2015年4月29日水曜日

映画評『ゴールデンスランバー』

珍しく、原作を読むよりも先に映画を見た


 旧友に呼び出され、車の中で眠っていると、首相暗殺の犯人になってしまった男の逃亡劇。元カノや昔の仲間にかくまわれつつ逃亡する青柳雅春に、不思議な協力者が次々と現れる。いったい誰が、何の目的で青柳をスケープゴートに仕立て上げたのか。窮地に追い込まれた青柳は逃げ切れるのか。冤罪事件の謎と、追いつ追われつの大活劇のバランスが絶妙。

 伊坂幸太郎のベストセラー小説を映画化したもの。私は、原作を読んでから映画を見ることがほとんどなのだが、今回はまず映画から鑑賞した。本屋大賞など、さまざまな賞を勝ち取っている原作が面白いことはほぼ確定だが、果たして映画はどうなのか。
 結論を述べると、違和感なく楽しめた。逃亡劇のスリルと、謎解きのドキドキ感が、見事に表現されていた。細部には
「なぜ、この人がここで出てくるの?」
という背景が分からない場面も出てくるが、時間の制約のある映画では仕方ない面があるのだろう。上手く処理されていると思う。原作を読めば
「ははあ、なるほど、そういうことだったのね」
と、その背景が理解できるのだろう。記憶の新しいうちに読んでみたい。

 現在の邦画は、人気の小説を映画化したものがほとんどだが、どうしても端折らざるをえず、話が「閉じない」部分が出てきてしまう。邦画界の事情もあるのだろうが、原作に頼らない映画の復権を期待したい。




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2015年4月26日日曜日

【お父さんの週末料理】2015年4月25日・26日~タケノコが送られてきた~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代前半)、母(年齢非公表)、娘(小1)、息子(年少)の4人である。なお、朝ご飯はパンとヨーグルト程度で済ませているので、特別に何か作ったとき以外は省略する。

 日曜日の昼は外出したので3食分。実家から立派なタケノコが送られてきた。

 4月25日(土) 

◆昼ご飯◆
 メインは手羽中の甘辛焼き。

<手羽中の甘辛焼き>
 まずは皮目から焼く。焼き目がついたら弱火に落としてフタをして蒸し焼きにして、しっかり火を通す。骨付き肉はしっかり火を通さないと、中が半生になってしまう。最後に醤油とみりんを絡めてできあがり。

<具だくさん中華風スープ>
 ささみ、タマネギ、ハムでダシを取り、豚ミンチの肉団子を加えた。

<タケノコご飯>
 タケノコがたくさん来たとなれば、この一手。具はシンプルにタケノコのみ。

<カツオのなめろう>
 日経新聞のレシピを見て、美味しそうだったので作ってみた。刺身がなかったので叩きで代用したのだが、それほど違和感はなかった。
日経新聞簡単レシピ

<サラダ>
 キャベツ、キュウリ、茎ワカメ、菜の花。

―評 価―
 おおむね好評。手羽中は子どもたちの好物の一つ。骨付き肉にかぶりつくというのは、本能が刺激されるのだろうか。

◆晩ご飯◆
 メインは塩サケ。

<塩サケ>
 焼いただけ。付け合わせはタケノコ、エノキ、ピーマンのバター炒め。

<カツオのたたき>
 なめろうの残り。

<具だくさん中華風スープ>
 昼と同じ。

<タケノコご飯>
 昼と同じ。

<サラダ>
 昼と同じ。

―評 価―
 塩サケは中辛の表示だったが、けっこう辛かった。今日はおやつが少し多めだったのか、息子がやや進まなかった。可もなく不可もなく、といった感じ。

 4月26日(日) 

◆晩ご飯◆
 メインは昨日の作り置きのうまうま鶏肉ハム。

<うまうま鶏肉ハム>
 ササミが安かったので、今週もこれを作り置きメニューに。今回はマヨ醤油味と、チヂミのタレ味の2種類。作り方は下記参照。
3月7日

<タケノコと春キャベツの和風パスタ>
 タケノコご飯が残り少なかったので、炭水化物を補うために作った。4人で100 g。フライパンにタケノコを敷き、山盛りにキャベツを乗せて、フタをして加熱。蒸し焼きにした。ダシの素と醤油で味付けして、パスタに絡めてできあがり。

<サヨリの刺身>
 旬のサヨリが美味しそうだったので、ちょっと贅沢した。

<具だくさん中華風スープ>
 昨日と同じ。

<タケノコご飯>
 昨日と同じ。

<サラダ>
 昨日と同じ。

―評 価―
 不評というわけではないのだが、昼が外食で腹一杯に食べたせいか、それほど反応はよくなかった。ただ子どもたちは刺身は大好物で、一瞬で平らげた。

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【予想の回顧】マイラーズC、フローラS、錦S、福島牝馬S(2015)

