2015年9月30日水曜日

【書評】川口マーン恵美『住んでみたヨーロッパ 9勝1敗で日本の勝ち』(講談社+α新書)

「嫌外国、好日本」的な右寄りの本かと思っていたのだが、そうではなかった


 『住んでみたドイツ8勝2敗で日本の勝ち』に続く「日本の勝ち」シリーズ第2弾。第1弾は読んでいないのだが、ベストセラーとなった理由がよく分かった。
 第1章から順に、治安、リズム感、風景、動物虐待、公共工事、食品偽装、宗教事情、歴史認識について、日本とヨーロッパ(主にドイツ)を比較する。川口氏の巧みな筆捌きと、ドイツはシュトゥットガルト在住者ならではのリアルな知識や経験とにより
「なるほど、日本の勝ちだなあ」
と思わせられる。そう、日本はとてもよい国なのだ。

 最初は、近ごろ流行りの「嫌外国、好日本」的な右寄りの本かと思っていたのだが、そうではなかった。それは、川口氏が「嫌独、嫌欧州」ではないからだろう。「9勝1敗」などと言いながら、現在もドイツに住んでいるように、ドイツやヨーロッパに対する愛情が垣間見えるのだ。だから読んでいてイヤな気分にならない。
 また、ドイツやヨーロッパの現状や歴史に対する見識も高く、それも気持ちよく読める理由の一つだろう。

 後半の章ではオペラ、同性愛者、移民・難民、EUなどをテーマにヨーロッパを考察していく。とくに移民・難民については、まるで予言のように現在の状況を予測している。識者には、いずれこうなることは分かっていたのかもしれない。
 一部、川口氏の個人的な見解に過ぎるのでは…という記述も見られたが、個人が書いたものなのだからそれも当然ということにしておきたい。楽しく読めた。

 また(月並みな褒め言葉になってしまうが)文章がとても上手い。分かりやすい文章で、ユーモアを絡めながら、理路整然と語られる。知識がいくら豊富でも、それを伝える能力はまた別なのだが、川口氏はその両方をもっている。これからもヒットを飛ばしていく書き手に違いない。




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2015年9月28日月曜日

お墓参りに行ってきた~往復7時間のドライブ~

 シルバーウィーク5連休の4日目に、お墓参りに行ってきた。
 7月にも行ったのだが、そのときは車の故障で引き返すというアクシデントに見舞われた…。そのリベンジも兼ね、お彼岸にリトライした。

 わが家のお墓は父の出身地である兵庫県美方郡香美町の山の中にある。私が小学生のころは、まだ祖父母がそこに住んでおり、夏休みに泊まりに行くのを楽しみにしていたものだ。その時分からかなり田舎だったのだが、いまはさらに過疎化が進んでいるようだ。これから、どうなっていくのだろうか。


 それはさておき、娘(小2)は3歳のときに一度行ったきり。息子(年中組)は初めてのお墓参りだ。いざ出発。渋滞が心配されたが、昔に比べて道路事情もよくなり、スムーズに到着。
 まずは祖父母の家、すなわち父の生家のあったところへ。家は数年前に取り壊したので、いまは更地だ。


 弟と一緒に虫取りや魚釣りをした記憶が蘇る。娘が
「きれいなところやなあ」
と言ってくれたのが嬉しかった。
 続いてお墓へ。車で10分ほどの山の斜面に、先祖代々のお墓がずらりと並んでいる。江戸時代から続いているものらしく、墓石には「文永」とか「慶長」などという年号が刻まれている。
 その一番上、最も新しいところに祖父母(子どもたちにとっては曾祖父母)のお墓がある。下の写真は、前回(娘が3歳のとき)に行ったときのもの。


 いずれは両親もここに入るのだろう。私も(妻も)ここに入ることになるのだろか。私の代でお墓を移すことになるかもしれないし、子どもたちが私の死をきっけかに動かすかもしれない。もしくは、もうしばらくここに居座る可能性もある。今すぐ結論を出す必要はないが、いずれ決断しなければならないのかなあ。
 お墓に参ってお線香を供えたあとは、地区の集会所の遊具で少し遊んでから帰路についた。


 帰りは和田山の出石そばの店で昼食。子どもたちは(大人もですが)生卵やとろろをつゆに入れて食べる皿そばが、非常に気に入ったようだ。最後は近くの道の駅で白イカ(ケンサキイカ)を買って帰った。


 道路事情がよくなったとはいえ、往復7時間のドライブは一日仕事だった。妻も、娘も、息子も、お疲れ様でした。ありがとう。祖父母も、ご先祖様たちも、喜んでいることだろう。

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2015年9月27日日曜日

【お父さんの週末料理】2015年9月26・27日~ハマチ三昧~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代前半)、母(年齢非公表)、娘(小2)、息子(年中組)の4人である。なお、朝ご飯はパンとヨーグルト程度で済ませているので、特別に何か作ったとき以外は省略する。

 今週は外食はなかったので、4食分。息子とスーパーに行くと、美味しそうなハマチがずらりと並んでいた。1匹約1000円。息子と二人で「美味しそうやなあ~」と衝動買い。2枚に下ろしてもらった。ハマチの画像がないのが残念だ…。

 9月26日(土) 

◆昼ご飯◆
 新鮮なハマチを買ったとなれば、まずは刺身。海鮮丼にした。ハマチのアラは潮汁に。
 サラダはめかぶをキュウリやニンジンと和えた、ネバネバサラダ。
 今週の作り置きメニューは、鶏肉とナスの味噌炒め。鶏肉とナスを片栗粉をまぶして揚げ、味噌で炒めた。片栗粉は余分だったかも。

<ハマチの海鮮丼>
<ハマチの潮汁>
<ネバネバサラダ>
<鶏肉とナスの味噌炒め>

ネバネバサラダ

―評 価―
 海鮮丼は我ながら絶品。すき焼きの割り下がベースのタレも好評。新鮮な魚は刺身に限りますな。潮汁もいいダシが出ていた。ネバネバサラダも好評。

◆晩ご飯◆
 ハマチ第二弾はは、シンプルに塩焼きに。ブリよりもあっさりした味わい。短冊は、刺身ではなくヅケにした。

<ハマチの塩焼き>
<ハマチのヅケ>
<ハマチの潮汁>
<ネバネバサラダ>
<白ご飯>
<鶏肉とナスの味噌炒め>

鶏肉とナスの味噌炒め

―評 価―
 塩焼きも美味しかった。魚がよいから、塩を振って焼くだけで美味しいのだろう。子どもたちは、昼の海鮮丼がよほど美味しかったのか、ヅケではなく海鮮丼を出せとブーイングが。

