沢崎のハードボイルドぶりが、今回も渋く光る。本作では大金にまつわる場面が多く出てくるが、沢崎には関係なし。とにかく金を受け取らず、金に動かないのだ。小遣いがほしくてたまらない私の息子(小3)には、とてもじゃないが真似できない。
最後はあっと驚く黒幕があぶり出される。ちょっと「偶然」が重なりすぎのような気がしないでもないが、ハードボイルドを楽しむためだとしておきたい。
第5弾の『それまでの明日』はいつ文庫化されるだろうか。心待ちにしている。

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