒四温で徐々に春が近づいてくるのだろう。

 そんな土曜は中京で中日新聞杯が、阪神で仁川Sが行われる。
 中日新聞は地方紙では日本一の部数を誇る大新聞。三河にある妻の実家ももちろん中日新聞だ。何かネタはないかグーグル先生に聞いてみると、何と滋賀県版があるらしい。滋賀県に住んでいながら知りませなんだ。
 滋賀県(特に北西部)はかなり東海地方の文化が入っているということなのだろう。滋賀県では最近バローというスーパーが増えているが、これも東海地方の企業である。

 レースにいってみたい。
 中日新聞杯は中京競馬場の改修を機にこの時期に移ってから今回で4回目。過去3回の勝ち馬の人気は6→5→10とけっこう荒れている。今年はどうか。
 という前振りとは関係なく、本命は◎デウスウルト。もしかすると1番人気かもしれない。昨秋にほぼ1年ぶりの勝ち星を挙げてオープン入りすると、その後は重賞で2、3着。7歳にして一皮むけた。折り合いがつくようになり、それが最後のひと伸びにつながっている。オッサン(セン馬なのでオバサン?)になっても進化できるのだなあ。私も見習わねば。
 推奨穴馬はアドマイヤフライト。距離短縮で。

 仁川Sは人気でも◎マルカプレジオ。相手に恵まれたここはチャンス。

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2015年3月11日水曜日

映画評『ラストミッション』

もつべきものはパパ友

 ケビン・コスナー主演のスパイアクション。余命3カ月を宣告され、CIAから身を退いて家族と暮らすことを決意する敏腕スパイのイーサン。しかし謎の美人同僚により、否応なく最後の仕事「ラストミッション」に巻き込まれてしまう。L.ベッソンの脚本が期待を裏切る訳はなく、追いつ追われつのドキドキの展開は見応え十分だ。
 しかし本作はただのスパイアクション映画ではない。真の見所はそこではなく「親娘関係」なのだ。イーサンには16歳の娘がおり、離婚時代に冷え切った関係を何とか修復しようとする。スパイとしてのラストミッションと、父親としてのラストミッションが並行して展開し、相乗効果でより楽しい作品に仕上がっている。
 もつべきものは「パパ友」ということらしい。7歳の娘をもつ父として、たいへん参考になった(?)。娘をもつ人なら、より入り込めるだろう。




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2015年3月8日日曜日

【お父さんの週末料理】2015年3月7・8日~風邪気味の子どもたち向けメニュー~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代前半)、母(年齢非公表)、娘(小1)、息子(年少)の4人である。なお、朝ご飯はパンとヨーグルト程度で済ませているので、特別に何か作ったとき以外は省略する。

 今週は子どもたちが風邪気味なので、それを考慮したメニュー。そのため、珍しくサラダが出なかった。

 3月7日(土) 

◆昼ご飯◆
 風邪と言えば、やはりうどん。

<うどん>
 3玉を4人で分けた。つゆは、ショウガとネギを効かせた風邪仕様。具は鶏ムネ肉、ニンジン、大根、シイタケ、春菊、キヌサヤ。写真はつゆの材料と具。



<コロッケ>
 バロー名物、1個18円のコロッケ。一人半個ずつ。

<シュウマイ>
 先週買った冷凍のシュウマイが残っていたので、チンした。

―評 価―
 風邪気味のときには、うどんに限る。つゆがショウガとネギを効かせた変則うどんだったので、子どもたちの口に合うか心配したが杞憂だった。娘は「しみじみ暖まるねえ」と嬉しいひと言。

◆晩ご飯◆
 メインはイワシのトマトソース。

<イワシのトマトソース>
 美味しそうなイワシの開き(しかも安い)を見つけたので、本日のメインに抜擢。イワシは小麦粉を振って、多めの油で揚げ焼きに。トマトソースは、ナス、大根、ニンジン、エリンギを角切りしたものを、トマト缶で煮込んで、最後にキャベツを加えた。

<そば>
 昼に続き麺類。つゆと具は昼と同じ。

<うまうま鶏肉ハム>
 正月以来、毎週のように作っているメニュー。簡単にできて日持ちするので、作り置きしておくと、子どもたちが「もうちょっと何か食べたい~」と言い出したときに超便利。
レシピ
(1) 鶏モモ肉またはムネ肉にに切れ込みを入れて開き、好みの下味をつける。今回は塩麹(写真右)と照り焼き(醤油とみりん、写真左)。


(2) 具をおいて、巻く。今回の具はニンジン、大根、ネギ、エリンギ、ナス、キヌサヤ。


(3) ラップできっちり巻くのがコツ。皮を内側にするほうが美味しいらしい。


(4) レンジで5分チンして、裏返してからさらに5分チンして、余熱で火を通してできあがり。参考にしたレシピには3分とあったが、3分では少し生っぽかった。レンジにもよるのだろう。


―評 価―
 イワシは(特に息子が)小骨が気になったが、味はよかったのか、無事に完食。トマトソースは少し酸っぱいので心配したが、パクパク平らげた。うまうま鶏肉ハムは私と娘だけが食べた。娘の感想は「今日もグー」。