 9月27日(日) 

◆昼ご飯◆
 ハマチ第三弾は、炒め物。サイコロ状に切ったハマチをナス、ピーマン、モヤシ、エノキと炒め、マヨ醤油で味付け。
 先日、初めて買ったバターナッツをポタージュ(テキポタ)にした。テキポタとは、ミキサーにかけずにお玉でつぶしてポタージュ状にするスープで、テキトーポタージュの略。ちょっとユルくなってしまい、ポタージュと汁物のあいのこみたいになった。

<ハマチと野菜のマヨ醤油炒め>
<バターナッツのテキポタ>
<ネバネバサラダ>
<鶏肉とナスの味噌炒め>
<冷たいそば>

―評 価―
 マヨ醤油炒めはまずまず好評。ちょっとべたっとなってしまったが、美味しく食べてくれた。ポタージュはタマネギ、バターナッツに加え、ブロッコリーやニンジンも入れたので、バターナッツの味はよく分からなかった。次は単品で調理してみたい。

◆晩ご飯◆
 ハマチのフィナーレはハマチしゃぶ。ブリしゃぶのブリを、子どものハマチで代用した。

<ハマチしゃぶ>
<バターナッツのテキポタ>

―評 価―
 ハマチしゃぶは大好評。食べきれるか心配だったのだが、ぺろっと完食した。他の具は大根、キャベツ、レタス、ニンジン、シメジ、豆腐、こんにゃく。シメはラーメン。鍋が美味しい季節になってきた。

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【予想の回顧】神戸新聞杯、オールカマー、大阪スポーツ杯(2015)

 今週は神戸新聞杯。
 ◎トーセンバジルは離れた後方馬群から。ペースも遅く、マズイ感じだ。しかし、ペースアップがなかったのが幸いし、4コーナーでは馬群がひとかたまりに。前が壁になったが、リアルスティールの作った進路を追うように伸びて3着を確保。よく頑張ってくれた。
 馬券はワイドで買っていたのが大正解で、1-3着、2-3着のワイドをとった。1-3着の馬券が2600円もついたのは美味しかった。
 勝ったのは逃げたリアファル。これで芝は2戦2勝だ。距離延長は望むところだろうし、すんなり行ければ本番でも好勝負できそうだ。

 中山ではオールカマー。
 ◎マイネルミラノは果敢にもハナを切ったが、直線半ばで力尽き、11着。もう少しじっくりいってほしかったと思うのは結果論か。
 勝ったのはショウナンパンドラ。人気のヌーヴォレコルトがインから抜け出したところを、外から一気にかわした。完全復活と言ってよいだろう。
 2着にはヌーヴォレコルトが入った。中山記念と同じように、ラチ沿いを抜け出した。脚があるからこそできるコース取りなのだろうが、危ないなあ…。岩田騎手の強引なイン差しは、いつか事故につながる気がする。

 土曜は阪神で大阪スポーツ杯。
 ◎アルボナンザは、後方から外を回して追い上げたが、さほど伸びず5着まで。前残りの流れでもなかったので、物足りなかった。堅実だがワンパンチが足りない。もう少し前につけられれば。

 今週は3戦1勝。最終馬連の恩恵もあり、トータルはトントン。流れは悪くないということにしておきたい。

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2015年9月26日土曜日

【予想と与太話】神戸新聞杯、オールカマー(2015)~もういちどだけ言わせてほしい~

 今週は阪神で神戸新聞杯、中山でオールカマーと、二つのGIIが行われる。
 神戸新聞杯は、いまや押しも押されぬ菊花賞のメイントライアル。紛れが少ない阪神2400 mのため、本番の菊花賞よりもむしろ実力が出るレースと言えるかもしれない。

 しかし昔は、菊花賞のトライアルと言えば神戸新聞杯だった。毎年同じことを書いているので「もう、ええ加減にせい」なのだが、もういちどだけ秋の京都新聞杯の思い出を書いておきたい。
 というのは、先日引退した藤田騎手にかかわることである。藤田騎手のベスト3に入るレースの一つ(独断)が、スターマンでナリタブライアンを破った京都新聞杯であろう。ナリタブライアンがスターマンに並びかけたときは、誰もがナリタブライアンの圧勝と思ったが、そこから抜かせず、1着でゴール。「勝負根性とはこういうことか」と、思い知らされたレースだった。

 レースにいってみたい。
 今年は前走がダービーだった馬が2頭と、異例の少なさ。しかも1頭は骨折明け、もう1頭はダービー13着。例年の傾向は無視してよさそうだ。
 本命は◎トーセンバジル。2歳時は2-2-0-0の成績を残して春が期待されたが、いまいちかみ合わず、二冠は出走すらできなかった。しっかり立て直して、秋は結果を残してほしい。この相手なら。
 推奨穴馬はリアファル、と思っていたらけっこう人気している。もう一頭はレッドソロモン

 オールカマーは◎マイネルミラノが本命。中山は得意。

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2015年9月25日金曜日

【お父さんの週末料理】2015年9月19~23日~シルバーウィーク5連休~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代前半)、母(年齢非公表)、娘(小2)、息子(年中組)の4人である。なお、朝ご飯はパンとヨーグルト程度で済ませているので、特別に何か作ったとき以外は省略する。

 今週はシルバーウィークで5連休。5日分のメニューを考えるのはなかなかたいへんだ。お母さん、毎週お疲れ様です。

 9月19日(土) 

◆昼ご飯◆
 天津飯がメイン。もちろん、カニではなくカニかまで代用した。スープはたくさん作って3日間で食べた。昆布、煮干し、タマネギ、ハムがベース。5連休前半の作り置きメニューは麻婆ナス。陳建一氏のレシピ。

<天津飯>
<ハマチの刺身>
<サラダ>
<昆布と煮干しのスープ>
<麻婆ナス>
みんなのきょうの料理 マーボーなす

―評 価―
 天津飯は食べる前から「美味しそう~」という声が。トロトロのあんが美味しそうに見えるのだろう。刺身やスープも好評。麻婆ナスは今回も美味しくできた(自画自賛)。