 今週はマイラーズC。
 ◎フルーキーは中団の内から。4コーナーでは最内を突くが開かず、外に進路を切り替えたが4着まで。その後ろにいた人気のフィエロ(3着)には力負けだった。もう一列前で競馬をしたかった。
 1、2着は前にいたレッドアリオンサンライズメジャーが占めた。逃げると思われていたテイエムタイホーが控えたため、かなりスローになった。ちょっと参考外のレースと言えそうだ。

 東京ではフローラS。
 ◎ディアマイダーリンは3番手で折り合いをつける。いい感じだ。直線ではなかなか前が開かなかったが、進路を見つけるとしぶとく伸びて2着に頑張った。2番手につけたシングウィズジョイが1着で、行った行ったに近いレースだった。このレースも本番との結びつきは微妙。

 土曜は京都で錦S。
 ◎ウインプリメーラは予定通り逃げ馬を見る位置取りから。直線では前の馬をかわして先頭に立ったが、外から人気のトーセンソレイユが襲いかかる。馬体が合うと再び伸びる勝負根性を見せたが、最後はカバーストーリーが2頭をまとめてかわして、アタマ、ハナ差の3着。もうひと息だった。

 福島では福島牝馬S。
 ◎パワースポットは1番人気。道中は最後方をのんびり進み、3コーナーあたりから進出するが、4コーナーでは大きくかたまった馬群の大外を回さざるを得ず、7着まで。上がりは最速だったが、あまりにゆっくり構えすぎたか。
 勝ったのは中団から抜け出してきたスイートサルサ。2着には1000万条件を勝ったばかりのリラヴァティが入った。本番(ヴィクトリアマイル)には結びつかなさそうだ。

 今週は4戦1勝で、1勝も人気の決着だったが、そこそこついたのでほぼトントンにとどまった。

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2015年4月25日土曜日

【予想と与太話】マイラーズC、フローラS(2015)~まだ違和感が~

 今週はGIはお休み。京都でマイラーズカップ、東京でフローラステークスが行われる。
 マイラーズCは京都に移ってから4回目。まだ違和感がぬぐえないなあ。この歳になると、慣れるまでにかなり時間がかかりそうだ…。

 レースにいってみたい。
 京都の開幕週なので前が残るかと思いきや、意外に差しが決まっている。本命は◎フルーキー。昨秋にオープンに昇級後は、人気ほど走っていないとはいえ、重賞で2、4、3着。ここで賞金を加算して、堂々とGIに向かいたい。
 推奨穴馬はサンライズメジャー。休み明けが嫌われているのか、人気がない。

 フローラSは◎デイアマイダーリンが本命。1勝馬がほとんどのここ、実績上位のこの馬を信頼。

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2015年4月24日金曜日

【予想と与太話】錦S、福島牝馬S(2015)~錦通りの終点は~

 今週は久しぶりに好天に恵まれた。競馬も京都・東京開催が開幕し、競馬観戦には最適の時季である。馬券も気持ちよく的中させたいものだ。

 そんな土曜は京都で錦ステークスが、福島で福島牝馬ステークスが行われる。
 錦とは京都の錦通りのこと。京都の台所と呼ばれる錦市場がある通りなのだが、実は錦通りはその先も伸びていて、堀川通を超えて壬生川通が終点である。こういう裏通りを、端から端までプラプラと歩くと、新しい発見があるかもしれない。
 ちなみに、錦通ではなく錦小路通というのが正式名らしい。

 レースにいってみたい。
 8頭立てと寂しいメンバーになった。本命は◎ウインプリメーラ。京都は前回こそ崩れたが3-1-0-1と得意。開幕週で前につけられる脚質も有利。2、3番手から早めに抜け出してほしい。
 少頭数なので推奨穴馬はナシ。点数を絞って勝負したい。

 福島牝馬Sは◎パワースポットが本命。前走でお世話になった馬をもう一度狙う。差しが決まる展開・馬場になりそう。

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2015年4月21日火曜日

【書評】東野圭吾『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川文庫)

過去と未来の間でやりとりされる人生相談。いい味を出している。


 ナミヤ雑貨店に悩み事を投函すると、翌日に回答が返ってくる。そのアドバイスによって人生が変わった人たちの物語が五つ収められている。

 本書のキモは、回答者が二人(2グループ)いること。一人はナミヤ雑貨店の店主。流行らない雑貨店の老店主が人生の悩みに真摯に答えるという、ありがちな設定だ。
 しかし、回答者がもう一つ設定されているところが面白い。それが無職の若者3人のグループなのだが、彼らは未来にいるのだ。過去から送られてくる悩みに、傍若無人に、しかし真剣に回答する。過去と未来の間に築かれた絆に、心がじんわりと暖かくなる。浅田次郎氏の作品に似た雰囲気を感じた。

