2019年3月10日日曜日

【読書メモ】森絵都『カラフル』(文春文庫)

 小5の娘に買ってあげた本。もう読んだか聞くと
「学校の朝の読書で読んだで。めっちゃ面白かった~」
とのこと。そう言われると、こっちも読むのが楽しみになってくる。

 月並みな表現だが、いい小説だ。何年か経って読み直すと、また違った発見があるだろう。娘には、中学生、高校生になったときに、再読してほしい。新たな思いが湧いてくるに違いない。
 精神的に本気で参っているときは、本など読む気がしないだろうが、少し元気が出てきたときに読んでほしい作品だ。一人称の人生を三人称で眺めてみれば、フッと気が楽になるだろう。

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