◆晩ご飯◆
 娘の選んだ「今週の魚」は先週に続いてサンマ。「ずぼ抜き」がしたいのだ。先週と同じ塩焼きでは芸がないので、ごま風味の醤油味にした。

<サンマのごま醤油風味>
魚屋三代目日記 サンマの捌き方
<ハマチの刺身>
<サラダ>
<昆布と煮干しのスープ>
<麻婆ナス>
<白ご飯>

―評 価―
 サンマが旬で美味しい。これから、もっと脂がのってくるのだろう。今年もたくさんお世話になりそうだ。ごま醤油風味の評価はちょっと微妙。あまりごまの味がしなかった。

 9月20日(日) 

◆昼ご飯◆
 みんな大好き、皿うどん。わが家ではかた焼きそばと呼んでいるのだが、これは誤用のようだ…。豚肉、キャベツ、ピーマン、ナス、ニンジン、マイタケ、温卵と、具だくさんのメニュー。2人前を4人で食べた。

<皿うどん>
<サラダ>
<昆布と煮干しのスープ>
<麻婆ナス>
<白ご飯>

―評 価―
 皿うどんはいつも好評。息子が「うどんをどうしたら、こんなにパリパリになるの?」と素朴な疑問。「油で揚げたらいいねん」と答えておいたのだが、おそらく皿うどんとうどんは全く別のものなのだろう。

◆晩ご飯◆
 5連休中のスペシャルメニュー、すき焼き。めったに買わないすき焼き用の牛肉を買った。私はすき焼きはそれほど好みではないのだが、子どもたちに「食べたことないで~」と言わせるのもちょっと恥ずかしいので、数年ぶりにすき焼きをつついた。
 シメは牛丼。つけだれの生卵を鍋に投入して、半熟状でご飯にぶっかけた。妻は「ばっちい」と難色を示したので、他の3人が食べた。

<すき焼き>
<昆布と煮干しのスープ>

―評 価―
 子どもたちは、すき焼きをひと口食べるなり「美味しい!」と興奮。特に息子は「肉、肉~」とうるさいこと。しかし、最初はいくらでも食べられそうな気がするのだが、200 gの肉がなくなりかけたころには満腹になっていた。すき焼きは突然満腹になる。

 9月21日(月) 

◆晩ご飯◆
 昼は外食したので晩ご飯のみ。久しぶりに春巻きを作った。巻くのは主に娘が担当。ずいぶんいろんなことを任せられるようになってきた。『ていねいなおかず』のレシピを参考にした。

<春巻き>
<とろろそば>
<サラダ>
<麻婆ナス>



―評 価―
 春巻きはいつも好評のメニュー。熱々をパリパリと食べるのが美味しい。とろろは娘のリクエスト。息子は苦手でパス。

 9月22日(火) 

◆晩ご飯◆
 この日は墓参りに行ったので、昼は外食。墓参りの帰りに買ったイカが絶品だった。香住の白イカの中サイズが、4匹で1000円。2匹を刺身にして、1匹をスープパスタに。即席のタマネギスープにイカとパスタを投入した。

<イカの刺身>
<イカのスープパスタ>
<サラダ>

―評 価―
 刺身もパスタも大好評。私と娘は、昨日のとろろをイカにぶっかけて食べた。満足。

 9月23日(水) 

◆昼ご飯◆
 この日は友人が1歳の子を連れて遊びに来てくれたので、みんなで外でお弁当を食べた。春巻きは一昨日のものを冷凍してあり、それを揚げたら少しふにゃっとなった。解凍せず、凍ったまま揚げたほうがよかったのかもしれない。
 おにぎりとサンドイッチは子どもたちと一緒に作った。ただ、娘は包丁や火を使いたかったらしく、あまり乗り気ではなかった…。

<おにぎり>
<サンドイッチ>
<春巻き>
<筑前煮>
<トウモロコシ>
<枝豆>

―評 価―
 作りすぎたと思ったのだが、ほぼすべて完食。外で食べると美味しく感じるのはなぜなのだろうか。ピクニックもいいね。

◆晩ご飯◆
 一昨日のイカが残っていたので、使い切った。シンプルに塩コショウで炒めた。筑前煮とサンドイッチは昼の残り。

<イカと野菜の塩コショウ炒め>
<サラダ>
<スープ>
<筑前煮>
<サンドイッチ>

―評 価―
 イカの炒め物は、娘は絶賛、息子は「まあまあやな」という評価。

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【予想と与太話】大阪スポーツ杯(2015)~仲が良いらしい~

 プロ野球の優勝争いも佳境に入り、気がつけば9月も終盤。来週からは10月だ。もう今年も残り3ヶ月。馬券もラストスパートといきたいものだ。

 そんな土曜の阪神メインは大阪スポーツ杯。ご存じ、充実のエロ欄と芸能欄を誇る夕刊紙だ。東スポ系列はJRAと仲が良いらしく、東スポ杯は重賞だし、このレースもメインレースだ。なにか深いつながりがあるのだろう。スポーツ紙の中でも、昔から競馬に力を入れていた新聞なのかもしれない。

 レースにいってみたい。
 ダート1400 mの準オープン戦。頭数も少なめで、前走が掲示板外だった馬が大半を占めるというメンバー。それなら◎アルボナンザで足りるのでは。休み明けは得意。いつももうひと押しが足りない馬だが、このメンバーなら。
 推奨穴馬はワイドエクセレント。前走の大敗で人気を下げそうだが、前々走だけ走れば。

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2015年9月21日月曜日

【予想の回顧】ローズステークス、セントライト記念、阪神ジャンプS、オークランドRCT(2015)

 日曜の阪神メインはローズS。
 ◎ミッキークイーンは出遅れ…。トライアルでもあり、道中は無理せず、後方でジッと待機。幸い、レッツゴードンキが引っ張ってくれたお陰でハイペースだ。3コーナーあたりから仕掛け、4コーナーでは大外へ。人気の馬を、トライアルで内に突っ込ませる騎手はいないだろう。直線ではさすがの脚を見せたが、一列前にいた勝ち馬を捉えきれず2着まで。前哨戦としては無難な結果か。
 勝ったのはタッチングスピーチ。前走で500万条件を勝ったばかりの馬が、ルメールの手綱で激走した。馬券はタッチングスピーチを押さえておらず、ハズレ。