 この2種類のアドバイスによって影響を受けた五つの人生が、互いに絡み合い、一つの物語を織りなしていく。最後は五つの人生、いや十の人生が見事につながる。単なる短編集に終わっていないところが、さすが東野作品。月並みだが
「上手いこと考えるなあ」
としか言いようがない。




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2015年4月19日日曜日

【お父さんの週末料理】2015年4月18日~野球大会の弁当~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
家族構成は父(40代前半)、母(年齢非公表)、娘(小1)、息子(年少)の4人である。なお、朝ご飯はパンとヨーグルト程度で済ませているので、特別に何か作ったとき以外は省略する。

日曜日は、昼は私の野球大会があり、夜は外食。土曜日分と野球大会用の弁当を作った。

 4月18日(土) 

◆昼ご飯◆
メインはポークステーキ。

<ポークステーキwith目玉焼き>
晩ご飯が魚なので、昼はお肉を。普通にポークステーキを焼いて目玉焼きを添えた。娘のナイフとフォークの練習にもなった。

<テキトーポタージュ>
タマネギがたくさん残っていたので、また作った。今回の具はタマネギ、じゃがいも、ニンジン、カボチャ。作り方は下記参照。
2月15日

<そうらーめん>
今日はご飯を炊かずに麺類デー。乾麺コーナーで見つけた「そうらーめん」を試してみた。


<切り干し大根の煮物>
今週の作り置きメニュー。ニンジンと糸コンニャクを加えた。


<サラダ>
レタス、キュウリ、ニンジン、ズッキーニ、ワカメ、コーン缶。


―評 価―
ポークステーキは普通に好評。子どもたちも、分厚い肉をパクパク食べるようになってきた。そうらーめんは2人前だったので少ないかもと思ったのだが、十分だった。1人前=ご飯1合のようだ。

◆晩ご飯◆
メインはブリの味噌マヨ焼き。

<ブリの味噌マヨ焼き>
ブリの切り身を角切りにして骨を取り、焼いてから味噌マヨを絡めた。

<テキトーポタージュ>
昼と同じ。

<サラダパスタ>
今日はご飯を炊かずに麺類デー。サラダ(昼と同じ)を冷製パスタにぶっかけて、各自、好みのドレッシングをかけて食べた。

<切り干し大根の煮物>
昼と同じ。

―評 価―
好評は好評だったのだが、私以外の3人(妻、娘、息子)は買い物に出かけて伊勢丹の都路里で豪華オヤツを食べたため、そんなに進まなかった。息子は、いままでならお腹いっぱいでグズるパターンだったのだが、グズらずに食べたのは偉かった(時間はかかったけど)。

◆野球用の弁当◆
日曜の野球は、息子だけが見にいく予定だったので、その弁当を作った。メインはサンドイッチ。ところが天候が怪しかったので、結局息子は見に行かず、妻、娘、息子は家で弁当を食べた。

<サンドイッチ>
野球を見に来ない娘も食べたいというので、たくさん作った。カボチャペースト、卵の薄焼き、ハムチーズの3種類。

<切り干し大根の煮物>
たくさん残っているので弁当にも入れた。

<うまうま鶏肉ハム>
弁当といえば、これ。今回は味噌マヨ味と、チヂミのタレ味の2種類。作り方は下記参照。
3月7日

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【予想の回顧】皐月賞、アンタレスS、中山GJ(2015)

 今週は皐月賞。
 ◎サトノクラウンは結局、1番人気。スタートで少しヨレて後方の位置取りになってしまった。結果的にはこれが痛かったか。3コーナー過ぎから仕掛けて、4コーナーではいい感じでマクっていったのだが、大外を回らざるをえない展開では6着が精一杯だった。前につけたかった。
 勝ったのは直線入り口でサトノクラウンと同じ位置にいたドゥラメンテ。凄まじい切れ味で一気に差しきった。上がりはもちろん最速の33.9秒。次の馬が34.5秒だったのだから、決定的な差だ。初の右回り、初のコーナー四つも克服。次走を見据えた仕上げだったろうから、ダービーでは抜けた1番人気になるだろう。折り合いさえつけば、三冠もありえそうだ。
 2着は中団から抜けたリアルスティール。福永騎手はJCに続いてお手馬に1着をさらわれた。

 土曜は阪神でアンタレスS。
 ◎ナムラビクターはいつも通り後方から。3、4コーナーでは珍しく内を突いて上がっていき、直線入り口で外に持ち出した。そこから最速の上がりで前を追ったが、2着馬にクビ差届かず3着。行った行ったの展開でよく頑張ったが、外に持ち出すときに少し手間取ったのが響いたか。
 勝ったのはクリノスターオー。2番手から抜け出して快勝した。この形になれば走る。

 中山では中山GJ。◎レッドキングダムはいい位置にいたのだが、3コーナーあたりから手応えが怪しくなり、最後は追うのをやめていた。故障があったか。
 勝ったのはアップトゥデイト。大障害コースは初めてだったが、大差勝ち。コースが合うのだろう。障害界にニュースターが登場した。

