2023年10月16日月曜日

【読書メモ】雨穴『変な家』(飛鳥新社)

 ネットで話題になっていたのを見て、息子がおばあちゃんに買ってもらった本。

 家の間取り図。そう、広告に入っている、あれだ。よく見ると、その間取り図が、何かおかしい。もっとよく見ると、もっとおかしい…。この家はいったい??
 という家の謎を「筆者」が解き明かす過程を綴った小説。間取り図を謎の骨格に据えるところが本作のキモだ。古典的な密室ミステリーを彷彿とさせる。

 一人称と細切れの台詞を中心に構成され、飽きさせずにするすると読めるのは、原作がネットだからか。映画化にも向いていそうだ(24年春公開予定)。

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