 3月8日(日) 
◆昼ご飯◆
 みんなでいなり寿司を作った。たくさんできた。

<いなり寿司>
 前日にお揚げを準備。


すし飯にはニンジン、コンニャク、エリンギ、キヌサヤを混ぜ込んだ。


みんなで詰めてできあがり。詰めるのは思ったよりも難しかった。


写真のような皿が四つ分できた。ちょっとたくさん作りすぎたかな…。


<手羽元のポン酢煮込み>
 以前に好評だったので再登場。
参考レシピ:みんなのきょうの料理

<ショウガスープ>
 昨日のうどん・そばのつゆをスープに転用。具にじゃがいもを追加。

―評 価―
 いなり寿司、手羽元ともに大好評。みんなで作ると、より美味しい。たくさん食べてください。

◆晩ご飯◆
 メインはブリ。

<ブリの塩焼きと照り焼き>
 ブリを塩焼きにするか照り焼きにするか聞いたところ、妻と息子が塩焼き、娘が照り焼きと分かれた。多数決で塩焼きにしてもよかったのだが、私も照り焼きが食べたかったので両方作った。最近は、切り身はフライパンで焼くことが多い。今日も、フライパンにキッチンペーパーを敷いて焼いた。塩焼きはそのまま出し、照り焼きはキッチンペーパーを取ってタレを絡めた。

<いなり寿司>
 昼と同じもの。

<ショウガスープ>
 昼と同じもの。

<春菊とキヌサヤの煮びたし>
 野菜が少ないという声があったので、作った。お浸しは作るのは簡単だが、美味しく作るのは難しい。

―評 価―
 ブリは好評。骨が一つもなかったのに驚いた。上手く切ってある。バローの魚屋さんは腕がいいようだ。煮びたしは「苦っ」といいつつ完食。偉い。私も子どもの頃はゆでた葉物は苦手だった。いなり寿司はまだたくさんあるので、明日は弁当に持っていくことになった。

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【予想の回顧】弥生賞、大阪城S、チューリップ賞、オーシャンS(2015)

 今週は弥生賞。
 ◎ベルラップは好位からいい感じで直線を向いたが、バッタリ止まって9着。休み明けにしても負けすぎ。
 勝ったのはサトノクラウンベルラップと同じような位置から、こちらはズバッと伸びて1馬身半差の完勝。皐月賞の1番人気はこの馬になりそうだ。
 今日の結果から判断すると、ホープフルSと京都2歳Sのレベルは低かったのかもしれない。

 大阪城Sは◎エックスマークがいい手応えで4コーナーを回ったが伸びあぐねて5着。渋った馬場はよくなかったか。

 土曜は阪神でチューリップ賞。
 ◎ロカは懸念のスタートを決めると中団後方に待機。3コーナーから徐々に進出し、4コーナーでは外へ。進路もほぼスムーズに確保できたのだが、ズバッとは切れず、4着まで。惜しくも桜花賞の権利を逃した。もたれているのか、騎手に反抗しているのか、手応えほど弾けなかった印象。
 勝ったのはココロノアイ。中団から伸びて差し切った。ルージュバックの対抗1番手に躍り出たと言ってよいだろう。今回の結果から、アルテミスS、阪神JF、クイーンCのレベルが高かったことが伺える。これらのレースの上位馬には今後も注意が必要だ。

 中山ではオーシャンS。
 ◎ベステゲシェンクは予定通り後方待機。外を回って、直線では大外に。いい勢いで伸びたのだが、前には残られ、後ろには差されて3着。重賞でも十分に通用することを示したが、馬券はハズレ。

 今週は4戦全敗。トホホ…。

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2015年3月7日土曜日

【予想と与太話】弥生賞、大阪城S(2015)~オレも重賞勝ち馬~

 今週は中山で弥生賞、阪神で大阪城Sが行われる。
 弥生賞はいわずとしれたスーパートライアル。ここで上位に来た馬がその後に続々とGIを勝っている。昨年もここを2着のワンアンドオンリーがダービーを制したのは記憶に新しいところ。

 今年もこの中からGI馬が出ることは確実だろう、と思わせるメンバーが揃った。重賞勝ち馬が実に7頭。2歳の重賞が増えた結果とはいえ、3歳のこの時期にしては「超」のつくハイレベルのレースと言ってよいだろう。このレースの結果で、ここまでの重賞で、どのレースのレベルが高かったのか(もしくは低かったのか)が分かるだろう。

 この豪華メンバーの中から、本命は◎ベルラップ。使いつつ力をつけ、5走目の前走で重賞を制覇した。そのときにお世話になったこともあり、ここはもう一度本命に推す。その前走のレベルが疑問視されているようだが、その評価をひっくり返すような激走を期待したい。中山2000 mは合いそう。
 推奨穴馬はジャストフォーユー。唯一の1勝馬だが、単騎逃げが見込めるここは、粘り込みがあるかも。

 大阪城Sは人気でもエックスマーク。ハンデ、相手、ともに恵まれた。

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2015年3月6日金曜日

【予想と与太話】チューリップ賞、オーシャンS(2015)~あえて傾向を無視~

 今週からクラシックのトライアルが始まり、それとともに気温も上昇。春が近づいている。

 そんな土曜は阪神でチューリップ賞が、中山でオーシャンSが行われる。今週は、重賞が土曜に2鞍、日曜に1鞍という変則的な日程。弥生賞とチューリップ賞の牡・牝トライアルを同日に行わないという配慮なのだろうが、それなら弥生賞を土曜に、チューリップ賞とオーシャンSを日曜にするほうが分かりやすいと思うのは私だけだろうか。