 今週は3戦0勝。惨敗は免れたが、先週の勢いをつなげられなかった。

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2015年4月18日土曜日

【予想と与太話】皐月賞(2015)~いったいいつから当たっていないのか~

 今週は牡馬クラシック第一弾の皐月賞。しかし桜花賞ほどのワクワク感がないのは、私が関西に住んでいるからだろうか。
 ところで、このレースとは非常に相性が悪い。ここしばらく当たった記憶がないのだ。最後に的中したのはいつだったか調べてみると…おそらくアグネスタキオンが勝ったときだ。それが2001年だから、それから約15年も外し続けていることになる(買わなかった年もあると思うが)。
 その間、アグネスタキオンは内国産種牡馬としては51年ぶりのリーディングサイアーとなるなど種牡馬としても成功し、サンデーサイレンス後継の1番手に躍り出たのだが、残念ながら2009年に亡くなった。いちばん最近当たったときの勝ち馬がすでに死亡しているとは、ドモナラズである。そろそろ、この冬の歴史にも終止符を打ちたいところだ。

 レースにいってみたい。
 今年は出走に必要な賞金が高いといわれていたのだが、フタを開けてみれば15頭立て。出走を諦めるのが早すぎた陣営も多かったのかもしれない。
 本命は◎サトノクラウン。このレース、とにかく前走1着馬が強い。ここ10年の勝ち馬のうち、実に9頭が前走1着。その前走も弥生賞、スプリングS、若葉Sのトライアルと、共同通信杯のいずれか。今年、該当馬はサトノクラウンキタサンブラックの2頭のみ。前走で2000 mも右回りもクリアしたサトノクラウンを上位に見たい。
 推奨穴馬はベルーフ。前走は4着といえども0.3秒差。最後までまじめに走れば。

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2015年4月17日金曜日

【予想と与太話】アンタレスS、中山グランドJ(2015)~実は違うコースだった~

 気がつけば阪神・中山開催は今週で終了。春本番であるが天気が悪い。ポカポカ陽気が待ち遠しい。
 そんな土曜は京都でアンタレスステークスが、中山で中山グランドジャンプが行われる。中山GJは今年で17回目。それまでは天皇賞のように、中山大障害にも春と秋があったのだが、中山大障害・春が改称されてこのレースになった。
 大障害コースを使うのはこのレースと中山大障害だけだが、近年は障害馬の技術も向上したのか、完走率が高い。もう少し障害の難易度を上げてほしいと思うのは私だけだろうか(危ないかな…)。
 ところで、同じ大障害コースでも、このレースと中山大障害とは微妙にコースが違うようだ。なぜなのだろうか。

 予想はアンタレスSを中心に。
 古馬の関脇・大関級に、イキのいい4歳馬がぶつかるという構図。4歳のこの時期から、年長の馬と勝ち負けできるダート馬はGI級に出世することが多いが、今回はそういう馬がいるだろうか。
 本命は◎ナムラビクター。前走は位置を取りに行って機嫌を損ねたのか惨敗だったが、やる気さえ出せば実力は上位。小牧騎手には悪いが、手替わりもいいかもしれない。得意の阪神で圧勝まで。
 推奨穴馬はワイドバッハ。前々走のGIで2番人気だった馬が忘れられている。

 中山GJは◎レッドキングダムを信頼。

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2015年4月16日木曜日

【書評】スティーブ・キング『幸運の25セント硬貨』(新潮文庫)

初めて読んだスティーブ・キング。受験生にお勧め(?)


 以前から読もうと思っていた、スティーブ・キングの小説をついに読んだ。細部の描写、特に内面の描写がすごい。どのようにすごいかというと(ちょっと言葉は悪いが)、「えげつない」のだ。ドロドロ、ヌメヌメした人の内面を「これでもか」としつこく突きつけてくる。ちょっとホラーっぽい雰囲気だ。
 欧米の小説特有の細かい描写(悪くいえばくどさ)が好きな人には外せない作家だろう。というか、スティーブ氏こそが、その代表選手と言えるのかもしれない。

 本書には七つの短編が収められている。最も印象に残ったのは「ゴーサム・カフェで昼食を」だ。冒頭から、ゴーサム・カフェで惨事が起きることが暗示されるのだが、ああいう形で来るとは…。これ以上のハードラックがあり得るのだろうか。主人公のあまりのツイてなさぶりに、自分が超恵まれた環境にいるように思えてしまう。

 少々物足りなかったのは「オチ」だ。どうもオチが弱いというか、「あれ、こんな終わり方でいいんですか?」という感じなのだ。私の理解が足りないだけで、読む人が読めば、ちゃんとオチているのだろうか。
 面白いけれどもオチない小説。受験生にお勧めしたい。




