2015年12月10日木曜日

【書評】稲盛和夫『成功の情熱─PASSION─』(PHP文庫)

打ちのめされました…


 先日、『稲盛和夫の実学』を読んだ。そちらは「経営者のための会計論」的な内容でたいへん勉強になった。今度は、稲盛氏が生き方・ライフスタイルを語った本を読もうと思って手に取ったのが本書。いやはや、打ちのめされました…。

 本書は、買収したアメリカの会社の首脳陣と「京セラの経営哲学」を共有するための「教科書」とした内容である。

 稲盛氏は「リーダー(すなわち経営者)に必要な資質は、才能ではなく、情熱である」と熱く語る。数字に強いことや時代を読む力などの能力はそれほど必要ないのだ。逆説的だが、情熱を持てること自体が才能なのである。
 そして、その情熱がネガティブな方向に働いてはならないことも、繰り返し強調される。
「情熱的に、ポジティブに進めていけば、必ず道は開ける」
というのだ。

「アンタは大成功したから、そう言えるのでは」
という声が聞こえてきそうだ。しかし、そうではない。「ポジティブに、情熱的に」生きていくことがいかに難しいか、本書を読めばよく分かる。だからこそ
「ポジティブに、情熱的に進めていけば、必ず道は開ける」
という訴えに、なるほどと思えるのだ。

 まあ、打ちのめされたというか、何というか。端的に言うと「おれには無理」だ。最もがっくりきたのが「53 自ら燃える」の項だ。それによると、物質に可燃性、不燃性、自燃性の3種類があるのと同様に、人にも可燃性、不燃性、自燃性があるのだという。
 不燃性は燃えられない人。PASSIONを持てない不燃性の人は、何をやってもダメ。
 可燃性は、火をつけてもらえれば燃えられる人。周囲に恵まれればいい仕事はできるが、自ら道を切り開くことはできない。
 リーダーに必要なのは自燃性。自らのエネルギーで燃えられなければ困難な道を開くことはできないし、周囲(部下たち)にエネルギーを供給することもできない。

 なるほどだ。私は元来、火のつきにくい可燃性であった。それが、年を取るにつれてどんどん火がつきにくくなってきた。「いかんなあ」と思いつつも、なかなかPASSIONが湧いてこないのだ。
「独立して尻に火がつけばPASSIONも湧いてくるかなぁ」
などと夢想していたのだが、稲盛氏に
「アホか」
と叱りつけられた心境である。PASSIONの不足した人が何かをはじめたところで、上手くいくわけがないのだ。反省。

 いまから自燃性になるのは無理かもしれないが、稲盛氏に火をつけてもらった。しばらくはこれからは、火のついた状態でポジティブに生きていけそうだ。




にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

2015年12月6日日曜日

【お父さんの週末料理】2015年12月5・6日

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代前半)、母(年齢非公表)、娘(小2)、息子(年中組)の4人である。なお、朝ご飯は妻が早起きして作ってくれている。

 もう12月とは、早いものだ…。今週も外食はなく、4食分。

 12月5日(土) 

◆昼ご飯◆
 メインは鶏肉のオイスターソース炒め。主食は残っていたラーメン。

<鶏肉のオイスターソース炒め>
 鶏肉、キャベツ、モヤシをオイスターソースで炒めた。
<ラーメン>
 出張のお土産の尾道ラーメン一人前と、うまかっちゃん一人前を4人で分けた。
<昆布と煮干しダシのスープ>
<サラダ>

ラーメン

―評 価―
 鶏肉の炒め物は好評。ラーメンはもちろん瞬殺で、大盛りのサラダもモリモリ食べた。

◆晩ご飯◆
 本日は私が一人で買い物に行った。選んだ「本日の魚」はサゴシ。蒸し焼きにして下ろしポン酢で食べた。
 大根と里芋の煮物は作り置きメニュー。

<サゴシのおろしポン酢>
 サゴシを酒蒸しにして、おろしポン酢で食べた。
<サラダ>
<昆布と煮干しダシのスープ>
<白ご飯>
<大根と里芋の煮物>

サラダ

―評 価―
 娘も息子もおやつをそれなりに食べていたせいか、それほど食いつきはよくなかったが、普通に完食。サゴシのおろしポン酢はなかなかよかったと思うのだが、子どもたちはそうでもなかったようだ。

 12月6日(日) 

◆昼ご飯◆
 市販のホワイトソースが余っていたので、グラタン。

<グラタン>
 鶏肉、ニンジン、ブロッコリーなどを、市販のホワイトソースでグラタンに。
<サラダ>
<昆布と煮干しダシのスープ>
<白ご飯>
<大根と里芋の煮物>

―評 価―
 グラタンは大好評。特に息子は「もっとおかわり!」と舐めるように食べた。ただ、わが家にはグラタン皿が二つしかなく、取り分けたときに崩れた。娘はそれがショックだったらしく「シチューみたいや…」とブツブツ言っていた。家族分のグラタン皿を買おう。

◆晩ご飯◆
 翌日からのお弁当や晩ご飯に使えるようにと、おでんと多めの鶏肉ハンバーグを作った。

<鶏肉ハンバーグ>
<おでん>
<サラダ>
<昆布と煮干しダシのスープ>
<白ご飯>
<大根と里芋の煮物>

鶏肉ハンバーグ

おでん

―評 価―
 おでんは「ええっ、おでん~」とブーイングが出ていたのだが「美味しい」とモリモリ食べた。卵やモチきんちゃくは美味しいよね。
 鶏肉ハンバーグも好評。われながら、美味しくできた。

にほんブログ村 子育てブログ 一姫二太郎へ
にほんブログ村

【予想の回顧】チャンピオンズC、金鯱賞、ステイヤーズS、逆瀬川S(2015)

 今週はチャンピオンズカップ。いろいろ驚いたレースだった。
 ◎コパノリッキーは1番人気。ホッコータルマエよりも人気するとは思わなかった。懸案のスタートを決めると、前へ。しかしクリノスターオーらが続々と押し寄せ、ペースが上がる。それでもハナをキープして、向こう正面ではマイペースに落とせたように見えた。
「前半1000 mは平均ペース」
という実況を聞いたときには「もらった」と思った。4コーナーでホッコータルマエが迫ってきたが、それを突き放す勢いでラスト400 mへ。やはりこの2頭の一騎打ちだと確信したのだが、ラスト200 mで両馬の脚色が鈍り、ずるずる後退。コパノリッキーは7着に、ホッコータルマエは5着に破れた。やはりハイペースだったのだろう。
 驚いたのはここから。人気両馬が失速したところに伸びてきたのがサンビスタ
「え? サンビスタ??」
と驚いているうちに突き放して、1馬身半差の完勝。中央の牡馬相手では厳しいと見ていたのだが、結果論的には買えない成績ではなかったか。デムーロマジックが炸裂した。
 続いて驚いたのが、2着に突っ込んだノンコノユメ。3、4コーナーで後方でもがいているのを見たときには「ないな」と思ったのだが、いつの間にか最内をグイグイ上がってきて2着に。こちらの鞍上はルメール。先週に続いて、外国人騎手のイン差しにたまげた。
 終わってみれば「JRA所属の外国人騎手」のワンツー。

