強烈に押しの強い母と姉の影響を避けるように、ヒラリヒラリと身をかわして順調に大人になり、母や姉と離れて人生を構築することに成功した主人公。順風満帆と思われたが、おっさんになったとき、思わぬ展開が待っていた。
「人生って何やねん」という問いに、西氏が渾身の力で回答した力作だ。
主人公が私とほぼ同年代で、しかも西作品にお約束の大阪弁が満載。親近感を持つと同時に、深く身に刺さる読後感だった。
その後、主人公はどういう人生を送り、中年にさしかかっているのだろうか。そんなことが気になった。
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