 レースにいってみたい。
 チューリップ賞は、押しも押されぬ桜花賞のメインステップレース。なぜかGIIIだが、来週のフィリーズR(GII)よりも格は上と断じてよいだろう。
 阪神競馬場が改修された2007年以降は、前年の阪神JFで連対した馬が登場し、人気して期待に応えるというパターンが定着している。今回、それに当てはまるのは○レッツゴードンキ。2戦2勝の新星が人気して、こちらのオッズが上がるようならお買い得だ。
 しかし今年は、それ以上に狙いたい馬がいる。本命は◎ロカ。期待の素質馬が、今回は初めてビシッと追い切り、全力で権利を取りに来た。本番にお釣りが残るかどうか心配だが、このレースに限ってはプラスに働くだろう。和田騎手には悪いが、乗り替わりも魅力。スタートを決めて、まっすぐ走れば圧勝も。
 推奨穴馬はノーブルリーズン。底を見せていない馬は押さえるに限る。

 オーシャンSは◎ベステゲシェンクが本命。前走は昇級初戦で強敵相手に善戦した。もうひと押しを期待。

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2015年3月5日木曜日

【書評】宮尾しげを『すし物語』(講談社学術文庫)

現代すし本の原点ともいえる古典的名著


 1960年初版刊行の、すし本の古典的名作。すしの食べ方、すしねた、にぎり方から、すしの歴史やすしの登場する落語などの豆知識まで網羅した、すし大事典である。江戸文化研究家の著者が豊富な文献をあたって書いた本であり、資料的な価値も高い。こういう本が新たなレーベルで復刊されるのは、喜ばしいことだ。

 刊行当時は、冷蔵・冷凍技術が現在ほど発達していなかったなど、現在とはいろいろ異なる点も多い。たとえばウニは、当時はおもに巻物のねただったようだ。軍艦巻きという手法が、まだ登場していなかったのだろう。マグロもいまほど高級ではなく、漁船で冷凍するという技術もなかったため、いまとはずいぶん食べ方も違ったようだ。こういう違いを知るのも楽しい。
 もちろん古いばかりではなく、いまでも通用することがたくさん書いてある。たとえばガリは、その頃から外注品が出回りはじめたそうだ。本書ではそれを
「ちゃんとしたすし屋なら、自分で作るべし」
と厳しく批判する。なるほど、その通りだ。
 何を守って、何を変えていくのか。すし屋だけでなく、すべての業界に共通のテーマだろう。そういう目で読むのも楽しい。
「女性よりも男性が握ったすしのほうが美味い気がする」
「箸で食べるなどもってのほか」
など、ちょっとどうかなあと思う記述も見られるが、時代の違いということにしておきたい。

 本書が刊行されてから50年以上が経過したが、すしはいまでも日本の国民食だ。海外にも「Sushi」が広まり、回転寿司の店があちこちにできた。そんな現代すし事情を見たら、宮尾氏はどう感じるだろうか。
「そんなのは、すしじゃない」
と思うんだろうか。いや、きっとそうではなく
「みんながいろんな形ですしを楽しめる、いい時代じゃないか」
と仰るに違いない。




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2015年3月4日水曜日

【書評】アラン・ブラッドリー『パイは小さな秘密を運ぶ』(創元推理文庫)

11歳のリケジョ(理系女子)が父の疑念を晴らす


 主人公は11歳の少女。しかし、普通の少女ではない。とんでもない化学オタクなのだ。母を亡くし、二人の姉とは折り合いが悪く、自宅の化学実験室にこもってバーナーやフラスコと戯れるのが好きという、よく言えばリケジョ、悪く言えば化学オタクの少女。特に好きなのが毒物で、植物を蒸留して毒を作るのが大好きというところが、オタクぶりに輪をかけている。
 かなり異質な主人公なのだが、そこが本作のキモ。「可憐」などの言葉とは対極にあるオタク少女の奮闘ぶりが描かれる。
 さまざまな物質の変化(これが化学の本質だ)から、偉大な化学者の豆知識まで、随所に「化学」が登場する。はっきり言って、とても「怪しい」雰囲気だ。

 しかしミステリーの本筋と化学は切り離されており、化学が理解できなくても全く問題ない。濡れ衣を着せられた父を救うべく、末娘が立ち回り、事件は少しずつ明らかになっていく。父の少年時代に何があったのか。鍵を握るのは、ある切手。それらがつながったとき、全てのピースがあるべきところに収まる。
「じゃあ、化学は別にいらないじゃん」
と思うことなかれ。本筋に化学が色を添えることにより、ストーリーが呼吸し、動き出すのだ。
「スイヘーリーベー…何だったっけ」
という人にも十分に楽しめる小説に仕上がっている。

 一つ残念だったのは、上記とは矛盾するが、事件と化学がほぼ全くかかわりがないことだ。事件の謎を解く鍵に化学が少しでもかかわっていれば「化学ミステリー」という称号(?)を与えられたのだが。それは自作に期待したい。




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2015年3月3日火曜日

2015年のひな祭り~娘は小学1年生~

 わが家はマンションということもあり、娘(小1)のひな人形はごく簡単なもの(といっても、値段はそれなりですが)。スペースが狭く、おひな様にもお内裏様にも申し訳ないが、我慢してくだされ。