 土曜は中京で金鯱賞。
 ◎ベルーフは後方から。3コーナーあたりから内をスルスルと上がっていったが、直線は行き場がなく、不完全燃焼の6着。完全に脚を余した。「外を回しておけば」というのは結果論だろう。展開のアヤとはこのことか。
 勝ったのはミトラ。5番手からグイと抜け出して1馬身1/4差をつけて完勝。ローカル専用のイメージだったのだが、ひと皮むけた勝ちっぷりだった。

 中山ではステイヤーズS。
 ◎ファタモルガーナは中段待機から、直線入り口で前にとりついたが、そこからひと伸びがきかず、7着。最後はガス欠のような感じだった。意外にも距離が長かったか。
 勝ったのはアルバート。5馬身差の圧勝だった。長距離適性があるのだろう。来春の天皇賞でも楽しめるかもしれない。

 京都のメインは逆瀬川S。
 ◎タイセイアプローズはスローペースを嫌ったのか、向こう正面で先頭へ。しかし、1番人気だった勝ち馬(ガリバルディ)にピタッとマークされ、これに競り落とされると、ずるずる後退して5着。もう少し頑張ってほしかった。

 今週は4戦0勝…。他もさっぱりで先週の勝ちがなくなった。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
にほんブログ村

2015年12月5日土曜日

【予想と与太話】チャンピオンズC(2015)~なんといい加減な記憶~

 今週はチャンピオンズカップ。昨年から名前と場所が変わったレースだ。名前が変わった理由の一つが「招待レースではなくなったこと」なのだが、今年も外国から一頭が参戦してくれた。しかし、それが香港からとはまあビックリ。どれほどのものか、注目したい。

 私はいちどだけ府中競馬場に行ったことがあるのだが、そのときに見たのがこのレース(当時はジャパンカップダート)。当時は土曜にJCD、日曜にJCと、2日連続でGIが組まれていた。
 しかし、どの年に見たのか、はっきり思い出せない…。おそらく、ウイングアローが勝った第1回(2000年)だと思うのだが…。ただ、馬券が当たらなかったことだけは覚えている。確か、ヒモ抜けだったような。

 オッサンの不確かな記憶をたどるのはヤメにして、レースにいってみたい。
 今年は、東西の両横綱に、成長著しい若駒が挑むという構図。本命は横綱の一頭、◎コパノリッキー。最低人気でフェブラリーSを制したのが昨年の2月のこと。それがフロックではなかったのは周知の通り。武豊-コパの相性の良さも追い風にして、逃げ切ってほしい。管理する調教師は村山明師。上記の第1回JCDで2着の馬(サンフォードシチー)に乗っていた元騎手だ。これも何かの縁か。
 相手はもう一頭の横綱、○ホッコータルマエを指名せざるを得ない。両横綱の一騎打ち濃厚と見た。
 ノンコノユメは、差し馬に厳しい中京ダートがどうか。それを跳ね返して勝てば、歴史に残るレベルの馬になるだろう。
 推奨穴馬はクリノスターオー。揉まれなければ走る。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
にほんブログ村

2015年12月4日金曜日

【予想と与太話】金鯱賞、ステイヤーズS、逆瀬川S(2015)~阪神だけありません~

 あっという間に12月。阪神・中山・中京開催がスタートし、今年の競馬もあと4週間。ラストスパートといきたいところだ。

 そんな開催開幕週の土曜は、中山でステイヤーズSが、中京で金鯱賞が行われる。一方で阪神のメインは逆瀬川S。金鯱賞と鳴尾記念が入れ替わったため、今週は中京で二つの重賞が組まれているが、阪神は重賞ナシという珍しい番組構成になっている。

 金鯱賞は高松宮記念と並ぶ中京の名物重賞である。1996年から別定戦のGIIとなり、レースのレベルがぐんと上がった。サイレンススズカがここをステップに宝塚記念を制したのが1998年のことだ。懐かしい。
 鳴尾記念と入れ替わりでこの時期に移ってから4回目。最初の2回は有馬記念での連対馬を出した。今年はどうだろうか。

 レースにいってみたい。
 GIIのわりにはやや小粒なメンバー。今年の古馬戦線は少し層が薄いようだ。それなら本命は◎ベルーフ。前走の菊花賞は距離が長かった。今は気性的に2000 m前後がベストなのだろう。2、3走前だけ走れば好勝負になる。
 推奨穴馬はマジェスティハーツ。前走だけでは見限れない。もう一頭、大穴ならメイショウマンボ。調教でかなりの好時計が出た。アッと驚く大復活がないか。

 ステイヤーズSは◎ファタモルガーナの安定感を買う。
 逆瀬川Sは3歳馬を上位に見る。◎タイセイアプローズが本命。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
にほんブログ村

2015年12月1日火曜日

【映画評】時をかける少女(アニメ映画版)

人生をリセットしたくなることもあるけれど


 筒井康隆氏の原作も読んでいなければ、1983年の原田知世主演の映画も見ていない。全くの初見だった。
「30年前の小説や映画のリメイクでしょ」
という心配は無用。よいものは、時を経ても色あせない。これは、本作のテーマの一つでもある。

 女子高生、紺野真琴が主人公。時間をさかのぼる能力を得た真琴は、その能力を使って、日々の生活を都合のよいように改変する。
「でもその陰には、それによって苦しんでいる人がいるのかもね…」
という叔母の言葉が気になりつつも、日々の生活を謳歌する真琴。しかし、突然訪れる終焉。「時をかける」力を、いつ、どう使うのか。手に汗握る、でも切ないクライマックス。甘酸っぱい感覚が蘇る。

「ああ、いまのはナシ」
など、リセットしたくなる出来事は日常茶飯事である。実際にリセットできればパラダイスだろう。もちろん私もそういう思いに駆られることはある。しかし、それは本当によいことなのだろうか。リセットしたくなるような、赤面の出来事、痛恨の出来事を含めた経験全体がいまの自分を形成しているのだ。そういう経験も含めた、自分全体を認めることが大事なのだろう。なかなか深い物語だ。