 3日間開催最終日は、中山でセントライト記念。
 ◎ベルーフは5、6番手から。ペースはスロー。3コーナー過ぎから外に出して前を追ったが、逃げた馬と番手の馬が1、2着を占めた流れでは5着まで。もう少し流れてほしかった。
 勝ったのはキタサンブラック。ぴたっと2番手につけると、直線では満を持して抜け出して見事に優勝。流れが向いたのは確かだが、きっちりとものにした。次走は菊か盾か。

 土曜は阪神で阪神ジャンプS。
 ◎ダンツメガヒットはスタート直後に好位につけた。道中は順位を上げたり下げたりしながら、ラチ沿いをキープ。しかし最終周ではおかれてしまい、最後は少し脚を使ったが5着まで。レースは上手だが、ここでは敷居が高かったようだ。
 勝ったのは人気のオースミムーン。高田騎手が見事に3連覇を達成。

 土曜の阪神メインはオークランドRCT。
 ◎グッドマイスターは好発を切ったが、行く気もなく後方から。3コーナーから仕掛けていき、4コーナーでは前を射程圏に捉えたが、それほど伸びず6着。結果論だが、位置を取りに行ってもよかったかもしれない。
 勝ったのは初ダートのアウォーディー。前の馬が残る展開で、中団から差した。ダート適性は高そうだ。

 今週は4戦0勝…。とほほな結果に終わったが、最終馬連のお陰でトータルはトントン。重賞を買うのやめようかな…。

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2015年9月20日日曜日

【予想と与太話】セントライト記念、仲秋ステークス(2015)~セントライトが泣いている~

 3日間開催の最終日は中山でセントライト記念が行われる。
 このレース、今回で69回目という伝統の菊花賞トライアルなのだが、近年はさっぱり本番に結びつかない。3年前にフェノーメノがここを快勝したときはチャンスだったのだが、天皇賞に向かってしまった。フェノーメノはその後に天皇賞・春を2連覇したように、京都の長距離レースは適性があったので、結果論だがもったいなかった。
 このレースをステップに菊花賞を制したのは、先日死んでしまったマンハッタンカフェまでさかのぼるらしい。セントライトも悲しんでいるだろう。今年は本番に結びつくだろうか。

 レースにいってみたい。
 今年はダービー2着馬が登場。ダービー上位馬が出てきたときは素直に信頼してよしというデータはあるが、本命は◎ベルーフ。前走の小倉記念でお世話になったこの馬を本命に推す。後方からいく馬だが、京成杯や前走を見ると、むしろ小回り向きか。「同厩舎の2頭出しは人気薄を狙え」の格言通りにならないか。
 推奨穴馬はレッドライジェル。1000万条件でひと叩きした馬が怖い。

 仲秋ステークスは◎フロアクラフトが本命。阪神は大の得意。

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2015年9月19日土曜日

【予想と与太話】ローズステークス(2015)~武豊騎手会長も同意見~

 今週は3日間開催。小倉や新潟の開催を削った分をこちらにあてているのだろうが、いいことのようには思えないなあ。毎年同じことを書いているが、武豊騎手会長も私と同じ意見だし、JRAには再考してほしいものだ。

 日曜の阪神メインはローズS。このレースが来ると
「いよいよだな」
と思うのは私だけではないだろう。
 この10年、1着は春の実績馬、とくにオークス上位馬ばかりなのだが、ヒモは意外に荒れている。今年はどうだろうか。

 レースにいってみたい。
 ショウナンアデラの回避は残念だったが、春のクラシックホース2頭が顔をそろえ、今年も豪華メンバーになった。
 本命は◎ミッキークイーン。オークス1着馬を素直に信頼したい。そのオークスは破壊力抜群の末脚で一気に差しきった。阪神外回りは大歓迎。貫禄を見せてほしい。
 推奨穴馬はテルメディカラカラ。残念ながら引退した藤田騎手の元お手馬だ。

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2015年9月18日金曜日

【予想と与太話】阪神ジャンプS、オークランドRCT(2015)~同一重賞最多勝記録~

「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通り「暑いなあ」なんて思うことはなくなってきた。子どもたちは運動会の準備に余念がない。すっかり秋だ。

 そんな土曜の阪神では障害重賞の阪神ジャンプステークスが組まれている。メインレースはオークランドレーシングクラブトロフィーなのだが、障害レースがメインでもいいと思うんだけどなあ。
 阪神ジャンプSは今回で17回目だが、それ以前にも行われていた阪神障害ステークスの流れを引き継いでいるので、それも含めれば非常に伝統のあるレースだ。阪神障害Sは何と1968年が最初らしい。
 このレースはコウエイトライと小坂騎手のコンビが4回勝利した。3連覇のあと、1年空いてもう1勝したのだ。同一重賞3勝の馬はたくさんいるが、4勝はこの馬だけ。偉業である。

「クロミちゃんの競馬日記」さんから拝借

 レースにいってみたい。
 その小坂騎手が今年も登場。今年の相棒は◎ダンツメガヒット。平地では未勝利戦の1勝にとどまったが、入障初戦の前走では、7番人気の低評価を覆して完勝。未知の魅力にあふれるこの馬を本命に推す。おそらくそれほど人気しないと思うので、馬券は複勝またはワイドでの勝負を考えている。
 本命が人気薄なので、推奨穴馬はナシ。

 オークランドRCTは◎グッドマイスターを狙う。3年前の1番人気馬だ。

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2015年9月16日水曜日

【書評】小川洋子『猫を抱いて象と泳ぐ』(文春文庫)

人形に入ってチェスを指す「盤下の詩人」リトル・アリョーヒン。
そのはかなくも美しい生き様に心が暖かくなる。


 主人公はチェス指しの少年。この少年は、人形に入ってチェスを指す。その人形は過去の名棋士にちなんで「リトル・アリョーヒン」と名づけられた。小説内では少年もリトル・アリョーヒンと表現される。少年と人形は一体なのだ。

 少年はチェスの先生や祖母をはじめ、さまざまな人との出会い、別れを経験する。その媒介にはつねにチェスがあり、対話はチェスによってなされるのだ。
「最強の手が最善とは限らない」
というチェスの先生の教えに従い、対局相手との共同作業により美しい棋譜を次々に生み出すリトル・アリョーヒン。その、はかなくも美しい生き様に心が暖かくなる。

 物語の背景にはつねに「死」があるのだが、恐怖感や暗さはなく、むしろほんのりと暖かい読後感が残る。
「死は生のすぐ隣にあるけれど、怖いことではないんだよ」
と語りかけられている感じがした。これが小川作品の通奏低音なのだろう。