ひな人形、小学1年生

 飾っている最中に息子(4歳)が、お内裏様が刀を持っていることを発見。
「この人は闘う人なん?」
「敵はだれ?」
「仲間はいるの?(←ニンニンンジャーの見すぎ)
などとしつこく聞いてくるのだが、お内裏様は貴族だからたぶん闘わないよなあ…。どうして刀を持ってるのだろう。お主、なかなか鋭いな。

 晩ご飯はもちろんちらし寿司。お母さんのお手製ちらし寿司を美味しく食べた。もうすぐ2年生か。早いなあ。

ひな祭り、ちらし寿司

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年少組の息子の発表会~ギリギリで乗り切った~

 先日、息子の通っているこども園の発表会があった。年少組の息子は、年明けから練習していたダンスを披露。

トラック野菜便

「トラック野菜便」という曲に乗せて、しっかりと踊っていた。大きくなったもんだ。息子は4月生まれということもあり、周りのみんなよりも少し上手なようだ(親のひいき目かも…)。
 昨年(2歳児クラスのとき)はもっとバラバラで、ただ立っているだけのお友達も多かったのだが、今年はみんなでトラックを動かしたり、場所を入れ替えたりと、格段に上手になっていたのが印象的だった。1年でずいぶん成長するものだ。
 最後は全学年で「ともだち賛歌」を演奏して終了。お疲れ様でした。

ともだち賛歌

 また、息子のこども園は今年から移転しており、新園舎で初めての発表会でもあった。広くてきれいな新園舎はなかなかいい感じだ(家から遠くなったのは痛いんだけど…)。

 実は息子は一週間ほど前からカゼ気味で、発表会の2~3日前ごろからは悪化しはじめており、いつ熱が出てもおかしくない感じだった。しかし熱を出すことはなく、何とか本番を乗り切ることができた。ずいぶん体力や抵抗力もついてきているのだろう。よく頑張りました。

 その後は一家4人でココイチへ。息子は子ども用のセットを軽く完食。娘(小1)は
「今日は絶対カツカレーにする」
と息巻いていたのだが、メニューを見るとコロッと心変わりして、つくねと半熟卵のカレーに。ご飯は控えめ(200 g)にしたのだが、それでも多かったようで
「お腹がはち切れる~」
と苦しんでいた。



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2015年3月1日日曜日

【お父さんの週末料理】2015年2月28・3月1日~久々におからが登場~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代前半)、母(年齢非公表)、娘(小1)、息子(年少)の4人である。なお、朝ご飯はパンとヨーグルト程度で済ませているので、特別に何か作ったとき以外は省略する。

今週は土曜の昼は外食(ココイチ)したので、3食分。息子が風邪を理由に残し気味だったのだが、都合のよいときだけ病気になっているような…。

 2月28日(土) 

◆晩ご飯◆
実家から頂戴した松葉ガニがメイン。

<松葉ガニ>
実家から、立派な松葉ガニをもらったので、美味しくいただいた。娘はカニもさることながら、カニミソが大好物だ。

<かに玉>
「カニの付け合わせに、かに玉」という組み合わせもオシャレ(?)。市販のかに玉の素を使った。簡単で美味しい。

<おからサラダ>
下記レシピに「まるでポテサラ」と書いてあったのを見て、これなら子どもたちも好きかもと思って作ったのだが、おからはやはりおからだった。「ポテサラのよう」はちょっと言い過ぎのような…。
参考レシピ:日経新聞 かんたんレシピ

<サラダ>
大根、菜の花、ニンジン、キャベツ。キャベツが美味しい時期になってきた。

<てきとーポタージュ>
先週買ったじゃがいも、ニンジン、ブロッコリーが残っていたので、ポタージュに。残り物の根菜類を使い切るにはやはりポタージュが手っ取り早い。レシピは下記を参照。
2月15日

<ご飯>

―評 価―
カニ好きの娘と私は、カニを堪能。息子が「カニ、カニ~」と言っていくつか取ったにもかかわらず、風邪でお腹がいっぱいという理由でご飯とカニを残した。ちょっと甘やかせてしまった気がする。娘は美味しく完食。おからは二人とも「いまいち~」との評価。でも全部食べたのは偉い。たくさん作ったので、明日も食べてね…。

 3月1日(日) 
◆昼ご飯◆
メインは娘の希望でかた焼きそば(皿うどん)。

<かた焼きそば>
市販のかた焼きそば3人前を4人で分けた。具は豚肉、エビ、ニンジン、タマネギ、キャベツ、コンニャク、ヒラタケ。

<ナメコの味噌汁>
スーパーで立派なナメコを見つけたので、味噌汁に。コンニャクも入れた。

<サラダ>
昨日と同じ。

<おからサラダ>
昨日の残り。

―評 価―
息子はまたも風邪を理由に残した。ちょっと悪い癖をつけてしまったかもしれない。娘は喜んで完食。

◆晩ご飯◆
メインは鶏もも肉。

<鶏もも肉のイタリアン風ソテー>
鶏もも肉をソテーした。ギューッと押さえて焼くのがコツ。うま味が出てしまうように思うかもしれないが心配無用。イタリアンレストランのチキンソテーのような感じに仕上がる。
レシピ
(1) 鶏もも肉に塩をふって、しばらくおく。
(2) 水分を拭き取り、中火で皮側から焼く。
(3) 焼き目がついたら、弱火にしてギューっと押さえながら焼く。手でずっと押さえるのはたいへんなので、アルミホイルを敷き、水を張った鍋を乗せておくとよい(写真。ただし、鍋の中身は水ではなく味噌汁)。
(4) 裏側も同様に焼く。
(5) 中まで火が通ればできあがり。両面併せて15分弱程度が目安。