 原作はラノベという言葉はなかった時代の小説だが、まさにラノベのノリである。赤川次郎氏やトレンディドラマが流行していた当時を思い起こさせる。ラノベの原点がここにある。
 その当時、中学校の授業中に赤川次郎氏の三毛猫ホームズを熟読していて、公民の先生に本を取り上げられたことを思い出した。あの本はどこに行ってしまったのだろう。時をかけられれば、取り返しに行くのもよいかもしれない。




にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

【書評】黒木登志夫『iPS細胞─不可能を可能にした細胞─』(中公新書)

ちょっと進んで理解したい人のために


 iPS細胞とはどんな細胞なのか、何がすごいのか、どうやって作るのか、どんな病気への応用が進んでいるのか、などなど、iPS細胞についてのあれやこれやを科学的に正確に、かつ平易に語った本。
 山中氏をはじめ、iPS細胞の発展にかかわった科学者たちの奮闘ぶりも書かれてるが、そこに深入りしすぎることなく、iPS細胞の科学的側面が丹念に解説されている。
「iPS細胞って結局、どういうものなの?」
が知りたい人にはうってつけの本だと言えよう。

 iPS細胞ばかりが注目されているが、そのすごさの本質は「幹細胞」であることであり、そういう意味ではES細胞や受精卵と同じである。その幹細胞を「普通の細胞」から作れることがiPS細胞のキモであることがよく分かる。
 異例の早さでノーベル賞を取ったことにも納得だ。
 一部、生物学の基本的な知識が必要な箇所もあるが、そこはさらっと読めば問題ない。生物学の素人にも分かりやすく書かれた良書である。

 これからも、iPS細胞にかかわるさまざまな新知見・新技術が出てきて、ニュースになるだろう。本書を読んでおけば、そういう報道を見たときに
「おお、次はこれができるようになったか」
「ああ、この科学者がやり遂げたか」
「ええっ、ここまで来たのか」
と、一歩進んだ理解ができるに違いない。

 現在、初めての臨床応用となる加齢黄斑変性治療が進行中である。その先にはどんな未来が待っているのか。本書を読めば、よりワクワクできるだろう。




にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

2015年11月29日日曜日

【お父さんの週末料理】2015年11月28・29日~ずいぶん楽になってきた~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
家族構成は父(40代前半)、母(年齢非公表)、娘(小2)、息子(年中組)の4人である。なお、朝ご飯は妻が早起きして作ってくれている。

 今週は外食はなく、4食分。

 11月28日(土) 

◆昼ご飯◆
 メインはポークステーキ。イカの唐揚げは出来合いの物を買った。

<ポークステーキ>
<イカの唐揚げ>
<ハマチの海鮮丼>
<コンソメスープ>
昆布と干しエビでダシを取った。具は大根、ニンジン、コンニャク。
<サラダ>

―評 価―
 息子がプール教室の昇級テストで合格できず拗ねていたが、食べ始めるとモリモリと完食。分厚い肉やイカを噛みきる力もついてきたようだ。
息子は、合格すれば買ってもらえるはずだった妖怪メダルを手に入れられず、そうとう拗ねていた。気持ちは分からんでもないが…。

◆晩ご飯◆
 娘の選んだ「本日の魚」はサンマ。塩焼きや素揚げばかりだと芸がないので、焼き浸しにした。
焼き大根は、昼に茹でておいた大根を焼いて、肉味噌を添えたもの。

<サンマの焼き浸し>
日経新聞の「かんたんレシピ」を参考に。塩サバをサンマで置き換えた。
日経新聞 塩サバの焼きびたし
<サラダ>
今週も、大きめにカットした野菜を、タレにディップして食べる形にした。
<コンソメスープ>
<ブリの刺身>
<白ご飯>
<焼き大根の肉みそ添え>
みんなのきょうの料理 焼き大根の肉みそ添え

サバの焼き浸し(日経新聞ウェブサイトより)

―評 価―
 サンマは息子が骨に苦戦したが、味は合格だったのか完食。焼き大根は、肉味噌は好評だったが、大根はいまいち不評。普段は大根好きの息子が「苦い」と。焼くと苦みが増すのだろうか。ディップサラダも、先週ほど好評ではなかった。
苦戦しつつも、それなりにスイスイ食べた。少々食べづらいものが出てきても、それなりに食べるようになってきたようだ。ずいぶん楽になった。

 11月29日(日) 

◆昼ご飯◆
 メインは鶏ささみのピカタ。今週も、みんなのきょうの料理を参考に。スープもささみでダシを取ったもの。

<鶏ささみのピカタ>
みんなのきょうの料理 鶏ささ身のピカタ
<大根の煮物-マヨ醤油かけ>
<サラダ>
<ささみダシのスープ>
<白ご飯with肉味噌>

―評 価―
 ピカタは好評。ささみなのに、しっとりと仕上がった。付け合わせのトマトソースもグー。

◆晩ご飯◆
 揚げ物だったので、翌日の晩ご飯も一緒に作った。今日は春巻き、明日はエビフライで。
春巻きは下記レシピのモヤシの代わりに春雨きを入れた。主食はマカロニで。

<春巻き>

<マカロニたっぷりのサラダ>
<ささみダシのスープ>
<エビフライ>
明日の晩ご飯。

春巻き

―評 価―
 春巻きはいつも通り好評だったが、高い温度で揚げすぎたのか、ややジューシーさに欠けたような。春巻きを包むのは、おもに娘が担当した。任せておけば、きれいに包んでくれる。料理上手になってください。

にほんブログ村 子育てブログ 一姫二太郎へ
にほんブログ村

【予想の回顧】ジャパンカップ、京阪杯、京都2歳S

 今週はジャパンカップ。
 ◎ラブリーデイはやや抜けた1番人気。少しかぶりすぎの印象。
 レースでは先行集団の中ほどにつけたが、向こう正面で包まれるのを嫌って外に出した。人気を背負っていなければ内でジッとできたのだろうが、そうもいかないだろう。直線ではスムーズに進路を確保して、ギリギリまで追い出しを我慢。残り400 mから仕掛けて、ラスト100 mでは先頭に。内から抜けてきたラストインパクトとの馬券も押さえている。
「よし、そのまま!」
と思ったところでガス欠。やはり距離が少し長かったようだ。結果は3着。
 ラストインパクトラブリーデイで決まるかと思ったところに飛んできたのがショウナンパンドラ。見事に差しきった。こちらは距離が伸びてよさが出たのだろう。天皇賞の0.2秒差を逆転した。