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2015年9月13日日曜日

【お父さんの週末料理】2015年9月12・13日~今季初サンマ~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代前半)、母(年齢非公表)、娘(小2)、息子(年中組)の4人である。なお、朝ご飯はパンとヨーグルト程度で済ませているので、特別に何か作ったとき以外は省略する。

 今週は外食はなかったので4食分。今季初のサンマが登場。

 9月12日(土) 

◆昼ご飯◆
 昼食後にすぐに出かける必要があったので、さっと食べられるカレー。

<牛すじカレー>
 牛すじとタマネギとセロリを煮込んでベースにした。ニンジン、ジャガイモ、カボチャ、ナス、甘トウガラシ、マッシュルームと具だくさんのカレー。子どもはバーモント甘口、大人はジャワカレー辛口。ご飯は少なめ。

<サラダ>
 キュウリ、ズッキーニ、ニンジン、ワカメ。ちょっとドレッシングが多かったかも。


<コロッケ>
 また出ました、1個18円コロッケ。最近、息子は「いらん」というので、私と娘で半分こした。

<ブリの刺身>
 ちょっと贅沢した。


―評 価―
 息子は珍しくサラダにやや苦戦したが、二人ともカレーは瞬殺。もくろみ通り。

◆晩ご飯◆
 待望の今季初サンマ。

<サンマの塩焼き>
 今日は買い物に行く前からサンマにしようと思っていたところ、美味しそうなサンマが売っていたので迷わず購入。3匹を4人で分けた。私以外の3人は内臓が苦手なので、娘が内臓をズボッと抜いた。抜き方は下記参照。尾側で内臓も切っておくと、より抜けやすい。
 妻、娘、息子は尾側を、私は3匹分の頭側を食べた。

魚屋三代目日記 サンマの捌き方

<牛すじスープ>
 昼のカレーのベースをスープに転用。具はニンジン、エノキ。

<サラダ>
 昼と同じものにキャベツとサラダほうれん草を加えた。

<白ご飯>
 普通の白ご飯。

<豚肉と野菜の焼き浸し>
 今週の作り置きメニュー。豚肉(角切り)、ズッキーニ、ナス、カボチャ、マッシュルーム、ピーマンをニンニク風味の焼き浸しにした。


―評 価―
 サンマは美味しかった。サンマはやはり生(冷凍じゃない)に限る。子どもたちももりもり食べた。娘は自分で骨を取って食べるのが偉い。息子は骨を取るのはまだ無理だが、美味しく完食。

 9月13日(日) 

◆昼ご飯◆
 息子が唐突に「骨付きを食べたい」と言ったので、リクエストに応えた。チキンレッグのことを言っていたのかもしれないが、手羽元でお茶を濁した。

<手羽元のポン酢煮込み>
 手羽元をポン酢で煮込むレシピ。さっぱりして美味しい。ゆで卵とジャガイモを加えた。

みんなのきょうの料理 鶏手羽元のやわらか煮

<牛すじスープ>
 昨日と同じ。

<サラダ>
 昨日と同じ。

<白ご飯>
 普通の白ご飯。

<豚肉と野菜の焼き浸し>
 昨日と同じ。

―評 価―
 朝ご飯が多めだったので思いのほか進まなかった。手羽元の煮込みは美味しかったらしいが、お腹がそんなにすいてなかったとのこと。

◆晩ご飯◆
 いつもギョウザなので、たまにはシュウマイを。ノーマルに近いタイプと、ちょっと変わったタイプと、2種類を作ってみた。調理には娘が参加してくれた。こねたり包んだりするのは楽しいらしい。

<キャベツたっぷり肉シュウマイ>
 キャベツをたっぷり使ったメニュー。ギョウザ風の味わい。

みんなのきょうの料理 塩キャベツたっぷりのシューマイ

<トマトとえびのシュウマイ>
 少し変化球のシュウマイ。あっさりして美味しかった。バジルは割愛。

みんなのきょうの料理 トマトとえびのシューマイ

<牛すじスープ>
 昨日と同じ。

<サラダ>
 昨日と同じ。

<白ご飯>
 普通の白ご飯。

<豚肉と野菜の焼き浸し>
 昨日と同じ。

―評 価―
 娘はトマトのほうが、息子は肉のほうが好みだった。ただし、娘は加熱したトマトの食感は気に入らなかったそうだ。娘は「ぶにょ」っとしたものが苦手。焼きリンゴ(アップルパイ)もダメだ。
 シュウマイどうしがくっついて食べにくかったのが、少し残念だった。大きい蒸し器がほしくなる。シュウマイを包むのは難しかった。ギョウザのほうがポピュラーなのは、そのためだろう。

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【予想の回顧】セントウルS、京成杯オータムH、エニフS(2015)

 今週はセントウルS。
 ◎ハクサンムーンは逃げたアクティブミノルを見ながら2番手をキープ。ペースは思ったよりもスロー。しめしめだ。持ったままで直線を向き、あとは逃げ馬を捉まえるだけだったのだが、追い出しても反応せず、ずるずると後退。休み明けが堪えたか、衰えが見られるのか。何の見せ場もなかった…。
 勝ったのは、逃げたアクティブミノル。あれよあれよと逃げ切った。本番(スプリンターズS)では2着に差してきたウリウリが人気しそうだ。

 中山では京成杯オータムH。
 ◎アルビアーノは1番人気。人気上位なのは分かっていたが、1番人気とは。レースでは2番手追走から4コーナーで逃げ馬に並びかけ、直線では完全に抜け出した。
「よし、そのままっ」
と思ったのもつかの間、ラスト1ハロンでつかまって7着。それほどハイペースには見えなかったが、差し馬の流れになった。
 13番人気のフラアンジェリコが1着、10番人気のエキストラエンドが2着。こりゃ取れん。

 土曜は小倉でエニフS。
 ◎タイセイファントムは一団となった先頭集団の後ろから。前残りの馬場なので、もう少し前にいってほしいと思っていたのだが、3コーナー過ぎから仕掛けていき、直線では内から馬群を抜けてきた。グイグイ伸びて2着まで上がったところがゴール。さすが岩田騎手。
 1着は人気薄のエイシンビートロン。3番手からグイッと抜け出した。馬券はこの馬を押さえておらず、ハズレ。結果論だが、買えない成績ではなかったかなあ…。