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2015年4月12日日曜日

【お父さんの週末料理】2015年4月12日~タケノコの季節~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
家族構成は父(40代前半)、母(年齢非公表)、娘(小1)、息子(年少)の4人である。なお、朝ご飯はパンとヨーグルト程度で済ませているので、特別に何か作ったとき以外は省略する。

 土曜日は私が家を空けていたため、妻が作ってくれたので、日曜日のみ。タケノコの美味しい季節になってきた。

 4月12日(日) 

◆昼ご飯◆
 予定外だったが、お焼きがメインになった。

<お焼き>
 スープに入れる鶏団子を作ったところ、ミンチが少なすぎてゆるゆるになってしまったので、予定を変更してお焼きにした。鶏ミンチと卵を混ぜ、中華スープの素とオイスターソースで味付けしたものを焼いた。

<ハムタマスープ>
 みじん切りのタマネギを炒めて、ハムとともにダシを取った。具はニンジン、かまぼこ、シメジ。

<タケノコご飯>
 タケノコの季節に定番のメニュー。生のタケノコを茹でたらもっと美味しいのだろうが、時間がないので既製品の水煮から作った。



<鶏肉のソテー>
 昨日の残り。妻の作ったもの。

<サラダ>
 レタス、キュウリ、ニンジン、トマト、ワカメ、ミックスビーンズ。

<若竹煮>
 残ったタケノコを若竹煮に。


―評 価―
 予定変更して作ったお焼きが意外に好評。タケノコご飯はタケノコが少し硬かった。

◆晩ご飯◆
 メインはサンマのトマトソース。晩ご飯用に作ったのはこの一品だけ。

<サンマのトマトソース>
 冷凍サンマを3枚におろして腹骨をとり、小麦粉をまぶして、多めの油で揚げ焼きに。ソースは、タマネギ、ピーマン、ニンジン、パブリカのみじん切りを炒め、そこへ湯むきしたトマトを投入。トマトの水分で煮るのがコツ。味付けはコンソメ、塩、ダシ醤油。

<ハムタマスープ>
 昼と同じ。

<タケノコご飯>
 昼と同じ。

<サラダ>
 昼と同じ。

<若竹煮>
 昼と同じ。

―評 価―
 サンマのトマトソースは娘の大好物で、今日も美味しく食べた。息子も細かい骨をそれほど気にせず魚が食べられるようになってきた。

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【予想の回顧】桜花賞、阪神牝馬S、NZT(2015)

 今週は桜花賞。
 まずはパドックをチェック。本命予定のキャットコインは-12 kg。かなり脾腹が巻き上がって見える。心配が現実になってしまったようだ。というわけで、予想の段階でも書いていたように本命を◎レッツゴードンキに変更した。
 レースではレッツゴードンキが抑えられない感じでハナに立ってしまった。阪神1600 mを逃げ切るのは至難の業。「こりゃいかん」と諦めモードだ。ところがレースはかなりのスローで流れ、レッツゴードンキは手応えよく直線へ。すると、後続をグイグイ引き離して4馬身差で圧勝のゴールイン。驚いた。
 外から飛んできたクルミナルが2着。ディープ産駒の巻き返しがあると思っていたので、きちんと抑えており、馬連を取った。久々に気持ちよく的中。

 土曜は阪神牝馬S。
 ◎ウリウリはうまく内に潜り込み、ラチ沿いを追走。ただ、昨年よりは少し後ろの位置取りだ。直線では馬群をさばいてきたが、前が開いたときには時すでに遅し。前の2頭には届かず、3着に終わった。もう少し前につけたかったのだろうが、外枠では難しかったか。
 勝ったのはカフェブリリアント。3連勝で重賞勝ちを決めた。ブライアンズタイム産駒最後の重賞勝ち馬になるかもしれない。

 中山ではNZT。
 ◎アルマワイオリは後方をかかり気味に進む。直線ではいつも通り大外へ。いい脚で追い込んできたのだが、前には届かず後ろには差され、3着。かかった分、切れなかったか。
 勝ったのはヤマカツエース。中団から、早め先頭で押し切った。少し時計のかかる馬場が合うのかもしれない。
 驚いたのは2着のグランシルク。大きく出遅れたときは「シメシメ」と思ったのだが、大外から1頭だけ桁の違う脚で伸びてきた。次走のGIが楽しみだ。