 京都では京阪杯。
 ◎ビッグアーサーは好発を切ったのだが、徐々に下がっていき中段待機。4コーナーでは包まれかけたが、何とか進路を確保して抜け出しをはかる。そこで先に抜け出していたのがサトノルパン。最後はこの2頭の一騎打ちになったが、サトノルパンがハナ差しのいで1着。内を早めに抜け出した和田騎手のファインプレーだった。
 ビッグアーサーはわざわざ下げたのか、馬が下がっていってしまったのかは分からないが、もう少し前につけたかった。次は乗り替わりかもしれない。
 馬券はビッグアーサーアースソニックの2頭軸で買っていた。そのアースソニックは、直線で外をグイグイと伸びて3着。期待に応えてくれた。
 馬券は3連複と2-3着のワイドを取った。

 土曜は京都で京都2歳S。
 ◎ドレッドノータスは2番手をかかり気味に追走。途中からは、やや折り合いもついて直線へ。逃げたリスペクトアースをアッサリかわして、後ろの馬の追撃を防げるか…という展開だったのだが、なかなかリスペクトアースをかわせない。結局、最後はアタマ差で抜いたところがゴール。行った行ったの決着だった。
 展開に恵まれた面はあったが、きっちり勝つところが血のなせるわざか。この血統らしく、今後は折り合い面が課題となろう。
 馬券は馬連を取った。20倍以上ついたらまずまず。

 今週は3戦2勝。久々の勝ち越しで、トータルの収支もプラス。今年の京都最終週を気持ちよく終えることができた。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
にほんブログ村

2015年11月28日土曜日

【予想と与太話】ジャパンカップ、京阪杯~ちょうど10年~

 今週はジャパンカップ。JRAの最高賞金額のレースである。
 今年は欧州から4頭が参加してくれた。一線級とは言い難いが、これくらい来てくれれば御の字か。いろんな事情があって近年は目玉となるような馬の参加がないが、関係者の努力には経緯を払いたい。
 最後に勝った外国馬はちょうど10年前のアルカセット。このときのタイム2分22秒1はいまだにJRAのレコードタイムである。
「高速馬場にフィットした欧州馬もいるんだなあ」
と驚いた記憶がある。しかしそれ以降は、外国馬は優勝はおろか3着以内にも1頭も入っていない。

 レースにいってみたい。
 本命は◎ラブリーデイ。前走で、天皇賞組との勝負付けはすんだと見た。2400 mはこなせる範囲。京都大賞典と同じような走りを期待したい。枠もそのときと同じ、1枠1番だ。
 今年は日本の馬のレベルが低く、外国馬の大駆けがあるかもしれない。推奨穴馬は、その中からナイトフラワー。ジャーマンギャルの激走がないか。

 京阪杯は◎ビッグアーサーで仕方なかろう。ロードカナロアが登り詰めていったときと同じ雰囲気を感じる。ここは通過点。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
にほんブログ村

2015年11月27日金曜日

【予想と与太話】京都2歳ステークス~歴史はあちら、冠はこちら~

 今週は気温が下がり、冬の到来を感じさせる一週間だった。せめて財布だけでも暖かくしたいところだ。

 そんな土曜の京都メインは京都2歳S。昨年から重賞に格上げされたレースだ。ラジオNIKKEI杯という冠がつくので、ついつい阪神で行われていたラジオNIKKEI杯2歳Sの後継レースと思ってしまうが、そうではない。冠だけがこちらに移り、2歳Sとしての歴史はホープフルSへと受け継がれたのだ。ややこしい。

 レースにいってみたい。
 第1回の昨年の上位馬はクラシックで穴人気する程度にとどまった。さて今年はどうだろうか。
 このレース、京都で出走経験のある馬が好成績を残している。そうすると浮上するのが、前走で京都の新馬を買っている2頭。ドレッドノータスキャノンストームだ。この両頭ともに、前走は武豊騎手の手綱だった。今年はよい2歳馬がたくさん回ってきているようだ。
 その鞍上が選んだのが、良血馬◎ドレッドノータス。前走は最後に詰め寄られたのがやや不満だが、好時計で勝ち上がった。武豊騎がお手馬だった馬に先着されるシーンは記憶にない。武騎手の選んだ馬を信頼したい。
 推奨穴馬はジョルジュサンク。前々走は素質馬相手に善戦した。すんなりなら。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
にほんブログ村

2015年11月26日木曜日

【書評】辻村深月『ロードムービー』(講談社文庫)

「確かにこういう感覚だった」とドキッとした


 緩くつながった、連作短編集。プロローグ的な最初の一話を含め、五つの短編が収められている。最後の一話を除く四話は、登場人物が少しずつ重なっており、前話の後日譚のようにも読める(最後の第五話もつながっているのかもしれないが、私には読み解けなかった)。
 本書を貫くテーマは、少年・少女の心の動きだ。イジメに遭う側の少年・少女の心情が、訥々と綴られる。

「確かにこういう感覚だった」
とドキッとした。大人になって忘れてしまった、少年期の感情を思い出させる小説だった。大人のようにドロドロとしているわけではないが、かといって単純に割り切れるわけでもない、少年期に特有の人間関係や感情が見事に表現されている。

 一番よかったのは、やはり表題作の「ロードムービー」だった。家出を企む小学生二人組の物語だ。じわじわと「友情」が伝わってくる。スポ根などとは真逆の、静かな、しかし固い友情が心を打った。

 私の娘は、いま小学2年生。ついつい重ねて読んでしまうことも多かった。そういう意味でも、ちょっと切なくなる読後感だった。

※翌日に追記
 本書は『冷たい校舎の時は止まる』のスピンアウト短編集だった。なるほど。本編も読んでみたい。




にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

2015年11月24日火曜日

妖怪ウォッチのドンジャラを買った~小学2年生と年中組~

 娘が、誕生日プレゼントにドンジャラを買ってほしいとリクエスト。オモチャ売り場に見に行くと、妖怪ウォッチのドンジャラがあったので、それを買った。
 いや、懐かしい。私も小学生のときにドラえもんのドンジャラを買ってもらい、家族で楽しんだものだ。それから約35年。今度は親の立場でドンジャラをすることになるとは…。感慨深いのと同時に、時の流れを感じてしまう。
 小2(8歳)の娘にちょうどよいと思っていたのだが、年中組(5歳)の息子がすぐにルールを覚えたのには驚いた。ほぼ完璧にルールを把握し、娘よりもむしろ息子のほうがドンジャラにハマっている。勝負事やゲームが好きなのだろう。父の悪い面を引き継いでしまったようだ…。


