2021年9月15日水曜日

【読書メモ】東野圭吾『沈黙のパレード』(文春書店)

 久々のガリレオシリーズ。前回の事件から時を経て、湯川は教授に、草薙は係長になったという設定。犯人捜しよりは、犯行のトリックと、それを湯川が解く様子を楽しむ作品だ。 
 だんだん科学の出番が少なくなり、湯川の存在感がどんどん大きくなるガリレオシリーズ。本作もその例に漏れず、湯川の福山化が加速している(笑)。
  東野作品が素直にオチるはずがなく、最後は二転三転するが、どんでん返し指数はやや低め。そこに至るまでの過程をゆっくり楽しんでほしい。
 
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