2016年5月8日日曜日

【中央競馬予想の回顧】NHKマイルC、鞍馬S、新潟大賞典、京都新聞杯(2016)

 今週はNHKマイルC。
 ◎イモータルは、懸念されたイレ込みはそれほどでもなく、ひと安心。レースでは中団の内で我慢。何とか折り合いもついている。いい手応えで直線に向き「よし、いけ」と思ったところでパッチンをくらってレース終了。うまく抜けていたら、2着はあったかもしれない。残念。
 勝ったのは1番人気のメジャーエンブレム。ハナを切って押し切った。スムーズならやはり強い。
 馬券はメジャーエンブレムを切っていたため、ハズレ。

 京都では鞍馬S。
 ◎ミッキーラブソングは後方から。4コーナーでは外を回す横綱相撲で前を追い詰めたが、1馬身半差の2着まで。もう少し前につけたかったというのは結果論か。
 勝ったのはセカンドテーブル。取り消し明けだったが関係なかった。

 新潟では新潟大賞典。
 ◎フルーキーはかかり気味なのを何とか我慢して直線へ。狭いところをよく抜けて、混戦の2着争いを制した。
 勝ったのは10番人気のパッションダンス。昨年の新潟記念に続く重賞勝利。よほど新潟があうのだろう。人気の盲点だった。
 馬券はパッションダンスを押さえておらず、ハズレ。

 土曜は京都で京都新聞杯。
 ◎ブラックスピネルは4、5番手の外を追走。4コーナーで前に取りついたが、勝ち馬には楽々と外からかわされた。それなりに伸びたが4着まで。

 今週は本命馬は0-2-0-2だったのに、4戦全敗…。馬券は難しい。

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2016年5月7日土曜日

【中央競馬予想と与太話】NHKマイルC、鞍馬S、新潟大賞典(2016)~新二冠ローテーション~

 今週から5週連続で東京でGIレースが組まれている。偏りすぎだと思うのは私だけだろうか…。このレースかヴィクトリアマイルを関西に持ってきてもよいのでは。

 NHKマイルカップは今回で21回目。過去の20頭の勝ち馬のうち、キングカメハメハとディープスカイの2頭が、このレースとダービーを連覇している。近年はトリッキーな中山2000 mを敬遠する馬も増えているので、今後はこのローテーションを組む馬も増えていくかもしれない。

 レースにいってみたい。
 桜花賞と皐月賞で残念だった馬が1、2番人気となりそうだ。しかしこのレースは、前走がGI、とくに皐月賞だった馬の成績が悪い。荒れそうな雰囲気だ。
 本命は◎イモータル。前走の共同通信杯は、後の皐月賞馬(ディーマジェスティ)の2着に頑張った。それ以来のレースとなるが、アクシデントがあったわけではなく、予定通りのローテーションなら問題なかろう。むしろ、十分に間隔を取った馬の成績がよいのは好データだ。
 推奨穴馬はダンツプリウス。前哨戦の勝ち馬がこの人気でいいのか。

 鞍馬Sは人気でも◎ミッキーラブソング。この相手で55 kgなら。

 新潟大賞典は◎フルーキーが本命。単勝5倍超は美味しく映る。

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2016年5月6日金曜日

【中央競馬予想と与太話】京都新聞杯(2016)~元祖貴公子の競走馬~

 G.W.も終わり、来週からは通常モード。G.W.で薄くなった財布を膨らませたいものだ。
 そんな土曜の京都メインは京都新聞杯。どうしても菊花賞トライアルとしての印象が強い(まだ言うか)が、この時期に移ってからも有力馬を送り出している。2頭のダービー馬を排出し、昨年もサトノラーゼンがダービーで2着した。トライアルの青葉賞よりも好成績を残しているのは、関西馬の強さと無関係ではないだろう。

 このレースは、今回で64回目と長い歴史をもつ。私が生まれた年の勝ち馬がタイテエム。もちろん現役時の走りは知らないが、貴公子いうニックネームだったらしい。菊花賞では結果が出なかったが、翌春の天皇賞を制してGI馬となったそうだ。テンポイントより4年先輩の、元祖貴公子だったと言えるだろう。
 そして、タイテエムの主戦騎手だったのが須貝彦三・四郎の兄弟。彦三騎手は現在の須貝調教師のお父さんである。

 レースにいってみたい。
 本命は◎ブラックスピネル。強い相手と走ってきたが、いつも大崩れしない。ここまでの6戦で馬券圏内を外したのは、4着だったホープフルSだけという安定ぶりだ。なかなか勝ちきれないが、ここで結果を残して胸を張って本番へ向かってほしい。阪神よりも京都のほうがよさそう。
 推奨穴馬は須貝厩舎つながりでエルリストン。今回と同じコースで勝っている。

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2016年5月1日日曜日

【中央競馬予想の回顧】天皇賞・春、天王山S、青葉賞(2016)