 家族4人で楽しんでいるのだが、最強プレイヤーは妻だ。ルールはうろ覚えで、子どもたちのほうがよく理解しているほどなのだが、引きが強いのか、次々と「ドンジャラ」する。子どもたちとともに「打倒お母さん」を誓うこの頃である。

にほんブログ村 子育てブログ 一姫二太郎へ
にほんブログ村

娘のピアノの発表会~小学2年生~

 先週の3連休の中日に、娘のピアノの発表会があった。娘は小2でピアノ歴は約1年半。発表会は2回目である。
 今年の課題曲は、シューマンの「子どものためのアルバム」から「兵士の行進」と「はじめての悲しみ」の2曲。夏頃から練習を始め、それほど労せずひと通り弾けるようになった。
 娘の偉いところは、地道な練習をサボらずにやるところだ。ぶつぶつ言うときもあるが、毎日ピアノに向かっている。少々センスがあったところで、地道な努力ができなければ才能は開かない。努力できること自体が才能だと思う。これからも頑張ってください。
 発表会では、2回ほどつっかえたが上手に弾き終えた。1年半で、こんなに上手くなるものなのだなあ。来年はノーミスで弾き終えられるよう、頑張ろう。電子ピアノを買ったのが、ちょうど昨年の今頃。買った甲斐もあったというものだ。ピアノも喜んでいることだろう。


 しかし娘は、他人の演奏を聴くのは退屈らしい。すなわち、音楽鑑賞には関心がないのだ。練習して上手になっていくことが楽しいのだろう。私も音楽にはあまり興味がなかったので、その気持ちは分かる。
 むしろ、3歳下(年中組)の息子のほうが音楽に興味があるようだ。最後の30分ほどは、最前列のかぶりつきの席で、じーっと演奏を聴いていた。音楽的センスは、息子のほうがあるのかもしれない。ただ息子は、地道な努力が得意ではない。どうも、父の血を引いてしまったようだ…。練習ができるようになってきたら、習いにいこうね。


にほんブログ村 子育てブログ 一姫二太郎へ
にほんブログ村

2015年11月23日月曜日

【お父さんの週末料理】2015年11月21~23日~ほんまにリアルネギ好きやな…~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代前半)、母(年齢非公表)、娘(小2)、息子(年中組)の4人である。なお、朝ご飯は妻が早起きして作ってくれている。

 今週は3連休。1回外食したので5食分。

 11月21日(土) 

◆昼ご飯◆
 メインはバロー名物18円コロッケ。主食はそばにした。カブの葉と里芋は作り置きメニュー。

<コロッケ>
<ブリの刺身>
<コンソメスープ>
 昆布とスルメでダシを取った。
<サラダ>
<冷たいそば>
<カブの葉とひじきの佃煮風>
 カブの葉を刻み、ひじきとともに炒めて十分に水分を飛ばし、みりんと醤油で味付け。スープのダシにした昆布とスルメも加えた。ご飯のお供によさそう。
<里芋の素揚げ>
 レンジでチンしてから、素揚げに。ちょっと揚げすぎたかも。

カブの葉とひじきの佃煮風

里芋の素揚げ

―評 価―
 土曜の昼はプール教室の後なので、いつも食いつきがいい。コロッケもそばも瞬殺だった。カブの葉が意外にも好評だった。

◆晩ご飯◆
 キャベツを買ったので、それを使う意味もあって、久しぶりにお好み焼き。

<お好み焼き>
 3枚できた。豚玉を2枚と、エビ玉を1枚。
<サラダ>
<コンソメスープ>
<ブリの刺身>
<カブの葉とひじきの佃煮風>
<里芋の素揚げ>

お好み焼きの材料

―評 価―
 久々のお好み焼きは、かなり好評。これまで、お好み焼きはいまいち受けが悪かったので少し控えていたのだが、粉物の美味しさに目覚めてきたようだ。

 11月22日(日) 

◆昼ご飯◆
 娘はピアノの発表会で、会場で支給される昼食を食べた。娘が不在の食事も珍しい。よって、昼は息子の好物のネギのスペシャルメニュー。

<焼き鳥>
 ネギマを一人2本。それに加えて、ネギ大好きの息子にはネギ串をサービスした。
<大根の煮物withネギ味噌>
 ここにもネギが登場。
<サラダ>
 カブのマリネをサラダに加えた。家族には好評だったのだが、個人的にはいま一歩。下記レシピを参考にした。
かぶらとたこのマリネサラダ
<コンソメスープ>
<カブの葉とひじきの佃煮風>
<白ご飯>

焼き鳥。左端がスペシャルネギ串 

大根の煮物withネギ味噌

―評 価―
 大根が大きすぎたので、全体的に多めと思ったのだが、息子も完食。好物のネギはもりもり食べた。リアルネギ好きだ。煮ても焼いても刻んでも、とにかくネギは美味しいらしい。ネギ好きの幼児とは、変わったヤツだ。

◆晩ご飯◆
 発表会のおにぎりだけでは足りなかったらしく、娘が空腹状態だった。昨日、息子が選んだ「今週の魚」はケンサキイカ。

<イカと里芋とジャガイモの煮物>
<卵焼き>
<サラダ>
<コンソメスープ>
<カブの葉とひじきのご飯>

―評 価―
 カブの葉は、ご飯に混ぜ込んだところ好評。イカは、息子が「かみ切れない~」と苦戦したが、何とか完食。カミカミするのはよいことだ。イカの煮物はちょっと煮込みすぎたかも。

 11月23日(月・祝) 
昼は外食した。

◆晩ご飯◆
 メインはグラタン。市販のホワイトソースを使った。具は鶏肉、エビ、ブロッコリー、シイタケ。先日買ったオーブントースターでこんがり焼いた。
 サラダはキャベツ、キュウリ、大根、ブロッコリーを大きめに切って、マヨ醤油でディップした。

<グラタン>
<サラダ>
<コンソメスープ>
<ナン>

グラタン(焼く前)

―評 価―
 昼のインド料理をたらふく食べたわりにはスムーズに完食。大きめ野菜のディップサラダは大好評。パリパリといい音を出しながら食べた。ナンは昼に食べきれなかった分を持ち帰ったもの。