<豚肉とヒラタケのショウガ焼き>
昼のかた焼きそばの豚肉が余ったので、ヒラタケと炒めてショウガ焼きのタレをかけた。


<ナメコの味噌汁>
昼の残り。

<サラダ>
昨日と同じ。

<おからサラダ>
昨日の残り。たくさん作ったのだが、これで完食した。

―評 価―
鶏もも肉は皮はパリッと、中はジューシーに焼けた(自画自賛)。もちろん子どもたちにも大好評。このところ食の進まなかった息子も完食した。風邪気味でも肉はうまいらしい…。

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【予想の回顧】阪急杯、中山記念、アーリントンC(2015)

 日曜の阪神メインは阪急杯。
 ◎コパノリチャードの単勝は1.9倍。1番人気とは思っていたが、ここまでとは。レースでは好発を切ったが無理には行かず、3、4番手から。揉まれることもなく、スムーズに直線を向いたのだが、失速して6着。馬場なのか、ポカなのか…。敗因がよく分からない。断然人気の馬を本命にしてこの結果だと、へこみますなあ…。
 勝ったのはM.デムーロ騎乗のダイワマッジョーレ。JRAの免許で騎乗して初日にいきなり重賞勝ち。参りました。

 中山では中山記念。
 ◎ステファノスは後方から外を回ってよく追い上げたのだが、前の2頭には迫れず、3着止まり。現時点では力の差か。
 勝ったのはヌーヴォレコルト。初の牡馬相手、重馬場も何のその、内から差しきった。どんな馬場でも、どんな距離でも、鞍上の意のままに動ける。器用な馬だ。

 土曜は阪神でアーリントンC。
 本命◎アルマワイオリは5番人気。おいしく映った。レースでは最後方から追走。ペースもそれほど早くなく、やや心配だ。しかも直線では大外へ。これは厳しいと思いきや、グイグイ伸びてきて前を射程に捉える。
「よしやった」
と思ったのだが、そこから脚が鈍り、2着まで上がったところがゴール。底力は見せたのだが、1600 mはギリギリなのかもしれない。
 勝ったのはヤングマンパワー。ジュニアC組が軽視されすぎと思っていたのだが、押さえていたのは1着のナイトフォックスだけ。2、3着も押さえておかないと…。

 今週は3戦0勝だったが、「最終馬連」の恩恵に少しあずかったのでチョロ負けで済んだ。

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2015年2月28日土曜日

【予想と与太話】阪急杯、中山記念(2015)~三強を負かすならやはり~

 今週は阪神で阪急杯、中山で中山記念が行われる。
 中山記念は時期的な問題もあり、別定GIIのわりにはあまりメンバーが揃わなかったのだが、近年は好メンバーが揃うようになった。ドバイへのステップに、京都記念ではなくこちらを選ぶ馬が増えてきたのが理由の一つだろう。

 ところで、今週の土曜(2/28)から、今年も最終馬連が始まった。このイベントの度に書いているが、私の持論は
「払戻金の上乗せ(控除率の引き下げ)に勝るファンサービスなし」
である。各レースでの上乗せはわずかでも、長い目で見ると回収率にそれなりの差が出てくる。細く長く馬券を楽しみたいファンにとっては、これが一番ありがたい。今年もメインレースの資金を最終レースに回して、張り切って参加したい。
 とはいえ、馬券を当てなければその恩恵にもあずかれない。ビシビシと当てていきたいものだ。

 レースにいってみたい。
 今年も3頭のクラシックホースが揃う、豪華メンバーとなった。しかし、本命はそれ以外から◎ステファノス。ダービーにも出られただろうが、無理せず大事に使われてきた馬だ。前走で待望の重賞制覇。その後もGIはパスしてここに向かってきた。ここも勝って、安田記念の有力馬にのし上がってほしい。
 三強はそれぞれ心配点があり、馬券的に妙味もないので相手にとどめるが、外すわけにもいかない。◎からこの3頭への馬券が中心。
 推奨穴馬はタガノグランパ。復活がないか。

 阪急杯は◎コパノリチャードが本命。この時期は走る。推奨穴馬はオリービン

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2015年2月27日金曜日

【予想と与太話】アーリントンカップ(2015)~前走のレベルは~

 少しずつ春が感じられる今日この頃。競馬カレンダーも今週から阪神・中山開催がスタート。この開催が始まると
「真冬は終わりやなあ」
と感じるのは私だけではないだろう。

 そんな土曜の阪神メインはアーリントンC。例年、この開催の開幕週に行われている3歳の重賞だ。
 ここ数年、毎年書いていることだが、アーリントンはアメリカのテキサス州の地名で、MLBのレンジャーズの本拠地がある。レンジャーズといえばダルビッシュ投手。ケガさえなければ10勝は堅いだろう。そして、田中賢介選手は残念ながら退団したが、新たに藤川球児投手がチームに加わった。まずは開幕メジャーを勝ち取って、復活してほしいものだ。

 レースにいってみたい。
 弥生賞の前週に行われるので、小粒なメンバーになりがちだが、ここ3年の優勝馬はいずれも後にGIを勝っている。やはり、阪神の1600 mは底力が要求されるということなのだろう。
 本命は◎アルマワイオリ。前走の朝日杯では人気薄ながら2着に突っ込み、折り合えば走ることを証明した。その前走のレベルが疑問視される向きもあるが、その疑念を晴らす好走を期待したい。相手筆頭も同レース4着の○ネオルミエール
 推奨穴馬はケツァルテナンゴ。折り合えば。