 今週は天皇賞。
 ◎キタサンブラックは2番人気。パドックでも落ち着いて周回していた。対照的だったのが1番人気のゴールドアクター。イレ込み気味だ。
 レースでは最内枠のキタサンブラックがすんなりハナへ。武豊が逃げれば、無理に競りかける騎手はおらず、淡々と流れる。シメシメだ。一方のゴールドアクターは道中もかかり気味。
 キタサンブラックは持ったままで直線入り口へ。いい感じだ。外からゴールドアクターが迫ってきたが、これを競り落として逃げ込みをはかる。ところが、番手にいたカレンミロティックが思いのほかしぶとく伸びて、直線半ばで先頭に。さらに外からトーホウジャッカルが鋭く差してくる。
「これはアカン」
とズルズル後退することを覚悟したが、そこから驚異の粘り腰を見せて内から差し返し、カレンミロティックとの大接戦をハナ差で制した。素晴らしいスタミナと勝負根性だ。いいものを見せてもらった。
 馬券は2~7着までがすべて抜けていて、惜しくないハズレ。

 土曜は京都で天王山S。
 ◎ニシケンモノノフは単勝1.8倍の断然人気。レースでは4、5番手を手応えよく追走。直線に入っていざ追い出すが、前の馬の手応えがよい。
「これは2着までか」
と思ったところからもうひと伸びして最後はアタマ差かわした。
 馬券は、2着のゴーイングパワーを押さえており、馬連をとった。

 東京では青葉賞。
 ◎レーヴァテインが1番人気とは驚いた。レースでは中段の後ろから、直線では外に出して前を追ったが、内を伸びた2頭には届かず3着。外枠が応えたか。
 勝ったのはヴァンキッシュラン。中団から鋭く抜け出して1馬身1/4差の完勝。これで馬は4連勝(そのうち1回は降着)。本番でも楽しみだ。

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【映画評】『インターステラー』(2014)

身近な家族を守るべきか、人類全体の未来を優先すべきか。王道テーマ



 ワームホールを抜けて別の銀河に行けたり、人工知能がジョークを言ったりと、バリバリのSF映画。しかし、主題はそこではない。家族を救うために行動すべきか、それとも人類の生存をかけて進むべきか。この王道とも言えるテーマが本作の骨子を貫いている。
 それを表現するSFもよくできている。舞台設定、映像、科学的背景がしっかりしているので、安心して没頭できる作品だ。
 SFの服を着た、上質のヒューマンドラマ。

【あらすじ】
 環境が破壊され、人が住めない状況になりつつある地球。NASAは密かに、人類が移住できる星を探索していた。そこで白羽の矢が立ったのが、元宇宙飛行士のクーパー。3人の同僚と2体のロボットとともに、人類の未来をかけた旅に出る。




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【書評】喜多喜久『化学探偵 Mr.キュリー2』(中公文庫)

 化学にまったく興味がない人にもお勧め。軽いミステリーが読みたいときに、ぜひどうぞ


 イケメンの化学者が探偵役を務める、シリーズ第2弾。化学者が、相棒(?)の庶務課職員が持ち込む奇妙な事件を次々に解決する。
 第1弾に比べ、この二人のコミカルな絡みぶりや事件解決のスマートさがより洗練されており、スイスイ読める作品に仕上がっている。偉そうな言い方だが、喜多氏の腕がどんどん上がっているのがよく分かる。

 本書は短編集で、五つの話が収められている。それぞれの事件に「化学」がかかわっているところがミソ。テルミット反応や過酸化水素など、化学反応や化学物質が解決の鍵を握っているのだ。とはいえ、化学の知識は不要。
「すい、へい、りー、べ、…あとは忘れた」
な人にも楽しく読めるよう、上手く書かれている。

 化学にまったく興味がない人にもお勧め。軽いミステリーが読みたいときに、ぜひどうぞ。




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2016年4月30日土曜日

【中央競馬予想と与太話】天皇賞・春(2016)~生粋のステイヤーはこの馬~

 いよいよ今週は天皇賞・春。春の京都のメインイベントだ。

 先週、「史上最強のステイヤーは?」という趣旨のネット記事があった。1位はメジロマックイーン、2位はライスシャワー。これには納得なのだが、残念だったのはメジロブライトに一票も入っていなかったこと。
 メジロブライトは、つねに人気を背負ったクラシック戦線ではついにタイトルを取れず、河内騎手に手綱が移った。そこから盤石の3連勝で天皇賞・春へ。人気は2番手だったが、レースでは好位から鋭く抜け出して2馬身差の完勝。ついにGI馬となった(このときの2着が10番人気のステイゴールド。最強の重賞未勝利馬伝説の始まりとなった)。
 メジロブライトの完勝ぶりには
「これはマックイーン級だ」
と確信したのだが、結局、GIはこの一勝だけに終わってしまった。決め手に欠けるところがあり、なかなか勝ちきれなかったのだ。
 天皇賞・秋のレース後に、河内騎手が「2000 mでは短い…」とコメントしていたのにはズッこけた。2000 mで短いって、どんなやねん。まさに生粋のステイヤーだった。

 レースにいってみたい。
 昨年の有馬記念の1~3着馬が勢揃い。好メンバーといってよいだろう。
 本命は◎キタサンブラック。昨年の菊花賞馬で、有馬記念でも見せ場たっぷりの3着に頑張った。それなのに前走の大阪杯では5番人気。勝っても勝っても人気しない馬がいるが、まさにその典型だろう。しかし、今回はついに僅差の2番人気。ようやく評価が実力に追いついてきたようだ。内枠から前につけて粘りきってほしい。
 推奨穴馬はフェイムゲーム。昨年の2着馬が人気の盲点に。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...