にほんブログ村 子育てブログ 一姫二太郎へ
にほんブログ村

【予想の回顧】マイルCS、修学院S、東京スポーツ杯2歳S、アンドロメダS

 今週はマイルCS。
 ◎イスラボニータはなんと出遅れ。発馬が悪い馬ではなかったと思うのだが、レース後のコメントによると、最近はゲートが悪かったとのこと。ノーチェックだった。4コーナーでは内をつき、最速の上がりで馬群を縫うように抜けてきたが、3着まで。前につけたかった。
 勝ったのはモーリス。休み明けそのものよりも一頓挫あったのが気になり、しかも外枠だったので思い切ってノーマークだったが、そんな私の予想をあざ笑うかのように、豪快に差しきった。マイル路線に王者が誕生した。

 月曜は東京で東スポ杯2歳S。
 ◎ロスカボスは好発を切り3番手から。ここからいつもの脚を使えば圧勝なのだが、それは机上の空論だった。全く伸びず、8着。スタートの悪い馬がポンと出るとサッパリなことがあるが、まさにその典型例だった。
 勝ったのはスマートオーディン。外を一気に突き抜けた。前走の負けがますます不可解だ。

 京都では修学院S。
 ◎アンドリエッテは5、6番手から。4コーナーでは外を回したが、前に残られて5着。行った行ったの流れにハマってしまったと言えるのだろうが、それでも来てくれると思ったんだけどなあ。

 土曜は京都でアンドロメダS。
 ◎ケツァルテナンゴは先団のイン。直線入り口から半ばにかけて狭いところに入ってしまい、すんなり追うことができずに5着。

 今週は4戦0勝。しかも本命の4頭中3頭は1番人気でもう1頭は2番人気。泥沼にはまりつつあるような…。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
にほんブログ村

【予想と与太話】修学院S、東京スポーツ杯2歳S~タクシーもよいが~

 昨晩は予想をアップするのを忘れていた。
 3日間開催最終日は京都で修学院Sが、東京で東スポ杯2歳Sが行われる。
 修学院は京都の地名で、叡電の駅の名前でもある。市内中心部よりも少し早いので、おそらく紅葉真っ盛りだろう。京都観光はタクシーで回るのもよいが、叡電や嵐電もお勧めだ。

 レースにいってみたい。準オープンのハンデ戦。
 本命は◎アンドリエッテ。牝馬三冠レースに皆勤し、6、5、4着。前走の秋華賞で0.3秒差なら実績上位。その3着馬が一昨日に条件戦を勝っているのも心強い。人気でも。
 推奨穴馬はベリーフィールズ。ハンデ据え置きで。

 東京スポーツ杯2歳Sは◎ロスカボスが本命。破壊力は一級品。東京でさらに。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
にほんブログ村

2015年11月21日土曜日

【予想と与太話】マイルチャンピオンS~マル外時代のスターホース~

 今週は京都でマイルチャンピオンシップ。秋のマイル王決定戦である。
 このレースを1997年、98年と連覇したのがタイキシャトル。マル外が強かった時代の代表的な馬である。通算成績は11-1-1-0。11勝のうち1勝は海外GIである。好位につけてズバッと切れるのだから、他の馬はどうしようもない。呆れる強さとは、こういう馬のことを言うのだろう。
 種牡馬として、いまいちパッとしなかったのは意外だった。切れ味というのは、なかなか遺伝しないものだ。

 レースに行ってみたい。
 天皇賞・秋、毎日王冠、スワンS、富士Sと、前哨戦がそれぞれ好レースで、比較が難しい。本命は、天皇賞組から◎イスラボニータ。毎日王冠、天皇賞・秋、ともに好メンバー相手に0.2秒差の3着。やはりこのくらいの距離がいいのだろう。少し抜けた1番人気とは意外だが、1番人気馬の成績もよいし、素直に信頼したい。
 相手筆頭は○フィエロ。なかなか勝ちきれないが、力は確か。
 推奨穴馬はアルビアーノ。前走、そのフィエロに先着した馬だ。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
にほんブログ村

2015年11月20日金曜日

【予想と与太話】アンドロメダS~前走掲示板の馬は?~

 紅葉の季節だ。京都には日本人も外国人も、たくさんの観光客が訪れている。ありがたい話だ。しかし、今年は寒暖の差が少なく、色づきが悪いらしい。これも温暖化の影響なのだろうか。

 そんな土曜の京都メインはアンドロメダステークス。3日間開催の初日は重賞は組まれていない。なんだか3連休のたびに3日間開催をやっているので、もうスポーツ紙でもあまり取り上げられない。週末に出馬表が出るまで気づかないこともしばしばだ。
 ローカルの開催を削って、こちらに充てているわけだが、効果は出ているのだろうか。有馬記念や重賞の賞金がアップされるのだから、おそらく馬券の売り上げは増えているのだろう。しかし長い目で見ると、ローカルの競馬を盛り上げる方策を練るほうが肝要だと思うんだけどなあ…。毎度同じことを書いてスミマセン。

 レースにいってみたい。
 芝2000 mのOP特別のハンデ戦。前走で掲示板に乗ったのは、前走が条件戦だった1頭のみ。残りの10頭中5頭が前走2桁着順で、前走以外も2桁着順がずらり。ぶっちゃけ、かなりレベルは低いと見てよいだろう。
 本命は◎ケツァルテナンゴ。唯一、前走で好走した馬だ。もともと力はあったのだが、折り合いに難があり、力を発揮できなかった。ところが夏休みをとってからは折り合いを覚え、前走で久々の勝利をあげた。夏休みの宿題を頑張れば、よいことが待っているということなのだろう。もう一丁を期待。
 推奨穴馬はトーセンレーヴ…と思っていたら、そこそこ人気しているようだ。このメンバーなら、そんなものか。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
にほんブログ村

2015年11月16日月曜日

【書評】宮部みゆき『小暮写眞館 上・下』(講談社文庫)

これまでの宮部作品とはひと味違う、心温まる名作


 時代物以外では『模倣犯』や『ソロモンの偽証』をはじめ、針を刺すような緊張感が売り物の宮部作品。しかし本作で宮部氏は、新たな地平を開拓した。いままでの宮部作品にはなかった、新しい雰囲気の小説である。

 主人公の英一が引っ越したのは、元写真屋さん。立て替えはせず、撮影室やスクリーンを残したままの家で新生活が始まった。そこに持ち込まれたのは1枚の心霊(?)写真。その謎を、友人たちとともに解くことになった英一。果たして、写真にはどういう思いが隠されているのか。
 そんな写真にまつわる人情話を三つ堪能した後は、怒濤の最終章へ。あれよあれよという間に最終ページに到達。もの悲しいが、ほんのりと暖かいラストシーンに心が満たされた。