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2015年2月24日火曜日

映画評 『20世紀少年』

さじ加減が難しい


 浦沢直樹原作の人気マンガを映画化したもの。第1章、第2章、第3章と進むにつれて、のめり込んでいった。「トモダチ」はいったい誰なのか。唯一にして最大の謎が徐々に解き明かされていくスリル、「トモダチ」のかもし出す怪しげな雰囲気など、原作のドキドキがよく再現されている。オチも、一ひねりあってよかった。なるほど、こうきたか。

 ただ、第1章での雰囲気作りというか、本作品の世界観の構築が少し物足りなく感じた。主人公のケンヂとその仲間たちが駆り立てられていく様子や、「トモダチ」の存在の不気味さなどが伝わりきっていないように思う。
 私は原作を読んでいたので、第2、3章にはどっぷり浸かることができたが、原作を読んでいない人はどうだったのだろう。第1章で見るのをやめた人も多かったのではないだろうか。

 原作のある映画は、何を割愛するか、そのさじ加減が難しい。どうでもいいエピソードにこだわりすぎると、全体が薄くなる。かといって本筋以外のものをそぎ落としすぎても、原作の雰囲気が伝わらない。
 第1章は、原作の細かいところにこだわりすぎて、やや本筋が伝わらなかったが、第2、3章はそのバランスが修正され、いい感じでのめり込めた。原作を読まずに映画を見る人は、投げ出さずに第3章まで見てほしい。




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2015年2月22日日曜日

【お父さんの週末料理】2015年2月21・22日~前とそんなに違うかなあ~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代前半)、母(年齢非公表)、娘(小1)、息子(年少)の4人である。なお、朝ご飯はパンとヨーグルト程度で済ませているので、特別に何か作ったとき以外は省略する。

 今週は日曜の晩ご飯は外食(くら寿司)のため、3食分。風邪なのかマズかったのかよく分からないが、息子の食があまり進まなかった。

 2月21日(土) 

◆昼ご飯◆
 何を食べたいか聞いたところ、息子が「サンマ!」と言ったので魚にした。思いつきをテキトーに言っているだけなのは分かっているのだが…。

<タラのちり蒸し>
 下記レシピを参考に、タラを蒸して、ポン酢で食べた。かなりイケてると思ったのだが、息子はダメだった。
参考レシピ:みんなのきょうの料理

<鶏団子スープ>
 鶏ガラでダシをとったのだが、あまりいいダシがとれなかったような。質がよくなかったのだろうか。具は鶏団子、ニンジン、大根、コンニャク。


<サラダ>
 大根、オクラ、菜の花、春菊、ひじき。子どもたちは、この前は「春菊、好き~」と言っていたのに、今日は「苦っ」と難色を示した。そんなに違うようには思わないのだが、鋭い味覚をもつ子どもには、違いが分かるのだろうか…。

<コロッケ>
 バロー名物、18円のコロッケ。

<炊き込みご飯>
 3食分のご飯をいっぺんに作った(4合)。具はマイタケ、ひじき、コンニャク、ニンジン。


―評 価―
 娘にはタラも炊き込みご飯もかなり好評だったのだが、息子はタラがダメだった。グズりながらもタラを全部食べたのは偉いんだけど…どうも好みがよく分からん。ちょっと風邪気味だった影響もあるのかもしれないが、コロッケは3秒で完食したしなあ…。

◆晩ご飯◆
 前回に生春巻きを作ったときのライスペーパーが残っていたので、それを使うために生春巻きを作った。

<生春巻き>
 具は鶏胸肉(うまうま鶏肉ハム)、モヤシ、キュウリ、ニンジン、菜の花。これらを適当に組み合わせてライスペーパー、またはサニーレタスで巻いた。巻くのは子どもたちが担当。ゴマドレッシング、スイートチリソース、ニョクマム、ポン酢など、好みのタレをつけて食べた。

<ひじきとコンニャクの煮物>
 炊き込みご飯のひじきとコンニャクが余ったので、煮物にした。

<鶏団子スープ>
 昼の残り。

<炊き込みご飯>
 昼の残り。

―評 価―
 生春巻きは、妻と娘には好評、息子には不評。前回は息子にも好評だったのだが、今回はダメだった(1個は食べた)。風邪気味なのか、気まぐれなのか、今回は口に合わなかったのか…よく分からん。
 春巻きを巻くのは楽しいらしく、二人とも張り切って巻いてくれたのはよかった。また、この日に買った春菊と菜の花は食べきった。二人とも、苦いと言いつつ食べるのは偉い(息子はあまり貢献していない気もするが)。