 今週は3戦0勝だったが、最終馬連の恩恵にあずかりトータルはトントン。よしとしておきたい。

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2015年9月12日土曜日

【予想と与太話】セントウルS、京成杯オータムH(2015)~対照的な最終戦~

 秋競馬開幕週は阪神でセントウルステークスが、中山で京成杯オータムハンデキャップが行われる。前者はサマースプリントSの、後者はサマーマイルSの最終戦であり、それぞれのチャンピオンが決まる。さて、どの馬が王座に就くのか。
 秋のGIとの関連でいうと、セントウルSがスプリンターズSのメイン前哨戦となっているのに対し、京成杯オータムHはマイルCSにあまり結びついていない。次戦の時期も違えば、後者はハンデ戦ということもあるのだろうが、対照的なのが面白い。

 レースにいってみたい。
 セントウルSは、短距離戦線の有力馬が勢揃いした。この中からスプリンターズSの勝ち馬が出る確率が高そうだ。
 本命は◎ハクサンムーン。3強の一角だ。3年連続このレースに出走しており、一昨年が1着、昨年が2着と得意のレースだ。開幕週の馬場はあっているのだろう。調教もよく動いただし、衰えはなさそう。あとは、馬場入り時にクルクル回れば確勝か。
 推奨穴馬はマヤノリュウジン。長期休み明けの前走を叩いて変わり身がないか。


 京成杯オータムHは◎アルビアーノが本命。NHKマイルカップではお世話になった。もう一度、期待に応えてほしい。開幕週の中山1600 mは最適の舞台か。

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2015年9月11日金曜日

【予想と与太話】エニフステークス(2015)~秋だ、サンマだ、最終馬連だ~

 今週から阪神・中山開催がスタート。さっそく秋華賞のトライアルも組まれており、秋競馬モードだ。ちなみにわが家は、今週末は今季初サンマの予定である。

 そして、秋競馬と同時にスタートするのが「秋の最終馬連」。「JRA全場の「最終」第12レースの「馬連」を対象に、通常の払戻金に売上げの5%相当額を上乗せして払戻しいたします」というものだ。昨年に続き、この時期に実施される。


 この手のイベントの度に書いているが、私は
「払戻率のアップ(控除率の引き下げ)に勝るファンサービスなし」
というのが持論だ。馬券への還元こそが究極のファンサービスであろう。各レースの上乗せはわずかでも、トータルで見れば5%の違いは大きい。CMの本数は減らして、もっとこういうイベントを増やしてほしいものだ。

 レースにいってみたい。
 阪神の開幕初日のメインレースはエニフS。ダート1400 mのオープン特別。秋競馬を待っていたかのように、15頭と頭数も揃った。
 本命は◎タイセイファントム。前走は相手に恵まれた感もあるが、馬券圏内を確保。その前走も含め、阪神ダートは2-1-1-0の好成績。鞍上の岩田騎手が、ダートの内枠が得意なのも好材料。逃げ馬不在なので前にいってほしい。
 推奨穴馬はメイショウノーベル。距離がカギだが、ポンとハナを切れれば面白い。

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2015年9月9日水曜日

年中組の息子の夏祭り~お主、なかなかやるのう~

 夏休みの最後に、保育園年中組の息子の夏祭りがあった。天気はあいにくの雨。室内での実施となった。
昨年は張り切って最初から参加したので時間をもてあました。その反省もあり、今年はやや遅れて保育園へ。到着するなりさっそくアイスを平らげ、映画鑑賞へ。映画はドラえもんだ。
 そして晩ご飯。会場内はご覧の混雑で、食事を取る場所をキープするのに骨が折れた。


何とか場所を確保して食事にありついた。カレー(ちょっと薄かったような?)、唐揚げ、チヂミ、ポテトフライなどをもりもりと完食。どれも美味しかった。給食作りの方たちが用意してくださったのだろう。ご馳走様でした。
 娘はOGとして参加して、ヨーヨー釣りを楽しんだ。息子はくじ引きで1等賞を当て、アンパンマンのお面をゲット。


 その後は姉弟バラバラに。娘は小学校の友達を何人か見つけ、一緒に遊んでいた。息子はもちろんあちこちに友達がいる。ふと見ると、女の子に声をかけて、二人で楽しく遊んでいた。お主、なかなかやるのう…。



 そして、ようやく息子の盆踊りタイム。年長さんと一緒に踊った。


ビシッと手が伸びて、なかなか様になっている。着ているのは私の浴衣。母がとっておいてくれたものだ。
 最後は親鸞様(仏教系の保育園です)にご挨拶をしてバイバイ。さあ帰ろうと思って娘を探すと、なんと大雨の中一人で砂場で遊んでいたらしい…(いちおう屋根はついていたが)。子どもは、何に夢中になるか分かりませんなあ…。

 息子も年中組になり、友達もたくさんできたようだ。親にくっついて離れないなんてのは昔の話。友達とともに、あっちに行ったりこっちに行ったり、探すのがたいへんだった。
 4月生まれなので、いまはまだリーダー格なのだそうだが、そろそろ早生まれの貯金も尽きてきているような。駆けっこでもお勉強でも、上位に食い込むには努力が必要な時期が近づいている。さあ、どうする息子(笑)。

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2015年9月8日火曜日

【書評】F・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』(早川書房)

機械が心を持つようになったとき、われわれはどうすればよいのだろうか


 先日、映画『ブレードランナー』を観たので、その原作を読んでみた。
 粗筋は映画と同じ。近未来、人類は高性能アンドロイドの開発に成功。しかし高性能化に伴って、アンドロイドが心を持つようになってしまう。不満やねたみを抱えた一部のアンドロイドが、人類への反逆を企てる事件が頻発。それらの反逆アンドロイドを壊す(殺す)ことを職業とする警察官が主人公だ。主人公とアンドロイドとの追いつ追われつのせめぎ合いの結末やいかに。

 ディックの作品は初めて読んだ。ちょっと陰鬱な、独特の世界観。『ねじまき少女』と似た雰囲気を感じた。そして、噂には聞いていたが、やや難解なストーリー。事前に映画を観ていなければ、ついていくのがしんどかったかもしれない。舞台設定に関する説明がなく、おもむろに話が始まるのだ。
 しかし、ファンにとってはそこがよいのかもしれない。あれよあれよという間に引きずり込まれてしまい、気がつけば読み終えていた。
 本作品のテーマは「心」。アンドロイドが心を持つようになったとき、われわれ人類はそれを尊重すべきなのか、それともそれは作り物だから無視してよいのか。SFの王道テーマが見事に描かれた名作だ。

