2018年5月2日水曜日

蓬莱山、打見山に登った【小5の娘と小2の息子】

 2018年のゴールデンウィークに、蓬莱山と打見山を(大げさだが)縦走した。
 昨秋の比叡山に続く、家族登山第2弾。蓬莱山も打見山も、どのガイドブックを見ても「初心者向け」と書かれているので、余裕だろうと高をくくっていたのだが…。トレッキングシューズも持っていない素人家族が無事に生還できたのだろうか。

◆出 発◆
 朝食を食べてすぐに出発し、湖西線の蓬莱駅で降りて登山開始。山の上には、目指す建物(CAFE 360など)が見える。
「ええ~。あんなところまで登るん?」
と驚く子どもたちと妻。
「遠いように見えて、意外と近いんやって(多分な)」
と答えて歩き始めた。

駅前でハイ、チーズ

はるか遠くに見える目的地

◆序 盤◆
 駅から1分で登山道。道案内も親切で、迷うことはないだろう。序盤は舗装された道路がしばらく続く。
「なんか、この前の比叡山のほうが登山らしいな」
と妻が余裕の発言。完全にナメている。しかしもちろん、そうは問屋が卸さなかった。

最初の休憩地点。まだ始まったばかり

◆中 盤◆
 当然、途中からは山道になった。沢渡りや大きな段差などもあり、なかなかハードだ。本当に初心者レベルなのだろうか。
 あまり人気のないルートだとは(ネットで)聞いていたが、確かにその通りだった。見かけたのは10人弱の大学生のグループと、3人程度の年配男性のグループ。この2グループは合同で登ることにしたのか、途中からは一体化したようだ。
 この大きなグループと(休憩時間がずれるため)抜いたり抜かれたりしながら、まずまず順調に登っていけた。

けっこうな山道。本当にビギナー向けなのだろうか

◆蓬莱山頂上へ◆
 終盤は少しバテて休憩も増えたが、ほぼ予定通りに小女郎峠へ。ここから蓬莱山頂までは、もうひと息だ。

小女郎峠に到着。蓬莱山頂まであとひと息

 眺めは最高。びわ湖大橋や竹生島がよく見える。地図で見るびわ湖の形と一緒だ(当たり前だ)。わが家も見えているはずだが、はっきりとは分からない。

地図と同じびわ湖の形だ

 最後のひと頑張りで蓬莱山頂上へ。見事に登頂!

見事に蓬莱山頂上へ到着!

◆打見山山頂(びわ湖バレイ)へ◆
 しかし、蓬莱山頂にトイレがないのにはガッカリ。CAFE 360で休憩していく予定だったが、トイレを求めてびわ湖バレイのゲレンデを降りていくことにした。カフェを作るなら、トイレも作ろうよ…。

 いったんゲレンデを下り、トイレを済ませて今度は打見山頂へ。このあたりから、息子がバテはじめた。ついさっきまで
「まだ、体力は5分の2は残ってるで~」
と覚え立ての分数を使って調子こいていたのだが、エネルギーが尽きたらしい。私もそうだったが、男の子はエネルギーをあるだけ使ってしまうのだろう。
 対照的なのが、娘のエネルギーの温存ぶり。すぐ「疲れた~」といって、エネルギーをセーブする。マラソン大会でも、序盤はエネルギーを温存して、終盤になってもそのままレースを終える徹底ぶりだ…。

◆昼食で元気回復◆
 びわ湖バレイのエキナカキッチンで昼食。改装直後なのか、すごくきれいだ。正直、値段はかなり高かったが、食材を運ぶ手間と費用を考えると仕方がないかも。弁当を作って持ってくることを考えると、コスパは高いと思うことにしよう。
 すぐ近くに新しいレストランやカフェがオープンしており、こちらは長蛇の列。落ち着いたら、いずれこちらにも行ってみたいものだ。

エキナカキッチン。味は上々

◆打見山から志賀駅へ◆
 無理ならロープウェーを使って下山しようと思っていたのだが、娘も息子も妻も「いける」というので(いわせたので?)、徒歩で降りて志賀駅へ向かうことにした。
 最初は険しい道が続くのでどうなることかと思ったが、徐々に緩やかになっていく。

かなり急な斜面もあった

 登りのルートよりも、こちらのほうが人はかなり多く、未就学児も何人か見かけた。小さい子どもが登れるほど易しいルートには見えなかったが、われわれがド素人だからそう感じるのだろうか。
 中盤以降は息子がバテバテになったが、最後まで歩き通した。一方、娘は最後までバテずに歩いた。体力温存作戦に、初めて成功したようだ(笑)。男子は、前半は元気だが、調子に乗ってエネルギーを使い果たしてダウン。女子は最初から「疲れた~」「あと何分?」と文句を言うが、そのままの調子で最後まで歩き通す。対照的で面白かった。

 何とか志賀駅にたどり着くと、タイミングよく電車がやってきた。電車を降りて、アルプラでソフトクリームを食べてわが家へ。みんなよく歩いて、よく頑張った。私も、ランニングでは使わない筋肉を使ったので、よいトレーニングになった。
 秋もまた行こう。今回の逆向きのルートを行くのも面白いかもしれない。違う山に行くなら、武奈ヶ岳かなあ。こうやっていろいろ計画を考えるのも、楽しいものだ。

にほんブログ村 子育てブログ 一姫二太郎へ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿

【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...