『博士の愛した数式』やカウンセリングを話のネタに対談は進む。『生きるとは、自分の物語をつくること』というタイトルが、対談の内容をよく表していると思う。「生きること」について真摯に向き合ってきた作家と心理学者ならではの内容だ。
作家ならよく尋ねられるであろう「なんで小説を書くんですか?」という疑問に、小川氏は辟易していたというか、非常に困惑していたそうだ。しかしこの対談を機に、なぜ自分が書いているのかが分かり、たいへん気楽になったのだという。
対談にカウンセリング的な効果があったのだろう。さすがは河合氏である。

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