 分かりやすさを求めるなら映画が、よりディープな世界観を堪能するなら小説がいいだろう。舞台設定は同じだが、映画化にあたっていろいろひねってあるので、その違いを楽しむのももちろんお勧め。




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2015年9月6日日曜日

【お父さんの週末料理】2015年9月1・5・6日

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代前半)、母(年齢非公表)、娘(小2)、息子(年中組)の4人である。なお、朝ご飯はパンとヨーグルト程度で済ませているので、特別に何か作ったとき以外は省略する。

 今週の火曜日は、私の仕事が休みだったので食事を作った。週末は、土曜の昼は妻と子どもたちはお出かけ。私の一人メシ。

 9月1日(火) 

◆昼ご飯◆
 この日は私の会社が休み。息子は給食なので、私と娘の二人で食事という珍しいシチュエーションだった。息子がいると食べられない、豆腐づくし。うちの息子は豆腐が全くダメなのだ。

<冷や奴>
 豆腐を味わうには、やっぱ冷や奴。


<豆腐ステーキ>
 豆腐が主役のメインと言えばこれ。木綿豆腐を水切りして、バターで炒めた。

<鶏肉スープ>
 昆布と鶏肉がベースのスープ。もちろん豆腐入り。

<サラダ>
 キュウリ、こんにゃく、シメジ、パプリカをドレッシングで和えた。


<白ご飯>
 普通の白ご飯。

<切り干し大根と鶏肉の煮物>
 切り干し大根を鶏肉とともに弱火でゆらゆら煮込んだ。


―評 価―
 二人で豆腐のフルコースを堪能。別に珍しい料理ではないのだが、普段は出てこないものが出てくると、ご馳走に見えるのが不思議。

◆晩ご飯◆
 ジャガイモがたくさんあったので、パルマンティエを作った。

<パルマンティエ>
 マッシュポテトとミンチを層状に重ねてオーブンで焼くグラタン。ずっしり食べ応えがある。マッシュポテトが少量できちんと層状にならなかったが、味にはそれほど影響なかった。


<鶏肉スープ>
 昼と同じ。

<サラダ>
 昼と同じ。

<白ご飯>
 普通の白ご飯。

<切り干し大根と鶏肉の煮物>
 昼と同じ。

―評 価―
 パルマンティエは相変わらず好評。白ご飯はいらなかったかも。

 9月5日(土) 

◆昼ご飯◆
 私以外の3人(妻、娘、息子)は保育園のママ友たちとトンカツ屋でランチ。一人メシだったので、作り置きできる麻婆ナスを作った。

<麻婆ナス>
 ナスの美味しい季節。陳建一氏のレシピで作ってみた。


みんなのきょうの料理 マーボーなす

<ペヤング焼きそば>
 コンビニでカップ麺を物色していたところ、噂のペヤング焼きそばを発見。初めて食べた。


―評 価―
 ペヤングは、噂ほどではなかったというか、他のカップ焼きそばとそれほど変わらなかったという印象。普通に美味しかった。ペヤングにこだわる人には、違いが分かるのだろうか。麻婆ナスは、われながら美味しくできた。手抜きせずにナスを素揚げすると、味が全く違う。

◆晩ご飯◆
 息子が選んだ「今週の魚」はセイゴ。スズキの幼魚だ。

<セイゴのムニエル>
 立派なセイゴが1匹400円とお買い得。2枚に下ろしてもらって、小麦粉を振ってムニエルにした。

<具だくさんスープ>
 昆布とタマネギがベース。具はかまぼこ、麩、油揚げ、エノキ、ニンジン、こんにゃく。

<クラゲサラダ>
 娘の好きなクラゲを、キュウリ、こんにゃく、ニンジン、油揚げ、甘トウガラシ、エノキと和えた。

<麻婆ナス>
 昼と同じ。

<ご飯>
 普通の白ご飯。

―評 価―
 私以外の3人は、トンカツ屋さんでデザートまでたらふく食べていたので、少量を心がけたが、それでも少し多かったかも。特に息子は進まなかったが、グズらなかったのは成長の証か。娘は意外に空腹だったようで、作り置きの麻婆ナスも食べた。セイゴはとても美味しかった。お腹が重かったわりには、すいすい食べたほうか。

 9月6日(日) 

◆昼ご飯◆
 タンドリーチキンがメイン。初めて作ったメニュー。

<タンドリーチキン>
 たまにはちょっと変わったものも作ってみようとメインに抜擢。みんなのきょうの料理を参考に。皮は取らなかった。

みんなのきょうの料理 ヘルシータンドリーチキン

<白ご飯>
 普通の白ご飯。

<具だくさんスープ>
 昨日と同じ。わかめを加えた。

<クラゲサラダ>
 昨日と同じ。

<麻婆ナス>
 昨日と同じ。

―評 価―
 タンドリーチキンはまずまず好評。ヨーグルトがいい感じでしみている。娘はピリ辛が苦手で、カレー粉が少し辛かったようだ。他はすべて昨日と同じもの。サクッと完食した。

◆晩ご飯◆
 みんな大好き、タコ焼き。

<タコ焼き>
 タコ焼き粉が残っていたこともあり、タコ焼き大会。プレーン、チーズ、キムチの3種類を作るのがわが家流。今日は、それに加えて「白ご飯」入りを作った。

<具だくさんスープ>
 昨日と同じ。

<クラゲサラダ>
 昨日と同じ。

<麻婆ナス>
 昨日と同じ。

―評 価―
 タコ焼きはもちろん好評。また、作る過程も楽しい。子どもたちも、早く自分でクルクルとひっくり返したくて仕方がないようだ。今日はタコ焼きを少なめにして残っていたものを平らげた。息子は「タコ焼きがもっと食べたかった~」とブーイング。

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【予想の回顧】小倉2歳S、新潟記念、札幌2歳S、北九州短距離S

 今週は小倉2歳S。
 ◎シュウジは出遅れ。ちょっと焦ったが、二の脚で先団にとりつくと、3コーナーで逃げ馬を捉まえにいき先頭へ。そのまま押し切って2馬身半差の完勝。力が違った。今回、1200 mを使ってしまったので、次走以降の折り合いが心配。
 2着争いはレッドラウダが粘るところを、外から推奨穴馬のサイモンレーゼがクビ差で交わしたところがゴール。お陰で馬連が的中。

