2015年6月27日土曜日

【予想と与太話】宝塚記念(2015)~記録より記憶~

 今週は上半期の総決算、宝塚記念。
 JRAのCMではタップダンスシチーが取り上げられている。5歳時の有馬記念で2着に入って穴を開けると、6歳時のジャパンカップでGI初制覇。翌年に7歳で宝塚記念を制して、これがCMに使われているわけだ。これほど晩成の馬も珍しい。
 そして、鞍上にいたのは佐藤哲三騎手。「お手馬」を育てることに心血を注いだ名騎手だった。落馬で残念なことになったが、今後は解説などで活躍してほしいものだ。

 レースにいってみたい。
 三連覇を狙う横綱、ゴールドシップが登場。前走で鬼門の天皇賞・春を勝ち、まさに順風満帆。単勝は1倍台か。しかしこの馬、ご存じの通りのクセ馬。
「もう凡走はないだろう」
「今回は鉄板」
というときにコロッと負けてしまう、馬券ファン泣かせの馬だ。今回はまさに泣かせどき(?)。このレースは沈没してもらって、記録よりも記憶に残る馬になってもらいたい。この馬が来たら諦める。
 本命は◎ラキシス。2番人気はやや誤算だが、メンバーを見渡せばそれも納得。馬場が回復傾向にあるのは一見不利なように見えるが、重馬場はゴールドシップも得意。むしろ良馬場のほうが勝機ありと見た。おおいに評価を上げた前走と同じ阪神コースで、その再現を期待。

 推奨穴馬はラキシスと同期の牝馬2頭、デニムアンドルビーディアデラマドレ。前者はいつ走るか分からない気分屋。後者は距離・馬場を問わない鬼脚が武器。牝馬の上位独占もあるかも。

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