 これまでの宮部作品とはひと味違う、心温まる名作だった。でもやはり、針を刺すような、頭がキンキンするような小説のほうに軍配をあげたいかなあ。とはいえ、本作のようなのもよかったよなあ。新たな悩みが増えてしまったじゃないか(別に優劣をつける必要はないんだけど…)。




にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

2015年11月15日日曜日

【お父さんの週末料理】2015年11月14・15日~最強の調味料とは~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代前半)、母(年齢非公表)、娘(小2)、息子(年中組)の4人である。なお、朝ご飯は妻が早起きして作ってくれている。

 土曜の昼は保育園のお祭りで済ませたので、3食分。

 11月14日(土) 

◆晩ご飯◆
 娘が選んだ「今週の魚」はサンマ。ズボ抜きして、素揚げ風にした。ポテサラは作り置きメニュー。

<サンマの素揚げ風>
<サラダ>
 汐こんぶと和えて、漬け物風に。
<和風スープ>
<白ご飯>
<ポテサラ>

汐こんぶサラダ

―評 価―
 サンマはまずまず好評。ちょっと揚げすぎてパサついたかもしれない。子どもたちや妻はパクパク食べたのだが、私は体調不良で完食できず。
 この日の夜はかなりキツかった。着込んで汗をかいて寝て、何とかひと晩でほぼ回復。

 11月15日(日) 

◆昼ご飯◆
 私の体調不良もなんとか収まり、みんなで出張土産のラーメンを食べた。妻は激辛つけ麺。娘と息子は尾道ラーメン。私はそれぞれから少しずつ分けてもらった。
 この後、急いで出かける必要があったので、珍しくラーメンとポテサラのみの、ほぼ単品メニュー。

<ラーメン>
 豚肉の焼き浸し(晩ご飯参照)、メンマ、モヤシ、コーン、かまぼこ、ネギをトッピングした。
<ポテサラ>

激辛つけ麺

尾道ラーメン

―評 価―
 ラーメンは鉄板メニュー。光速で食べ終え、予定通りに出発できた。尾道ラーメンは、これといった特徴はなく、アッサリめの魚介系のスープだった。激辛つけ麺はなかなかイケた。激辛というほどではなく、ごまの風味が食欲をそそる。辛い物好きの人はお試しあれ。

◆晩ご飯◆
 豚肉と野菜の焼き浸しがメイン。翌日は娘のマラソン大会。マラソン前には脂肪分の少ない、薄切り肉などがよいらしい。

<豚肉と野菜の焼き浸し>
 豚肉のブロックを焼いて薄く切り、ニンニク風味のタレに漬け込んだ。
<サラダ>
<スープ>
<白ご飯>

豚肉と野菜の焼き浸し

―評 価―
 焼き浸しは想像以上に好評。昼ご飯が少なめで、おやつもほとんど食べなかったこともあるだろう。空腹に勝る調味料なし、ということか。

にほんブログ村 子育てブログ 一姫二太郎へ
にほんブログ村

【予想の回顧】エリザベス女王杯、福島記念、デイリー杯2歳S、武蔵野S、京都ジャンプS

 今週はエリザベス女王杯。
 ◎スマートレイアーは抑えて後方から。もう少し前につけてほしかったが、かかる馬で16番枠では難しかったか。4コーナー手前から差を詰めて、ルージュバックの後を追うように進路を確保。最後は最速の上がりでビュンと伸びたが僅差の5着まで。もう少し内の枠がほしかった。残念。
 勝ったのはマリアライト。差し比べの競馬をクビ、ハナ差で制した。ディープ産駒らしからぬ小器用さが武器のようだ。

 福島では福島記念。
 ◎フレイムコードは2、3番手から4コーナーで前に並びかけたが、最後はどどっとかわされて8着。強気に乗りすぎたか。
 荒れるという前提のレースが2番人気(ヤマカツエース)-1番人気(ミトラ)で決まってはドモナラズだった。

 土曜は京都でデイリー杯2歳S。
 本命の◎ナイトオブナイツはがっちり抑えて5、6番手。直線は内をついたがたいして伸びず、4着。前にいた5頭のうち4頭が1~4着を占めるレースで、切れ味の差が出たか。渋った馬場もよくなかったかもしれない。
 勝ったのはエアスピネル。直線入り口で目標のシュウジに並びかけると、一気に突き放して独走。次走で、武豊騎手のGIコンプリートなるか。

 東京では武蔵野S。
 ◎タガノトネールセカンドテーブルを行かせて、その直後に収まる。いい感じだ。直線に入り、セカンドテーブルが脱落して自然と先頭に立った。残り400 m手前でゴーサイン。ちょっと早いような気がしたが、後続を突き放して粘り込みをはかる。
「よし、そのままっ」
と思ったところに飛んできたのがノンコノユメ。これにハナ差かわされたところがゴール。2着を確保してくれた。
 ノンコノユメには驚いた。3歳で58 kgを背負ってこの競馬。チャンピオン級と認定してよいだろう。GI、そしてドバイへと、夢が膨らむ勝ちっぷりだった。
 馬券はワイドで流していたので安くなったが、1-2着、2-3着を両方とったのだから文句はいうまい。

 京都では京都ジャンプSも行われた。
 ◎オールアズワンは後方から進めたが、ほとんど差を詰められず、5着から大きく離れた6着。もっとやれると思うのだが、見込み違いなのだろうか…。

 今週は5戦1勝。その1勝もワイドでは、トータルはマイナス。乗り切れませんなあ。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
にほんブログ村

2015年11月14日土曜日

【予想と与太話】エリザベス女王杯、福島記念~いまなら大丈夫~

 今週は京都でエリザベス女王杯が、福島で福島記念が行われる。
 エリザベス女王杯は英国のエリザベス女王(まだまだお元気だ)の来日を記念してできたレースで、今回で40回目の節目を迎える。

 JRAのCMでは過去の映像が流れているが、その中に、やはり入っていましたこのレース。2009年、クィーンスプマンテとテイエムプリキュアが絵に描いたような「行った行った」を決めて、馬連が10万円超。単勝1.6倍の圧倒的人気を背負ったブエナビスタが矢のように追い込んできたが、クビ差の3着まで迫るのが精一杯だった。
 このとき、ブエナビスタに乗っていたのはアンカツ氏。直線に向いたときに前の2頭を見て「こりゃ届かん」と思ったそうだ。逆に言うと、それまではこの事態に全く気づいていなかったということだ。後方にいる騎手には、意外に前の様子が分からないのだなあと勉強したレースだった。