 今週は3戦1勝だったが、桜花賞のお陰でプラス収支を計上。来週もこの調子でいきたい。

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2015年4月11日土曜日

【予想と与太話】桜花賞(2015)~過去の無敗の桜花賞馬~

 今週は桜花賞。すでに二つのGIが終わっているが「いよいよ始まるぞ」と感じるのは私だけではないようで、岩田騎手がコラムに同じことを書いていた。

 今年は3戦0勝の馬が3頭いるなど、ハイレベルという前評判だ。そこで、無敗の桜花賞馬はいつ以来だろうかと調べてみた。
 2004年のダンスインザムードが最も新しい無敗の桜花賞馬だ。桜花賞が4戦目で、単勝1番人気に応えての勝利だった。
 その前はというと、何と1991年のシスタートウショウまでさかのぼる。この馬も桜花賞が4戦目。3戦無敗でチューリップ賞の勝ち馬だったのだが、なぜか4番人気。その低評価(?)をあざ笑うかのように、4角先行から押し切った。阪神が改修中だったのか京都で行われた桜花賞だったようだ。
 シスタートウショウと角田晃一のコンビは覚えているが、桜花賞の詳細はあまり記憶にないなあ。約25年も前のことだから当たり前か。

 レースにいってみたい。
 ルージュバックがかなりの人気を集めている。本当に怪物なのかどうか、今回ではっきりするだろう。上記1991年のイソノルーブルの例もあるし、他の馬から入りたい。この馬が来たらしゃーない。
 本命は◎キャットコイン。3戦無敗のうちの一頭だ。今年はクイーンカップのレベルが高かったと独断。その勝ち馬を本命に推す。好成績をあげている関東馬の栗東留学なのも心強い。ただ、馬体を減らしているようなのが少し心配。大幅に減っているようなら本命変更も。
 そのときは、○レッツゴードンキが繰り上がりの本命候補。これもハイレベルだったと独断している阪神JFの最先着馬。折り合えば。
 キャットコインが意外に人気がない(現在6番人気)なので推奨穴馬はナシ。

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2015年4月10日金曜日

【予想と与太話】阪神牝馬S、ニュージーランドT(2015)~残念な重賞?~

 新年度が始まったが、わが家は生活スタイルに大きな変化はナシ。娘も息子も、新しいクラスを楽しんでいるようだ。

 そんな土曜は阪神で阪神牝馬ステークスが、中山でニュージーランドトロフィーが行われる。ニュージーランドTは今回で33回目を迎える、中堅どころ(?)の重賞。かつてはクラシックに出られないマル外馬たちが鬱憤を晴らすレースだった。勝ち馬にはオグリキャップ(マル外ではないが、クラシックには出られなかった)やヒシアマゾンなどの名が見られる。
 その後、NHKマイルCのGI化に伴いそのトライアルとなったが、近年は本番との結びつきもイマイチで、残念な感じの重賞になってしまった。今年はどうだろうか。

 予想は阪神牝馬Sを中心に。
 別定GIIにしては、やや手薄なメンバー。今年は、ヴィクトリアマイルとはあまり結びつかないかもしれない。
 本命は◎ウリウリ。昨年、本命の期待に応えて2着に頑張ってくれた馬だ。その後の結果がパッとしないが、GI(ヴィクトリアマイル)意外はそれほど大きく負けていないし、このメンバーなら昨年の再現がないか。
 推奨穴馬はダンスアミーガ、と思っていたらそこそこ人気しそうだ。それならもう一頭、コナブリュワーズ。昨夏以降、7戦4勝と軌道に乗ってきた。

 ニュージーランドTは◎アルマワイオリが本命。実績を信頼。

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2015年4月9日木曜日

【書評】佐藤健太郎『ふしぎな国道』(講談社現代新書)

国道とマニアが、これほど相性がよいとは


 本書に出会うまで、国道マニアという存在すら知らなかったのだが、なるほど奥が深い。そして面白い。国道がオタク心をそそるのも、おおいに納得だ。

 日本全国に張り巡らされた国道。
「国の管轄下にあるからには、しっかり管理された道ばかりであるに違いない」
という固定観念、思い込み、妄想(?)は、木っ端みじんに打ち砕かれた。奇妙な国道が次々に紹介され、国道の概念を覆していく。
 車が走れないなんてのは当たり前。階段やエレベーターの国道もあれば、落石が放置されている国道もある。中には
「通るな、危険」
と警告されている国道まであるらしい。なんてこった。ちなみに、こういう酷い国道のことを、マニアは「酷道」というそうだ。

 そういう奇妙な国道や酷道の紹介から始まり、国道の歴史やレコード(最長、最短、最も急な坂など)を解説し、国道標識のうんちくがそれに続く。国道とマニアの相性がこれほどよいとは…。日本には多数の国道マニアが生息しているというのも頷ける。

 本書を読んだ理由の一つが、著者の佐藤氏が化学出身のライターだからなのだが、本書と化学は何の関係もなかった。きっと佐藤氏が研究者だった頃は
「学会に行ってきます」
とか言って、周辺の国道を散策していたに違いない。うらやましいぞ(?)