 2月22日(日) 
◆昼ご飯◆
 メインは昨日の作り置きのうまうまハム。

<うまうま鶏肉ハム>
 昨日作ったうまうまハム。レシピは先々週を参照。今回は味噌を酒で溶いて下味をつけ、ニンジンと大根を巻いた。湯煎して出した。


<ひじきとコンニャクの煮物>
 昨日の残り。

<鶏団子スープ>
 昨日の残り。

<炊き込みご飯>
 昨日の残り。

<サラダ>
 大根、サニーレタス、キュウリ、ニンジン。

<ゴボウサラダ>
 最近定番入りしたメニュー。子どもにも人気。
参考レシピ:キューピーとっておきレシピ

―評 価―
 うまうまハムは今日も好評。息子も昨日のようにグズることなく食べ終えた。昨日に作った炊き込みご飯、スープ、ひじきの煮物も予定通り食べ終えた。

◆番外編◆
 トンカツ用の豚肉が余ったので、明日の晩ご飯用にトンカツを作り置き。ついでに今日のおやつにゴボウチップスを作った。

<トンカツ>
 ひと口カツ用の豚肉をトンカツに。最初に水気をよく切る。

<ゴボウチップス>
 下記のメニューの通りに作った。
参考レシピ:みんなのきょうの料理

―評 価―
 ゴボウチップスは、サクサクとまではいかなかったが、それなりに上手にできた。しかし息子は「苦っ」と半分ほどでギブアップ。確かに苦いものも混ざっている。揚げすぎたのか、皮が苦くなるのか。娘はパクパク食べた。

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【予想の回顧】フェブラリーS、小倉大賞典、洛陽S、ダイヤモンドS、斑鳩S(2015)

 今週はフェブラリーS。◎コパノリッキーは予定通りの1番人気。注目のスタートはやや立ち後れたが、内から押していく。ここで前がふさがらなかったのが大きかった。何とか2番手をキープでき、ひと安心。余裕十分の手応えで直線を向くと、残り400 mからスパートを開始。最後はインカンテーションの追撃を半馬身差で退けて、見事に連覇達成。結果的には、最初の1ハロンの攻防が勝利につながった。
 馬券は馬連を本線で取った。15倍もついたのは美味しかった。

 小倉では小倉大賞典。◎ラングレーは1番人気。後方待機から大外を回すが、直線では伸びを欠き、7着。同じような位置にいた馬が上位に来ているから、展開の問題ではなさそう。もう少し距離があるほうがいいのか。
 勝ったのはカレンブラックヒル。調教と結果が直結する馬で、分かりやすい。58 kgは厳しいと見たのだが、してやられた。

 京都のメインは洛陽S。◎レッドアリオンは2、3番手追走から、最後は粘る逃げ馬をかわして見事に1着。重賞級の能力を示した。馬券は単勝を取った。

 土曜は東京でダイヤモンドS。◎アドマイヤフライトは中団の前団で折り合いをつける。やや行きたがっているようにも見えるが、問題ない範囲だろう。そのままジッとして4コーナーへ。うまく進路が開いたときは「よしっ」と思ったのだが、サッパリ伸びず11着に終わった。距離が長かったか、輸送が応えたか、力不足か。いずれにしろ完敗。
 フェイムゲームが見事に連覇を達成。58 kgを背負って2馬身差をつける完勝。ここでは力が数枚上だった。ぜひ天皇賞に向かってほしい。

 京都では斑鳩S。◎エイシンぺぺラッツはちょうど真ん中あたりから、4コーナーで前にとりついたが、人気のダンスディレクターにうまくフタをされ、追い出しを待たされた。最後は差を詰めてきたが4着まで。スムーズなら2着はあったかもしれないが、勝ったダンスディレクターは強かった。

 今週は5戦2勝。今年最初のGIをビシッと当てたので、よしとしておきたい。

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2015年2月21日土曜日

【予想と与太話】フェブラリーS、小倉大賞典、洛陽S(2015)~自分の形なら~

 今週ははやくもGI開幕戦。フェブラリーSはマーチSやエイプリルSと同じく月の名前シリーズだが、このレースだけが別格のGI。他はマーチSこそ重賞だが、それ以外はすべてオープン特別か条件戦(と思う)だから、このレースだけが際だっている。JRAで最初にできたダートの重賞も、このレースなのだそうだ。

 レースにいってみたい。横綱(ホッコータルマエ)こそ欠席だが、それ以外の馬はほぼ勢揃いした。頂上決戦にふさわしいメンバーと言えるだろう。
 本命は◎コパノリッキー。1番人気は確実だが、無理に逆らう必要もないだろう。自分の形に持ち込めたときの強さは証明済み。そういう形にならなかった場合は諦める。分かりやすい馬だ。スタートを決めて流れに乗り、期待に応えてほしい。
 推奨穴馬はレッドアルヴィス。前走が強かった。このレースは4歳の成績もよい。

 小倉大賞典は人気でも◎ラングレー。弟に続けるか。
 京都は今週は重賞がなく、少し寂しい。洛陽Sの本命は◎レッドアリオン

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2015年2月20日金曜日

【予想と与太話】ダイヤモンドS、斑鳩S(2015)~ダイヤモンドSのレース名の由来とは~

 昨年の2月は毎週末に雪が降り、特に東京開催が何度も中止になった。たしか東京は3週連続で、計4日間が中止になったのではなかったか。それに比べると今年は雪はほとんどなく、雨がよく降る。寒く感じるのは私がオッサン化したからであって、今冬は暖冬なのかもしれない。

 そんな土曜の京都メインは斑鳩S、東京メインはダイヤモンドSである。ダイヤモンドSはサファイヤSやオパールSなどと同じ、石の名前シリーズだ。何を基準にレース名を選んでいるのかというと、どうやら誕生石が基準のようだ。