 レースにいってみたい。
 昨年の1、2着馬に加え、イキのいい3歳馬が出走。女王決定戦に恥じないメンバーだと言えるだろう。
 本命は◎スマートレイアー。ハマったときは驚異的な切れ味を見せるディープ産駒だ。こういう馬はえてして距離が持たないが、この馬もまさにそう「だった」。しかしここ2走は、デムーロ騎手を背に、前につけて抜け出すという新しい競馬を見せている。これなら距離は持ちそうだ。そのデムーロ騎手が騎乗停止で乗れないのは痛いが、浜中騎手が空いていたのはラッキー。秋華賞、みやこSに続いて、3週連続テン乗り重賞制覇を達成してほしい。
 本命が人気薄なので手広く流したい。推奨穴馬は3連勝中の2頭、ウインリバティシュンドルボン。勢いを軽視してはいけない。

 福島記念は◎フレイムコードを狙う。前々走はダートで度外視。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
にほんブログ村

2015年11月13日金曜日

【予想と与太話】デイリー杯2歳S、武蔵野S、京都ジャンプS~なぜか京都で~

 11月もはやくも中間地点。だんだんと冬の足音が聞こえてきた。
 そんな土曜は京都でデイリー杯2歳ステークスと京都ジャンプステークスが、東京で武蔵野ステークスが組まれている。
 デイリー杯は今年で50回目の節目を迎える。スポーツ紙の名前がそのまま重賞名になっているレースは珍しい。
「設立当初からこのレース名だったのだろうか」
と思って調べてみると…設立当初から「デイリー杯」という名前だったのだそうだ(ただし、当時は「3歳」S)。

 デイリースポーツは、阪神タイガースのお膝元、神戸新聞のスポーツ紙だ。もちろん、紙面はタイガース一色で、トラキチ御用達の新聞である。なぜ阪神ではなく京都なのだろうか。理由は謎だが、第13回以降はずっと京都で行われている。

 レースにいってみたい。
 この時期の2歳戦、どこからでも狙えそうだ。本命は◎ナイトオブナイツ。「騎士の夜」という意味なのだろうか。それはさておき、前走で馬具を変えて距離を伸ばしたところ、一変して完勝した。血統的にさらなる距離延長は歓迎。1600 mでさらに前進を。

 推奨穴馬は、ウォーターミリオン。大駆けがあるなら1戦1勝馬か。

 京都ジャンプSは◎オールアズワンが本命。平地力上位。

 武蔵野Sは◎タガノトネールを狙う。すんなり行けそう。左回りも得意。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
にほんブログ村

2015年11月8日日曜日

【お父さんの週末料理】2015年11月7・8日~娘の育てた大根~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代前半)、母(年齢非公表)、娘(小2)、息子(年中組)の4人である。なお、朝ご飯は妻が早起きして作ってくれている。

 今週は外食はなく4食分。娘が小学校で育てた大根が登場。
 また、今週はハマチ大会にしようかと思ってスーパーに行くと、狙い通り立派なハマチがずらりと並んでいた。1匹約1000円。2枚に下ろしてもらった。

 11月7日(土) 

◆昼ご飯◆
 新鮮なハマチを買ったとなれば、まずは刺身。丼にした。
 里芋の煮っ転がしと、ゴボウと大根のきんぴら風は作り置きメニュー。

<ハマチの海鮮丼>
 タレは醤油とみりんの煮きり。
<コロッケ>
<サラダ>
<里芋の煮っ転がし>
みんなのきょうの料理
<ゴボウと大根の葉のきんぴら風>
 娘の育てた大根の葉を使った。ごま油で炒めて水分を十分飛ばし、醤油とみりんで味付け。

海鮮丼

ゴボウと大根の葉のきんぴら風

―評 価―
 海鮮丼はもちろん大好評。新鮮で美味しかった。きんぴら風は、娘は喜んだが息子はダメだった。ゴボウは好きと思っていたのだが「マヨがついてないとヤダ」だそうだ。マヨラーだったとは…。

◆晩ご飯◆
 夜は鍋。ブリしゃぶの子どもバージョンだ。

<ハマチしゃぶ>
 ブリしゃぶのブリをハマチで代用。つゆは昆布と煮干しがベースの醤油味。私は水炊きよりもちゃんこ風が好みなのだ。具は水菜、レタス、春菊、ネギ、ナス、エノキ、豆腐、油揚げ、コンニャク。締めはラーメン。
<サラダ>

―評 価―
 しゃぶしゃぶも好評。刺身とはまた違った美味しさがある。息子が葉物やネギをもりもり食べたのには驚いた。息子には「リアルネギ好き」の称号を与えた。

 11月8日(日) 

◆昼ご飯◆
 続いてはシンプルに塩焼き。炊き込みご飯は息子のリクエスト。プチ贅沢して栗を使った。

<ハマチの塩焼き>
<サラダ>
<栗入り炊き込みご飯>
<テキポタ>
 テキトーポタージュのこと。
<里芋の煮っ転がし>
<ゴボウと大根のきんぴら風>

栗入り炊き込みご飯

里芋の煮っ転がし

―評 価―
 魚もご飯も美味しかったのだが、朝ご飯が平日より遅く、しかも多めだったため、やや苦戦。

◆晩ご飯◆
 最後はハマチ大根。ブリ大根の子どもバージョンだ。大根は娘が学校で育てたもの。

<ハマチ大根>
 水を使わず酒でハマチを煮込み、別に下ゆでした大根を加えるレシピ。濃厚な味わいだ。崩さないようにハマチを出し入れするのがちょっとたいへん。

<サラダ>
<栗入り炊き込みご飯>
<スープ>
<里芋の煮っ転がし>
<ゴボウと大根のきんぴら風>

ハマチ大根

娘の育てた大根

―評 価―
 娘は、煮た大根は苦手。自分で育てた大根でも「あんまり美味しくなかった」そうだ(w)。息子はパクパク食べた。ハマチのほうは娘にも好評。
 作り置きの里芋ときんぴらも完食。よく食べました。

にほんブログ村 子育てブログ 一姫二太郎へ
にほんブログ村

【読書メモ】東野圭吾『あなたが誰かを殺した』(講談社)

 加賀刑事シリーズ、最新第12作。娘が学校の図書館で借りてきてくれたので、文庫化前に読むことができた。  このところ、加賀の人生に絡んだ話が多かったが、シリーズの原点回帰。加賀は探偵役に徹して事件を推理する。いかにもミステリーなミステリー小説だ。  別荘地で起きた連続殺人事...