 本書を読んで、私もマニア心が動かされた。まずは軽く、通った国道を写真に収めることから始めてみようか。旅行の楽しみが一つ増えた気がするが、家族には嫌がられそうだなあ…。




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2015年4月8日水曜日

【書評】東野圭吾『天空の蜂』(講談社文庫)

東日本大震災の前に書かれた原発小説


 敦賀の原発上空に、突如、無人運転の巨大ヘリコプターが飛来。犯人は原発を人質に、日本全国の原発を破壊することを要求する。ヘリは落ちるのか、落ちないのか。原発はヘリの落下に耐えられるのか、耐えられないのか。逃げまどう周辺住民と、うろたえる日本政府。ハラハラドキドキのパニック小説…と思わせておいて、それが主題ではないのが東野氏らしい。

 では何が主題なのか。それは、原発の是非だ。東日本大震災後は原発の是非が改めて議論されたが、本作品はその前に書かれたものである。そして、本作品で最も糾弾されるのは「沈黙する群衆」なのだ。
 原発に反対するわけではなく、電気をジャブジャブ使う。原発がなぜお台場や大阪湾にないのか、その意味は考えようともしない。そのくせ、敦賀湾で海水浴をした人が白血病になれば、原発のせいだと断じる。まさに大震災前の、典型的な日本人ではないだろうか。
 スリーマイル、チェルノブイリ、東海村、東日本大震災。いずれまた、原発は事故を起こす。それでも原発に頼るのか、それとも別の道をいくのか。そういう問いを、改めて突きつけられた。東日本大震災前に書かれた作品だということが、逆にリアルである。

 震災後直後こそ原発について盛んに議論されたが、われわれはまた「沈黙する群衆」に戻ってはいないだろうか。




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2015年4月5日日曜日

【お父さんの週末料理】2015年4月4・5日~天然ブリが安い~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代前半)、母(年齢非公表)、娘(小1)、息子(年少)の4人である。なお、朝ご飯はパンとヨーグルト程度で済ませているので、特別に何か作ったとき以外は省略する。

 先週は私がご飯を作る機会がなかったので、2週間ぶり。大漁だったのか、天然ブリが安かった。

 4月4日(土) 

◆晩ご飯◆
 夕方に帰宅したので、切るだけのカツオたたきがメイン。

<カツオたたきのカルパッチョ風>
 カツオは冷凍物なのだろうが、安くて美味い。それにワカメ、ミニトマト、スナップエンドウ、オニオンスライス、ゴボウを添えて、ポン酢をかけた。

<タマネギスープ>
 タマネギがたくさん残っていたので、スープに。鶏ガラスープ味。

<豆腐ステーキ>
 豆腐も残っていたので、バターで焼いた。

<おにぎり>
 ご飯を炊く時間がなかったので、市販のおにぎりを買った。

―評 価―
 息子は豆腐が大の苦手なのだが、バターで焼いたら食べられるかもと作った。しかし、まったくの裏目で、何とかひと口食べただけでギブアップ。残した。保育園の給食の豆腐は食べているらしいのだが、本当なのだろうか…。息子以外は、みんな美味しく食べた。息子も豆腐以外はサラッと完食。

 4月5日(日) 

◆昼ご飯◆
 メインは手羽元の煮物。

<手羽元の煮物>
 するめでダシを取って、手羽元を醤油とみりんで煮込んだ。少々面倒だが、手羽元は下茹でして火を通しておき、煮汁ではゆらゆら程度の火加減で煮込む。ゆで卵を加えたのだが、これはヒットだった。

<ブリの刺身>
 天然ブリの短冊が格安だった。

<テキトーポタージュ>
 タマネギをたくさん使いたかったので、また作った。レシピはこちら。
2月15日

<サラダ>
 ワカメ、スナップエンドウ、ブロッコリー、サニーレタス、かまぼこ。

<ご飯>
 普通の白米。

―評 価―
 天然物のブリの刺身は活け締めではないせいか、ややワイルドな味わい。悪く言うと、少し血の臭いが気になる。わが子たちは刺身好きなので気にせず美味しく食べたが、好みは分かれるかも。
 息子が手羽元を1本残した。妻(と息子)は息子には量が多いというのだが、少し多い量を娘は軽く完食しているし、そんなことはないと思うんだけどなあ…。女の子よりも男の子のほうが、また年齢が低いほうが基礎代謝は高いことを考慮すると、7歳半の女児と、5歳の男児の食事量の差は、10%程度で適切なのでは。もう少し調べたい。

◆晩ご飯◆
 メインはブリの照り焼き。

<ブリの照り焼き>
 天然ブリの切り身も安かった。少し臭みがあるので、やや濃い味付けの照り焼きにした。

<ブリの刺身>
 昼と同じ。

<テキトーポタージュ>
 昼と同じ。

<サラダ>
 ワカメ、スナップエンドウ、ブロッコリー、サニーレタス、かまぼこ、ミニトマト。

<ご飯>
 普通の白米。

―評 価―
 天然ブリは養殖物とはまた違った風味だったが、気にすることもなく美味しく完食。

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【予想の回顧】大阪杯、ダービー卿CT、コーラルS(2015)