 レースにいってみたい。
 数少なくなった3000 m超のレース。東京ではこのレースが最長距離である。本命はアドマイヤフライト。前走は休み明けで+20 kgにもかかわらず、GIIで3着に粘りこんだ。ハンデ据え置きのここはチャンス。長距離輸送に実績がなく、東京も初参戦なのは気がかりだが、6歳になった今ならこなしてくれないか。
 推奨穴馬はシャンパーニュ。格上挑戦のためハンデは激軽の51 kgだが長距離適性は高い。

 斑鳩Sはこのクラスの実績馬と底を見せていない4歳馬が激突。かなりのハイレベルと見た。本命は◎エイシンペペラッツ。京都1400 mは最適の舞台。

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2015年2月19日木曜日

【書評】ダンカン・ワッツ『偶然の科学』(ハヤカワ文庫)

世間がいかに結果論に満ちているかを「これもでもかっ」と示した本


 たとえば企業の株価。現在、Googleの株価は上場時の6~7倍程度だそうだ。Googleのような優良企業の株価がこの程度上昇することは自明に思える。どうして株を買っておかなかったのだろう?
 たとえばテレビの人気番組。「半沢直樹」をドラマ化すれば面白いものができるに決まっているじゃないか。どうしてウチの局は権利を取らなかったのだろう?
 たとえばリーマンショック。サブプライムローンなどという危ない債権が破綻しない訳がないのに、どうしてバブル崩壊を予想できなかったのだろう?
 これらの疑問に答えを与えてくれるのが本書である。その答えとはズバリ
「そんなの予想できない」
なのだ。「何じゃそりゃ」と思う事なかれ。

 Googleはたしかに優良企業なのだが、それだけが成功の要因ではない。優良だが成功しない企業も山のようにあるのだ。半沢直樹はたしかに面白いが、それだけが高視聴率の要因ではない。面白いが低視聴率の番組も山のようにあるのだ。
 成功と失敗の分かれ道は、優良か不良かで決まるのではなく、むしろ「偶然」の要素が大きいと本書は断ずる。成功するのも偶然、失敗するのも偶然なのだから、そんなの予想できない、ということなのだ。

 しかしわれわれは、Googleや半沢直樹の成功は「必然」であったと考えたくなる。そしてその必然の要因を分析し、自らの成功につなげようとする。
 ところが本書により、世間に満ちあふれているこれらの分析が、いかに結果論に過ぎないかが次々と示される。たとえば、ある商品が流行した理由を分析する場合に、その分析のほとんどは
「その商品が流行したのは、その商品が流行する要素を持っていたからだ」
という循環論法に陥っているのだ。言い換えれば「後付けはいくらでもできる」ということである。

「そうなると思っていたんだよ~」
ということも多く、先を読むのが得意な人は、本書を読んで自らの「予想」を顧みてほしい。(矛盾した言い方だが)自分の予想がいかに「後付け」であるかが分かるだろう。




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2015年2月18日水曜日

【書評】アラン・ワイズマン『人類が消えた世界』(早川書房)

あまりにも大きすぎる、人類が地球に与えた影響


「もし、いま、突然人類が消えていなくなったら」
という仮定のもと、地球がどうなるかを考察するノンフィクション…とあるが、壮大なフィクションであると言ってよいだろう。
 とはいえ本書の試みが陳腐というわけではない。むしろ、おおいに当たっている。本書がベストセラーになったのも納得だ。人類が消滅した地球を考察することにより、人類がいま地球に与えている影響がいかに大きいかが伝わってくるのだ。

 本書ではさまざまな角度から、人類消滅後の地球を科学的根拠によって考察する。都市はどうなるのか、動物たちは新たにどういう生態系を構築していくのか。このあたりは、当然、気になるところだ。都市の場合はニューヨークを例に、生態系の場合は大型哺乳類を例に、人類消滅後の姿を考察(想像)する。その様子は圧巻だ。ニューヨークでは自由の女神が海に沈み、かつて都市であったところには大型哺乳類が進入して繁栄する。
「映像で見てみたいなあ」
と思わせるシーンが続々登場。人類が多大な労力をもって都市を維持し、その結果、動物たちの生存圏が狭くなっていることがよく分かる。

 しかし本書の真骨頂は、そのような大スペクタクルではない。人類が地球に与えている影響は、そのような分かりやすいものばかりではない。人間がいなくなれば、都市が崩壊して動物が繁栄してハッピーエンド、ではないのだ。
 たとえばプラスチックや石油コンビナート。これらはかなりの年月にわたって残存し、生物に影響を与えるだろう。そして、極めつけは放射性物質。これは「億年」の単位で大きな影響を残すことがほぼ確実だ。われわれは、そのようなものを後世に残すことで、現在を謳歌しているのである。バカボンパパでも
「これでいいのだ」
とは言えないだろう。

 しかし、今後も人類がアホなことをし続けても、地球は存在するだろう。温暖化が進もうが、放射能であふれようが、地球には痛くもかゆくもないのかもしれない。偉大な地球に甘えて、しゃぶり尽くそうとしている人類。後戻りはできないが、もう少し賢くなってもいいのかもしれない。




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【お父さんの週末料理】2024年5月11・12日<small>~母の日のスペシャルディナー~</small>

 わが家では土曜、日曜の晩ご飯は主に父(私のこと)が担当している、そのメニューを絶賛(?)公開中、  家族構成は父(アラフィフ)、母(年齢非公表)、娘(高2)、息子(中2)の4人、  娘はテスト前で部活は休み。息子は通常練習。  5月11日(土)   娘は午後から図書館...