 新潟では新潟記念。
 ◎マジェスティハーツは先頭集団の一角。4コーナーでは先頭を射程圏に捉え、いい感じで直線を向いたのだが、失速して10着。距離延長でかかったのか、またもたれたのか、緩い馬場が向かなかったか。いずれにしろ、何の見せ場もなかった。惨敗。
 勝ったのは6番人気のパッションダンス。最後もデムーロマジックが炸裂した。掲示板の5頭がすべて6番人気以下で、3~5着は2桁人気という大荒れの結果となった。

 土曜は札幌で札幌2歳S。
 本命◎スパーキングジョイは予定通り後方から。前走よりはすんなりついて回れているようだ。3コーナーから進出し、4コーナでは大外へ。
「さあ、前走の再現だ」
と期待したのだが、思ったほど伸びず、6着。もう少し流れてほしかった。
 レースは直線入り口で抜け出した、人気のプロフェットアドマイヤエイカンが併せ馬のままゴールイン。ハナ差でアドマイヤエイカンが1着。ちょっと馬場と展開に恵まれたような気も。

 小倉では北九州短距離S。
 ◎アットウィルは離れた2番手から。ペースはスロー。3コーナー過ぎから前を捉まえににいったが、外からピタリとメイショウライナーがついてくる。最後はこの2頭の一騎打ちとなり、メイショウライナーがグイッと抜け出したところがゴール。アットウィルは、目標にされた分、競り負けたか。

 今週は4戦1勝。その1勝も、単勝1倍台の馬が本命ではトータルはマイナス。3週連続プラスとはならなかった。

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2015年9月5日土曜日

【予想と与太話】小倉2歳S、新潟記念~来年には結びつかなくても~

 今週は小倉で小倉2歳ステークスが、新潟で新潟記念が行われる。
 小倉2歳Sは小倉の2歳チャンピオン決定戦。新潟や札幌の2歳Sがクラシックとの結びつきが強いのに対して、こちらはサッパリ。過去の優勝馬を見ても、2006年のアストンマーチャンが後にスプリンターズSを制したのが目立つくらいで、来年に結びつくとは言い難いレースだ。
 しかし、これはこれでよいということにしておきたい。早熟馬が小倉でスピードを競う夏の風物詩を楽しもう。

 レースにいってみたい。
 昨年こそ15番人気のオーミアリスが激走したが、意外に平穏に収まっている。それなら本命は◎シュウジ。前走は距離が懸念されたがあっさり逃げ切った。1200 mはむしろ歓迎。外差しの決まる馬場での内枠は心配材料だが、そこは鞍上の手腕に期待したい。
 推奨穴馬はサイモンゼーレ。前走の勝ちっぷりがよかった。外枠も魅力。

 新潟記念は◎マジェスティハーツが本命。前走から着用している馬具が効いているようだ。まっすぐ走れば。

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2015年9月4日金曜日

【予想と与太話】札幌2歳S、北九州短距離S~そんなに前だったか~

 気がつけば9月。2学期がスタートし、運動会の練習も始まった。競馬も今週で小倉・新潟・札幌開催が終了。来週からは秋競馬だ。毎週のように書いているが、早いものだ。

 そんな土曜の小倉メインは北九州短距離S。札幌では重賞の札幌2歳Sが組まれている。
 札幌2歳Sは今年でちょうど50回目を迎える伝統の2歳重賞。札幌に芝コースがなかった頃からあるレースなので、当初はダートの重賞だったそうだ。その後、芝1200 mで定着し、1800 mに距離が延長されたのは最近…と思っていたら、1997年。そんなに前から1800 mだったかなあ。
 距離延長後は(延長前もなんだけど)数々のGI馬を排出する出世レースとなった。今年もここからA級馬が出るのだろうか。

 レースにいってみたい。
 このレース、前走で逃げ切った馬は苦戦の傾向にある。また、不良馬場で行われた一昨年を除くと、牝馬も分が悪い。
 これらの傾向を考慮し、本命は思い切って◎スパーキングジョイ。前走はもっさりと出て行き脚もつかなかったが、向こう正面から徐々に進出すると、4コーナーでは大外に持ち出して差しきった。決め手はここでも通用するはず。流れが向いてほしい。
 本命が人気薄なので、推奨穴馬はナシ。相手筆頭は○アラバスター
 いま、「夏の2歳単勝」のキャンペーン中なので、馬券は単・複を中心に勝負する予定。

 北九州短距離Sはいつの間にか準オープンに格下げされていた。
 本命は人気でも◎アットウィル。前走は着順こそ悪いが差はわずか。相手に恵まれた。

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2015年9月3日木曜日

【書評】秋川滝美『放課後の厨房男子』(幻冬舎)

食べ物×男子高校生=安くて腹一杯


 『バッテリー』や『一瞬の風になれ』をはじめ、『ドカベン』や『タッチ』など、部活男子は小説やマンガの王道テーマである。しかし、文系の部活をテーマにした作品は少ない。ましてや男子校の料理部を扱った小説は、おそらく本邦初だろう。野球やサッカーもよいけれど、料理を媒介にして繰り広げられるちょっとお馬鹿な青春ストーリーが心地よかった。

  食べ物×男子高校生=安くて腹一杯

この永遠不滅の公理を満たす料理が続々登場。それも変に凝ったものではなく、家庭でも作れるようなレシピばかり。海原雄山には一喝されるだろうが、腹の減った男子高校生にはそれでよいのだ。
 部員たちの青春の様子は現代風。先輩・後輩の垣根がなく、和気藹々なのだ。「上下関係」などという言葉はもはや死語なのか。

 ただ、イラストがあまりにもビジュアル系すぎるような…。いくら草食系といえども、男子校の生徒がみんなこんなに爽やかな訳がない。女性目線から見た、あこがれの男子校ってこういうイメージなのかもしれない。
 また(続編を狙っているのか)閉じていないエピソードや展開が散見され、一冊の本としてのまとまりにはやや欠けるように感じた。しかし、これがネット時代の作風なのかもしれない。

【粗 筋】
 男子校である末那(まな)高校には、いわゆる料理部である「包丁部」があり、常に廃部の危機にさらされている。主人公は怪我で陸上を諦めて包丁部に入部した2年生。3年生の先輩二人とともに、廃部を免れるべく部員を勧誘し、なんとか二人の1年生の入部にこぎ着けた。この5名の包丁部員たちが繰り広げる青春・男メシ物語。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...