 今週は大阪杯。
 ◎キズナは後方3番手から。3コーナー過ぎから進出を始め、4コーナーでは前にとりつき確勝かと思いきや、内のラキシスに競り負けて2着。確かに少し物足りなかった気もするが、ラキシスを褒めるべきか。
 馬券はラキシスを押さえておらず、ハズレ。

 中山ではダービー卿CT。
 ◎コスモソーンパークは中団から内を突いたが、モロに前が壁になり、試合終了。ただ、外を回った差し馬が上位を占めたので、スムーズでも厳しかったかもしれない。
 勝ったのはモーリス。2番目の馬よりも0.4秒も速い上がりで突き抜けた。次が楽しみだ。

 土曜は阪神でコーラルS。
 ◎ローブデソワは最内枠スタートから、先団の内を追走。直線では逃げた馬の内をついて抜け出しをはかったが、外から次々とかわされて7着。差し馬の流れだったにしろ、物足りなかった。

 今週は3戦0勝。他のレースもイマイチで、収支は当然マイナス。来週からのGIで取り返したい…。

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2015年4月4日土曜日

【予想と与太話】大阪杯、ダービー卿CT(2015)~ダービー卿って誰やねん~

 今週は阪神で大阪杯、中山でダービー卿CTが行われる。
 ダービー卿というのは、その昔にダービーというレースを作ったイギリスの貴族で、それがいまの「The Derby」、すなわち英ダービーの始まりである。という程度の知識はあるのだが、改めて調べてみると、少し勘違いをしていたことが分かった。
 ダービー伯爵は世襲の貴族で、何代ものダービー伯爵がいるのだそうだ。上記の英ダービーを創設したのは第12代のダービー伯爵である。その後、第18代のダービー伯爵がJRAにトロフィーを寄贈し、それを記念して作られたのが当レースなのだ。現在は、その息子の第19代がダービー伯爵を継いでいる。
 というわけで、このレースの「ダービー卿」と英ダービーを創設した人は、直系の先祖・子孫にあたるが、別人だったのだ。勉強になりました。

 レースにいってみたい。予想は大阪杯を中心に。
 GI馬が6頭という豪華メンバーが揃った。この時期に実績馬がそれなりの斤量で出られる中距離重賞がここしかなく、自然と集中してしまうのだろう。しかし、このうち次走に天皇賞・春を予定しているのはキズナのみ。寂しい話だ。ドバイやオーストラリアやシンガポールもよいけれど、有力馬の関係者には天皇賞をもっと盛り上げてほしいものだ。
 本命はその◎キズナ。骨折明け2走目で、定石通り調子を上げてきた。唯一の心配は雨予報だが、ロンシャンでも勝っているし、こなしてくれないか。史上初の連覇を期待。
 となると相手は絞りたい。復調著しいロゴタイプと、昨秋から一皮むけたエアソミュールが中心。牝馬のGI馬2頭は、牡馬相手は楽ではなさそう。評価を下げるが、馬場が悪化すればショウナンパンドラの出番があるかも。
 推奨穴馬はデウスウルト。昨秋からの充実ぶりは見逃せない。阪神2000 mは最適の舞台か。この相手でも。

 ダービー卿CTは◎コスモソーンパークが本命。7歳にして目覚めたのか、ここ3走は2→1→2着。中山も重馬場も得意。

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2015年4月3日金曜日

【予想と与太話】コーラルステークス(2015)~動物のレース名~

 関西の桜は今週末~来週が見頃なのに、あいにくの雨模様。お花見を計画していた人はおおいに予定が狂っただろう。一方、競馬は少々の悪天候でも予定通り行われるのがいいところ(?)だ。

 そんな土曜の阪神メインはコーラルS。コーラルはサンゴの英語なのだが、サンゴは動物である。JRAで、動物がレース名になっているのはこのレースだけかもしれない。「珍しいなあ」と思ったので、JRA特別レース名解説を見てみると

コーラルは、「サンゴ」を意味する英語。サンゴは、科属の腔腸動物総称。また、その骨軸。サンゴの中でも深海に生息する硬質は古くから宝石として珍重され、日本では3月の誕生石としても知られる。

ということらしい。動物としてのサンゴではなく宝石としてのサンゴ、すなわち石の名前シリーズの一つという位置づけのようだ。ちょっと騙された気分がするのは私だけだろうか。

 レースにいってみたい。
 ダート1400 mのオープン特別として定着しているレース。オープン特別のわりにはけっこうなメンバーが揃った。
 本命は◎ローブデソワ。ダート1400 mの成績は4-1-1-0で、前走で重馬場も克服済み。最内枠はやや誤算だが、うまくさばいてほしい。福永騎手、頼みまっせ。前を追いかけすぎないように注意。
 本命馬の人気が薄そうなこともあり、推奨穴馬はナシ。先行争いが激化しそうなので、一発があるなら追い込み馬だろうが、そういうイメージの沸く馬がいない。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...